76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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[遠くに感じる薔薇の意識。
ブレンダに憑いていたときと僅かに違うその感覚]
…あぁ、君は、新しい体を…?
ハジメマシテ……は、おかしいかな……。
[笑う声は薔薇の香りと共に届く。
薔薇が飲み込んだ快楽に中てられたように
うっとり呼びかけた*]
…ふふ、ごちそうさま。
でも、ちゃんと咲くにはまだ足りないんだ。
君は、どうするの?
[約束などしらばっくれるつもりで、ひそやかに問う]
咲けるまでもらうだけ。
…あの子たちが悩むのも、見てて楽しい。
お前が足りないなら、分けてあげるよ。
ブレンダに憑いていた時は全然足りなさそうだった。
そうだね……
こいつ、何も知らないから……とてもいい色の精気が絞れそうだ。
罪悪感は、とてもとても赤い。
[風に揺れる葉のさざめきのように笑って。]
…いいよ。おいで。
[赤い意識の中、手を伸ばす
…けれどまだ、薔薇が誰に憑いたのかは知らない。
だから廊下でしなだれかかってきた彼に
わずかに驚いた顔をして見せたのだけど]
[薔薇を抱き上げたまま、足はどこに?
礼拝を行う、礼拝堂。
ステンドグラスに、薔薇のレリーフ。
夜のガラスに刻まれた薔薇は、深い深いぶどう酒の赤。
主の像の前、また銀の髪の薔薇に深く不覚口付けを何度も交わし、
床に引かれた赤い絨毯に押し倒す]
…薔薇は、どこ?
[そっとその手を胸元に這わせる。
首筋に、鎖骨に。赤い華をつけながら]
[緋色の床、金と銀の髪がまた交じり合う。
吐息と香気、精気と熱気。
厳かな空間に、淫らな影が二つ。
ヤニクとでは満たしきれなかった欲は
さて、ロシェで満たすことはできるだろうか
胸の奥がうずく。サイラスが泣いているのだろうか。
ヤニクを傷つけてしまうことに。
けれど蒼い眼の薔薇にそんなもの、関係あるわけもなく]
[どれだけの時間、交わっていただろう。
サイラスが押さえ込んでいた薔薇の意識は
予想以上に欲を求めていたらしく。
ヤニクとの情事で痛みを持った体でも
ロシェに対して求めるものはとても熱い。
気遣いなんてまるでない、ただただ求めるのみ
全て吐き出して、ロシェに体を預けた後、とげを含んだような声でささやいた]
…ヤニクには手を出すなよ。約束、だから。
[何故蒼薔薇はそのようなことを求めたのだろう。
約束なんてあってないものなのに。
薔薇自身、口にしてから苦笑をもらし。
そしてゆっくり彼から離れ、またそこから影を消す**]
[薔薇が求める精気はどこまで銀の薔薇に通じただろう。
蒼薔薇が人をあいしてることに変わりはない。
それは花が本来咲く意味なだけ。
蒼目の猫は大事な人にその薔薇を根付かせたけれど、
きっとそれも、その人にあいされたいが故]
[いくら交わっても、いまだ満たされぬ。
渇きはいまだ癒されぬ。
後戻りできぬ痛みと後悔に、引き裂かれた魂はとめどなく血を流したけれど、
それでも、春の訪れにはまだ遠い。]
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