14 学校であった怖い話 1夜目
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(#0) 2010/07/26(Mon) 03時頃
っ………!!
[仲間の最後の言葉に、咄嗟に答えを返せなくて。
ただ、床に飛んだ赤い痕だけが目に焼き付いた]
響くチャイムの音は今回は異様に早い音を奏でていた。
何度も何度も繰り返し同じ音を繰り返す。
「なかなかのショーだったわね、コロシアイ見てて楽しいわ。
私もああやって友達を殺したのよねぇ、何回もめった刺しにして。
その子ももちろん私たちの一部になってるけど。
あ、そうそう、見てた子もいると思うけどオスカー君は死にました」
まるで明日の天気でも語るかのように気楽な声で告げる、聞いていてもとても愉快な内容ではないのに終始セシルの声は嬉しそうに弾んでいた。
(#1) 2010/07/26(Mon) 03時頃
「狐狗狸はただのバカ狐だから自分から鬼だって明かしたけど
他の子はそんな間抜けな事絶対にしないから。
だから大事な霊能者も守れない無能なアンタ達に鬼の残数、
教える義理はないわよね。
ほんっと、無能。
ただビビってるだけのお兄ちゃんに、色恋に目のくらんでるバカ、
それに頭のゆるーいお嬢ちゃん。
さて、この中の何人が鬼で誰が人間なのでしょうか。
精々ない頭振り絞って頑張って見る事ね。
もう一人の霊能者さんもすぐにこっちの仲間入り。
色恋に目のくらんだ坊やは残念ねぇ?
大好きな先輩と一緒に帰れなくて、アハハハ。」
またもゴポゴポと水音交じりに哄笑を響かせる。
セシルの声はそこにいる貴方の耳元から聞こえているようだ。
けれど辺りを見回してもセシルを見つける事は決してできない。
(#2) 2010/07/26(Mon) 03時頃
「ホリーって子とパティって子は仲が最高に悪くて良かったわ。
皆で仲良しこよしされちゃったらそれこそ面倒だったもの。
疑い合って勝手に自滅し合って、最高のショーだわ。
私の時はもう少しスマートに殺したけどねぇ。
どいつもこいつも自分の考え垂れ流して……
どうして怪しいって思ってる子に対して友好的に接して
後ろから首掻っ切るぐらいの事できないのかしら、ほんと不思議。
ま、それはともかくとして、残ってる三人も必死こいて殺し合いしてくれなきゃ
アタシがつまらないから、そうねぇ……
色恋坊やがやる気出せるようにするには簡単だけど。
ビビリのお兄ちゃんはもっと妹を嬲ればいいのかしら?
頭の緩いお嬢ちゃんはどうしてほしい?
今日はゲームの最終回、貴方達の望み叶えてあげるわ。
もちろん、私が納得できるお願いだけね。
クック……アハハ、アハハハハハハ!」
耳元で大きな嗤い声が響く、セシルの口ぶりから今日の犠牲者がパティである事は簡単に判断ができただろう。
そのつんざくような嗤い声だけを残してフ、とセシルの気配は消えてしまうのだった。
(#3) 2010/07/26(Mon) 03時半頃
…っ、あひゃ、あひゃひゃひゃひゃっ!!
良いザマだなぁ、小娘…!
ああ、やっぱり良い。ニンゲンの最期の表情ってのは、最ッ高だ…!!
[久しぶりの「殺し」の快感に、影は悶えるようにパティの喉を這う。
するすると体の元に帰る最中も、その興奮は冷めぬようで]
あひゃっ、あひゃひゃひゃひゃっ!!あひゃひゃッ!!
[その笑い声に答える者は、もう居ない。
最初はにぎやかだった"影"の声もいまや空しく響くだけだ]
あひゃ、ひゃっ……は、最高、だ…。…最高だよ。
最高に寂しくて―――最高に、ゾクゾクするっ……!
["血が滾る"とは、確かこういう時に使う言葉だったなと。
どこか冷めた頭でそう考えながら、影は笑い続けた**]
ふ、と辺りの空気が再び張り詰める。
「犠牲者全員の死体でも現実に送ればいいのかしら?
それとも死人を生き返らせて欲しいの?
残念だけどそれは無理ね、死んだ人が生き返る事は決してないわ。
そんな都合のいいことが許されるなら私が自分で命を絶つ訳ないでしょ。
魂を捕えて居るのは私という個ではないもの。
言ったでしょう、私はあくまで水先案内人だって。
坊やはまだ先輩の死が受け入れられないのかしら?
――なら、いいものを貸してアゲル。
坊やにもやる気を出してもらわないとね?」
そう言葉が聞こえたかと思うとテッドの足元にパティの青白い手首が落ちてくる。
本物の肉、先程までテッドの手と絡んでいた指。
「ビビりのお兄ちゃんと頭の緩いお嬢ちゃんもお願い言ってみなさい?
こうして死体を届けるくらいならしてあげるから」
つまらなさそうな声でそれだけ告げると張り詰めた空気は再び霧消する。
(#4) 2010/07/26(Mon) 11時半頃
ふ、と空気が再び張り詰めてセシルの雰囲気のようなものを醸し出す。
「ふぅん、そんな質問に答えるだけでいいの。
答えはこれはアナタ達への罰だから。
七不思議の一つ目は『百物語を禁止する』ってものなのは張り紙で見たわね?
なぜ禁止されているのかまで誰も考えなかったみたいだけど。
もちろん私もそうだったから禁じられた行為に及んだわ、その結果がコレ。
元々この学校のある場所が霊的にかなり危険な場所なのに、
わざわざ寝ている獅子を起こすような真似をするから
こういう事になるの。
私たちを刺激しなければよっぽどの事がなければ迷い込む事はないわ。
けれどアナタ達はわざわざこの世界への扉を開いた。
禁断の果実を手にしたアダムとイヴは楽園を追い出されるという罰を受ける
それと一緒、ゲーム形式にしてるのは単純に私たちの趣味だけど。
そんなところね、趣味と実益を兼ねたお仕置きみたいなものよ。
本来なら入ってきた時点でいきなり皆殺し、でもいいんだけど。
それじゃあ永遠にここに捕われてる私たちが楽しくないんだもの。
趣味でやる狩りみたいなものよ、ご理解できて?」
(#5) 2010/07/26(Mon) 22時頃
「ああ、それと坊や、君は二人殺せると勘違いしてるみたいだけど。
君、殺す選択間違ったらその時点で死ぬわよ。
誰かを殺す瞬間、あるいは誰かへの疑いが頂点に達した時、
それが『区切りの刻』。
私たちが力を発揮する刻でもあるわ、つまり間違ったらその時は私たちが容赦なく殺す。
君としては永遠に好きな先輩と居られる『死』の方がお好みかしら?
ここは輪廻の環から外れた場所。
いつか生まれ変わって一緒に、なんて願いも届かない場所。
君と相思相愛だった先輩は君が現世に帰る限りは二度と会う事はないわ。
文字通り二度と、ね。
また百物語をして扉でも開けば話は別だろうけど、
その時はまたゲームをしなくちゃいけないし。
それまで彼女がまともで居られるかも分からないわね。
これはお兄ちゃんとお嬢ちゃんにも当てはまるから
一人一人が必死にならなきゃダメよ?
じゃ、あとはお兄ちゃんのお願いを聞くだけね、御機嫌よう。」
黒い影のようなものが一瞬人の形を象ってすぐに霧散する、今の影がセシルと呼ばれる女学生だったのだろうか。
(#6) 2010/07/26(Mon) 22時頃
…お前なんか、いらねぇよ。
[ひとりぼっちの"影"の声は、低く小さく闇に溶ける]
生きてるやつが。愛されてるやつが。
俺の味方を、語るな。
ああ゛ぁっ……!
いらいら、するッ……!!
[救いたいと言われても、嬉しかったと言われても。
それを受け入れることはできない。
自分には、決して彼女の手を取ることはできない]
俺は、俺は。
今までずっと、寂しくて――――
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて
ずっと寂しかったから、ここに居るんだ。
俺の仲間は、俺と似たやつだけだ。
寂しいとか、辛いとか、憎いとか、嫉ましいとか。
そういう感情で、「同じ」になれる奴だけだ。
少なくとも生きていられる奴に、俺の味方なんかできねーよ。
[いつもの笑い声は響かない。
ただ、暗く濁った感情だけがこの部屋に渦巻いている]
ふっと黒い影が再び人の形を成す、口許には赤い孤が描かれて。
「大事な人?居たわ、大事な大事な親友。
でも殺しちゃった、私がこの手で。
刺した時はびっくりした顔してたわねー。
でも鬼だと思っちゃったんだからしょうがないわよね。
殺さなきゃ殺されるんだもの。
それとこのゲームをやめろなんてお願いは却下ね。
そもそも違う存在と話しても意味がないんだもの。
貴女、牛や豚に食べないでくださいって言われてるのと同じようなものよ。
私の個がゲームを反対したところで他の仲間が賛同するわけがないし。
そもそも私はこのゲーム大好きだもの。
こんな真っ暗で何もないところにせっかく来た獲物ぐらい狩らせなさいよ。」
(#7) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
きーちゃんは独り残されて死んだって言ってたな。
お嬢はどうか分かんねーけど。
…この際、あのいけすかねぇセシルとかいう小娘だって。
感情でここに捕らわれたって意味じゃあ、「同じ」だよ。
「それじゃ、後は貴方達で好きに楽しんで頂戴。
出来れば罵り合って憎み合って殺し合ってくれるのが一番楽しいわ。
最高のショーだから。
アハハハ、またチャイムが鳴る時に会いましょう」
マリアンヌの最期のように黒い人影がパンと弾けて完全にセシルの気配はそこから消え失せた。
(#8) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
生きてる奴に、俺らの気持ちが理解できる訳ない。
生きたくても生きられなかった奴の気持ちも、
生きていられなくなった奴の気持ちも、
分かるわけが、ねーんだ。
なのに―――どうして。
気づいてるんじゃ、ないのか。
知ってるんだろ……?
[訳がわからない。
本当は気づいてなどいないのだろうか。
頭が、混乱でぐるぐる回るようだ]
馬鹿じゃないのか、コイツは。
…いや、それどころじゃねーよ。
初めてだぜ、「ニンゲン」の癖にこんなにブッ飛んでる奴ぁ。
[メアリーの思いは、「鬼」には狂気の沙汰としか映らない。
…いや、正確には。
狂気以外でこんなことを言える人間の存在を認めたくなかったのだろう]
[その口から紡がれる言葉は、実のところ「ラルフ」が怯えていた内容そのままである。
ゲームに勝利したところで、そのために犠牲になった者を背負わなくてはならない。
だから「ラルフ」は、何もできなかった。
勝利の先の絶望を考えてしまったから。]
俺は、お前が嫌いだった。
ずっとこの体の中に居て、「こいつ」がいかにお前のことを思ってるか知っていたから。
誰かに思われているお前に、「俺」のことを知ったような風に言われるのが嫌だった。
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