158 Anotherday for "wolves"
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[はっとしたように、ぽやりと顔を赤くする。
視線はうろうろ 周囲をさまよって 脱いだままになっている上着と目が合った。
体を縮こまらせながら逃げるように腕の中から離れていって 強張った肩のまま 彼に背を向けて、ぽつり。]
……そのう…… お、おようふく、着てください…。
[ ああ、もう。
見えてなければこんなに恥ずかしくもなかった筈なのに、 自分が恥ずかしいと思っていることがはずかしい。
今ならルパートさんに負けないくらいの目玉焼きが わたしのほっぺたで焼けそうだった。*]
(156) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
|
|
― 暫しの後 ―
[背を向けたわたしの手が、ゆっくりと攫われていって 指の間にすべりこむわたしのよりずっとおおきな手が ごつごつと当たって なんだか…変な感じ。
繋いだ手がみえるだけで恥ずかしくて必死にごまかしたのに 見上げた人の顔>>132も、なんだかすごくはずかしそうで。
( なぁんだ、ふふふ。)こらえきれない、笑いをひとつ。]
わたし、この村が見たい。 わたしの家も、サイラスの家も、村いちばんの大きな樹も いつも行ってた花畑も……。
[死んでしまっているし、わたしの目も開いているけど 繋いだ手は離すつもりはないから、 自分からもう一度握り返して 外へと誘う。]
(157) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
|
|
……きれい……!
[重い音をたててひらいた酒場の扉の向こう側は 空があかく染まる逢魔が時。彼岸と此岸が近づくとき。 眼前に広がった あめいろ硝子でできた世界。
わたしはあたたかな光を傍らに、秉燭夜遊へ足を踊らせ 紅差す右手の糸を、空へとかざす。
ああ、 ああ。 ]
(158) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
|
………せんせ。
今日の夕焼け、すごく綺麗ね。
[ こぼれた声は 朱い空を彩る筋雲の隙間へ ]
|
[振り向けば、繋いだ手の先のひとの髪がきらきらと輝き 青いスピネルは赤色を吸い込んで、紫色に揺らめく。
髪も瞳もまっくろなわたしは ( ずるいなあ ) なんてほんのちょっぴり おもって ずいっと腕を、引き寄せます。]
サイラス、わたしよりきれいだから きらい。
………っふふふ。 ほんとだけど、うそよ。
[ くすくす。 くすくす。 エスコートの手を握ったまま くるり回って ちいさな悪魔は天使をからかいながら、踊ります。
伸びるはずの長い影は地を這わず 響くのは、楽しげな少女の笑い声。**]
(159) kanko 2015/05/26(Tue) 18時頃
|
|
―深夜―
[生ぬるい風が村中を撫でていく。
ざわり ざわり
墓地に向かう道の途中。 赤毛の男を見かけたのはそんな場所だった。]
(160) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[わたしが生きていることで
自分の投票先は無効になったこと、 手に掛けられた相手は誰か、
特に言葉を交わしたわけでもないのに それらをなんとなく悟ったようで。]
[それから降ってくるのはあの時のような 責めの言葉。
自分には理性があるそう言わんばかりに 浴びせてくるのは暴力ではなく言葉。]
(161) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[後から後からついて出る言葉の語彙は回転の速さは どちらも少女には持ち合わせていないもので。
言い返せない悔しさから 咄嗟に──
こちらへと伸びる手に噛みついた。]
(162) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
おとなは卑怯だ! 何でも知った風に言う! わたしのことなんて… 何にも知らないくせに! 何にも知らないくせに!!
[“おとな”に対する諦め。 助けてくれない“おとな” 守ってくれない“おとな” 信じてくれない“おとな”
聞かずには信じられないと言い 聞けばそんな話信じられないと言い。
全ての村の大人に対する負のイメージが そのまま目の前のドナルドへと注がれる。]
(163) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[勢いよく噛みついた腕は 幼い歯型を残しただろうか。
そのまま森の奥へ奥へと逃げ出す。
後から聞こえる声、枯れ木を折る音、葉の揺れる音。
追ってくる男は何を思っていたのだろうか。
息を切らせ、たどり着いたのは 行き止まりの崖の切っ先。]
(164) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[男の口が開く。
何かを言っているが、それがどんな意味か。 耳には入って来ず。
きっと、村に連れていって “正す”そんな内容だったろう。]
[死んでたまるか。 そう思ったのは何故だろう。
一度は死を覚悟した身。
それが今は必死に運命に 抗おうとしている。]
(165) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[じりじりと近づく相手と揉み合うも 力では押し負ける。
噛みつこうにもさっきの今で 警戒からかうまくいかない。]
[抱きかかえられて、俵担ぎされそうになって 刹那、その身を亜麻色の獣へと転じると
眼前にぬっと伸びている筋張った首筋に
勢いよく噛みついた。
場所が場所だけに、バランスを崩した男は そのまま少女ともども、崖下へと まっさかさま。
風は凪いで。 あたり一面静寂の中。*]
(166) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
─明朝─
[目を開けたら枯葉と土くれと 目を開けない男の姿。
男の身体を下敷きにするように 獣の身は男の上に横たわっていた。
上を仰げば元居たらしき崖は 頭上よりもずっとずっと高いところにあり。
自分とドナルドの身に起きたことが わかると身を翻すように人の形をとり 高らかに叫んだ。]
(167) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
ふ…ぁははっ! これでわたしのこと悪く言う奴はいなくなった! みんな…!みんなだ…!!
[無事だったことへの高揚感。 しかし後から湧くのは、サイラスを見たときと同じ感情。]
[冷めやらぬ興奮と背けたい虚無感。 ぐちゃぐちゃに掻き混じったままの頭で もの言わぬ隻眼の男を見つめる。
触れてみると 思った以上に冷たく、硬いその身体に 一瞬たじろぐも、そのままそっと 胸に触れてみる。
音のしない心臓。]
(168) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[食べてみたい。
急にそう思った。 そういえば隣の村にでた獣は人を食べたのだという。 そんな話もあったなあと随分昔の話のように 想起しながら、己もオーレリアの死に細工した時 わずかながらその肉を口にしたことを思い出す。]
どんな味だったか… 忘れちゃった。
[あの時は夢中だったもんね。 と、鳴りやまぬ動悸が今も鮮やかに残る 記憶を思い出し。]
(169) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[落ち着いた気持ちのまま、 またひとつ
食べてみたい。 と思った。]
(170) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[ ぐちゃ ぐちゃ ぼとっ ぐちゃ ぐちゃ びちゅ ぐちゃ ぐちょ ぐちゃ
あの時と同じように。 あの時より硬く、血も固まった身体に歯を立てる。 肉よりも臓器の方が幾分食べやすいか。 そんなことを考えながら、オーレリアの時の感覚を 記憶から引き出すかのように咀嚼し また一口。
気が付けば、ドナルドであった身体は、 いつかの首輪をもっていた少女と同じような状態に。]
(171) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
─川のほとり─
[キレイな川の流れに小さな手を沈めて 少し水を掬う。 口を漱いで“口直し”をすると 口を拭う。]
…よくわからなかった……。
[確かに美味しかったような気もする。 しかしオーレリアの時のような興奮と 湧き上がるナニカはなかったような気もする。]
(172) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[ここに来るまでの間どのくらい歩いたろう。 見たことのない川。村からは大分離れているのだろう。
…もう、村には戻れない。 わたしも居場所はどこにもない。 わたしの家族もどこにもいない。
わたしは独り…。
[昨日あたりから頭が痛い。 口を漱いでもひりつく喉は治らずに。
ただ、外敵がいなくなった。 その安堵から緊張の糸が 一気に緩み
そのまま記憶を手放した*]
(173) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
[後からそこで倒れていたと聞いて 意識を失ったのだと知った。]
(174) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
─その後─
「可哀想に。」
[玄関先で花を届ける人が口々にそう告げる。 それは家でささやかなおそう式を執り行う 生まれてくるはずだったわが子のための。
小さな棺には人形が一体。 まるで赤子のような大きさで。
それを見つめるわたし。 乾ききった目からは ついぞ涙は出なかった。]
[その背丈は村にいた時よりも伸びて その頭髪は村にいた時よりも伸びて。 その身体は村にいた時より丸みを帯びて より女性の身体へと。]
(175) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
─同時刻・井戸端─
「キャサリンさんだろ?身重なんだから 診療所なんて先生に任せておけばいいのに」
「でもキャサリンさんの子って、相手がわからないんだろ? 何でも相手は先生だって噂もあるっていうじゃないか。」
「いやだよ、そんな話題ばっかり食いついて」
「それにしてもねえ。流れたのはもう何人だい?」
「たしか、三人目じゃないかねえ」
「つくづく子どもに恵まれない人だよねえ」
「よっぽど記憶をなくす前の行いが悪かったのかねえ。」
「奥さんを早くに亡くした先生とチビたちも面倒見てるし 良い人そうに見えるんだけどねえ」
(176) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
|
「わからないよ、腹の中でどんなバケモノを飼ってるか」
「それこそあの何年か前に話題になった 村を襲った人狼みたいなサ」
「やめとくれよ物騒な」
「そういやさ、あの村の話題とんと聞かないねえ」
「今はどうなっているのやら」
「ま、あたいら平和でよかったやね」
(177) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
|
ね、せんせ。
[彼にだけ聞こえる声で囁く。
身体がこわばるのが重ねた肌越しに伝わる。]
[怯えている。愛おしい。]
ほしい。
柔らかい肉が。
新鮮な肉が。
[あの時のような。
無我夢中で食べた、あの時のような。]
次は“誰と”にしようかしら。
誰と作る子が
いちばん美味しいと思います?
ねぇ、せんせ?
[鈴のようにコロコロと
かつて聞いたことのあるような『笑い声』
「せんせ」と短く
かつて聞いたことのあるような『口ぶり』
今のわたしには7人の弟たち
かつて見たことのあるような『家族』
愛する父であり夫である医師
かつて会ったことのあるような『人物』]
[かつて仲間から言われた言葉
「 ──…キミのお父さんはキミを守ろうとしていただろう?
彼はキミが生きることを望んでいると僕は思うよ。
グレッグも、かなしむよ。」
「 残される彼(グレッグ)の気持ちも考えないの。
殺された彼(ルパート)の思いも考えないの。」
それらは呪いのように
『生きなくてはならない』
少女であったメアリーの胸にしこりのように
残りつづけた。まるで誰か()が後押しするかのように。
“キャサリン”と名乗るかつての少女は
その呪われた生を重ねて、今日も
妖しく溢れんばかりの美を纏って。
生きる**]
―― 回想 ――
[「見てる」とその場を離れずに居た少女に、
応も否も唱えず、「そうか」と一つ零すのみ。
シーツを借りる為立ち去るその場で、
彼女が何を思い何を口にしたかは知らない。
グレッグの事もあり彼女の思いも聞いていた。
だからこそ、見るなとも言えず、
さりとて友との決着を他に任せる気にもなれず。
サイラスの亡骸の前に戻る頃には少女の姿はなかった。
ふ、と吐息を零す。]
狩りを誰かに見せるのは
今日が最初で最後――……。
[特別なのは、彼女が最初に味方と言い出したルパートと
己の中に深い傷跡を残して逝ったグレッグが大切にした存在だから。*]
|
―夜明けの崖の下― [従妹の足取りが消えて、それを探して。 男が次に辿りついた場所は村から離れた崖下だった。
枯葉と土に塗れて倒れた2人の人狼。 そのどちらもがよく知る顔で。
1人は、もう死んでいるように見えた。 1人は、まだよくわからなかった。
死した身では触れることも叶わず、 祈るのはこのまま眠り続けてしまうのではなく、 夜が明ければ起きて欲しいという事。
それは1人に。―――…本当は、2人に。]
(178) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
|
|
[やがて目を覚ます1人…メアリーの姿に安堵して。 もう1人…ドナルドが目覚める気配はない。 確認せずとも、気付いてはいたのだ。 彼はもう、隔たれた世界の此方側にいることを。
動かぬ骸となった兄貴分の姿を、 男は目を逸らさずに見つめ続けて。
死した彼に想う気持ちは、言葉で表すのは難しい。 決して死ぬことのないと思っていたドナルドが 死んでしまった、その事に対しての少しの失望と 彼も自分と同じようにただの人であったことへの安堵。 もう従妹に手を掛ける者はいないという安心と、
それから―――…、やはり、とても、哀しいと思った。]
(179) chiz 2015/05/26(Tue) 21時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る