146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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狼
墓
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霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/01/07(Wed) 06時半頃
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XXX年、戦争は終わった。勝者は人間だった
異種同士の憎み合いや私怨はその日を境に“強制的に”打ち切られた
根強いそれは言っただけでは収まる事はない。差別、侮蔑はあり、暴力的な事がなくなっただけで異種間での心情は複雑なままだった
ここはとある街の話
そこでも異種間の差別を無くそうと同じ生活をする様々な種族の者達が生活している
仕切るのは勿論人間。しかも、自分達の事を差別してきた者も中には居ただろう。それでも心優しき人間が居なかったわけではない
見た目や種族だけで何かを言われたり、変に差別されたりはするものの、それでも安定な生活だけは保証されているし、勿論目立って差別をする人間は厳しく罰せられる
(#0) 2015/01/07(Wed) 06時半頃
ここは亜人が住まう街。街の名をエルデントと呼ばれている
多数の亜人が住む中で差別は表向きに無くなっては居るが、それでも隠れた所で街の闇はあるだろう
キミ達はここで住む亜人だ。きっと過去に酷い差別があったかもしれないし、先祖が迫害されたかもしれない
それでも復讐は許されない
それでも差別は許されない
過去にあった事は全て水に流して一緒に人と生活しなければならないのだから
(#1) 2015/01/07(Wed) 06時半頃
/*
地図自体は用意はしていませんが、大雑把な街の説明を
街北方
大きな家があり、領主が住んでいる。それ以上に大きな建物は無く、城等はこの街には存在しない
街東方
街の出入口がある。出入口から中央まで大通りがあり、この辺は西方まで商店街が続いている
街西方
東方と同じように出入口があり、中央まで大通りが続いている。大通り周辺は同じように商店街が続いている
街南方
畑や農業がある。この辺りで民家がちらほら見えるが、農民と呼べる人。他商業を営む人は東方西方の商店街にある家を持つ
街中央
大きな噴水があり、いくつものベンチが並んでいる。そこでは日によってはお祭りや屋台があるだろう
(#2) 2015/01/07(Wed) 06時半頃
/*
その他質問等々ございましたらメモやwikiに記載されている連絡先へどうぞ
また、参加者を@1募集しております。wikiに記載の上入村ください
見物人の扱いは街に住む人です。人間であっても良いし、亜人であっても良いです。wikiへ記載は必要ありません。3人募集しています
今回はご参加いただきありがとうございます
(#3) 2015/01/07(Wed) 06時半頃
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― 戦の追憶 ―
[ なめらかな手足をもつもの かたい毛をもつもの つめときばをほこるもの ひとならざる まの力をほこるもの
たたかった。 たたかった。 かつてそれらは おたがいに反目するものたちだった。
ときのこえをあげ、ひたすらに血をながし ないぞうを 手を 耳を うでを 足を えぐり
相手をにくみ いたみになきさけび みどりをあかにそめて ]
(1) 2015/01/07(Wed) 07時頃
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( ――”ねぇ、仲良くしよう?” ) [ そのしゅうえんにたって ふと、おもいいたるのだ
あのとき、われわれは、なにとたたかい…… ……あのとき、われわれは、なにをまもったのか
おのれにといかけても
そのこたえが いまだ みつけられないままなのだ *]
(2) 2015/01/07(Wed) 07時頃
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【 ‐エルデント/東方の商店街‐ 】
[ ――また、耳鳴りがした。
囁く木々の声に耳を傾ける。 慕わしげに舞い寄る小鳥に手をさしのべ、止まらせる。 大きな肩にも、カウンターにも、鮮やかな鳥の姿。
幽冥なる店内に、大きな影が一つ。 綺羅星の如く輝く装飾具が 無数。 ]
『 おい! 』
[ ばさり ]
『 蜥蜴野郎!』
『飯食ってるところ悪いが、こいつをくれねえか 』
(3) 2015/01/07(Wed) 07時半頃
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[ 羽音。 飛び去った小鳥達を名残惜しげに見送り、 それから、ドーン・ミスト(青灰色)の瞳で 店先に来た小さなものを見下ろす。
手足に鱗が生えないものたち。 頭だけでなく顎にも毛を生やすものたち。 それは『ニンゲン(Human)』と呼ばれるこの街の統治者だ]
……餌、ではない。友だ。
『そんなことはどうだっていいんだよ!』
[ 薄緑の鱗に覆われた己の頬を、軽く黒爪でなぞった。 目の前のニンゲンの言葉を訂正する。 それから、店の奥で鈍く光る 魚を象ったシルバーアクセサリに手を伸ばし ]
(4) 2015/01/07(Wed) 07時半頃
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……御代は、1000。
[ 品物を差し出しながら、地を這うような声で告げる。 目の前のニンゲンはいつも通り値切りだす。
舌打。 いくらこのちいさなものどもが 「オキテ」の影で威張り散らそうと その臓腑を 掻き出してやることすら 叶わない。>>#1 リザードマン(蜥蜴人)は、尖った黒爪を打ち鳴らして 街の空気に溜息を融かした。**]
(5) 2015/01/07(Wed) 07時半頃
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━━それは唐突だった あの時の事を覚えているし、理解している 僕達は人の元に下る事を余儀なくされた
彼らは“仲良く”する様に言う 『何故?全員が寄り添ってくるつもりでもない』 一緒に住むように言う 『どうしてその必要が?一体何を知って可能だと?』
問うて答えがくるならば、また何か変わるのかもしれない だけれども…そんな事はとうに考えなくなっていた 唯引きずるこの感情を向ける先などない事だけはどうにも消化出来そうになかった
報復制裁、そんなものは赦されない 他人を貶める事も当然ながら…━━
[ぼんやりとしていればふと眩しさで現実に引き戻される。 机の殆どは紙の束で覆い尽くされ、1人暮らしとしても少し狭いとしか言えない部屋で思案に耽っていた所、眠りかけていた様で。]
(6) 2015/01/07(Wed) 08時頃
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-街・南の一部屋-
嗚呼、僕達と仲良く出来ると本当に思っているのだとすれば…思い上がりも甚だしい、というところですかね…。
[そう呟けば、カーテンがかけられたままの窓を仰ぎ見る。 まだまだ日は登ったばかりの様で。 僅かな光は抑え切れずに…に光闇を作る。 少しして、何時迄も此処に座っていても仕方がない、と一つ伸びを。 身体が軋む様な感覚になるのは恐らく部屋が狭い所為。]
久しぶりに早起きしたんですし、街にでも出ましょうか。
(7) 2015/01/07(Wed) 08時半頃
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[戦争で負けたわたしたちは、人間さまに一処に押し込められ、なかよくなるようにと仰せつかりました。
おとうさんやおかあさんは、ひどく反抗したものですが。 わたしはといえば、その命令がうれしくって堪りません。
だって、人と人が手を取り合うのは、とってもとってもすてきなこと。 たとえ種族がちがっても、そのことに変わりはありませんもの。
――もちろん、そんな考えが”ふつう”でないことは、承知のうえですけれど]
(8) 2015/01/07(Wed) 10時頃
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―街中央―
[屋台賑わう噴水近く。 わたしはベンチのひとつに座って、行儀よくソフトクリームを食べていました。 この時期にはひどく不釣り合いですけれど、ほかは売ってもらえなかったので、しかたがないんです。
食べているあいだ、することも無く視線をあそばせていれば。 木をみあげ、こまった風にあたりを見回す少女が目にはいります。 少女の視線のさきをみれば、枝葉のあいだにあかい風船がひとつ。
きっとあの風船は彼女のもので、とれなくなってこまっているんでしょう。 それならば、と。わたしはたちあがり、彼女にちかづきます]
(9) 2015/01/07(Wed) 10時頃
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……。
[ちいさくちいさく紡ぐ呪文は、きっと誰にもきこえません。 そして、空中をうごめく砂のような粒子も、わたし以外にはみえないもの。
粒子は煙をかたどって、わたしの周りをただよいます。 すいこんでも害はありませんが、気分はよくないものですから。 わたしはこの"マスク"を外せなくなってしまったのですけれど]
……はい、どうぞ。
[やがてあかい風船は、ふわりと風にのってわたしの手の中へ。 それを少女に差し出しながら、マスクの下、にこりとほほえみます。 マスク越しの声は、くぐもり無機質めいていて、不気味だったかもしれません。 それでも、精一杯の友愛をこめての一言でした。
――嗚呼、けれど]
(10) 2015/01/07(Wed) 10時頃
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……あ! ま……って、……、
[少女は首を振り、おびえた瞳をこちらにむけて。 そのまま、わたしをおいて何処かへ走って行ってしまいました。
差し出した風船は、まだわたしの手の中。 追いすがる声も、ただむなしく響くばかり。
走りさる少女の背を視線で追いながら。 わたしはどうすることも出来なくて、しばらくその場に立ちつくしました]
(11) 2015/01/07(Wed) 10時頃
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─ ─
[ しんしん と 降る雪のように 臆 つめたいこと ]
…… やめた やめた
( “ ”を望むのは やめた )
[ 大の字に寝転がる 白は椿花咲くよう
かなうことも とどくこともありやせんなら ぜーんぶ ほっぽってもうたら、 ]
(12) 2015/01/07(Wed) 11時半頃
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「ねぇ、仲良くしよう?」
[ はは、頭でもおかしゅうなっとうか にんげんどもが手なんか差し伸べとるぞ
黙れ小童 上っ面の汝らの手なんて要らん
なんで 見えぬ鎖に雁字搦めにされてまで そんな手 取らんとあかんのかえ?
それに
(“半端もん”なんて 誰も相手しやせんの)
引き攣った化生 の なりそこないは 貼り付けた面の面 虚言の躍る言の葉を 只只 頭ん中で反芻 反芻*]
(13) 2015/01/07(Wed) 11時半頃
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───エルデント/街の東
[ からん ころん
毎度 毎度 下駄の音が鳴る度 ちらり ちらり 人の目が向くこっちゃ 装束で奇異な目で見られんのはもう慣れた]
『ああ、今日は店やってないの?』 『えーっ、来てあげたんだから開けてよ!』
あんれ、お客さん 今日和 なあんや 今日も来てくれてたんかえ? いつもいつも 冷やかしおおきになあ
生憎 今日はお休みなんよ、堪忍さんね
(14) 2015/01/07(Wed) 11時半頃
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臆 あんまりやると 夜道で こわい こわい なってもうてもの 文句言えよらんなるでえ
『えーぎょーぼーがい』には気ぃつけてのう 何事も程々にが一番や
[ くつくつ くつくつ 臆 堪忍堪忍 扇子を口元に当てて
いっつも小煩く敵わん二人組を 嗤わない薄氷で じろり 睨めつけて 怯んだ所を きゃらきゃら 扇を仰ぐ]
(そんなん、叶わんのは知っとるけどの からかったるくらいは、ええやろう)
(15) 2015/01/07(Wed) 12時頃
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[興味を無くすと からり また下駄で地を蹴り 羽織をはためかせ
今日はぶらり 街でも回ろか 嫌いで 歪な街は
広いようで 案外窮屈なことよ **]
(16) 2015/01/07(Wed) 12時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 12時頃
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─ 消せない記憶 ─
[ 昏い部屋 洋燈の灯りが ぼんやり と己の顔を照らす
手許には母の裁ち鋏 震える手は己の右耳に其れを伸ばし
ちょきん ]
〜〜〜…ッ、 ぁああぁあッ !
[ 痛みと共に漏れる叫び 耳を抑える指の隙間からは赤が溢れ
声を聞いた父と母は部屋へ来るなり、顔を真っ青にさせていて
10年前、母の涙を初めて見た* ]
(17) 2015/01/07(Wed) 12時半頃
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─ 街中央 ─
酷いものだな
[ 立ち尽くす少女>>11の背を見下げ、呟く低い声 黒いフードをすっぽりと被る長身は少女には圧があるだろうか 膝を折れば、抱えた紙袋の中の赤い果実が少女の目につくかもしれない ]
君の魔法は素敵だったのに
[ こそ、と2人だけに聴こえるような声量で 彼女の瞳の方へ己のオリーブグリーンの瞳を向け ひっそりと微笑んでみたりして ]
アイスクリームだけでは 腹が減るだろう
一緒に、食べないか?
[ 高値で売られた林檎を指差して 拒まれなければ、久々の孤食でない食事を楽しもうと ]
(18) 2015/01/07(Wed) 12時半頃
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[…が歩いていると、脇を走り抜ける少女が1人。 それは目に一杯に涙を湛えていて、何かに怯えていると分かる。
嗚呼、亦たですか。 あれは亜人と分かるものを見れば直ぐに泣くんですよね。
思う言葉は言霊とはならず再び内へ。 どうした、どうした、と周りは声をかけて。
…馬鹿馬鹿しい限りです。 子供など、その時限り喚けば後は何ら覚えていはしないのですから。
僅か聞こえない程度そう呟けば、街の中央へと。]
(19) 2015/01/07(Wed) 12時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 12時半頃
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― 東部/商店街の近く ―
[くるり。くるり。手元の柄を回すと繋がる深緋が踊り。 まだ新しい手の甲の傷を舌先でなぞる。その口元に浮かべるのは細い三日月。 和解だ、共存だ、とアレらは言うけれど――、]
……、……、
[そんなものは建前でしかないのは明らかで。以前は此方からアレらに歩み寄ろうとしたこともあったが、分かり合えるはずもなく。向けられるのは悪意と、嫌悪感、そして敵意ばかりきっと、それは仕方が無いことなのだ。だって、
家畜と仲良く、なんて出来るわけがないのだから。
そうだ。自分とは違うものを、敗者を虐げるとても残念な食糧なんだ。]
ああ。ああ。 食べ物の事を考えてたらお腹が空いちゃいますね、
[きゅるきゅる、とお腹の虫が唸り声を。溜息と共に掌でお腹を撫で、鞄から先程商店街で盗んできた瓶を取り出すとストローを落として。 くるり、くるり、と傘を回しながら生搾りとまとじゅーすを味わうべくストローに口を付けた。]
(20) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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-街・中央-
何処に行きましょうかね…。
[元より用も目的もなく出てきたが為に行き先も勿論ない。 ふっと向けた視線の先に入るのは2人の人ならざるもの>>11、>>18
随分仲がよろしい様ですね。
その言葉も例の如く口にはせずに。 漸く自身の食事の仕入れでもしようかと歩き出す。]
嗚呼、今日も彼の顔を見なければならない…本当に残念ですよ、“環境”が違えばこうも自由が利かないとはね。
[誰に言うでもなく零せば周りから向けられる嫌悪と悪意。 ふふふ、と歪に口角を吊り上げて其方を見れば思わず身構える者も。 そうして元の表情へ戻せば、大勢の其れ等から目を反らすと同時に凄く些細な誤魔化しの言葉を付けて。]
…失礼しました、ちょっと物語のアイデアが浮かんだものでして。
(21) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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―街東方:出入口―
[剣を右手に、盾を左手に。そして負傷した兵士と、1人の無傷の男 歴戦の勇者というわけではない。むしろ戦いなんていつでも初心者なのに剣を持つのは自分くらいだろう]
『うわ…。帰ってきやがったよ』 『醜いなぁ…』
[右半身は爛れ、左半身ですら生きる気力を失ったその目
種族は不死身(アンデット)
死ぬ事すら許されず、死ぬ以上の苦痛と共に過ごす生き物]
(22) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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…ただいま
[口元のガスマスクでその声は誰かに届く事は無く 外の理性の無い魔物の残党を狩れば、また帰ってくる人間ならば“命懸け”の仕事の帰りでも、誰も労う者は居ない]
…おかえり
[自分でそう自分に返す 虚しさも寂しさもとっくに慣れた。そして流す涙はとっくに、枯れた]
(23) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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[ぼうぜんとしていれば、不意にうしろから声>>18が聞こえまして。 半ば無意識に振り返ると、そこには背のたかい男の人。
もしかして、わたしは邪魔になっていたかしら。 そんなことを思っていれば、男の人の言葉にぱちり、目を瞬かせます]
――す、てき、
[ささやくように落とされたそれは、わたしの心をとくりと跳ねさせました。
すてき、だなんて。 そんなこと、いままで言われたことはありません。 疎まれ蔑まれこそすれ、そんな言葉をかけてくれた人は――だれも]
……、ありが、とう。 そんな事を言われたのは、はじめて、です。
[彼から向けられる微笑みには、わたしも思わずはにかみます。 とはいえマスクをしていますから、彼には分からないでしょう]
(24) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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いい、の? ……それなら、こっち。
[彼の問いには、こてりと首を傾げてみせて。 許されるなら、風船を持つ方の手で、彼のマントを軽く引きます。 そうしてそのまま、先程まで座っていたベンチへと足を向けました。
その刹那、もう一度だけ、少女の背を追い視線を向けて。 少女のまわりに人が集まる>>19のを見れば、こそりとため息をひとつ。
此方に向かってくる男性>>21とは、目があったでしょうか。 どちらにせよ、視線を感じたわたしはぺこりと頭を下げました。 その後。周囲に悪意を向けられる彼が、心配ではありましたけれど。 それでも結局は、何も言えないまま]
(25) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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[おおきな男の人とともにベンチに座り。 彼が赤い実を此方にわたしてくれたのなら、きちんとお礼を言ってそれを受け取ります]
――ねえ。 あなた、おなまえは?
[そうして、おずおずと問いをひとつ。 この街は、詮索をきらう人がおおいですから。 けれど彼なら、少なくともむげにはされないだろう、と。そう考えまして。
おおきくて、ひくい声の男の人。 けれどこわくはありません。 だってわたしは、色々なひととなかよくなりたいんですもの]
(26) 2015/01/07(Wed) 13時半頃
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─ 東部/商店街→ ─
[ 袖口を優美にはためかせ 鼻先を擽る、パンの香り ]
(そういや、何も口にしてへんかったねえ)
[ きゅう、と腹の底がへっこむ感覚 あちゃあ、何か食うてこればよかったか 苦笑して頬をかりかり掻き
パン屋の方角へ ちらり 視線を向けりゃ 女性と目が合い にこり 向けられたはずの笑顔はたちまち渋うなる]
(27) 2015/01/07(Wed) 14時頃
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[ そこで、ようやく頭の方へ 向けられた視線に気づいて手を伸ばすと ふさ、と獣の耳が頭の上に ]
……腹減ったせいで、気抜けてもうたかの
[ 肩を竦め ここで食すのは諦めよ 息を吐くと、獣の耳は既に頭に潜まる
別の所でも行こか 商店街から外れ 屋台目当てに中央にでも向かおうとした矢先
ざわざわ 小煩しゅう声が割れる>>22 どうやら出入り口の方角]
(28) 2015/01/07(Wed) 14時頃
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―その昔―
[俺はただの村の青年だった 自慢じゃないが、元気は良いし、明るいしでモテていると自覚しているくらいに ただ、俺が住んでいる村は、一瞬にして戦火に飲まれた]
…っにすんだよ!!!いてぇだろ!!
[それから先の事 村は燃えて、家族も兄弟も、村の人皆死んでしまった後に、1人生きていた俺は亜人に拾われた。“同じ臭い”がするからと そして、何もわからないまま剣を握らされ、俺は人間に負けた]
『どうした亜人(デミ)。貴様は他のデミと比べて弱いなぁ?』
俺は人間だっ!!家族だって!家族、だって……
[もう死んだ その焦げた肉の臭い。血の臭い。助けてと呼ぶ声 どれもが、ずっと夢に出てくる。もう赦してくれと叫んでも、赦す声は無い]
(29) 2015/01/07(Wed) 14時頃
|
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『人間?ハッ!!何言ってんだ、お前は!』
[――瞬間、腕を切り取られる 拘束されたまま、相手の持つ剣は亜人を斬り過ぎて、既に切れ味は落ちているというのに]
い……ギャァアアァアァアアアアァアアアアァァアァァアァ!?!!?!??!?
[これ以上に無いくらいの苦痛。腕からは多量出血をしていて、切り落とした兵士はニヤニヤと自分の腕を弄んでは後ろにポイッと投げる それはボトリと鈍い音を立てればサァッと消えて。そして自身の腕はズルリと音を立てては腕が“生える”]
『気持ちの悪い不死身(アンデット)め!!』
[その声と共に体には2回3回と次々に剣を刺される。その度に痛くて涙は出るし、声を上げようにも、喉を掻っ切られる ドサリと倒れても、死ぬ事は出来ない。体中が痛くて、痛くて、死にそうでも死ねない]
(あぁ…神様)
[信じた事の無い神様に、祈る。それは祈りでは無くてただの愚痴だったのかもしれない どうして、自分をこんな体にしたのだろうと。ずっと、自分は人間だと信じていたのに]
(30) 2015/01/07(Wed) 14時頃
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(……助けてください)
[ただ、願う事はそれだけだった 死ぬ事も出来ず、生きる事も差別され 心に思うのはそれだけだった
けれど、何度祈った所で。何度願った所で。自分を攻撃する手はずっと止まらず、勝ち誇ったように高笑いする兵士の声だけが響いていた]
(31) 2015/01/07(Wed) 14時頃
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[ 誰か魔物退治から帰ってでも来たんかえ 興味のまま 亜人が忌まれるはよくあること
ちょっち、ひょいっと下駄ごと伸びをして 見えた姿は右が酷く爛れた男>>23]
… おや、まあ
[ むむ、と薄氷を細め 恐らく覚えのある、その崩れたような皮膚 右に剣 左に盾を持つ男の姿を認めるや
カン と 下駄を打ち鳴らして近付き
ガスマスクのフィルターの内側の 一人で交わしている『やりとり』は知らぬが 薄笑と共に 大凡 彼が掛けられぬ言葉をかけようか]
よう お帰りなすって
(32) 2015/01/07(Wed) 14時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 14時半頃
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[…彼女は、兵器だった。長く続いた戦争で、常に前線に立っていた。…しかし、特別腕っ節が強いわけでも、剣技に優れてるわけでもなく、魔法も使えない。それどころか、戦争の時ですら、槍や弓など絶えて手に取ったことがなかった。…彼女の武器は瞳だった。見たものを石にしてしまう、この忌むべき瞳…]
…行かなきゃ。少し寝すぎたわ…
[戦争が終わった今、彼女は兵器としての生涯を終え、酒場で歌を歌ったり、給仕をして過ごしている。亜人の主人に、亜人の歌姫に、そうなると当然、亜人の客…差別され、鬱憤の溜まった亜人達の一種のコミュニティとして、機能している酒場だ。]
(33) 2015/01/07(Wed) 14時半頃
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[ゴルゴーンに対する差別は、特に酷い。髪が蛇という醜悪な見た目もさることながら、『うっかり』人を石化させる事件の存在、戦争の時石化兵器と畏怖された事…そういった、恨みやら異質感やらから、特に人間から縁遠い、邪悪な存在として捉えられている。…だから、彼女は亜人の領域であるその酒場で働くことしか選べなかった。人間の客や同僚のいるところでは、とてもじゃないが働けない]
「ヒッ!」
[蛇の髪、目にかけられた布、典型的なゴルゴーンの特徴を見て、出勤途中にすれ違った人間が化け物でも見たかのように短い悲鳴をあげる。あぁ、今日は運がいい。悲鳴をあげられるなんて、慣れっこだ。因縁つけられて、罵倒されるのが日常で、人目のないところに連れて行かれて、袋叩きにされることすら、ないわけで話はなかった。…こちらに害がないのだから、今日は幸運である]
(34) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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[酒場に着くと、とりあえず今日歌う歌を確認する。統一されて、普段は喋れない亜人の言葉。店で歌うのは、そういった言語の歌だ。半ば密造酒のような、そんな感覚で、ひっそりと亜人達が聞きに来るのだ。]
…私は幸せだわ。店にいれば差別されない。戦争の時のように兵器扱いもされない…
[歌詞を確認しながら、一人呟く。差別は根強くも、彼女には現状、逃げる場所がある。それは、戦うすべもないのに最前線で争いを見続けたあの戦争よりも、ずっとずっとマシなことだった]
(35) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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ただいま
[話しかけられる声を向けば下駄を履いた1人の男 自分は彼と知り合いだっただろうか、覚えてもいない 剣を門の傍に、盾を同じように置けば会釈程度に頭を下げる]
……ありがとう
[労ってくれて。とは言わない 殺した魔物も元は自分と同じだったかもしれない。なんて思えばきっと自分は人殺しなんだろう それを労ってもらいたいなんて欲を出してはいけない]
出入り口はいくら見張りが居るとはいえ、危ないですよ
[無用な心配を、話しかけてくる相手にする 彼は少なくとも人間ではないと、そう勘が自分に訴えていたのだから**]
(36) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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-街・中央-
[周りはその誤魔化しを何と思ったのだろうか。 呆れ、侮蔑の眼差しを向けるものもいたが、その視線もそこそこに立ち去っていく。 そのほんの僅か前、視界の片隅に僅か会釈をする相手(>>25)に気付きこそしたが。 それは周りに阻まれて見えなかったと都合よく解釈してもらおうと。
嗚呼、育ちがいいんでしょうかね。 僕が会釈を返す事などないんですが。
それはやはり喉の中に飲み込んで。 周りがばらけていったのを見れば目的を果たす為に東の方へと。 そして囁くような小声で漏らすのは愚痴にも似た言葉。]
人ならざるものと人間の共存…何て脆い幻想でしょうか…。 僕は彼らが嫌いですし、彼らも僕の事を嫌っているでしょう。 …そんなもの同士が分かり合える筈がないんですよ。
(37) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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私も、いつも見えるわけではないんだが 特別、綺麗な粒子が見えたものでね
[ 皆が皆、見えるわけではない魔法を目にすることができるのはエルフの特権か 礼を言われるほどのことではないよ、と笑みを深める
マスクの奥の笑み>>24は知る由もなく ただ、悪い気はしてないだろうな と会話から読み取れる感情だけを頼りに
風船と共に引く手を数秒見つめ、おとなしくついて行く 其の時、渡せなかった風船の持ち主を視線が追ったように見えて>>25 遠くからの視線>>21には気づかなかったが
許されるなら、ちょうど手のあたりにある小さな頭を ぽんぽん と撫でようか ]
(38) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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[ 小さな子とベンチに座るのは非日常的でなんだかくすぐったい
ポケットから小さな折りたたみナイフを取り出せば、
ぽと ぽと
と果実の種や皮を紙袋の中へ落としながら器用にウサギの形にしてみたり お礼には「どういたしまして」と ゆったり 返し ]
…ヴェスパタイン 長いから好きに呼ぶといい 君は?
[ おずおずとする少女?>>26に なるべく柔らかい声色で名前を告げて 拒絶の色はないのだと、伝わるだろうか
しゃくり
名前を問うて、剥いた果実を齧る 高値で売りつける意地の悪さはある癖に、とっても甘い林檎を寄越したもんだ 今日は、いい日になりそうだ ]
(39) 2015/01/07(Wed) 15時頃
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[客が、ポツリポツリとやってくる。上等な酒もない、料理はうまいが、これまた上等とは言えない。そんな店に客が来るのは、ひとえに、この街があまりにも窮屈で、仲間だけが集まっている、たったそれだけのことが、黄金にも勝るような存在であるからだろう。歌い手は、彼らのために歌を歌う。せめて、心が安らぐように]
Libiamo, libiamo, ne' lieti calici che la bellezza infiora, e la fuggevol, fuggevol, ora s'inebrii a voluttà! Libiam ne' dolci fremiti che suscita l'amore, poichè quell'occhio al core onnipotente va! Libiamo, amore, amor fra i calici più caldi baci avrà
[酒にまつわる、亜人達の歌の一つ。あぁ、今はせめて、昔に戻って…]
(40) 2015/01/07(Wed) 16時頃
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[返されることのない会釈>>37に、しょんぼりしていましたら。 不意に頭をなでられ>>38、きょとりと彼を見上げました。
わたしよりずっとずっとおおきなてのひらは、何だかくすぐったくって。 ちいさく洩れた笑みは、彼に届いたでしょうか]
(41) 2015/01/07(Wed) 16時半頃
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[ふたりベンチに座って、うさぎさんを作り出す彼の手>>39を、興味ぶかげに見つめます。 嗚呼、まるで魔法みたいだ……なんて。 魔法使いが言うのも、変な話ですけれど。
渡されたうさぎさんは、何だかもったいなくって食べられないまま。 くるりと手あそびしながら、返される名前をくり返しました]
――ヴェスパタイン。じゃあ、ヴェスパー、ね。 えへへ……、よろしく、お願いします。
[やわらかな声音で返される言葉の、何てあたたかなことでしょう。 まるで、たいせつな宝物のように。 くちびるで、いくどもそれをなぞりながら]
(42) 2015/01/07(Wed) 16時半頃
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わたしは……モスキート。って、呼んでください。
[いつわりの名前でも、するりと口をついてでます。 嘘を吐くのは、すこしだけ心ぐるしいものですが。 ほんとうの名前は、大切な人にだけ教えるよう、言いつけられていますから。
ふと、思いつけば。 風船を彼に向け……ぱっと手をはなしました。 そうしたら、彼はすこしは驚いてくれたでしょうか。 もちろん、粒子に包まれた風船は、飛んで行くことはありませんでしたけれど]
――あなたも、魔法がつかえるの?
[見えるのならば、使えるのではないでしょうか、なんて。 とっても安易な考えから出た問いを、また、彼に]
(43) 2015/01/07(Wed) 16時半頃
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-街・中央より東-
[店から外へと出れば、随分日が落ちていて。 あれ程フードを深く被っても気付かれたのはこの時間の所為だ。]
…もう、こんな時間ですか。
[割と嵩増しされた料金で売りつけてきた癖して随分としな垂れた野菜である。 こういう事が間も無く来るであろう満月の夜に…が生き物を襲う所以である。
嗚呼…飢えて飢えて飢えて飢えて、仕方がないです…。
あまり深刻さを感じさせる事のない口調でそう呟けば。 更にそこから東へと赴けば、随分多くの鳥がそこに止まっている店があった。>>5 ほんの少し、冷やかし程度のつもりでその暗がりへと足を踏み入れる。]
ここは、何のお店でしょうか?
[その言葉は届いただろうか。)
(44) 2015/01/07(Wed) 18時頃
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( ―― ともよ、いざ、飲み明かさん )
[ 暫くして、再び店先に閑古鳥が鳴く。 どこからか透き通るような歌声が聞こえてくる。]
( またとかえらぬ ひのために )
[ 薪の火の傍で仲間と交わした酒を思い出す。 赤く滾る火と、逆光で黒い仲間達の腕。 ]
( 『 さあ、杯を乾そう。 ともよ、次に会う時は戦場の土塊だろうか。 壁の染みだろうか。 それとも生きてまた出会えるか。』
『 生きようが死のうが同じことさ。 われら リザードは 一族の誇りをかけて この戟を振り下ろし 鬨の声をあげ ―― 』)
(45) 2015/01/07(Wed) 18時半頃
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( ディド、サブラハーン、ラディガージャ…… )
( ―― 教えて呉れ。 そうして戦った後に、 おれに何が残ったというのだ )
[追憶が心を突き刺す。 首を振り、ひと気のない店先に視線を転じたところで]
……いらっしゃい
[闇の様な黒髪と、血のような赤眼が印象的な男が そこに、立っていた。>>44]
『ここは、何のお店でしょうか?』
[身に纏う気配が、ニンゲンではないような気がしたが そもそも暗い店内で、フードを深く被ったヒトの種類など 彼には見分けがつかなかった]
(46) 2015/01/07(Wed) 18時半頃
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……装飾品を売っている。 おまえの”種類”によっては 受け付けないものもあるだろう
[人狼や吸血鬼は銀が苦手だときく。 真偽のほどは不明だが、この店には銀細工も置いている。
金属に嵌め込まれた柘榴や青玉が夕陽に煌く様を 相手が、どう見るかは知らないが]
大丈夫そうなら、見ていけ
[そうそっけなく言って、薫る野菜の匂いに軽く鼻を鳴らした]
(47) 2015/01/07(Wed) 18時半頃
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[その店から現れたのは見上げる程の巨体を持ったリザードマンだった。 話し方が素っ気なくはあるものの(>>47)恐らく敵意の類いは持っていないだろうと推測して。]
装飾品、ですか…。 ふふふ…人狼は銀が苦手、というのは迷信ですよ。 …少なくとも僕は、ですが。
[その装飾品の類いはとても精巧で人間には真似できよう筈もない。 折角の機会だから一つくらい、と黒い石をあしらった装飾品を目に止めた。 亜人が集団として戦ったほんの一時期。 あの頃の紋様にも似た銀細工のそれを手にとれば。]
これ、幾らです? それと…野菜、一部差し上げますよ?
(48) 2015/01/07(Wed) 19時頃
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[静寂。
分厚いカーテンに阻まれて、日も当たらず、音も届かない個室。 ベッドもランプもなく、埃にまみれたガラクタだけに占領された狭い城。申し訳程度に空間のあいた冷たい床。そこに丸まるように横たわる、黒いフードを頭までかぶった男。まるでゴミ袋のようだ。]
腹ァ・・・へったなァ・・・。
[ギリギリと爪を噛み。一筋、赤黒い血の伝った唇を半開きに、のそりと寝返りをうった]
(49) 2015/01/07(Wed) 19時頃
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……そうか 人狼か。
[零れた笑い声にゆるく首を傾ける。>>48 人狼は孤高で血に餓えた気高い種族だと記憶している 目の前の男は随分とニンゲンへの擬態がうまいと感じた。
紅い瞳が仄暗い店内で緋色に煌く。 その視線の先には、黒い宝石をあしらった装飾品。]
それがいいのか
[炎の様な、紋様の様な、不思議な形の銀細工。 中央に嵌まったのは夜の色をした石。]
『それと…野菜、一部差し上げますよ?』
[ 告げられた言葉に目を細めた。 男の持つ野菜はしなびている。]
(50) 2015/01/07(Wed) 19時半頃
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野菜は……いいのか? ……御代は400だ。
[ 胡乱な眼差しで相手を見つめて それから、半額以下の値を告げる]
一度身に付けたら……他人には渡さないことだ
[ それも迷信だがな、とつけくわえて 黒い宝石の嵌まった銀細工を渡してやることだろう。]
(51) 2015/01/07(Wed) 19時半頃
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[どうやら向こうは此方が何者か明確には気が付いていなかったようで。 リザードマンは夜目が利かなかっただろうかと逡巡する。 向こうが目を細めたのを見れば(>>50)、一言余計だったのではないかとも何処かで思いつつ。 それでもいいのかと尋ねられれば同意を示す。と、
『……御代は400だ』
随分な安値が出てきたものだ。>>51 こんな野菜より余程安いのはそもそも色々おかしい。 …同情の類いを一瞬疑うも、そのまま銀細工と御代の交換を行う。]
随分安値で売っていられるんですね…? 嗚呼、これ、ありがとうございます。
[受け取ったばかりの銀細工を示すと同時に、買った野菜の全てを押し付ける様に渡して店から出ていく。 もしかしたら何らか声がかかったかもしれないが、それらは全て聞こえなかった事にして。]
(52) 2015/01/07(Wed) 20時頃
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ママー!いーってーきまぁぁす!
[元気いっぱいに叫んで、男の子は家を飛び出します。 パパとお揃いの茶色いくせっ毛、ママ譲りのそばかす。 どんなに憧れても、羽が生えることはない背中。 どこからどう見ても、ごくごく一般的な人間の子。 それが彼、マリオ・バローニオでした。]
へへっ…今日はどこで遊ぼっかなー とっもだっちひゃっくにーんでっきるっかなー
[ただひとつ、他の子たちと少し違うところといえば。 怖がることを、知らないということ。*]
(@0) 2015/01/07(Wed) 20時半頃
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[渡された野菜に僅かに顔を顰めた。 売り物とするには少し粗末なそれは 彼が食物をニンゲンから買う時押し付けられるものと似ていた ――ニンゲンから品物を買う苦労なら知っている。 それだから、野菜を一部くれると言った時 銀細工を売る時半額以下の値を告げたのだが。]
おい
[一部じゃないのか。 >>52ワンテンポ遅れて声をあげる。 既に人狼の男は踵を返した後。 この御代、嬉しくない訳ではないが――。 そんなつもりではなかったから、困る。
夜目は効く。ただ種族の見分けがつかないだけだ。 夕闇が迫る中で、彼は野菜の入った袋を手に 人狼の男を捜し 軽く走るが
男が夜と雑踏に紛れてしまうのならば、 きっと、見失ってしまうのだろう。]
(53) 2015/01/07(Wed) 20時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 20時半頃
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あら、何もしとらへんよ
[ >>36礼を言われるなんて思いもせえへんで 薄氷を満月のようにまんまるに 口許を緩めて袂をひら、と舞わせ手を振るう
ひとごろし は 過去の自分や だからこそ 彼が『魔物』を討伐しても へえ としか思わんのは冷え切っとるのか
それでも、労うこころは ある]
お疲れさんやよ …ありゃ、失敬 心配は無用やの
(54) 2015/01/07(Wed) 21時半頃
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[ ぴょこり 髪から飛び出るは化生の耳 それから、半端な三つ尾が揺れた 一瞬でそれは直ぐ また引っ込むけれど
たん 忠告を受けて街の方に 一歩 身を翻すように下がるが、ちらり瞥する おおかた、忠言から察するに── ]
…のう 矢張り憶えとらへんよなあ
( …小生が憶えてるのが 不思議なくらいやもの )
[ 人間との戦争 そんなときに、ひとなんて 多くが潰えた 戦の最中なんて いちいち、個なんて憶えとらんかもしれんけど 無関係だったはずの、あの村のことは 兵となった直後の 半分ケモノの頭に焼き付いていた ]
(55) 2015/01/07(Wed) 21時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 21時半頃
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何も…。そうか、そうですね
[ただ淡白にそう返せばふむ、と考えこんで どうして自分はありがとうと言ったのか、それすらも曖昧で きっと、こんな醜い自分に話しかけてくれる事だけでも充分なのだろう]
心配…。いえ、そういうわけでは 社交辞令です。ごめんなさい
[ペコリと頭を下げれば覚えていないのか、という言葉と一瞬出たぴょこりとした耳には見覚えがあるように少し目を見開く けれど、曖昧な記憶で彼と接するのもまた失礼だろうと]
…ごめんなさい。さっき頭を吹き飛ばされたばかりで まだ少し記憶が戻っていません
[ただそう返した。けれど、それでも彼の顔も名前もわかるのだから、昨日今日会った仲ではないのだろう まずは思考の整理と、脳を元に戻さなければ]
(56) 2015/01/07(Wed) 21時半頃
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お時間いただけますか、“ティソールさん”
[するっと出てきた名前から、彼のことは記憶にある事はわかるだろうか ぐずぐずになった脳みそに意識を向ければ、軽く記憶を辿る。あぁ、ずっと昔に――]
答え合わせ、いただけませんか このままだと、日が暮れてしまいそうです
[ズキリ、と痛んだ頭は思い出したくも無い過去を嫌っているようで ガスマスクに手をやれば外すわけでもなく、また手を下ろす
こんな事になるなら頭なんか、潰されるんじゃなかった**]
(57) 2015/01/07(Wed) 21時半頃
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[今日はそこまで人は多くない。カウンター客の応対をしたりしながら、ゆっくりと過ごす。…ここを一歩出たなら、自分はひどく迫害される。この酒場は、彼女にとってシェルターの様なものでもあった]
(58) 2015/01/07(Wed) 22時頃
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-街・中央-
[とにかく、現状を言えば…は不機嫌気味だった。 彼が気に入らなかったのではなく、寧ろ逆。]
僕は、そう易々と気を許したりしません。
[その言葉は誰でもなく自身に言い聞かせる様に。 ずかずかといった具合に歩けば街の中央へと。 恐らく人は少なくも多くもない程度だが、追いかける男(>>53)が見失うか否かは微妙なところだ。 そこで…は一瞬間立ち止まって、自宅へ戻るかどうしようかと思案を。]
…大人しく帰りましょうか。 近くには木が茂っている訳ですし、食事になり得るものの調達くらいは容易いでしょう。
[すっと暗闇にその姿を忍ばせる様に南へと。]
(59) 2015/01/07(Wed) 22時半頃
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臆 やから謝らんでいいのにって ほんに 生真面目な御仁やのう
[ 下がる頭を 双眸で追いながら 社交辞令と分かりゃあ なあんや 残念がる様子も無く くつくつ嗤う 見開く、黒曜に見える綺麗な瞳 皮膚とは対照的に 玉のようや ただ その次の言葉は風流なんてありゃせん]
頭吹き飛ばされたて 大丈夫なんかの いや、汝やから平気なんやろけどなあ
ええよ ええよ、小生も 覚えられとる思うて、話しかけてへんの
(60) 2015/01/07(Wed) 23時頃
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-街・南方-
[自宅に帰りきる前に、実を付けた木を見つける。 大凡人間が口にするものではないだろうが、今の…にとっては食べられれば割と何でもよかったのだ。 木を軽々と登れば、物音一つ立てることなく器用に実を捥いでいく。]
熟れ過ぎている気もしますが…まあ、問題はないでしょう。
[その場で口に放り込んでいくも、“飢え”が収まる様子はない。 尤も、それは満月の日が近いからであって、全くの空腹という訳でもない。 木になっていた実を1本分平らげて尚、もう少しは食べなければ寝る事も儘ならないだろう。]
…さて、どうしましょうかね。 こんな夜更けですが、酒場でも覗いてみますか…。
[未だ開いているか定かではないのだが。 そう呟けば腰を上げ、闇夜の中に月が作る影を落としながら軽々と跳躍する。]
(61) 2015/01/07(Wed) 23時頃
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[ 最後にみた時よりも酷く思える痕は 今まさに戦闘の禍を遺しているからやろか
時間を と申し入れられれば快諾す 但し 名を呼ばれると驚くは此方の番 露出した脳はぐずりと蠢く
奇妙で されど、どこか 惹く]
[ ガスマスクに触れた手の推移を上へ下へ 視を動かしながら、扇を手の内へぺしん
いつも通り、にやけた口許を上げて 伏せるは白い睫毛、浮かぶは哀愁]
ユキ、でええんよ ワクラバはん 名だけでも思い出してもろたら上々やよ
…あんま、いい『答え』やあらへんけどね 汝の村が燃やされた時 拾うた亜人のひとりやさかい
(62) 2015/01/07(Wed) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 23時頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/07(Wed) 23時半頃
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生真面目…
[生真面目と言われれば顔をしかめる。別にそんな事は無い。ただ、人が怖いだけで それは亜人でも人間でも変わらず。痛いのはもう嫌だ。それでも、嫌でも付き合わされているのだから、いちいち恐怖するのも当たり前だろう]
頭、ですか… 死ぬほど痛かったです
[死にました。と笑いもせず、冗談に聞こえない冗談を。無表情の上に言葉に感情は既に無くなっていた 事実痛かったし、爛れた皮膚は戻る事はなかったし。他人に経験出来るようなものではない事を淡々と説明するつもりもないので、ただそれだけ返す]
すいません、ユキさん。まだ記憶が混乱しているようで お見苦しい所を見せました
[蠢いた脳はやがて皮膚で覆われて、左半身は村で焼かれたままのように爛れて その目はいつものように生気を失っていた]
その節はお世話になりました あのまま野垂れ死にたかったのに死ねなかった
(63) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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[業務連絡をするように単調に 死にたい。自殺すら許されないそんな日常に飽きたように、何度も死を経験した男は感情をいつの間にか失って]
失礼しました 折角拾っていただいたのに …あの村は、仕方ありませんでした
[全く思ってもいない相手に気遣ったつもりの言葉を 彼はあの村で何を成そうとしたのか、それとも見た時には全て終わっていたのか それは自分にはわかった事ではない。ただ、恩がある事は確かだろう。それすら忘れていた恩知らずなのだが]
覚えて…覚えていますよ 少し、忘れているようですが。答え合わせありがとうございます
ところで、何か用があったのですか? すいません。先に自分の用事だけ済ませたようで
[ペコリと頭を下げて 少しでも笑える彼が羨ましい。なんて思う事もあったが、自分に笑いはもう必要無い**]
(64) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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……むむ。今日も相変わらず美味しいですねぇ、
[家畜の生産物を褒めるのはなんだか悔しい、と眉を顰める。だが美味しいのは事実で瓶の赤はもう既に無くなっていて。名残惜しそうに中身を無くしたそれを揺らしては腹部に手を。
とまとじゅーすは嫌いじゃない。寧ろ、好き。だけど――、 血が、欲しい。ああ。お腹が空いた。
乾いた唇からなんて生き辛いんだろう、と再び溜息。人の前に現れればやれ怪物だ、化け物だと罵倒されるのだ。血液を口にするのは容易ではない。]
大体、アイツらは家畜の癖に生意気なんですよぉ。 大人しく血を差し出しやがれーですよ、もー。
[そんな文句を言いつつ足を向けた先は亜人が集う酒場。人を嫌い、外を出歩くには不憫な自身には其処は心地よくて暇さえあれば入り浸っている。慣れた手つきで扉に手を伸ばし店内を覗き込めば普段に比べて人が少ない様子。それはそれで静かに酒も飲めるだろうとカウンターの端の席に腰を下ろして、目の前の女性>>58の方を見て、]
(65) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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今日は、どんな歌を歌ってくれるんですか? [と、やや身を乗り出しながら問う。彼女の歌声は何度か聴いたことがあるけれど飽きることはない。寧ろその魔法のような魅力に引き込まれるような、そんな気がする。 口角を上げてぴんと伸ばした人差し指をくるくると回しながら「とまとじゅーずをくださいなー」とゆるく注文を済ませ、彼女の髪の毛――もとい蛇に視線を移し返事を待った。]
(66) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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-街・酒場の前-
[ふらり、と…が訪れてみれば未だ酒場は開いているだろうか? もしまだ開いているならばこの場所においての歌姫は此方に気がつくだろうか>>58 もし何もなければ閉店と考えて帰る事だろう。]
(67) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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[ 自分以外の者の頭を撫でるなんてそうない事で、かすかに聞こえた笑み>>41に急に気恥ずかしくなって、頬を掻く
なかなか食べられないうさぎ>>42 嫌いだったかな?と横目で ちら と己の名を繰り返す少女を瞳を細めて見つめ ] モスキート ね うん、よろしく
[ それが偽りの名であると知る術などなく 口いっぱいに甘い蜜を広げる果実とともに飲み込んで>>43
…と、突然ふうせんを手放すものだから、 「 わ、っ 」と小さな声が思わず漏れて ふうせんが青空に吸い込まれることなく、 その場に漂うのを見れば直ぐに笑みを浮かべるのだけれど ]
(68) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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まったく 驚かされたよ
───少しだけね
[ ふわり
緩い風が 銀の髪を揺らせば 長い指の先に灯る 小さな炎
「危ないからこれくらいで」と炎を荒げることなく消して ]
モスキートのような綺麗なものではないが 暮らす上で助かる魔法だと、最近思い始めたよ*
(69) 2015/01/07(Wed) 23時半頃
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―――夕闇に染まる街の中―――
[ズボンのポケットには、なけなしのおこづかい。 それから飴玉と、溶けかけたチョコレート。 頭には、お気に入りの大きな帽子を引っかけて。 いつもの「そうび」で、マリオは大通りを西へ進んでいきます。 見慣れた街並みの中ですけれど、気分は一人前の冒険者。]
ひゃーっくにーんでふっふふーんふーん♪ …ん?
[ちょうど、前方に大きな噴水が見え始めた頃でしょうか。 くりくり大きなどんぐり眼に、興味を引く何かが映ったようです。 通りの真ん中で足を止め、マリオはにぃっと笑いました。]
やっぱり…おーい!モモねーちゃーん!
[ぶんぶんと手を振って、小さい体で精いっぱい存在をアピール。 大きな男の人>>69と一緒にベンチに座っている少女>>43は、こちらに気づいてくれたでしょうか。どちらにせよ、マリオはすぐに彼女の元へ駆け出すことでしょう。*]
(@1) 2015/01/08(Thu) 00時頃
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[ >>63“死なない”彼の、その冗句。 死なずとも 死ぬより辛い責苦を 彼は背負ってるんやろか
小生には 予想もつかんけれど 感情の無い色は 真か偽か判もつかん]
…せやろなあ 頭吹き飛ばされるやなんて 経験したら 小生ならその前に死んどるもん
(70) 2015/01/08(Thu) 01時頃
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[ やから『気いつけて』なんて 検討違いにも程が有る 不要な気遣いをし 心配する素振りだけ 上辺の情だけで へらり 嗤う性悪よ
そして蠢く肉塊は 回帰し 元の形に戻る言うんのに 半身は儘 あの日の治らない火傷が刻印みたいや
生気を失のうた瞳は 虚ろに見る 続いた言葉に ぞ と悪寒が奔るのは あの日拾った “今とは違う”小生の 偽善という『罪』が心が悩ませる所為か]
(71) 2015/01/08(Thu) 01時頃
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……気遣いは要らんてな 小生が来た時 ぜんぶ 終わってて、
…どうしようもあらへんかったのは『業』や そんで 汝を苦しませたのも、 な
( ───あの日、見つけたのが 良かったのか 悪うあったのか )
[ 唇を扇に寄せ 瞼伏せて 言葉紡ぐは『嘘』
吐いて どうしようというのか 恨みを買いとうないのか まだ救われたいんか 我ながら、女々しいもんやの そんなことしても 過去は消えんのに 寧ろ罪を重ねるばかり もっとも
───ひとへの “ ”もまた 消えぬが]
(72) 2015/01/08(Thu) 01時頃
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[ ひとつ 息を呑んだあと 何時ものように へらり 笑顔を造る 面に貼り付けた笑は 心から笑えやしのう証]
特に用もあらへんかったから、構わん構わん なあに見知った顔が居たから 追うただけよ
(臆 むしろ 忘れられてた方が良かったかも なあ)
[ きゅう と胸が 追憶の責苦に痛むのが分かっていて なんで声を掛ける気になったのか たぶん 僅かだけ残る良心の所為やろか
からん また離れるように下駄を鳴らし 周囲の煩わしゅう数個の瞳を 時折見 ]
(73) 2015/01/08(Thu) 01時半頃
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[揺らぐ銀糸のさき、灯る炎>>69に目をうばわれます。 ちらりとかがやくちいさな光を見つめ……やがてそれが消えてしまったのなら。 わたしは残念そうに、首をかしげてみせました]
わたしには、とっても綺麗に見えました、よ? ……また、見せてくださいね。
[内緒話のようにそう言って。 炎の消えた彼の指先に、触れることは叶ったでしょうか。
彼の言うとおり、便利そうな魔法です。 だって炎が出せるのであれば、お料理がとてもはかどりますもの。 わたしにもおぼえられるかしら、なんて。 そんなことを考えていましたら――]
(74) 2015/01/08(Thu) 01時半頃
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……マリオちゃん?
[不意に呼ばれた>>@1気がして声のほうを向けば、一人の少年の姿。 かわいらしく存在を主張する彼を、わたしはよく知っていました。 人間にしてはめずらしく、亜人を恐れも虐げもしない男の子です。
何故だか懐いてもらっていて、こうして声をかけてもらうのも、はじめてのことではありません]
ああ……っ、あんまり、急いじゃだめよ。 転ばないように、気を付けてね。
[少年にとってはおせっかいかもしれませんが、そんな風に声をかけて。 そうしてゆるりと手をふりながら、となりに座る青年に向きなおり]
お友達、なんです。 ……あの、大丈夫、かしら?
[亜人は、人間嫌いがおおいですから。 窺うようにしながら、やっぱりおずおず尋ねてみれば、答えは一体どうだったでしょうか]
(75) 2015/01/08(Thu) 01時半頃
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あんまり長話もあれやろし 童どもの目も 煩わしかろ
そろそろ、小生は行きますわ
急に 堪忍ね、 邪魔になっとらんなったらええんやけど すこし、話とうなっただけ
[ それから 少し悩むように 瞳をじ と見て
囁くことばは ─── ]
(76) 2015/01/08(Thu) 01時半頃
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……なあんて な
変なこと聞いてもうた 忘れてくれり ほな、またどこかで会えたら
[ くつり くつくつ 誤魔化す笑みをまた浮かべりゃあ
かつ 下駄の角を地面で叩き 引き止められんなら 身を翻し
その場を後にしようかえ─── **]
(77) 2015/01/08(Thu) 01時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 01時半頃
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[爪を噛むのに飽きれば近くの雑貨を巻き込みながら寝返りを打って、白濁の細い髪をぐしゃり掻く。 長い前髪の隙間から覗き見た時計は壊れている。
今日は広場で屋台が出ている日だっただろうか。なにか自分で出店してもよかったのだが、考えているうちに億劫になってやめてしまったのだった。
だって面倒くさい。なんだか今は、すべてが面倒くさい。 ゆううつだ。つまらない。しんどい。あきた。なんならしにたい。]
(78) 2015/01/08(Thu) 02時頃
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[そんな鬱憤に澱んだ自室の隣には、男の営む定食屋のラウンジがある。
定食とは名ばかりで、メニューはない。テーブルもひとつしかない。 訪れた客に食いたいものを聞き、即席で作る。対象は主に、亜人と括られる層。あらゆるニーズには応えます、その代わり足下は見させて頂きます、と言わんばかりの値段設定。 日々の趣味となっている蒐集癖のおかげで、食材の種類や蓄えは豊富にある。 それを求めているものでなければ気づかない匂いを香らせて(ある種のまじないのようなものである)、飾りと同然の小さな看板を出した店。
来客があれば扉のベルが鳴る仕組みになっている。が、どうにもそれが鳴る予感もしない。と言っても、めったに鳴らないのだけど。
いつでも営業中だし、いつでも休業中なのだ。]
(79) 2015/01/08(Thu) 02時頃
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オサンポでもすっかな…
[朧げな思いつきも垂れ流しに、自分の血をぺろり舐めとったって、不味い。腹が減った。だが自分で作る気もおきない。
露店でも巡れば気分も少しは良くなるだろうか、と思案しながら、鉛のような気分と体の重さに縛られたまま早くも53分が経過。]
(80) 2015/01/08(Thu) 02時頃
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[がばり!
途端、起き上がる。 飽きた。ぐだぐだしていることに飽きた。]
ワタアメが食いてーな。
[ワタアメ。 あの何とも言えない食感の甘い飴はどうやら人間様が開発した特殊な機械が必要で、自分では作れない。こういった祭の日でないとありつけないのだった。そうだ。
やっと立ち上がると財布だけをコートのポケットに入れて、自分の店を出る。デタラメな鼻歌をうたいながら、さて中央広場へ。**]
(81) 2015/01/08(Thu) 03時頃
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― 黒い人狼を追って ―
[黒髪を捜して通りを小走りに。 然りながら、リザードマンは体躯の大きな亜人である。
仲間以外の全てを倒し壊せばよい戦場とは違い 少しでも混んでいる街の中では 兎にも角にもヒトにぶつからないように、彼なりに気遣っている。 その所為で>>59人狼の男を見失ってしまうのだが。
手にした野菜の袋を見る。 困った。 ”フェア”でないのは嫌いだ。 ]
(82) 2015/01/08(Thu) 04時頃
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( ……また、探すか )
[ この野菜を買ったという事は、 彼はエルデントに住んでいるという事だろう。
今は店を開けている。 蜥蜴人の店と、夜に寄り付くものはいない店だからといって 盗難に注意しないでいいわけではない。
身体的に大きな特徴の無い種族の見分けがつかない彼でも あの艶やかな黒髪と、紅の瞳をきちんと記憶してから 祭>>81だとにぎわう広場を後にした。*]
(83) 2015/01/08(Thu) 04時頃
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[誇り高き鱗の一族、リザードマン。
戦争前は岩穴や川辺、別種は砂漠にも住んでいた。 金属加工が得意な個体は、コボルトなどとよく商いをしたという。 好戦的で「一族の血」を誇り、 自分達の誇りや利益を損なうものたちには容赦をしない。
彼らは魔法こそ扱えないものの、単純な力は強く、 鎧と矛を手に戦中では特攻兵として活躍した。
「傲慢なるニンゲンに神の裁きあれ」
蒼穹に轟くリザードマンの咆哮は、 相対するヒトを震え上がらせたともいう。
そんな彼らが、 か弱い「ニンゲン」など一ひねりで殺せるような彼らが ……何故、勝てなかったのか。
その答えは――。]
(84) 2015/01/08(Thu) 05時頃
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― 店に戻る途中で ―
[夜風を肩で切る。 ぽつりぽつりと街に明りが灯った。 すれ違った白い亜人に、鼻を鳴らす。>>77 どこかで見たことがあったような気がして。
リザードマンは他の亜人達と手を組むことが少なかった。 今しがたすれ違った男に似た「狐」と相対したのは、
はてさて、味方同士の時か それとも、敵同士の時か
兎も角 洞窟での掃討戦だったと記憶している。
ニンゲンに似た姿のその狐に
『 半端者。 貴様は何故戦う 』
そう、問いかけた彼に、あの狐はなんと応えたのだったか*]
(85) 2015/01/08(Thu) 05時頃
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― 追憶:不死身の男 ―
[先んずればヒトを制す。 戦が激化したある日、蜥蜴人たちは突撃の号令ひとつで、 その言葉どおり、ニンゲンどもの拠点のひとつに奇襲をかけた
轟と響く雄叫びに阿鼻叫喚。 蹂躙し、蹂躙され、乾いた地に血の雨が降り 臓物を手を足を頭を切り落とされた無数の屍が転がる中。
彼は三叉槍を手に、仲間達と共に戦場をかけていた。 返り血も仲間の絶叫も、死への恐怖すらも、 戦意を燃やす薪にして
心には一族としての誇りと、戦いで死ぬという高揚感と 仲間を守る使命感に満ち溢れていた。]
(86) 2015/01/08(Thu) 05時頃
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[ あの男を見つけたのは、どこだっただろうか。 先兵のように生贄のように、 前線にかりだされた哀れな「ニンゲン」。
否。
左半身が焼け爛れ、異臭を放ち、 死んでいてもおかしくないそれが武器を手にする様は、 到底ニンゲンとはいえなかった。]
( 何故ニンゲンに加担している ) ( ニンゲンではない癖に )
[問いは喉を通らない。 これは敵だ。 自分達に武器を向けている時点で、許されざる敵なのだ。 壊れた左半身を見る。男は、此方に気づいていただろうか。]
(87) 2015/01/08(Thu) 05時頃
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来い。 おれは、アンフェアが嫌いだ。
[ ――先手は、貴様にくれてやる。
戦場で傲慢ささえも漂う言葉を告げて 彼は盾と三叉槍を構え、 不気味な男をドーン・ミストの瞳で見下ろした。*]
(88) 2015/01/08(Thu) 05時頃
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…そうでした では、魔物にはお気を付けて。“下手すると死にます”
[単調なリズムで、今度は大真面目に余計なお世話を 彼なら心配無いことだってわかっているのにあえて言うそれは半分皮肉に近いものもあるだろう]
苦しんだのはユキさんのせいじゃないです 俺が生きてたのは、偶然ですよ。気を使わせてすいません
[扇を口に寄せて沈黙する彼を罪の意識を感じさせてるなどと勘違いをして、そう話す だが、それさえも呟くように最早誰に話しているかもわからず。ただ言わなくてはいけないから言うように]
引き止めてすいませんでした 俺と居ると余計に目立ちますから
[いくらその耳を隠すように生活しててもね。なんて呟いて 半分爛れて醜い容姿の自分など、亜人にすらよく思われなくて当然なのだから、彼を長く拘束するのも本意ではない]
(89) 2015/01/08(Thu) 06時半頃
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……別に
[呟かれた言葉は静かにいつものように感情無く ペコリと頭を下げれば軽快な足音を立てて去るティソールの背中を見送って それから彼がある程度離れた所でふと、感情が出てしまったようにボソリと]
生まれてきてごめんなさい
[それはガスマスクの中でくぐもったように 彼が余程耳が良く無い限り聞こえないだろうし、聞こえていたとしても、人混みに消える自分を再度見付けるのは困難なはずだ**]
(90) 2015/01/08(Thu) 06時半頃
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― いつかの戦い:蜥蜴人 ―
[自分をいたぶっていた兵士が死んだ 自分を蔑んだ兵士が死んだ 自分を殺した兵士が死んだ
それはとある奇襲を受けた時の話]
『おい!お前も戦え!!』
[牢に閉じ込められた自分に渡されたのは血のついた剣 それを持って戦場に出されれば剣の振り方もわからぬまま、殺され、嬲られ、蹂躙され 自分を牢から出してくれた者と共に、“人間”と共に地面に転がっては立ち上がる]
…ごめんなさい。生きててごめんなさい
[とっくに痛みに対する感情も、人に対する気持ちも無くなっていてただ単調に正気の失った瞳で“人間”の死体を見つめる
一本の鈍を構えて、戦場に立てば現れる蜥蜴人>>87 あぁ、強そうだと素人でもわかるくらい。傷は既に癒えていて戦えない事も無いが、痛いのは嫌だなぁ。なんて呑気に考えていると投げ掛けられる一つの言葉]
(91) 2015/01/08(Thu) 07時頃
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アンフェア…
[盾と三叉槍は彼の威圧からか大きく見えて。先手をくれてやると言われても、自分には“死ぬ事を恐れない戦い”しか出来ない そんな彼に対して周りを見れば戦う人間。殺される人間。何も思う事無く、再度自分に話しかける蜥蜴に向かってはペコリと頭を下げる]
お手柔らかに、痛く無いように よろしくお願いします
[そう呟いた言葉は彼に届いただろうか。殺す気なんて無いし、ただ業務のように振る剣 隙だらけのそれは、2 1.右から左へと薙ぎ払うように切りかかった 2.左から右へと薙ぎ払うように切りかかった 3.ジャンプしては上から下へ体重を乗せて切りかかった]
(92) 2015/01/08(Thu) 07時頃
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[店の窓から>>67男が覗いている。一見して人間か亜人かはわからないが、人間だからといって場を壊さなければ追い出すつもりはない。…実際、親亜人を自称する変人も、ここの常連にいないことはない。まぁ、大抵は偽善だったりするのだが。マスターや給仕は忙しそうなので、曲が終わったところで声をかけに行く]
いらっしゃい。まだやってるけど…お客様?
[布の奥で、さらに薄目で相対する。相手が呪いに弱いなら、これ以上開けると石化が始まってしまう]
(93) 2015/01/08(Thu) 07時半頃
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[帰ろうかと考え始めたところで、声がかかった。>>93 まだやっているという事なので少しは空腹を満たせるかと。]
…嗚呼、そうです。 やっているかが少し分からなかったものでして。
[少し口角を上げれば、そう返す。 目に布、それでその髪とくれば彼女は恐らくゴルゴーンだと推測して。 どうやら座っている全体的に黒っぽく見える彼女(>>66)は先客だっただけのようなので、入らせてもらう事にした。]
では、失礼しますよ。
(94) 2015/01/08(Thu) 08時半頃
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リクエストがあれば、何でも…なければ、いつも通りお酒の歌かしら。 [>>66少女の質問に対してはそう答えて。トマトジュースは定番中の定番だ。給仕がすぐに持ってくるだろう]
リクエストは何かある?一応、亜人達の歌ならあらかた歌えるわ。
(95) 2015/01/08(Thu) 08時半頃
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いらっしゃいませ。種族を教えてくれれば、禁忌はこっちで勝手に避けるわよ。 [種族ごとに、禁忌になるような食材や食器がある。例えば匂いの強い食材がダメだったり、ここにはそんな上等なものはないが、銀食器がダメな種族がいたり。]
ゆっくりしていってね。 [そう言うとステージに戻り、楽譜をめくり始める]
(96) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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[ 皮肉にも近い忠告には くすくす また受け流して 実際、“半端もの”には強きものなら勝てんのも 事実やが 彼のように苦しみもせんで済むなら それもそれで──
なあんて 思うのは “甘え” か ]
( ……その“偶然”は 善意やないよ )
[ だからこそ 今悩む 彼の思うような 罪の意識やない、ほんまの“悪”や
やっぱり、ちゃらんぽらんに“演じる”自分には 彼は生真面目に見えて 卑屈になってんのかは知らんし 何が彼をそう言わせしめるのか 小生には分からんけど]
───ひとは見た目やあらへんよう 目立つのは気にしてへんの むしろ、迷惑やないかってなあ
(97) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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[ ぱたぱた、開き扇ぐのは 『自分』の嘘を流すため 呟かれたことばには すこし肩に力。
狐は力が強いほど 尾が増える 三つ分より増えない力は 混じるひとの血のせい
だから 見た目やないやなんて 嘘
綺麗な純血に羨望こそすれ 醜悪は気にせんのは本当やけれど むしろ 彼は 小生に似てるとさえ、
───流石におこがましい か]
(98) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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…───、
[ 背に受けた 感情の籠らない声は 矢張り判はつかぬ
もう 振り返らず 感情も見せず 扇だけ空にふゆり 泳がせて
ふ と息を吐いた時に出る 白いケモノの耳が音を拾うても
なあんにも聞かなかったことにして 夕闇に溶けよ* ]
(99) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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-街・酒場-
…嗚呼、僕ですか。 僕は人狼です。
[そうは言っても…にはもう一つ絶対駄目な事がある。 “飢え”の強くなってきた頃に肉の類いを口にする事は出来ない。 否… しない方がいい、というべきか。]
肉の類いは駄目ですよ。何であれ、ね。 …特に今は。
[そう付け足して、何が出てくるのかと待つ。 ついで何らか紙を捲り始めた彼女(>>96)が何をするのかと其方を伺う。]
(100) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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─記憶の断片:とある村にて─
[ ───轟
燃ゆる紅炎は 幾許か 間を持たず 村を覆い尽くす ]
よう、燃えよるわ 臆 きれい
[ 薄氷に映る焔は 天高く うず高く 煙を上げ 燻り唸る
火種の“呪符”は 黒焦になってとっくに燃え尽きた ] ( なんもかも、呑み込まれてまえ )
(101) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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[ ぼう、と舞う火の粉を見つめ その時 ただのひとなんか とうに死に絶える炎の合間に
動くもんを見つければ 睫毛をぱしぱし 同胞に符を飛ばす
その陰を救おうとしたのは、善意やない 漫然と支配する、性根の腐った“ ”]
(102) 2015/01/08(Thu) 09時頃
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分かったわ。 [男の希望>>100を給仕に伝えてしばらくするとトマトベースの豆のスープとパンがやってくる。トマトの芳醇な香りと酸味が食欲をそそり、豆が肉の無いスープに満足感を与える。パンは店の釜で焼いたものだ。給仕は人狼用のメニューを出して、肉の入っているメニューを教え、肉を抜くことが出来る事とメニュー外の食事も要望があれば作る事を伝えるだろう]
Tra voi, tra voi saprò dividere il tempo mio giocondo; tutto è follia, follia nel mondo, ciò che non è piacer! Godiam, fugace e rapido è il gaudio dell'amore, è un fior che nasce e muore, nè più si può goder! Godiam, c'invita, c'invita, un fervido accento lusinghier,
[歌い手は歌う。乾杯の歌を。悲しい昨日を、理不尽な今日を忘れるように]
(103) 2015/01/08(Thu) 09時半頃
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─── →中央
[ からり 下駄の音を 派手に鳴らし
行くは宛どなく 路を踏みゃ ころり
夜が深まる度に 白は その色彩を闇に浮かす 不意に人波の中、擦れ違う大きな影>>85]
……あんれ
[ 野菜の袋が不釣り合いな、おおきな男 首から垣間見える鱗と何よりその尾
見違えるはずのない、その背は たしか。 薄氷に追憶を馳せ、 只 眺む*]
(104) 2015/01/08(Thu) 10時頃
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─記憶の断片:洞にて、蜥蜴人との対峙─
[ あれは何時のことやったろうか 戦の、昏い洞の中云うのはよう覚えとる そう、蜥蜴人たちと 性悪な獣どもが拗らせた故の戦よ ]
『 半端者。 貴様は何故戦う 』
[ 碧から翠へ光に揺らぐ 硬い鱗を持つ、蜥蜴の亜人 対峙するその姿に痛苦に苛む狐は睨む
憎し 羨み 混じり気のないもの 半端もの ということばに酷く嫌悪を示す
半端ものは能も半端、 人間どもよりは勝るはずなれど 力はない 験力も尻尾 三つ分ばかり 臆 口惜しや ]
(105) 2015/01/08(Thu) 10時頃
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同胞には 半端ものと つま弾かれ 信じた人間には ばけものと 何もかもに裏切られ 行き場もないならば
すべて すべて、
(106) 2015/01/08(Thu) 10時頃
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[暫く待っていれば、トマトと小麦の焼けた香りが漂ってきた。 それに遅れること数分で届けられたのはトマトスープにパンの取り合わせ。 その豆のはいったトマトスープを口に運びながら、彼女が歌うのを聴く。>>103]
ちょっとしたお祭り会場の様ですね。
[それは酷く正直な感想。…はこんな歌を聴いた事はない。 それでもこの歌に何処か懐かしさを覚えない事はなく。]
(107) 2015/01/08(Thu) 10時頃
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汝には 分からんやろがの
[ ドーン・ミストのまえに 息を荒げ 薄氷は疎み 睨めつける
血塗れの、化生を隠す余裕も無い 半狐は、無理くり腕を振るい上げ
懐から呪符を指に挟み 緋を厭わず立つ その姿に 蜥蜴人の男は何を思うたか *]
(108) 2015/01/08(Thu) 10時頃
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[実際、彼が言ったように>>107ここは賑やかだ。亜人が酔って騒げるところなど、自宅を除けば数える程しかない。そのうちのひとつだから客がみな大騒ぎするのもあたりまえである。歌い手は歌い終わると、一旦席に戻ると、給仕になにやら伝える。すると給仕は水を運んできた]
やっぱり歌った後は喉が乾くわね…
[水を飲み、髪の蛇もコップに首を入れ、飲んで行く。ゆったりと喉の渇きを癒して、次の歌に備える]
(109) 2015/01/08(Thu) 10時半頃
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-追憶:諍いが未だ小規模の頃-
━━昔、それは唯の人間であった 己に自信がなく、引き籠ってはいたけれど 優秀な兄姉がいるばかりに比べられる事を極端に恐れていて 赤目が怖いと避けられるのを又恐れていて 闇夜に漸く外に出たのは何の運命の悪戯か
そして、木の下に気高い雰囲気を漂わせるその獣を見出す それは月光を浴びて神獣の様にすら
…そうして気が付いてみればその獣は姿を消していて 同じ木の下に血を流しながら倒れていた“自分”がいて それは世にまた1人、人ならざる者が増えた時でもあった━━
[今更、と…は首を軽く横に振る。 今思い返してみたところで、何が変わるというのだろうか。 寧ろこうして虐げられていようが、人間だった頃に比べるべくもなく今の方が良いと感じているのだから。 …例え“飢え”に駆られて実の兄弟家族を喰らっていたとしても。]
(110) 2015/01/08(Thu) 11時半頃
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ありがとう モスキート 君は優しいね
[ 消えた炎を褒める少女>>74
魔法が見える相手は素晴らしい 普段は見てもらえないものを目に映す それでいてこうして、共有できるなんて ]
…はははっ まるで母親のようだ
[ 聞こえた元気な声>>@1が此方に向いているとは思わず、 隣の少女が少年の名を呼ぶことで認識する>>75 転ばないように、と声をかける様が幼子を心配する母親のよう 柔らかい笑みとともに漏れる言葉は彼女の耳に届いたか ]
(111) 2015/01/08(Thu) 12時頃
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[ 特に種族を気にしていない男は問いかけにはイエスと答えるつもりで 時々、人間にはうんざりさせられるが少年からはそんな意地汚さを感じることはなかったし ただ、時間だけは過ぎているから ]
ああ 構わない、が───
[ ちらり、空を見上げて ]
そろそろ、お店を開けないと "これ"は2人で食べるといい
[ 余った果実を、そっと渡し ]
楽しい時間をありがとう また会おう モスキート*
(112) 2015/01/08(Thu) 12時頃
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-街・酒場-
[それはその歌が見せた一時の幻想だったのか。 ふと気が付いてみれば、彼女は歌を終えていた。>>109 何分程無駄な追憶に耽っていたのかは分からないが、まだ残っているスープが最初より大分冷めている。 それを取り敢えず口に運びながら、食べ終わった時に彼女が歌っていなければ立ち去ろうと考える。]
貴女、いい声ですね。 …此処に来た甲斐がありましたよ。
[それでも感想を述べるのは、相手が人間ではないから。]
(113) 2015/01/08(Thu) 12時半頃
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ありがとう。みんな騒いで楽しんでるから、歌を褒められるのは久しぶりだわ。
[鬱憤の溜まった亜人達の酒盛りは騒がしく、たしかに、歌に聴き惚れているような人物は少なそうだ。そんななか、しっかりと褒められる>>113のは嬉しい。兵器として、殺した数で勲章をもらうより、ずっと、ずっと]
リクエストはいつでも受け付けてるわよ。しんみりしちゃう曲以外ならね。
[そう言うと水を飲み干す。しんみりするのは店の外で十分なのだ、きっと、みんなもそう。リクエストがなければ、そのまま立って次の歌を歌いに行くだろう]
(114) 2015/01/08(Thu) 12時半頃
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[歌を褒められるのが久しぶり(>>114)と言われてみて、確かに中々盛況していると思った。 歌を聴く事より、同じ痛みを知るもの同士で一時の“お祭り”を楽しみに来ているものの方が多いのだろう。 鬱憤が溜まれどもそれを何処にも消化出来ない日常をこの一瞬間だけは忘れられるからだろうか。 唯この一瞬を大切に生きているものがこの中にどのくらいいるのだろうか、多くはなかったとしても少なくはないだろう。]
僕は歌に疎いので。
[そう間接的に次の歌を促してみる。]
(115) 2015/01/08(Thu) 12時半頃
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[彼女の問い掛け>>95にこくこくと首を縦に。本当は何かリクエストしたいところだけれど、生憎歌には詳しくはない。早速運ばれて来たとまとじゅーすのグラスを両手で持って「いただきまぁす」と控えめに呟いた。]
うん、うん。 おねーさんの歌は魔法みたいですよぉ。 嫌な気持ち忘れちゃいますもんねぇ。
[黒髪の男性>>113の言葉に同調する。並べる言葉はどうしてもありきたりになってしまうのがとても心苦しいが。]
……、……、
[歌のおねえさんとの会話で聞こえてきた「人狼」という単語に惹かれてしまって。グラスの赤を喉に流し込むとちらりと男性の方へと視線を向け、数回瞬きを。突然声を掛けてもいいものだろうか、と思案顔で。]
(116) 2015/01/08(Thu) 13時頃
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へへっ、だーいじょーぶ! 転んだりなんかするもんか!
[こちらに気づき、心配してくれる少女>>75の元へ。息を切らすこともなく駆け寄って、機嫌よく笑います。 ふたりが並ぶベンチの前に、ぴたりと足を揃えて立って。どんぐりのようにまぁるい目で、知らない男の人>>112を眺めます。 髪の毛も、手足も、それから片方の耳も。全体的にすらっと長い彼の種族は、小さなマリオにもすぐわかりました。]
エルフのお兄さんこんにちは! ぼく、マリオ!
[人懐こい笑顔とともに、名前を名乗ります。初めて会う人、仲良くしたい人にはそうしなさいと、ママによーく言い聞かされていましたから。 お家に帰ってしまうらしいお兄さんは、名前を教えてくれたでしょうか。 教えてくれたのなら満面の笑みで、そうでなかったなら少しだけ寂しそうに。西へ去っていく背中を、マリオはさっきと同じく大きく手を振って見送ったでしょう。*]
(@2) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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[広場へと続く人通りの中に、 一際目立った長身の亜人がひとり>>82。 鱗を走らせたその顔を見て、自分の店と同じ商店街通りに並ぶ装飾品店の店主だと認識する。 何か探すような挙動、しばらくすると諦めたのか、自分と逆方向へすれ違って行った。]
探しものはなんですか 見つけにくいものですか〜
[歌うような調子で呟く。 おそらく、彼の耳には届いてはいないだろうけれど。]
(117) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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すいません、野菜を…
[お腹が空いたと店に入れば嫌がる店主 野菜を触ろうにも、触れば商品価値が下がると言われて]
じゃあ、これとこれと……
『わかんねぇかなぁ?ここに居るだけで腐った臭いが付くんだよ』
[沈黙。他の客も自分を見てはヒソヒソと 商品に触る事も無く、店から出て行けば結局野菜を買う事も叶わない]
(118) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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…すいません
[ボソリと呟いても空腹は満たされない。ギュルルと鳴ったお腹を眺めてから街を行くアテも無くフラフラと歩き続ける 大丈夫、空腹はツラいけど死なない 寝なくても死なない。息をしなくても、何をしても“死ねない”]
……。
[周りに見られても、蔑まれても。表向きの仲の良さも もう、慣れた**]
(119) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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[ふらふらと揺れるように歩みを進めて街中央に差し掛かれば、沢山の露店のフラッグが広場を彩っている。
目的の店を見つけて前に立ち、2つくれ、と発すると店主は自分の髪色を見てあからさまに顔をしかめた。あんた種族は?無遠慮にそんなことを聞いてくる。]
アー??? うるせーーーよ、どっちでもいいだろさっさと寄越せ。 2つ。水色のとオレンジのだ。オーバー。
[偉そうな人間様も面倒だが、自尊心拗らせた亜人も面倒だ。 こちらも横暴な態度を露にすると、相手は更に眉間の皺を濃くさせた。渋々と渡された綿飴は他のよりかさが少ないような気がする。わざとらしくチッと舌打ちをして、代金を置く。
こんな険悪なやりとりは日常茶飯事だから、実際は声色ほどイライラはしていないのだが。 片手に2つの綿飴の棒を持って、手でちぎりながら食めば舌まで溶けるような甘さ。もう数秒前のことは忘れた。]
(120) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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[食べ歩きをしていると 前方の噴水に目に付いた人影がみっつ。>>75
そのうちのひとつ、禍々しいガスマスクを被った人の形は、何度か自分の店に来ていた記憶がある。その傍にいる血色のいいうまそうな肌色は、人間のこどもだろう。もうひとつの、背の高い人の形はその場を離れるようだ。>>112 彼もどこかで見たことのあるような。
入れ違うように、残るちいさなふたつに近づくと、ニヤニヤ笑いを浮かべながら唐突に声を投げかけた。]
ゴハン3杯 スープが5杯。 合わせて何杯?
[なぞなぞです*]
(121) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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─追憶:不死身の男 2─
(……何を言っているんだ)
[戦場の喧騒の中でも、耳がその呟きを拾い上げる。更に頭を下げるのをみれば、彼は胡乱な眼差しでそれを見た。>>92
お手柔らかに、痛くないように?]
[軽い金属音。]
[武器の軽さしか乗らぬ殺意無き剣捌き。]
[不気味な男が左から右、即ち此方から見て右から左に流れた剣筋を盾で受け止めて、 彼は己が目を疑った。]
[兎に角、酷かった。 何が酷いか──不気味な男の手にした鈍である
武具や防具を作る、鍛冶屋の如き技能を持ち合わせていた彼は、不気味な男の手にしたそれを見つめて、僅かに顔を顰めた。]
(122) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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[ニンゲンは兵にこんなものを持たせるのか。
しかもこの剣捌き。 リザードマンは左利きだ。盾を持つ右方向から斬りかかるなど、素人の所業だ。]
……舐められたものだ
[彼は身を引く。 そのまま三叉槍で男の胴を貫いた。 舞い散る血を浴びる。 相手を串刺しにしたまま、槍の先を掲げ、 勢いよく振り下ろした。
悲鳴はあっただろうか。 痛みの程はわからぬ。
鈍い音。 串刺しにされた男は地面に投げ飛ばされ、 普通のニンゲンや亜人ならば、 そのまま絶命するように見えた。]
(123) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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|
もう少しマシな戦い方を身につけてこい
[来世でな。 そう言って彼は新たな敵へと向かっていく。 既に不気味な男の事は意識の外で──
──それなのに。 粘りつくような異音。
肉が蠢き再生する音が、嫌に耳についた*]
(124) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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[彼が殺した筈の男は 今は東の門に立っている。 その不気味な男は不死身(アンデット)だと。 はてさて誰から聞いたのだったか。
戦が終わっても尚、剣を持ち続けるその姿は 死に場所を求めているようで。
思い出すのは──]
[ 蠢 ]
[あの、爛れた肉が蠢く、耳障りな音。*]
(125) 2015/01/08(Thu) 14時頃
|
|
─洞窟にて:白き狐と─
[闇の中に薄青の瞳が光っている。>>105>>106>>108 恨み節でも唱えそうだ。 憎々しげなその目を睨み返しながら、彼は問う
獣と蜥蜴の戦の中。 出会った狐の身体から発せられる、わずかなニンゲンの気配に、彼は嫌悪を露わにした。
「混ざり物」 「半端」
戦う理由を問うたのは、 混ざるニンゲンのにおいに憎悪を掻き立てられたからか。 三尾を揺らめかせながら、向けられる問に答えるその姿は]
『……すべて すべて、 』
(126) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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|
[冷たい声が洞に響く 身体を竦ませ、白き身体に血を滲ませながら 呪符を嫋やかな指に挟み込む色男。 彼は無表情で鼻を鳴らす。]
『汝には 分からんやろがの』
わからん
[一族の血を誇りに思う彼と自らの血を呪う狐 着地点はない。
生きる場を喪い、 往く先をみつけられず、 逝く場所を捜すような狐は。]
(127) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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|
……哀れだな
[彼は槍を捨て──大きな左手を延ばす 呪符で何をされようと、右手の盾で受け止めるつもりで。
見つめるのは薄氷の瞳。]
[ そのまま弾丸のように突き進み、 彼の首か腕を左手で掴み壁に縫いとめようと それが叶うならば──殺しはしない。
ただ、哀れな半狐の戦力を奪うだけ。*]
(128) 2015/01/08(Thu) 14時頃
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|
― 蜥蜴男との戦い ―
あっ…
[やっぱり防がれるか。なんて思ったのが束の間、胴に刺さる槍 内臓が掻き回される感覚。痛い、なんて言う暇も無く身体は投げ飛ばされ頭から落下すれば打ち所が悪かったらしく鈍い音を立てれば頭は破裂してまるでトマトを潰したような血が広がる]
………痛い
[およそ数十秒 未だ治らぬ頭に手を置けば蜥蜴男の方を向いて。正気の無い真っ黒な瞳を向ける]
痛く無いようにって言ったじゃないですか
(129) 2015/01/08(Thu) 14時半頃
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――痛いです
[殺した相手にそう言えばいてて、と言いながら鈍を拾い上げて再度蜥蜴男に構える それは何度絶命しても、目的も無く、理由も無く、命令されるままに。殺すつもりも無く“やれと言われたから立ち向かう”]
…まだやるんですか?
[痛いから嫌です。と言いながらも構えて その後彼とどうあったか。少なくとも今生きているのだから、殺した事も殺された事も無いことは確かだ]
(130) 2015/01/08(Thu) 14時半頃
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[突然聞こえてきた同調の言葉には少し驚いて。 魔法みたい、という黒に僅か白の髪をした彼女は果たして何者なのか。 一見人間と大差ない見た目からは推測が難しかった。 唯、此方に用でもあるのか視線を感じる。>>116]
…僕に、何か用ですか?
[一応言ってみたが気のせいなら、或いは偶々此方を向いていただけなら無視されるだろうと思って。]
(131) 2015/01/08(Thu) 14時半頃
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——おかあさん?
[笑みと共に落とされる言葉>>111には、ほんのり頬を赤く染めて。 ……"おかあさん"は、わたしの尊敬する人のひとりですから。 そんな風にみえたというのなら、それはとっても誇らしいことで。 うれしさを滲ませながら、その言葉を噛みしめるように反芻してみせます]
ふふ。元気なのは、いいことだけれど。
[そうして、やがて近付いてきた少年>>@2をやわらかな声音で迎え。 元気よく自己紹介する彼と、それに対面する青年とを何だかあたたかい気持ちで見守ります。
ギスギスすることのおおい街ですけれど。 こうして和やかな対面をみれば、まだまだ捨てたもんじゃないな、なんて。 ——やっぱり、異種間でも仲良くなれるんだ、なんて]
(132) 2015/01/08(Thu) 15時頃
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…………、そう。ざんねん。 こちらこそ、ありがとう。ヴェスパー。
……また、あいましょうね。
[青年が退席を申し出たなら>>112、赤い実を受けとりながら寂しげにそう言います。 折角なかよくなれたのに……そんな言葉は、喉のおくに押し込んで。
お店をやっているというなら、あとで探してみましょうか。 りんごのお礼も、しなければなりませんもの。 結局食べられなかったうさぎさんをみながら、そんなことを]
……ね、マリオちゃん。 これ、あげる。
[そう言って、青年に手を振る彼の目の前に風船をゆらめかせたのなら。 彼は、それを受け取ってくれたでしょうか。 男の子ですから、いやがられるかも。 そうは思いましたが、わたしが持っていても仕方ないですから]
(133) 2015/01/08(Thu) 15時頃
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[——と、そんな時に。 近付いてきた男性>>121に気付いたなら、目をまるくて]
——ご飯屋さん?
[はたして視線をむけたさきの人物は、知っている人でした。 彼の営む定食屋には、幾度か足を運んでいて。 ちょっぴり高めの値段設定以外は、お気に入りではありまして。
けれどお店の外であうのは、めずらしいことでしたから。 思わずすっとんきょうな声が洩れてしまいます。
困惑の理由は、それだけではありませんでしたけれど。 ……だって、わたあめだなんて、なんだか大人の男の人には似合わないじゃないですか]
(134) 2015/01/08(Thu) 15時頃
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ごはん、と、すーぷ? ……えっと、8、ですか?
[突然の問いには、戸惑いながらも律儀にかえしてしまいます。 隣りの少年は、どういう答えを出したでしょうか。
……この質問、どんな意味があるのかしら。 ほんのすこしわくわくしながら、ご飯屋さんの反応を待ちました]
(135) 2015/01/08(Thu) 15時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 15時半頃
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うぇっ!? [然りげ無く向けたはずの此方の視線は彼>>131に気付かれていたのだろう。思わずびくり、と身体を揺らして素っ頓狂な声を漏らして恥ずかしそうに赤の入ったグラスを顔の前で掲げ目を伏せた。自身としてはそれで隠れたつもりなのだが、彼にはどう見えただろうか。]
あ、あの、あの、……っ、 おにいさん、人狼だって聞いて……こう、もふもふしたお耳とか、いいなあって……思って……、
[少し間を置いて、人間のような見た目の彼にぽつりぽつりと言葉を。亜人の中には深く詮索をされることを嫌う種族も存在するらしく、その発言で相手の気分を害さないかと気にしながら。 視線を右へ、左へ。落ち着かない様子でちらり、と彼にもう一度視線を。]
そ、それに、……お、……、
[「美味しそうだなあ、と思って」と言いかけて口を噤む。人狼の血とはどのようなものなのか。人の血の味なのか、人狼のそれなのか、それとも。疑問には思うけれど直接その疑問を投げ掛けるのは気が引けて、尖った2本の牙をのぞかせながら苦笑を浮かべた。]
(136) 2015/01/08(Thu) 16時頃
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二人ともありがとう。今日はいい日だわ
[リクエストは無い、と言われると席を立って。二人に褒められて>>115>>116上機嫌だ。この大騒ぎをしらけさせないくらいの、そんな存在で良いと思っていた。事実、給仕に回ったり、簡単なつまみを作ったり、彼女は歌い手ではあっても、それだけで雇われているような…いわゆる歌姫ではない。店員たちの役割分担の中で自然と、歌を任されることが多くなったと、それだけのことだ。あまり自信があるわけではない事をほめられて、少し自信がついた。次の歌に、その自信を載せる]
Godiamo, la tazza, la tazza e il cantico, la notte abbella e il riso; in questo, in questo paradiso ne scopra il nuovo dì La vita è nel tripudio Quando non s'ami ancora Nol dite a chi l'ignora, E'il mio destin così... ah! ah! ne scopra il di, ah! ah! ne scopra il di, ah! si! Godiamo, la tazza, la tazza e il cantico, la notte abbella e il riso; in questo, in questo paradiso ne scopra il nuovo dì.
(137) 2015/01/08(Thu) 16時頃
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[>>134ガスマスクのフィルタを通って 鈴のような声が自分を呼ぶ。
ご飯屋さん。正しくその通りなのだが、なんだか可愛らしい呼称に、返事代わりに肩をすくめる。 彼女のその無機質な見てくれに不釣合いな柔らかい物腰や、どうやら自分の小さな店を気に入って通ってくれている様子から、変わった奴だなとは思っていたのだった。 まぁ、料理はそれなりに真面目に提供してはいるのだけれど。
さてなぞなぞの答え合わせは、隣の人間の少年の答えを聞くのが早かったかどうか。]
ゴハン3杯にスープが5杯。
合わせて"オナカいっ杯"だ。
[牙を見せて悪戯っぽく笑う。]
(138) 2015/01/08(Thu) 16時半頃
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[相手は更に困惑したか、くだらなさに笑ったか。 どんな反応があったにせよにやり笑いを浮かべたまま]
ヤァ、オジョーサン。 またオレの店にオナカイッパイ食べに来てくれよ。
[順序が前後して、挨拶を。取ってつけたように宣伝も踏まえながら。彼女はこの前は何を食べに来てたんだっけな、と思い出そうとする。
ワタアメに目を向けられている気配があれば、いる?なんて2人に差し向けてみたり。]
(139) 2015/01/08(Thu) 16時半頃
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[此方が声をかけた事に、此方以上に向こうは驚いたようで。>>136 素っ頓狂な声を上げてグラスを掲げるという謎の行為を意地悪くまじまじと見つめる。 彼女がどう頑張ったところでグラスに隠れられる筈はないので、…にとっては何をしているのか分からなかったのだ。 そう思っていれば向こうが言葉を。
『もふもふしたお耳とか、いいなぁって』
獣の臭いはしないからそっちの類いの亜人ではないとは思っていたが。]
耳、ですか…まあ、今の時間ならありますよ?
[そう返してもフードを取ろうとはせずに。 脱がしにかかってくるならば払い退けるだろう。 と、何故か向こうは口籠って苦笑を零す。 2本のそれは、恐らく吸血鬼特有のそれで。]
…その続きは何です?
[『お』の続きを言うよう促してみるが、相手はどう反応するだろうか。]
(140) 2015/01/08(Thu) 17時頃
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−ばいばいとありがとう、こんにちは−
[モスキートに名前を呼ばれ>>133、やっとマリオは手を振るのをやめました。 なぁに?と首を傾げて、彼女のゴーグルの奥を覗き込みます。 ガスマスクの下が透けて見えるわけでもないのに、エルフのお兄さんにさよならをした少女は、なんだか寂しそうに見えて。 本当は風船を持って歩くなんて、女の子みたいで恥ずかしいのですけれど。大好きなモモねーちゃんが喜ぶならと、受け取ってあげることにしたようです。]
ありがと、モモねーちゃん! 飛ばしちゃわないように、大事にする!
[ぷかぷか、空中に留まる滑らかな丸。 どこかに逃げていかないように、その紐をしっかり握りしめて、マリオは照れくさそうにお礼を言いました。]
(@3) 2015/01/08(Thu) 17時頃
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[ちょうどその時。 空から笑いを堪えるような声が降ってきて、マリオとモスキートに挑戦状を叩きつけたのでした。 きょとんと目を丸くして振り返ると、にやにやしている男の人と視線が合います>>121。 しかしマリオの気を引いたのは、なぞなぞの内容でも、真っ白な髪でもなく。]
コットンキャンディだ…!!
[見開いた目をキラキラさせて、無自覚にそう呟きます。 放っておくとすぐ萎んでしまう、ふわふわの甘々。投げかけられた問題なんて、お菓子の前ではどうでもいいこと。手を離した風船みたいに、たちまち頭から飛んで行ってしまいました。]
えーっ、ずるだ!そんなのありかよ! そんなに食べなくたって、おなかいっぱいになるもん!
[茶目っ気たっぷりに告げられた答え>>138を聞いて、やっと現実に帰ってきたマリオは、頬を膨らませて文句を言います。 自分の答えを待ってくれなかったのが、彼の自尊心に小さな傷をつけたようです。 しかし、そんなプライドもお菓子の前では無力。綿あめが目の前に差し出されれば、たちまち不機嫌も治ってしまうのですけれど。**]
(@4) 2015/01/08(Thu) 17時頃
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[弾けるような声。>>@4 手元の飴菓子に目を奪われているらしい。濁りのないガラス玉のようなそのふたつの瞳は、男の蒐集欲を刺激せんばかりにきらきらと輝いていた。]
・・・少年よ。オマエ、人間だろ? オレが何者だか分かってんのかァ?
見たところ、ガスマスクの少女と人間の少年は随分と仲が良いようだが。種族間差別の残る街でこういった関係は微笑ましくもあり、なんだか気に食わなくもある。少し怖がらせてやろうか、そんな心算で、長い前髪から濁った目を覗かせる。]
(141) 2015/01/08(Thu) 17時半頃
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― 追憶:不死身の男 3 ―
[それは脅威としかいいようがなかった。>>129>>130
胴を貫かれた男は落下と共に頭を潰し、地面を更に紅く染めた。 数秒後。 濁音と共に起き上がったそれを、 彼は別の兵を倒しながら、僅かに驚愕した様子で見つめた。]
『痛く無いようにって言ったじゃないですか ――痛いです』
……悪かった
[感情の色が乗らぬ言葉に素直に謝ったのは、 驚いていたからというのが大きい。]
( ……殺しても死なないのか? ) [焼いたり氷漬けにしなければ殺せない種族なのかもしれない。]
(142) 2015/01/08(Thu) 18時頃
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まぁ、ちびだからな。
[なぞなぞの答えを受けた少年のなんとも子供らしい批難には、堪えきれない笑い声をくつくつ漏らしながら一蹴してみせた。
差し出した綿飴に反応するのを見れば、こちらは目を円弧に細めて。]
コレ欲しいのか?いーよ。あげる。
ハイ、あーげた。
[片手にもった綿飴を、少年の背丈では届かないであろう高さに持ち上げた。子供相手に、という概念は、悪魔にはない。性格の悪さがアイデンティティなのだ。]
(143) 2015/01/08(Thu) 18時頃
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『…まだやるんですか? 痛いから嫌です。』
[そう言いながらも構える男に、やはり戦意は無く ただ繰り人形のように此方を見据えるだけ。 彼は二度、三度まばたきをしてから、首を横に振った]
貴様は「やらされている」のか なら…………殺すだけ無駄だ。
[邪魔をしないなら殺さないでおく、と言外に滲ませて 男にくるりと背をむける。切りかかられても、対応できるように警戒はしているが]
名前は
[そう問うたなら答えは得られただろうか。
それから死屍累々としたその場を離れ、仲間と視線を合わせる 『全員殺したか』と問いかけられた。 不気味な男の事を告げれば、仲間はどうするだろうか ――考えて、彼は一瞬の後、小さく頷いた。]**
(144) 2015/01/08(Thu) 18時頃
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―少し前のこと:悪魔の歌声―
[彼は黒い人狼を探していた。 諦めて、中央広場を後にしようと踵を返したその時。 ふと耳に届いた声>>117に、ゆるく振り返った。
『探しものはなんですか 見つけにくいものですか』
大凡、そんなことを言っていた気がする。 その歌声は、同じ商店街通りで 定食屋を経営している男の声に酷似していた。
生憎、祭の喧騒で彼が「ロングスプーン」の 店長の影を見つけることはできなかったが。
あそこの店の料理は高いが旨い。 また食いにいくのもいいかもしれないと、 思案し、その場を離れる*]
(145) 2015/01/08(Thu) 18時頃
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[わくわくしていれば、ご飯屋さんが出した"解答">>138と、いたずらっぽい笑みにぱちり。瞬きをいちど。 その言葉が数瞬理解できずにいれば、隣りの少年の声>>@4に我にかえり]
——わたしも、そんなに食べられません……。
[ぽつりと落とした言葉は、彼らに届いたかどうか。 そうしてようやく話についていける、と。 ご飯屋さんの宣伝文句>>139に、またもや律儀に答えようとするのですけれど。 差しだされたわたあめに、再び言葉を忘れてしまいまして。
お菓子に喜ぶ少年と、それに脅かすように対するご飯屋さんには、ほんのすこし不満そうに。 魔法の粒子をざわりとさざめかせ、きらめくそれを、少年のまわりにただよわせます。 ——何かあったときに、いつでも彼をまもれるように、と]
(146) 2015/01/08(Thu) 18時半頃
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[嗚呼、でも。 そのすぐ後のふたりのやりとり>>143には、思わず吹きだしてしまいました]
まあ、まあ。 意地悪なおにいさんだこと!
[まるで大人げない行為にくすくす笑みを零しながら、ばからしい心配は思考のそとへ。 だって、なんともほほえましいやりとりではないですか。 この様子なら、きっとご飯屋さんも少年を害することはないでしょう]
……でも、ねえ。 わたしも、わたあめ欲しいなあ。
[笑顔のままつぶやき、首を傾げます。 実際、わたあめはそれほど欲しいわけではありませんが……となりの彼が、欲しがっていますから]
(147) 2015/01/08(Thu) 18時半頃
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[あの高さでは、わたしの手にも届きません。 それでも、わたしには"魔法"があります。
呪文を紡いで粒子をまとわせれば、彼のその手を引き下ろさせることは、できたでしょうか。 魔法が通じないものも時折みかけますので、できなくても仕方のないこと。
できたのなら、"ありがとうございます"なんてとぼけてそのわたあめを受けとり。 できなかったのなら、しょんぼり泣きおとしでもしてみましょうか。 ——多分それも、ご飯屋さんには通じないでしょうけれど]
(148) 2015/01/08(Thu) 18時半頃
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─洞の対峙:蜥蜴人と2─
[ 対峙する瞳に、露わになる嫌悪に 細める薄氷の怨嗟は募るばかり
どうして どうして、
小生は 何方にもなれへんのやろか ]
はは、 せやろなあ 分かってもらおうとも 思いやせんもの
[ 鼻を鳴らされりゃ、ただまた、それが憎い 誇り高き蜥蜴人よ
小生もそうあれば 固く 艶やかな鱗を有し 強かな才の 持ち主ならば ]
(149) 2015/01/08(Thu) 19時頃
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( 他方に忌まれど みなに疎まれることは、 きっと 無かったんやのうか )
[ 口許だけは ゆるりと孤を描く されども 怨むような瞳は、侭
目の前の蜥蜴人を 嘲笑する同胞を 忌み嫌う人間を 理不尽な定めを 呪う ]
[ からん 乾いた音が鳴ろうて 見上げれば 男が手に持つおおきな槍が無い]
───ッ、 何の真似や 情け容赦は無用やよ
哀れむくらいなら 惨めな思いはさせんといてくれり
(150) 2015/01/08(Thu) 19時頃
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[ 見開きは惑いに揺れて 呪句を唱える ながい腕で伸ばされた腕には、盾のみ されど、容赦はせん 燃やし尽くそう
蒼き鬼火を 揺ら揺ら ふたつ灯し ゆけ、と扇 を打ちゃあ 孤を描き
なけなしの抵抗は如何程に しかし砲のように疾駆されれば 襤褸のような狐は 哀れなほどに容易く 壁に縫い留められたことやろう *]
(151) 2015/01/08(Thu) 19時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 19時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 19時半頃
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おめーら少食だな。だからちびなんだ。
[少年の声に続いた少女の呟き>>146には、不躾にぽすぽすとフードの頭を叩きながら。
少年を揶揄っていると、ふいに空気が変わる。ざらりと何かが掠めるような感覚。 煙のような粒子が少年にまとわりついている。――魔法だ。 こうなることを期待していたように、口元を歪める。
意地悪、と言われれば満足げにふっと息を吐いて。警戒はされたようだが、少年を取り殺す気などないことは伝わったのか。表情は見えなくとも、彼女の声は笑ってる。]
(152) 2015/01/08(Thu) 19時半頃
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[>>148粒子が自分の腕へと移ったのを眺めていると、すう、と掲げた手が下がっていく。まるで重りを乗せられた天秤のように。]
・・・魔法使い様が、お望みならば。
[腕が解放されれば、両の手のひらを見せてわざとらしく降参、というポーズを取る。彼女の手にわたった綿菓子(すでに男によって幾らか手をつけられているが)は、きっと少年の手に渡るのだろう。 甘さに飽きたから、最終的には寄越してやるつもりでいたが。
どこで聞いたんだったか、彼女は種族由来の"魔法使い"だ。 自分がたまに使うおまけ程度の魔法とは、粒子にまとった雰囲気がまるで違う。
"ありがとうございます"なんてとぼけて言われれば"どーいたしまして"と慇懃無礼に返して。 悪戯くらべは失敗に終わったものの、満足した。 いいもの見たな、という微笑を浮かべる。]
さて。 今度、その少年もつれて店に来なよ。 特別な料理を出してやる。そいつの肉を使ったヤツだ。
[冗談半分に捨て台詞のようなものを吐きながら、その場を後にしようと背を向けた。もう少し買い食いして腹を満たせば、寄り道ながら帰るつもりだ。**]
(153) 2015/01/08(Thu) 20時頃
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―洞窟にて:白き狐と 2―
[ 嗤う白い狐の口元に朏(みかづき)が浮かぶ。 その笑みを歪ませたのは、狐をとりまく環境か。 >>149>>150>>151 その身に血を滲ませながら 対峙する化生は、酷く弱弱しく思えた。
三叉槍をなげうつ。 何の真似や、という言葉が聞こえた。 惨めな思いはさせるな、とも。
( ――知るか。 )
狐の受けた仕打ちが、その思いがわかるとはいわぬ。 わかるといえば傲慢だ。 怨みがましい瞳を睨みつけながら、彼は強靭な足で地を蹴る]
(154) 2015/01/08(Thu) 20時頃
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[ 揺らめく蒼い狐の火は、その怨念宿る双眸と共に、二つ。 洞窟をほの白く照らしたと思えば、乾いた音たて扇子が鳴る。
放たれるそれらを盾で防ぐも、 ひとつは盾に、ひとつは右の肩口に。 焼ける肉の匂い。 火傷が嫉妬の炎のように痛くとも、構いはしない。
儘、半狐の首を掴み、勢い壁に押し付ける。
目の前の半狐は「水月」の如く、 手を伸べ掻き乱せば崩れてしまいそうな程 この手に思い切り力をこめれば 首の骨が折れてしまいそうな程に儚い。
クォーツの輝きに似たその白をねめつけ、 左手の力を少し強めて首を絞める。]
(155) 2015/01/08(Thu) 20時頃
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貴様を殺そうとは思わん 只、儘、 生きるがいい
[ 淡々と、それでも、彼にしては饒舌に、言葉を紡ぎ 狐が窒息で死ぬ前に開放する。 それでも相手が戦おうとするならば、相手を。
そうでないならば、再度鼻を鳴らし、三叉槍を拾い上げ 踵を返しただろう。*]
(156) 2015/01/08(Thu) 20時頃
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[大人たちの話が分かり始めたとはいえ、7歳といえばまだ子供。 モスキートと自分のように、お互いに仲良くしたいと思っている者ばかりではないこと。亜人に近づいても害を受けることがないのは、あくまで勝者の決めたルールに守られているからに過ぎないのだということ。 それらを完全に理解するには、少々幼すぎました。]
しょーねんじゃない、マリオって名前があるよ。 ……いじわるだから、ワルモノ?
[前髪の奥の瞳に宿る感情>>141には、気づくことも怖気づくこともなく。こてんと首を横に倒して、だいぶ的外れな回答を口にします。 角も翼もない今の姿では、彼の正体に気づけという方が無理な話でしょう。 ましてや、密かに魔法の守護を受けている>>146なんて、思いつくはずもありません。]
(@5) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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あーっ、なんだよ!もうっ! ちびって言うな!このっ…このっ!
[手が届く距離まで来ていた綿菓子が、ひょいと高く遠ざけられてしまえば>>143、マリオはつやつやした頬を真っ赤にして怒りました。 けれど一生懸命手を伸ばし、ぴょんぴょん飛び跳ねてみたところで、やはり大人の男性の身長には勝てませんでした。 しょんぼりうなだれた男の子の耳に届いたのは、何かを呟く少女の声>>148。]
……? ほんとに、くれるの?
[マリオには、モスキートが何を言っていたのかはわかりません。 けれど優しい調べに合わせて、意地悪なお兄さんの腕が下がってくる>>153のを見れば、彼女が「何とかして」くれたのだということは想像がつきます。 綿菓子を差し出す紫色の瞳を見上げて、一応一言だけ尋ねて。今度は本当にくれるのだとわかると、ふにゃりと口元を緩めました。]
ありがと! じゃあさ、はい、これあげる!
[ふと何か思いついた顔になり、ポケットをあさって、手のひらの上に取り出したのは一粒の1(1.飴玉、2.チョコレート、3.ビー玉)。 ぶつぶつこうかんだ、なんて最近覚えた言葉を使って胸を張れば、また笑われてしまったでしょうか。]
(@6) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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[どうやら彼もまた、ここから離れてしまうようです。 意地悪ばかりする相手なのに、いなくなるとちょっと寂しい気分になるのはどうしてなのでしょう。 答えを見つけることは、まだまだお子様のマリオには難しいようです。]
ばいばーい!ワルモノ! …ぼく、食べてもおいしくないんだからな!
[去り際にしれっと残された物騒な台詞に、眉根を寄せて。 口では強がって言い返しますが、その手はモスキートの服の袖をしっかり握りしめていたのでした。**]
(@7) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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|
[ゆるりと目を開けて相手>>140の様子を窺おうとして、視線に気付く。思わず大きく息を飲んで、「え、あれぇ、」と困惑の声を漏らして。初対面のお相手に変なやつだと思われていないだろうか、と不安そうに。]
わあ! じゃあ、もふもふのお耳があるんですねぇ! [それでももふもふのお話になると上機嫌で。肝心のお耳はフードに隠れて目に入れることは出来なかったけれど、十分に満足だった。そもそも、
お耳に触れようと手を伸ばして尖った爪や、そこらへんの人間と比べ物にならない馬鹿力で怪我をさせてしまったら嫌だから。
手にしていたグラスを口に付けると、まだ見ぬふさふさの想像をして嬉しそうにへにゃりと笑みを。]
……、え、と、続き……ですか?
[赤をひとくち喉に流し込み、困ったように首を傾げる。ああ、どうしよう、正直に答えるべきか、と難しい顔をして。]
(157) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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……あの!ほら、……お、お、おー……、 ――美味しそう、だなって、
や!違いますからね!変な意味じゃなくて!あの!えと! [結局誤魔化す言葉が思い浮かばずに正直に答えを吐露すると、「べつに背後から血を吸ってやろうとか思ってないですからね!」と即座に否定の言葉を並べて見たけれど彼の反応はどうだっただろうか。]
(158) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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[素直にさがるその腕>>153には、満足そうに。 少年がわたあめを受けとれば、ご飯屋さんの腕にある粒子をばさりとあたりに広げます。
思いのほかあっさりと渡されたわたあめには、魔法は必要なかったかしら、なんて。ぼんやり考えながら。
わざとらしいポーズには、こちらからも。 まるで"えっへん"とでもいうように、腰に手をあててみせました。
こちらがお礼を言ったあとのほほえみの意味には、気付けないまま。 嬉しげにあめだまを差しだす少年>>@6を、目を細めてみまもります]
(159) 2015/01/08(Thu) 21時頃
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─ 回想・魔法少女と団栗の瞳にさようなら ─
[ 小さな母親>>132に駆け寄る少年>>@2と、ぱちり 瞳がぶつかる くりくりとまるい瞳は無邪気で ただただ綺麗だと、そう思った ]
…こんにちは マリオ お利口さんだね 私はヴェスパタイン よろしく
[ 無邪気ゆえにその口から出た"エルフ"の言葉に ぴくり と反応して 少し周りを見るようにしてから、フードを深くかぶり直したか ]
洋燈が壊れたり 欲しくなったら いつでもうちへ来るといい ──いや、いつでも遊びにおいで 色ガラスをたくさん 用意しておこう
[ 寂しさの色をにじませる少女>>133の頭を ぽんぽん と再び撫でようか 小さな魔法使いにも人間の少年にも そ、っとお店の場所を伝え 小さく手を振り、さようならを* ]
(160) 2015/01/08(Thu) 21時頃
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[……そうして"冗談"めいて落とされる捨て台詞には、ひとつ苦笑を零し。 服の袖をつかむ少年の手を、そっと指先で撫でてやりながら]
……あら、ごめんなさい。 わたし、人間のお肉は嫌いなんです。 そうね、もっと……"トクベツ"なお肉が、すき。
[去ろうとする彼の背をじっとみつめ、意味深につぶやいてみれば。 "冗談"のお返しは、出来たでしょうか。 望んだ反応がなくても、楽しげに笑ってみせて]
うふふ。是非、伺わせてもらいますね。 また、おいしいパイを作ってください。
[たしか、以前彼のお店を訪れたときには、アップルパイを作ってもらったはず。 それなら今度は、ミートパイかしら。
さきの冗談も、あながち冗談ではないような……そんなことを考えながら。 去ろうとする彼を見送ろうと*]
(161) 2015/01/08(Thu) 21時頃
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……マリオちゃん。そろそろ、暗くなるよ。 おかあさんが心配するから、帰らなきゃ。
[ご飯屋さんが去ったのなら、少年と視線をあわせ、言いきかせるみたいに言います。 そして紅にそまるほほをゆるく撫で。 そこからその手をおろしていき、彼のてのひらをにぎって、ちいさく首を傾げました]
ね、帰ろう?
[許されるのならば、彼を家まで送ろうともうし出ます。 そうそう人間が危機にさらされることはないでしょうが、ちいさな子をひとりで帰すのは心配ですから。
それでも、つないだ手を振りはらわれたのなら。 ほんのすこし淋しげに、ひとりで帰ろうとしましたけれど]
(162) 2015/01/08(Thu) 21時頃
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─ 現在・洋燈と色ガラスの部屋 ─
[ Open
開けば きぃ と音を鳴らす扉 様々な色のガラスを使用した洋燈が店のテーブルを埋める
ぱさり
着ていたマントを椅子へと放り、 鬱陶しいほど長い髪を、頭の高いところで縛る 店の奥───カウンターの奥の作業場に移れば、ぐっ と腕を捲りいつも通り、洋燈を作り始めるだけ 今日は何を作ろう あの果実のような丸い洋燈を作ろうか
───いや、今日は寄り道をしよう
Little witch Innocent boy
そんなイメージの、洋燈を* ]
(163) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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― 蜥蜴男との戦い ―
別に大丈夫です 武器を持った相手には正しいです
[とは言え、痛かった。なんてボソリと言えば鈍を地面に投げ捨てて。殺すだけ無駄だと言われてから溜息をガスマスクの中で吐くも息がこもって気持ちが悪い]
俺の名前…
[キミの名前は 『ワクラバ』だ。病気で枯れた葉のように、醜く、気持ちの悪い。そういう意味だ それが研究者の言葉だった。自分に対して向けられた名前。今はそれだけ覚えていて]
(164) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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――ワクラバ。それしか知りません
[ふと周りを見渡せば皆死んでいる。チラホラと蜥蜴の死体も会っただろうか?それでも圧倒的に人間の死体が多い それに対して何を思うわけでもなく。良くしてくれた人の死体を見付けても出る涙は無い]
お疲れ様でした
[ペコリと、目の前の人物にお辞儀をする。まるでお仕事終わったんですね。お疲れ様です。と言うように 彼から名前を聞く事は叶っただろうか。ただ、無表情に、生気の無い目を集まる蜥蜴に向ける
彼が何もしないで去るのなら、ぼーっとそこに立っているだろう いつか、また別の居場所を探すように**]
(165) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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― 現在 ―
寒いです
[ボソリと暗い空を見上げて1つ 行く場所があるわけでもない。かと言って突っ立っていれば変な目で見られる]
…中央、は人通りが多い
[結局出入口で見張りの死角になる位置に座り込めば、眠るように目を閉じた]
(166) 2015/01/08(Thu) 22時頃
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[少女が優しく撫でてくれた>>161ので、落ち着かない気持ちはすぐに落ち着きました。けれど、手がちょっぴり震えていたのはバレてしまったかも知れません。 彼女に格好悪いところを見られてしまったような気がして、そっとガスマスクを被った顔を覗きます。勿論、モスキートがどんな顔をしているかはわかりませんでした。]
(トクベツなお肉って、何だろう?)
[マリオが知っているお肉と言えば、豚に牛、鳥くらいしかありません。 そういえば、二軒隣りの肉屋のおじさんは、ウサギや熊も食べられるんだぞ、なんて言っていましたっけ。そんな変わったお肉かな、なんて考えながら、甘いふわふわを千切って口へと運びました。]
(@8) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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んー……もう、帰らなくちゃだめ?
[ゴーグル越しに目を合わせて、少女はお家に帰ろうと言います>>162。 名残惜しそうにぐずって見せますが、確かに辺りは夕暮れから夜へと変わる準備をしている頃。マリオだって、ママの心配する顔は見たくありません。]
うん、じゃあ、モモねーちゃんと帰る そしたら、また遊んでくれる?
[少女の手をぎゅっと握って、今度はこちらが首を傾げる番。 次の約束があれば、お家に帰るのも寂しくありません。 彼女にいい返事がもらえたなら、少々不機嫌だった表情も明るく晴れて。仲良く手を繋いだまま、お家の方へと足を向けることでしょう。*]
(@9) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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― 夜 ―
[振り返れば、まだ、青い月>>104が見えた気がした。
視線を戻し、歩き出す。 石畳を叩く冷たい音。 祭の喧騒から離れ、己の店に戻る。
――と。 遠方に見たことのある影。>>166 思わずそれを追う。]
『――――――。それしか知りません』 『お疲れ様でした』
『……そうか。おれは……クリストフォロスだ』
( ああ、そう、名前を告げた記憶がある。>>165 あの不気味な男。 感情が摩滅してしまったような不死の男は。)
(167) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[確か、名前は……。]
……ワクラバ。
[眠るように目を閉じたそれを見つめ、名を呼ぶ。 思い出すのは肉の蠢く異音。 一瞬嫌悪が胸によぎるも、 何か難しい事を考える前に体は動いていて]
……風邪を引く
[そう言ってワクラバの手を軽くつついてみようか。 どこにも行くあてが無いなら、 今夜一晩の寝床ぐらいは貸せるだろうと*]
(168) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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─洞の対峙:蜥蜴人と3─
[ 叩いた符が舞い 狐火が躍る
じゅう、
焼ける鉄と、 肉の焦げる匂い されど疾風は止まらじ
足りぬ妖力では 留めることも出来ん 駆る蜥蜴の黒い手内が見え 半歩も動けんひとの足では 容易に掴まる 石壁に叩きつけられた衝は、狐を黙らせ ]
─── 唖、
(169) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ 華奢な首に 纏わり付く硬い指がめりこみ 咽に詰まる呼吸は ひゅうひゅう 音と云う音にならんで 風に混じる
怨嗟の蒼氷は、霞がかるよう虚ろな硝子玉 臆 其の儘 はよ捩じ切れ
怠い腕を持ちあげる余力もなく、だらり 投げ出した身は、せめてもの 抵抗を思い出すように 足をばたつかすだけ
空気を求め 水魚のように苦しみに喘ぐ そんな狐に 暗く鋭い瞳が圧を増し 呼応するように 白にめりこむ指
かは、と 吃音を吐き出せど 意識は朦朧するだけ 楽になっちゃくれん]
(170) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ 低い囁きは ぼう とするあたまを素通りし 虚ろが 威も無く弱々しゅう睨むのみ
蚊の鳴くような声で 考えなしに言葉が 躍り出る ちか と瞬く視は やがてそれも歪み、 足掻く足も何れ しん と沈んだ]
(171) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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……あっ
[名前を呼びかけられればふと顔を上げて 出入口なんてほとんど人が来ないと思っていただけに驚きを隠す事が出来ない]
おはようございます、クリスさん。クリストフォロスさん
[わざわざ言い直したのは彼の名前をどう呼ぶべきかまだわかっていない所もあって けれど、風邪を引くと言われればぼけーっとしてから。そうだ、普通は風邪を引くな。なんて思って]
風邪で死ねるなら是非 俺じゃ家すら持てないので
[お金はあるんですけど。なんて言えば、ポケットからは持ち歩く量とは思えない金貨 魔物退治の報酬や、そこで見付けた宝。それでも見合っていない報酬なのだから、そういう意味では不死は金になる木なんだろう]
(172) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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どうしたんですか、こんな所で 出入口は危ないですよ
[それだけ言えば、パンパンと尻に付いた埃を払って立ち上がる 何故彼が自分に話しかけたのかわからないし、今日はよく人と話す日だな。なんて呑気に考えながら]
(173) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ ははは、と苦悶に歪む瞳と裏腹 締め付けられた喉で
乾いた嗤いを浮かぶ狐は ただ 惨め
ちかちか と瞬く視界に 臆、ようやく厭われんで済むんか
思えた そのとき 一気に肺に空気が流れ 薄氷がまあるく 円を描き 崩れ落ちた]
(174) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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…はっ…、けほ、
なん で、や さっさと 殺しなはれ 敗けたもんは 死ぬべきや
憎うないんかえ! 汝の同胞を殺した狐が! 敵に見逃されるなぞ 恥の恥
[ 立つ力も無く 鼻を鳴らす相手 臆 余裕言うんか 憎らしいよ ほんに
わあわあ と 己にも理由も分からず
必死に食らいつく狐は ほんに 憐れで 惨めやったやろう]
ええんか 蜥蜴の! ここで生かせば 狐の怨みはしつこうぞ
(175) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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だぁめ。
[ぐずる彼>>@9には、にべもなく。 夜の帳がおりる前には、彼を帰さねばなりませんから。 ここは、こころを鬼にしなくては。
けれど首をかしげ、問いを投げられれば、ほんのすこし目をみ開き]
……ええ。 また、たくさん遊びましょ。
[あしただって、あさってだって。いくらでも、時間はあります。 握られる手には、知らずほほをゆるめながら。 あかるい表情をした彼を、みちびくように歩きだしましょう]
(176) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[そうしてしばらく歩いたのなら、彼のお家も近づいてきたでしょうか。 ぽつぽつと灯るあかりに目を細め、不意に足を止めます。
人ならざるこの身では、彼をお家まで送りととけることは叶いません。 彼のおかあさんが、亜人嫌いかは分かりませんが。 もしそうでないとしても、きっと。 迷惑をかけてしまうことに、変わりはありませんから]
わたしは、ここまで。 ここからは……一人でも、帰れるよね?
[つないだ手を、するりとほどいて。 街灯の光の方へ、彼の背中をそっと押します。
光と影。人と、人ならざるもの。 その境界が、彼との間にできたよう。 いつかこれを、取りはらうことができるのでしょうか?
――わたしには、わかりません]
(177) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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また明日、ね。
[まもれるかもわからない約束を、ひとつ落とし。 そうしたら、彼はお家へと歩きだしてくれたでしょうか。
それからは、ただ。 彼の姿が見えなくなるまで、その背中をみまもりました*]
(178) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[ その背が去る前に 微かに残った力を振り絞り 手をつきゃ 前に転げるように 細腕を伸ばし
屈強な脚を掴もうと それは縋るように 臆 死にたがりとは 言い得て妙
それに 喚く狐は気付かずに ]
半端と舐めくさるな 死んでも追い掛けてな 惨めに逢わせた怨恨、必ず晴らすえ!
[ 掴めど 逃せど いっそう憎々しげに睨み 払われればすんなり離れる華奢
見上げた顔は、如何か その瞳に深く刻むよう その鱗 髪、目の色 人相 すべて 浅い意識に
叩き込んで 猛る気のうち、何れ意識を喪うた*]
(179) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[おはようございます、 などと暢気に挨拶するワクラバ>>172に呆れた。 とはいえ、彼はほぼ無表情である。]
……クリスでいい。
[あまり好かない呼び名だが、 他の種族には己の名が長いらしいので、それで通している。 少しの間のあと、返ってきた言葉に、 ああ、不死身は風邪をひかないのだろうか、などと思ったが。
金属音にドーン・ミストの目を瞬きさせること二度三度。 そうか、売ってもらえないから金の遣いどころがないのだなと 納得するのに数コンマかかった。]
(180) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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お前が見えたから来た。 寝るなら俺の部屋の椅子を貸す。
……痛みがあるなら寒さも感じるだろう
[そう言って 暢気に尻についた埃を払い立ち上がる男の背を叩き、 己の家を指して泊まって行けと示してみる。>>173 見るに見かねて、といった感じで。]
(181) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 23時頃
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[見つめている事に割と直ぐ気が付いた彼女は不安と困惑の入り混じった声を上げる。>>157 何がそんなに嬉しいのか、“もふもふ”にやたらと嬉しそうな表情をするのを何とも言えない気持ちで眺めて。 幸せそうに笑うその彼女の表情はしかし、最後の質問で再び困惑とも狼狽とも取れるものになって。 そのグラスに入っていた赤い液体を難しい顔をして飲み下しては、何か誤魔化そうとしたのか、暫しそれには時間を有したと…には見えた。 結局『美味しそう』の一言が返ってくれば、即座に否定の言葉を付け足してきて。>>158]
そうですか…僕を、食べたかったんですか。 ふふふ…奇遇ですねぇ…。 僕も貴女を食べたいと思ったところです。
[そう冗談を付けて返してみたが、一体彼女はどう思っただろうか。]
(182) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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えぇ、とても こんな金より服が欲しいくらいに
[体を震わす事もなく、無表情で生気の無い瞳で何故か自分に優しくする蜥蜴人を見つめる 哀れみだろうか、なんて捻くれた考えもあったがそれはそれ。叩かれる背は人間がする“それ”よりも温かく感じて]
…ありがとうございます お言葉に甘えさせてもらいます
[会釈程度に頭を下げる。自分も背が大きいつもりだったが、隣に立つ彼はもっと背が大きい どうしてこうも優しくされるんだろう。なんて思いながら。こんな醜い自分に話す彼も、下駄を履いた狐も物好きだな。としか思う事は無かった
彼の家はそう遠い場所にあるとは思えなかったが、ただ行くぞと言われれば付いて行くように。迷惑でないか、なんて考える反面どう椅子を汚さずに寝るかと呑気な事を思って]
(183) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[それは憐れみというのか、それとも。>>183 兎も角彼は、不公平が嫌いだった。 そして考えているようで居て あまりものを考えないこともしばしばある。
ワクラバにこうして寝床を貸そうとしているのも、 嫌悪感が先立つものの「そうしよう」 と思ったことを実行しているにすぎない。
ワクラバを伴いながら自分の家へと戻る。 そもそも身体が大きな亜人の家。 椅子も、多少窮屈なれど横たわれるくらいの大きさはある。
人狼の男に貰った野菜で適当にスープをつくりながら ( あの人狼を見つけたら、返礼をどうしようかと思案しつつ ) ワクラバに夕食と寝床を貸し、その日は眠っただろうか*]
(184) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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―洞窟にて:白き狐と 3 ― [木枯らしと共に零れる弱い呟きに、 彼は険しい顔つきで締めていた左手を離す。 崩れ折れる半狐>>174。 咳き込むと共に、何故と問いかける相手に鼻を鳴らし、 踵を返す。]
『……憎うないんかえ! 汝の同胞を殺した狐が! 敵に見逃されるなぞ 恥の恥』
( そうだろう、だから―― )
ああ、憎い。 我が同胞を殺した貴様を許してはおけん。
[暗い洞窟で、放り出した三叉槍を拾う。 背中に狐の言葉を受けながら。]
『ええんか 蜥蜴の! ここで生かせば 狐の怨みはしつこうぞ』
(185) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[声だけは勇ましく、狐の声が響く。]
ああ。 だから今は殺さん。
[ 狐にその意味がわかるだろうか。 喚く華奢な白い狐は、喉を締められた苦痛も相俟って 彼の言葉をどこまで聴いていたかわからないのだが。
『半端と舐めくさるな 死んでも追い掛けてな 惨めに逢わせた怨恨、必ず晴らすえ!』
彼は、そこで初めて 振り返り――
口の端を吊り上げ、嗤った。]
(186) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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やってみろ。 「貴様」に、やれるものならな。
( おれが憎いだろう? 恨めしいだろう?
――ならば )
(187) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[ 彼は珍しく愉快だった。 同時に、その美しくも儚い狐が憎らしくもあった。
睨み付けてくる薄氷の瞳を再度見遣ると、 掴んできた狐の白い細腕を蹴り飛ばし、 今度こそ、振り返らずに]**
(188) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[久しぶりに褒められたのが相当嬉しかったのか、さっきよりも幾分気迫の籠った声が歌いあげる歌を聞いてはいて。>>137 吸血鬼の彼女を揶揄っていたはいいが、そろそろ帰らなければならない。 直ぐ引き上げるつもりで、どのくらい話していたのだろうか、夜の帳がそろそろ休んだ方がいい… 否、そうしなければならないと悟らせる。]
…非常に名残り惜しいんですが、そろそろ、ね。
[そう言って別れの言葉も早々に酒場を後にする。]
(189) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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─── 中央→
[ 忘れもせん あの惨めな夜は そして あの眼 あの髪 、
月の光を吸い込む 翠碧の鱗 ふつ ふつ 沸き上がる 感情は
仮面の裏で燻って ]
── 次逢うた時 どうしたろうかのう
[ ぺろり、と舌舐めずりをするように 道化と共に 口許には 貼り付けた半月
きゃらきゃら 月夜に笑うて からん ころん 狐は闇夜をゆく**]
(190) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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