158 Anotherday for "wolves"
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
ラディスお姉ちゃんも
マーゴが憎かったの?
[そう、自分の大事なものと
誰かの大事なものは同じじゃないのだ。
自分の憎んでいるものもまた
誰かの憎んでるものとは違うのだろうな
とぼんやり考えて。]
[瞳を診察する医師。
(口がきけぬことさえ、知ったのは昨日。)
手を繋ぐ無力な飼い犬(ナイト)。
(ヒーローは理由も謂わず離れ、差し出される手にも応えられない。)
側にいる、歳も近い友人。
(私はいつだって、独り。)]
[それから、少女はぽつぽつと伝えるだろう。
自分の考えた計画を。]
[教会にスティーブンを呼び出して
罪を背負わせるのだと。
大きな十字架を
“背負わせて”
その罪をしょってもらうのだと。]
[問い掛けに、ふっと笑う気配。]
――…さあ。
気分次第かな。
[狩りの時間はまだ先とばかりに悠長な言葉。]
[少女の声に綴られぬ先は概ね知れる。
彼女が望むのなら動くのも吝かでなく。]
[二人の話題が移ろえば、意識は目の前へと傾く。**]
[思考に重なる声は、幾分と支離滅裂でいて
それでも子供ながらに、こどもだからか
確信を突いたような言葉が重なりました。]
憎い?
……、…………そう。
[不自然なほどの間をもってして返るのは
くすくすと、笑いはじめる私の耳障りな笑い声。]
そう、憎かったの。
いいえ、憎いの。
[それはまだ終わっていないという暗示でしょうか。
過去を進行形に変えて、私は話しました。]
[その計画とは別に
二人が一抹の不安を抱いて
例えばレオナルドに保険をかけたとしても
少女には与り知らぬところだろう。
知ったところで、父親を失った不安感から
強まった信頼感に変わりはない**]
[気分次第と返る声は、余裕さえ感じさせるほどでした。
時はまだ先とばかりの言葉遣いに、ゆるうりと笑みを返します。
やがて聞かされるのは、少女の夢物語。
教会で、彼に罪を、十字を背負わせるのだと。
私ならば最後の最後まで、彼には生きて苦痛を味わわせてから
狂い壊れたところを美味しくたべてしまうところだけれど。]
あなたがそうしたいのなら。
私はいつだって『お手伝い』するわ。
[レオナルドは、またいつだって殺すことが出来るでしょう。
狙いはそうっと別へと変化しては、赤い瞳がキラキラと輝くのです。
厚いカーテンの下に隠した、その瞳が。]
[けれど私は、ひとつ保険をかけるでしょう。
それは別の相手を狙うのではなく、同じ相手へ。
上手く隠した牙を、爪を。
十字背負うべき、彼(スティーブン)へ。
命を奪う箱の中。
メアリーさんの名前が確かにあったのを覚えていたのです。
例えば彼女が夢物語を現実にしてしまうよりも前に
もし、『無慈悲な決定』で命を奪われてしまったら。
その時のための、保険と、なるように**]
[黒き獣の心は強き望みに傾く。
少女が望むならばその爪も牙もその者へ。**]
お父さん…、ごめんなさい。
わたしのせいで、お父さんが殺されちゃったん…だよね。
怒ってるよね…。
ごめんなさい。
お父さんの仇は打ちたいけど
それが済んだら、わたしも…
死んだ方がいいのかな…。
[声なき声はだんだんとか細く震えて。
嗚咽に混じって 溶けた。]
……なに、あなた死ぬつもりでいるの?
[聞こえてきた声に、返すのは。
高く澄んだ嗤う声でもなければ。
やわらかく誘うような声でもなく。
無機質に、色も温度もなく、落ちました。]
死にたくないけど…。
お父さんがもし
すごく怒ってたら……
って思うと…。
[低くくぐもったような声のお姉さん。
いつもの声と違う。
高くもなければ
楽しそうでもない。
怒らせたのかな、そう思って
咄嗟に]
ごめんなさい…。
[と謝った。]
[聞こえ来る少女の震える声に意識が向く。]
――…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。
グレッグも、かなしむよ。
[静かに柔き音色をのせて。]
父親の仇をうったら、追いかける?
同じ場所にいきたいのなら、いつでも私が殺してあげるわよ?
ああでも。
あなたのそれも父親譲りね。
残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。
[それから、鈴の音がころころと鳴るでしょうか。
まるで取り繕ったような音。
よくできた、それはよくできた模造品の鈴。]
ああ、ごめんなさい?
怒っているわけじゃないの。
あなたの命だもの。
あなたが思うままに生きるといいわ。
[私は優しくなんてないから、
『かなしい』なんて思わないけど。]
仇を打つっていう『約束』は守ってあげる。
だから怖がらないで?
「あなたは、大丈夫ですか?」
「どうか。」
[それは彼の、心優しき医師の手のひらに乗せた文字。
本当は何と続けましょう。]
お父さんは、わたしを守ろうと…。
そう、かな…。
うん、そうよね。お父さん、わたしの味方って
言ってくれたもんね…。
お兄ちゃんも…悲しむかな……。
ううん、きっと悲しんでくれるよね。
[だって、わたしのお兄ちゃんだもん。
声には出さないが少し誇らしげに。]
『背後には気を付けて。
重い十字架(罰)が、降るかもしれませんから。』
……、お姉さんの言うこと、やっぱり
難しくてよくわかんないわ。
でもありがとう。
そうよね、わたし、お兄ちゃんとけっこんして
家族にならないといけないもん。
本物の家族に。
だからこんなとこで死にたくない。
[迷って、前に進んだと思いきや後ろを振り返るような。
そんな自分だけれど。
少女にとってそんな『仲間』の声が頼もしかったし
『仲間』に応えたいという思いが芽生えた。]
いいわ、判らなくて。
もっと大人になれば、きっとわかるから。
[くすくすと微笑んで見せましょう。
言葉の裡にある想いなど、判らなくていいのです。]
この医者(ひと)を殺すのね。
[優しい優しい、この『死神(ひと)』を。
私はすぐに訪れるであろう贖罪の未来に。
うっとりと、赤い瞳を細めては。
彼の熱伝わる指先を見詰めていたのです。]
―???―
「昨日はごめんなさい。
こうなっちゃったからには
仕方ないことだったのに。
みんなの嫌がること
進んでしてくれたのに
先生にひどいこと言って。
ごめんなさい。
お願いがあるの。」
[俯いたわたしの口からでる声。
まるで別人みたい。]
[わたしの話を聞く医者の眼は
冷え切った暗い琥珀。
鋭いその双眸を見つめながらゆっくりと
わたしの唇が動く。]
「おそう式をしたいの。
お兄ちゃんと先生とわたしとで。」
[しばらく黙って聞いていたけれど
先生はやがて重たい口を開いて、返事をくれた。
肯定。
けれどその眼は相変わらず睨み殺すような眼光で。
それは一見して彼が、その葬儀が茶番だと思った上で
頷いたとわかる態度。]
[けれどそれはきっとわたしとて同じことで。
冴え冴えとした目は睨むでもなく
先生の琥珀をじっと見つめたまま。
そしてきつく口を結んで、先生に対峙していた。]
―教会―
[先生が現れる。
教会には祭壇の上にろうそくが2本灯っているだけ。
薄暗い灯りの中、先生が
燭台を持ちながら祭壇の方へ歩みよる。
暗がりだけど、もう片方の手に何か持っているのが見えた。
気配でわたしを探そうとする先生。]
[わたしは十字架の裏でじっと息を潜めて
先生が十分近づいてくるのを今か今かと待ちわびる。
きっとこの真っ赤な眼がぎらついてる。
暗闇の中で鈍く、それでいて鮮やかに。]
[予め、お兄さんとお姉さんが傷をつけてくれていた
十字架の根本に足をけり下ろせば、その直下に、先生の身体。
もうすぐ、もうすぐだ。
そう思うとお父さんとお母さんの優しい声が
聞こえた気がした。]
先生は罪の意識から逃げたかったんだ。
だから一番にお父さんを殺したんだよね。
そうでしょ?
[わたしの声は反響して、聖堂中に広がる。
その声は力強く、遠くの仲間にも届いただろう。]
そんな男、神様が見逃してもわたしが見逃さない!!!
わたしのお父さんとお母さんを殺した罪!!!
地獄で味わえ!!!!
[絶叫とともにわたしは
足を振り下ろした。]
[例えば――。
「マーゴット」という名前ではあるけれど。
清い雫を纏い、煌めく 桃色の薔薇のような。
そんな、娘だったと思う。]
マーゴット。
サイラスと君を見ていてさ。
僕は、ね……。
(娘の幸せを願う父親のような顔をして
君を見送りたかった。
死出の旅路ではなく
ただ 幸せな未来へ旅立つ君を )
[―― もはや、 手遅れか。]
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る