270 「 」に至る病
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[「パパ」という音が鼓膜を打った。 幼い腕が体に抱きついた。 産声などなくとも、それで十分だと思った。]
ミルフィ。
[セイルズは少女の名を呼ぶ。 自分がつけた名のように、優しく呼んで 腕にすっぽり収まってしまう小さな体を、 ぎゅっと抱きしめた。]
(222) 2019/10/06(Sun) 11時頃
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[その日から、2人は家族になった。]
(223) 2019/10/06(Sun) 11時頃
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――それから――
……文字の読み書きを? ああ、もちろん、いいとも。
[退院後すぐにミルフィが言ったお願いに セイルズは微笑んで頷いた。 この子が小学校に行くための手続きもしなければ。
そう思いながら、「でも」と添えた]
遊んでも、いいんだからね。 ミルフィはまだまだ小さいんだから。
[何かを怖れるような眼差しに肩を竦めて>>204 警戒を解くのに苦労しそうだな、と思った。]
(224) 2019/10/06(Sun) 11時頃
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[セイルズはミルフィのために出来るだけのものを整えた。
1人で暮らすには広すぎた家の中で 殆ど空だった一部屋を子供部屋に作り変えた。 仕事の合間に彼女に読み書きを教えて、 できるだけ楽しい児童書・絵本をそろえた。
「食べている気がすればいい」 「血の味を誤魔化せればいい」
そう思い雑に作っていた食事を、 栄養バランスを考えて丁寧に作るようになった。
子供と暮らすというのは、数百年生きてきてはじめての事で セイルズはわからないなりに手を尽くした。]
(225) 2019/10/06(Sun) 11時頃
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[薄暗い灰色の部屋が、明るい家庭の色に塗り変わる。 それでも尚、リビングには白薔薇が鎮座した。]
(226) 2019/10/06(Sun) 11時半頃
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[ある日、朝食をとりながら>>205 ミルフィが尋ねてきたことに、 セイルズはぱちぱちと瞬きをした。 トーストを齧ってから珈琲を飲む。
今は使われていない一室のことに思いを馳せる。 クラリッサの部屋には 彼女が大切にしていた私物と、 セイルズと撮った写真が置かれている。
あの部屋の写真を見れば、幼いミルフィでも かつて”ママ”がいたという事はわかってしまうだろう。
セイルズは目を細めて「そうだね」と呟いた。]
(227) 2019/10/06(Sun) 11時半頃
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彼女は、僕の生徒だったんだ。 同じ歴史を研究していてね。 当時の女性が大学で学ぶのは珍しかった。 けれど、彼女は違った。
賢くて、明るい、白薔薇のような人だった。
[セイルズは2つのリングがつけられたネックレスを 祈るように握り、過日を思い出して少し目を閉じる。]
生きていたら、 ミルフィのためにケーキを作ってくれただろう。 彼女は料理が得意だったんだ。
(228) 2019/10/06(Sun) 11時半頃
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[それから微笑んでミルフィを見た。]
今週の休日は、お勉強をお休みして出かけようか。 遊園地とか、行ってみたくないかい?
[六歳の子供が喜ぶことはわからないけれど 出来るだけ勉強だけでなく遊んでもほしい男親は 考え付く限りで一番楽しそうなところを挙げて、尋ねた**]
(229) 2019/10/06(Sun) 11時半頃
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[>>213簀巻き少女?の答えに傾けていた首を戻す。 話の内容から察するに私刑の半ばであったようだ。 何とも前時代的で野蛮な内容である。
簀巻きのまま海に落ちれば間違いなく死ぬだろう。 死んだことがないので過程は分からないが そういう事もあるかもしれない]
お前はしめじも知らないのか?
[どうやら知らないようである。
>>214譫言を紡ぎ続けてはいるが>>212自己申告通り 頭が呆けているのだろう。 理解できないところもあったが 概ねは「死にたくない」に集約されるのだろう]
(230) 2019/10/06(Sun) 12時頃
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蚯蚓のように地面を這いつくばるしめじも その内に起きるだろうしそうすればお前は死ぬな
成程、成程……生きていたいか
[問題は簀巻きは再び瞼を閉じてしまったことである。 何かしら危険な薬でもやっているのだろうか。 あまり触れたことがないジャンルであるために 持ち得る知識もそう多くはない。
普通の人間ならば病院にでも運び込むのだろうが、 生憎と"吸血鬼"たる身であるためにそれは最後の手としたい。
より"吸血鬼"らしい行動と考えれば――]
(231) 2019/10/06(Sun) 12時頃
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……よかろう 死にたくないならばお前を俺の下僕にしてやろう 至高の"吸血鬼"ジャーディン・ヴィラドメアの眷属となれるのだ 感涙に噎び泣き24時間俺に尽くすがいい
[指先で掴んでいる顎を二度三度程引いて頷かせる]
宜しい、では血の誓約をしよう ――とは思うが先ずは家まで戻るか
[簀巻きを肩に担ぐと倉庫の外へと出た。 しめじたちは仲良くしめじをしていたので、 後でこの簀巻きに見せるために写真を撮影しておく。
撮影が終われば再びリンディンの夜空を飛んでいく。 今宵に月が出ていなくて幸いである。 何しろ何処からどう見ても事案である]
(232) 2019/10/06(Sun) 12時頃
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―― 自宅 ――
[自宅に到着すれば簀巻きを床に敷いたマットレスの上に転がした。 麻縄をナイフで切って身体を解放してやると 頬を叩いて声をかける]
目覚めよ、少しは動けるだろう ……もしは動けないのか?
[それ程衰弱しているのだろうか。 産まれた時より吸血鬼であったため、 残念なことに人間の脆弱性を身を以て知ることがない。
見た目で言えばミドルスクールくらいだろうし、 何か口にすれば多少は元気になる気もするが――。
どうしたものか。 取り合えず着ているものは引ん剝いて湯で身体を拭いてやろうかと、 目覚めなければその衣服に手をかけていく*]
(233) 2019/10/06(Sun) 12時頃
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自由と無礼は違うだろう。 ほら、カルテ書くぞ。
[彼との間に横たわらせていた医者と患者の溝を埋める。 15歳の子供に必要なのは従順で臆病な大人ではない。試す心算で叱ったが、彼には案外効いたようだ。>>191
確かに彼は何処へ出しても恥ずかしくないプレミア付きの御曹司ではあるが、この場所に辿り着いたからには多くの患者と同じく死にゆく人だ。 痛みと苦しみを取り除き、代わりに柔らかなもので空隙を埋める。
患者の未練を解消するようにロールプレイを採用するのも、終末医療では珍しいことではない。――― その場合は大体が息子役となり、彼のように友人関係で括るのは初めてであったが。]
(234) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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基本的に投薬とカウンセリングで様子を見る。
時々は麻酔薬も使うが、 神経を麻痺させるだけなんで手術はしない。 同意書も時々書いて貰うことになるから、親に頼め。 んー、
[申し送りされた彼の病状と問診を合わせ、あっさりと計画を立てていくが、彼の身体は脆かった。あと五年持てば良い方で、手は全て尽くした後。 人の器の限界だ。彼の隣には死が寄り添っている。
未来在る少年に見えても、諦めるしかない命だ。]
(235) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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……グスタフだ。 俺は友人は下の名前で呼ぶ派。
[だが、控えめに問われた友情の確認にはっきりとした声色で是を返した。友達と呼ぶには些か年が離れ過ぎていたが、己にとっては世界の大半が年下だ。*]
(236) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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[二度目の来院の際、男は診療所の前で待っていた。 バスで来たと知れば、三度目はバス停で待った。
迎えに行くと約束しただろ。とは主治医の談。 子供扱いと捉えたかは彼次第。
毎週のメニューは決めた通りにカウンセリングと投薬が主。時折、麻酔によって交感神経を麻痺させる治療も行った。――― あとは、彼との雑談の時間も多分に取った。]
チェスにバックギャモン、オセロに……ショーギもある。 俺の方が強いから手加減してやるよ。
[最初のうちは他愛無いボードゲームを用い、慣れてくれば彼のことも聞いた。生き方と死に方、なんて重い話題ではない。趣味はなんだとか、好きなものはとか、親はどうだとか。そういった、15歳の少年がしそうな話題だ。]
(237) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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[医者と患者、兼友人。 そんな関係性で括れば、ゆっくりだとが彼も軟化する。 彼が軟化するまでは己も意図的に友人らしく振舞っていたが、一般人なら忌避するであろう吸血鬼の生態についてまで突っ込むようになってきた頃には大分境目が曖昧になっていた。>>197]
お前が考えてるほど良いもんじゃないよ。 マトモな吸血鬼なら眷属なんか持つべきじゃない。
医者の端くれとして言うが、碌なことにならない。
[のらりくらりと交わせば良いのに、彼の興味が強いほど此方の口調も強まった。彼は全く自覚がないのだろうが、己は唆される気持ちで好奇心に耐えていたのだ。]
(238) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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[20年も生きていないような子供に、己の孤独と空腹を理解しろなんて言う気はなかったが、それでも彼の言葉は毒のようだった。
己の吸血衝動は理性と言う名の杭で打ち付け、飼い殺している。 空っぽの腹の中に理性と多忙を詰め込んで働き、時折小動物の生餌に牙を立てて、吐き気を抑えながら人としての尊厳を守っているのだ。 だが、そんな己の惨めな生き方を、彼は肯定しない。
下がるべきは年長者である己だと理解していたのに、何度も熱くなった。 それでも最終的に折れて誤魔化したのは、己が成熟していたからではない。]
(239) 2019/10/06(Sun) 13時頃
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[
『自分が咬まれても、同じことを言えるのか?』
その言葉を、口論の終わりに何度も飲み込んだ所為だ。 糾弾にも文句にも聞こえるそれを喉に押し返すと、頭がスッと冷えた。
未来もなく、年端もいかない子供に問う言葉ではない。 ―――― 求めていい救済ではない。]
(240) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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[死が迫るほどに患者の精神は不安定になるものだ。 経験則から知っていたのに、時と信頼を重ねるごとに上手く躱せない頻度が増えた。
不安を上手く口にできない患者は沢山いる、命のコントロールが出来ないのに情緒を支配下に置けと言うのは無理な話だ。そんな相手にも安定して接するのが医者の務めであるが、彼相手にはどんどん下手になった。
今も、無意識に眉が跳ねた。>>207]
今ほどは。
―――……いや、言い返した。 違うな、如何してそう思う?
[冷えた声を絞り、理性で取り繕う。 頭を振れば腰を持ち上げて彼の傍まで脚を運んだ。
彼の体調を看るように掌を額に翳し、]
(241) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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……苦しみながら生きるより、楽に死にたいだろ。 誰だって。
[小さく零す溜息のような一片。 今必要なのは己の本音ではない。 患者の安寧を誘う言葉だ。
己の勝手な言葉は、窓を揺らす北風に紛れ、 彼の耳まで届かなければ良いと思った。*]
(242) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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[しめじが食材の一種なのは知ってる>>230 ただ、その名が出てくる理由がわからないだけ。 キノコが生えるような場所ではないと、頭の隅で考えて。
しめじが起きれば自分は死ぬ>>231 ならば一刻も早く、ここから逃げなければ そう思うのに瞼は鉛でできたように重たくて]
うん。生きていたい ──……ジャーディン
[ようやく口にできたのは名前の上半分だけ>>232
それでも相手の名を呼べたことに安堵して 誘導されるがままに頷くと、意識はそのまま闇へ]
(243) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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── そして ──
[次に気がついた時は知らない場所>>233 頬を叩かれ、どうにか瞼を開ければ 縄はすでに解かれていたようで]
……ここ、は?
[動けるかと訊かれれば のろのろと指先を動かし動けることを示す。 膝や手に傷はあったがそれは自分で作ったもの 他にあるのは擦り傷ぐらい、そう大きな傷はない。
とはいえ、打たれた薬の効果は切れてはおらず またとろとろと眠りの淵へ落ちかけて]
(244) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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──うん、
[うっすらと再度、瞳を開いたのは ちょうど、衣服に手がかけられたころ。
下に敷かれたマットレスと、脱がされかけた衣服 その光景は、自分にとっては見知ったものだから]
────……?
[怖いと思うわけもなく 相手へと、抱きつくように腕を伸ばした*]
(245) 2019/10/06(Sun) 13時半頃
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[>>244簀巻きは瞼を開くがすぐに閉じようとする。 死に体の人間がそうであるように 脳が活動を拒絶しているのだろうか。 矢張り危ない薬をヤっているとしか思えない。
指先は動かせてはいるし大した怪我はない。 海に没シュートされるとか言っていたし、 もしかすると睡眠薬の過剰投与でもされているのだろうか]
意識をはっきりと持て 此処は我が本拠地だ
[簀巻きを開きにして裸にすると下半身にはしめじはついていなかった。 簀巻きは少女であるようだ。
>>245腕を伸ばしてきたのでその手にペンを握らせる]
(246) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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しめじを知らなくても名前くらいは書けるだろう 死にたくないならこの書類の此処に署名しろ
[次いで見せたのは"血の誓約書"である。 ジャーディン・ヴィラドメア(以下、甲)の 眷属となる上での眷属契約書である。
その内容を確認させる時間も与えずに、 世知辛い世界の設定に従って契約書に署名させようとした*]
(247) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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[────箱庭の中。 僕は、「アオ」と呼ぶ声に振り返った。
そこには、僕に微笑みかける彼女がいて。 僕は「母さん」と駆け寄って抱きつき。 抱きしめ返される温かい腕の中で、いつもの甘い甘い蜜をもらう。
いつから、僕の”しょくじ”がその赤い蜜だったのかなんて、覚えていない。 ただ彼女が僕と違うものを口にするのを見て真似してみたりもしたけど、やっぱり甘い蜜のが美味しかったし。蜜をねだれば、彼女が嬉しそうに笑ってくれた。
それが僕にとっての、”ふつう”であり。 僕と彼女にとっての、”しあわせ”だった。 それだけのこと。]
(248) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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[優しい声が、僕を呼ぶ。 渇く喉に、その温もりを欲しがって。
僕は彼女へ、両手を伸ばそうと────……]
(249) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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[ぱちん、とシャボン玉が弾けるように世界が変わる。 少しぼやける視界に、ぱちぱちと瞬きを。
そこには、見慣れた天井があった。]
………… 夢、 か。
[懐かしい夢だった。 箱庭だけが世界であり、それがしあわせなんだって疑いもしなかった頃の夢。 ゆっくりと息を吸って、吐いて。
ふと耳元を掠める息遣いに、くすぐったいそうに肩を揺らして。 寝返りを打ちつつ横を向いた、瞬間。]
(250) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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〜〜〜〜っ!!?
[思わず飛び起きた。]
なんでこいつが……、ぅ…頭痛い………
[ガンガンと殴られたように痛い額を手で押さえて呻く。 てっきり大型犬が横に潜り込んできたのかと思っていたのが、髭面の男だったとか。 頼まれても想像したくないが、今はこれが現実である。
そういえばなんか、ざりざりしたものが頬に当たっていたような気もするし。 枕もいつもより固い割に、温かかったような気がする。>>194]
眼鏡、眼鏡……ああ、あった。
[見つけた眼鏡をかければ、クリアになる視界と共に。 記憶も幾分かクリアになってきて。 間抜けな顔で眠る男を見下ろしながら、まさかの酔い潰れるという失態に、もう一度呻くことになった。]
(251) 2019/10/06(Sun) 14時半頃
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