29 Sixth Heaven
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[ギルバートはよく笑う男だった。
くだらないことでも、
楽しむようなそれは。
随分と眩しいもので。
ああ。
酒に酔っ払って面倒をみたのは
大学の時だった。酷い飲み会だった。
若気の至りに相応しいどんちゃん騒ぎ。
――もっと飲みゃーいいのに。
そんなふうに、言っていたのは。]
[任務から帰還して
そしてギルバートは死んでしまった。
泣いていた。
誰も彼も泣いていた。
私は泣けなかった。
ただ呆然と葬儀場に立ち尽くして]
[何故だ。
彼を殺したのは 誰だ。
彼を殺したのは 彼自身。
彼を殺したのは 世界。
彼を殺したのは
何も知らなかった私も――か]
[彼が最期まで何も謂わなかったことが悔しくて
何もできなかった己が情けなく
知りたいと思って此処へ来て
知ったときには戻れない。
今、
「暴食」のこどもと、
「愛」の美徳をもつ女性が
「世界」に接続する。
ここにいるもの以外誰にも知られずに]
[己が器なら]
[粛々と此れを受け入れたろうか?]
「貴方は人柱にならずに済みますね」
[耳に残る。こえ。]
「皆のためなら」
[そこに自分がいないのに?]
「世界が壊れるより、いいんじゃないの」
[虚ろな声がからっぽの抜け殻のように響く]
あのとき、何を謂おうとした。
私には
まだ。
わからない。
わからないんだ――ギルバート……。
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