人狼議事


41 アンデッドスクール・リローデッド

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 まぁ、どっきりだからな、これは
 だって、普通に、ゾンビなんていないだろう
 しかも、いきなりこんなに大量発生なんて、おかしい

 だからきっと大丈夫さ、心配いらんよ

[にっこりとほほ笑んで、そう言いながら
私も頑張るとの言葉に、頷いた]

 一緒に頑張るか、ロゼット
 二人でこのゲーム、クリアしよう
 そして、二人でお茶の間の人気者になるのだっ


―回想・廊下―

 く……っ!!

[ティモシーの首を下から突き上げる男に向けて、ぴしゃり、ぴしゃりと血液が降りかかる。
 その血のたった一滴が、声をあげた拍子に男の口内へと侵入する。
 微かに感じる、生臭い鉄の味。
 多量のウイルスを含んだ、死の滴]

 ――――――――っぅ!!

[ティモシーの首を捻じった後、体に震えが走っていたのは。
 初めて人を殺めたから――――それだけでは、なかったのかもしれない**]

―回想・廊下―


う、……ぐ、……

[廊下を進む最中、廊下に転がるゾンビ化直前だろう死体や、
普通の服を着た人々がやはり普通の服を着た遺体に食いついている様。

悪寒がする。鳥肌が立つ。

けれど、それは「自分が死ぬかもしれない」という恐怖じゃなかった。
違和感を感じる自分の脳裏。
けれど平静ではない頭はそれを否定し続ける。

遺体を見る目は、どこか物欲しげな動物の目だったが自分では気づかない。

生肉を見て生唾飲み込む音、鳴りやまない腹の音、頭の中で虫がうごめく感覚。

一人になってより顕著になったそれ]


[死臭漂う校舎の中。
異様な感覚が一つ大きな波を立てる。

気が付けば、転がる遺体のアタマを一つ、掴み上げる。
ぶちりと簡単に引きちぎれたのは単に肉が腐っていたのか。

べろん、とその首に舌を這わせて血を舐めた。
それは至極自然にでた行為。
「ベネット」とは明らかにことなるナニカが、当たり前のようにしていた行動で

誰かに見られていても気付くこともない**]


 いい実験材料が増えそうだけどな。
 自分がゾンビにならないように、あれがうまいこと不老不死系の実験に繋がればいいんだけど。

[歪めた口元の笑みは、楽しげに、面白くてたまらない気持ちを、極力抑えて。]


 うん……クリア、しようね。
 絶対、一緒に。

[彼の言うように、本当にどっきりならばどれだけいいか。それでも大きく頷いた。]



 勿論だ、一緒にクリアする
 終わったら、飯を食いに行こう
 和食じゃないものがいいな、沢庵はもういらない

[私の気分は、まだ軽い
脅威となりえる存在の運動能力が、随分と低い事も一因だ
大量のゾンビに囲まれなければ、大丈夫
誰かを庇ったりしない限り、ゾンビには噛まれないだろう]


 あたし、あんまんが食べたいな。
 あつあつの。

 ……あ、でもグロウさんは甘いの苦手だったよね。

[口にすれば絶対に叶うような気がして。
入り口前に佇む背中に声をかけた。]


 個人的には…街の外に出ていろんなサンプルがほしいかな。

[小さく笑う姿は、誰の目にも映らないだろうが。]



 あんまんか、いいぞ、一緒に喰うか
 甘い物は得意じゃないが、私は肉まんを喰えばいい

 あつあつのあんまんを食べながら、遊びに行こう
 どこか、面白い場所、知っているか?

 やりたい事は、まだ沢山ある
 だから、無事に帰るぞ、ロゼット?

[背中越しに、小さな声で返事をする
彼女には今、言葉が必要だろう
言葉で気分を和らげるのも、お笑い芸人の仕事だっ]


 最近は餃子まんもあるみたいだよ。
 食べ比べもしたいなあ。

[ゾンビの徘徊する音や悲鳴は今は聞こえない。この会話だけはどこかのんびりと、平和で]

 面白い場所……うーん、遊園地とか?
 パンダが4足歩行で動くあの乗り物、面白いよね。

 ふふ、デートみたい。

[くすくすと笑い声を漏らす。それはまだ本調子とは言えない無理をしたものだったけれど、希望を導いてくれるグロウの気持が嬉しくて]

 帰ろうね、グロウさん。
 面白いこと、まだまだ見つけなきゃ。
 黄色いトマトのお弁当も見たいし。



 餃子まんか、うまそうだな
 終わったら、中華街辺りに行って食べ歩きするか?

[ゾンビを叩きながら、そんな事を言い]

 遊園地か、うん、面白いな
 メリーゴーランドとか、大の男が乗っていると面白そうだ
 一緒に行くか、絶対面白いぞ

 デートか、それもいいな

[デートなんて、した事がないから、何をするのかわからないが
面白ければ、なんでもいいのだ、私は]

 そうだな、トマト弁当を作らねばならないんだった
 面白い事、一緒にいっぱいやりたいから


 いいね、食べ歩き。
 中華街にはパンダまんがあるよ。
 グロウさんとパンダまん。ふふ……

[とても面白い組み合わせだなと考えつつ]

 行きたいな。
 ……ううん、行こうね。
 デート、きっと面白いよ。

[そのためにも怖がってばかりではいられない。]

 ありがと、グロウさん。元気でたよ。

 (       )

[こちらに背中を向ける彼に、あえて唇の動きだけでメッセージを伝える。伝わらなくてもいい、今は自分だけの独り言。]



 なんだ、私がパンダ顔だとでも言うのかー?
 酷いぞ、ロゼット

[確かに肌は白いけれども
確かに陰は濃いけれども]

 ああ、行こう、デート
 大丈夫、守ってやるさ、何日でもな

[だから、私は元気でいよう]

 元気が出たなら、何よりだ
 安心しろ、傍にいるから

[唇だけのメッセージは、背中を向けているのでわからない
いつか、伝わる事があったなら
私は、真剣に答えるのだろうけれど]


 ……Bロボもいるの?

[近寄った背中に小さく声をかける。]



 いるぞ、Eロボまでいる
 5体が合体して、巨大ロボットになるんだ
 宇宙怪獣と戦うらしいぞ

[ロゼットに、そう答えてみたものの]

 …――――

[ちゃんと教えるべきか、迷ってしまった]

 あのな、ロゼット
 あの男は、性的に危険だと言う事だけ覚えておけ?


 特撮、ってやつなのかな。
 それともアニメ?
 すごいね、見てみたい。

[ガキーン、ガキーンと合体のSEが頭の中で流れた。]

 ……え?
 セシルさんが性的に危険?

[しばらくの間の後に告げられたその言葉。ぱちりと瞬いた後に、えろの部分が頭の中でカタカナに変換される。]

 やだ、やだ、どうしよ
 連呼しちゃった……

[長い髪に顔を埋めたい衝動に駆られたが必死に堪えた。] 



 多分特撮じゃないか?

 …――――

 わからんがな、見た事がないから
 五体合体ー

[じゃきーん、とか言いつつ
ロゼットの言葉に、ああ、気が付いたと胸をなでおろした]

 いや、気にするな?
 どうせ、私達しか聞いていない
 私は気にしないし、他の奴等も気にしないだろう

 心配ないから、な?

[頭でも撫でてやろうかと思ったけれど
ここで、そんな事をするのは不自然かと思ったりもして]


 血液感染か否かしらねーけど。
 貴重なサンプルだ。頂戴するよ。

[血液を持っていた小瓶に入れて、ソレを振る。
じっと瓶の中身を見つめながら。]

 目で見る限りは大きな違いはなさそうだな。
 内臓とかはどうなっているんだろうか…?

[近くの空き教室にゾンビを引きずり、近くの席からカッターナイフを取り出した。
それでゾンビの腸を切り裂いて中身を確認する。]

 …死んでるからやっぱりいまいちだな。いや、ゾンビになった時点で死んでいるのか。
 まだ動いているのを拘束して、色々みてみたいな。
 まあ色々やることもあるし、ゆっくりはできないか…。

[何食わぬ顔で、平然とゾンビの解剖を始めた。]


 あのね、できればグロウさんは忘れてね。
 そういうのあんまり、わからなくて……

[ごにょごにょと語尾は濁してしまった。]

 ご、五体合体ー
 特撮の映画も、面白いのかな?



 忘れて欲しいのか?
 気にしなくていいのに、面白いから

 わからないって…―――

 うん、ロゼットは、そう言うの知らないかもな

[彼女には、そう言った事を耳にいれたくない雰囲気がある
教えるのは容易いが、彼女を汚す事は躊躇われるのだ]

 そうだな、面白いんじゃないか?
 一緒に見に行くか、映画
 ホラー映画には、行きたくないけどな


―死闘の果てに・廊下―

[体の震えが止まらない。これは、きっと疲労のためだけではない。
 不思議な感覚だ。いや、痛覚も含めた感覚自体が薄れていく気がする。
 まるで、自分が自分でなくなっていくかのような……]

 あの、時に……に、似ている、気がしますね。

[それは、男の下半身に障害が残ったばかりの頃。
 意思では動かぬ自分の体が、他人のもののように感じたものだ。
 けれど、今は勝手が違う。胸から込み上げてくるこの衝動はなんだ?
 いったいいつから、こんな体になってしまったのだろうか]


[……そうだ。それは、あの時だ。
 ティモシーとザックを屠り、悲しみと共にしばし意識が途絶えた後から――――]

―死闘の果てに・廊下・了―


 や、ね、あたしも18歳だしね、クラスメイトの子にはそういうの知ってると思われているみたいなの。
 そんなに喋らないから、余計に誤解されてるみたいで……今更教えてっても言えないし。

[積極的に知りたいわけでもないのだけれど]

 うん、映画も行きたいいね。
 ホラーはあたしもやだなぁ。
 折角ならどーんとかっこいいものが見たいね。


[青年は一度血を口にすれば、どこか歯止めが切れたようにぷつりと理性が吹き飛んだ。

手の中の首、腐りかけた血。
青白い死人の肌、臭い立つ死臭]

は…、っ……ぁ……


[一心不乱に死肉を口へ運ぶ。
意識はすでに外に飛び、その味に酔いしれた。
あぁ、美味い、旨い、と。

けれど、まだ人である部分が大半を占めるこの体。
人の血肉、ましてや死人のそれなど精神的に受け付ける訳がない]


………っ!



 ああ、そうか
 ロゼットも、大人の女性として、知っておかなければな
 悪い男に騙されるのは、避けて貰いたい所であるし

 私が教えてやろう・・・と言うと、さっきの男と変わらんな

[私も、そっち方面にはあまり詳しくない
正常な男子がそう言う勉強に時間を費やす中
私は、お笑いの勉強にいそしんでいたわけであるから]

 そうだな、アクション映画とか行こうか?
 ド派手なアクションで、どかーん、とか、カッコいい奴


 
 
[一緒にと視線を送った先は、揺れずに真っ直ぐ落ちる長髪。]
 
 


ぐっ、ふ、ぁ、あ……
……げほっ…!

[混濁する意識の中、まるで喉の奥まで異物を突っ込まれたかのような嫌悪感にむせる。

血を飲みたがる神経と人である精神がまざりあい、
堪えられない程の悪心が襲う]

な、に……
なんだ、こ……れ………
ぐ、ぶ……っ……ぁ……

[胃をめくり返すような痛みが襲う。
暫く青年はそこに気絶するかのようにうずくまる。
口元は死血で赤黒く染まりながら*]


 だ、騙されないよ。
 騙されそうになったら、助けてくれる?
 そのかわりあたしも、グロウさんが悪い女の人に騙されそうになったら助けるからね。

[悪い女の人、と言って頭に浮かんだのは、よくある悪の組織の女幹部。]

 かっこよくて、面白くって
 ……最後は笑えるのが、いいな。


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