131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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……やはり、気付かれたみたいね。
[クラウディア>>156の挑発に、隠れても無駄と思い、術を解いて姿を現した。 同行者はどうしただろうか、出て来ないのならばわざわざこちらから存在を教える気はないが]
それで? 何やら物騒な話をしていたようだけど。
[とぼけて見せつつも、緊張で表情は硬くなる。 始末、という言葉もそうだが、新たに耳にした単語が気にかかっていた]
……大魔神……? 随分と大それた名前を……。
(162) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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仁右衛門、だっけ。本当に口の狂い回る人だな!!
[天仰ぎ哄笑する男に、ひとつの狂気を感じて呆れ笑う>>150]
…玄孫?あなたの言う所、比喩でない「人でなし」なのは文字通りらしいね。
概ね敵のあなたに同意だよ!僕もこう見えて綺麗事が好きだ。いや好き「だった」!互いの過ちと歪みを認め合い、手を取り合う新しい理想郷があれば素晴らしい場所になるだろうなと想いを馳せた!
ひとつ難しすぎる事は、至上の価値を求めて誰かが繋ごうとした橋は、いつも亀裂の奥底から吹き荒ぶ時代の烈風に、吹き崩される事!氷の上に投げ入れた熱湯の様に、光と闇の岸辺の間には、何者も拒む風が吹き続けてる!
そこに橋を繋ごうとしたら、そりゃ亀裂の上で何夜でも殴りあう必要はあるけど! 世界中の人々が死に絶えるまで橋を繋げ続ける「人でなし」のあなたに、誰より懸け離れた言葉を僕から贈らせて貰うよ…っ
(163) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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クラウディア様、ここは俺に一人に任せてもらっても構わないぞ?
[騎士の誓いを終えた後は、元のふてぶてしい態度に戻る。 今更騎士らしく振る舞う事など彼女は求めていないだろうと。 なんとなくそんな風に思いながら…あとは単純に、この方が気楽なのだ。]
俺一人でも相手は充分…。 物騒な話ってのは……始末する…って話題か?
[さらっと答えて、不敵に笑みを向ける。]
(164) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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雄弁は銀なり 沈黙は金なり !!
この期に及んでは、僕とも懸け離れた言葉だと思うけれどもね! この大地が亀裂渡りゆく、その末を、今 舌剣で戦うのもあなたは得意そうだけどね。死人に口なし。相手を永遠に黙らせたら、それは決して反論が無い金色の究極な完全勝利!
[更なる追撃の水弾を高く跳躍し、再び黒雷を纏う拳で殴る、その足で蹴散らす。 背後では、アマトに構う弁士を狙う、悪魔の黒剣>>133]
僕は決して嫌いじゃないけど。 あなたの色々捻じ狂いな根性は、生きて貰うには危険物すぎるからね。
あなたの舌剣は封じて、僕達が金も銀も貰うよ… 仁右衛門・ケレブロンド!
(165) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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僕達はふたりだ! 金銀欲しけりゃ勝ってみろ!!
[アマトも再び駆け出す、肩口から流す血、反撃にヘクターへと放たれた水の刃に、金言とも名乗っていた弁士の気が再び逸れた間に]
ヘクター、文字通り「人でなし」が普通の手傷で倒せるなんて思わない、最悪首を刎ねても生きてるかもしれない!
なら…… 斬るより刺すより…… 僕が砕く!!
[闇の鋭き茨の針が弁士へ向かう、それに合わせて高く跳躍した。 水弾を超えて、男の背丈を越えて、高くから時間を掛けて、然し重く鋭く落下してくるアマトの足が黒く帯電して。男の頭部目掛けて!]
(166) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/25(Mon) 22時頃
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なるほど。
ーーーそれならば、貴方達は幸いだ。なぜなら、偉大なるお方はかつて私に向けこう言ったから。
『弱き者は幸いである。病める者も幸いなら、年老いた者も幸いである。なぜならば、貴方達は素直に祈る事ができるからだ。天上楽土の門は、全く貴方達の前にこそ開かれている(ラディエルの書67(0..100)x1:62(0..100)x1)』
この城の奥に王の座があり、その奥に決して開くことのない鋼鉄の扉がある。本来は私が地上に降りるときに乗ってきたものだが、私の羽をかざせば開くだろう。
[そう言って、その場のリーダーらしき青年に、自分の羽を数枚むしって渡した]
…さあ、行って待っていなさい。そして、私も後から行こう。 そして、貴方達はそこから聖典に記された誠の幸いな地を、私達と共に再び歩んでいこう。
……うん?その場所が何か……か?
(167) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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……やっぱり貴方、そっち側についたんだ。
[銃剣を持つ男>>160へ視線を移す。 クラウディアを護るように立つ姿を見て、愕然とした表情を浮かべ俯く]
貴方とも、戦わなくちゃいけないの? クロス・オブ・メサイヤ教団は……孤児院の子供たちを……。
[訴える声は少しずつ萎んでいく。 それは彼の態度と不敵な笑み>>164に、訴えの無意味さを感じたからであった]
(168) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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『船』だよ。
[そう言って、天使は信徒達を送っていった]
(169) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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何を言ってるのかしら。 貴方の忠誠も実力も疑うわけじゃないわ。
それでも、枢機卿クラウディア・リーズ・エリサ。 誰かに任せて自分は後方なんて性に合わなくって。
[そう言うと、魔力の羽をいつものように発動させる。 まずは、氷と焔の2枚だった。]
(170) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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[そして、再び天使は王城の外に出る。賢者の塔に闇の者達が侵攻しつつあることは、星の海に配備されたレガリヤ、『王の目』からも明らかだ]
…これは、クラウディア卿もさすがに護国の大魔神を使わざるを得ないかな? それならば、私も加勢せねばなるまいな。今この場を離れたくはないが、そう、確か『ラディエルの書』のどこかに…
(171) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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[クラウディアの背に二枚の羽が展開する。>>170 息を呑んで、意識と警戒をそちらへ向けた]
この前みたいな訳にはいかない。
[もう、シーパルに命懸けで護られる訳には]
119ページ51行。
"軍勢の剣の届かぬ場所はどこにもない。 その切っ先から逃れ得ても、戦乱の幻想が、見えぬ攻撃にて追い立てる"
――斬難の相《フェイズ・スラッシュ》!
[少女が両腕を交差させると同時、黒の紙片が周囲に舞う。 紙そのものはクラウディアへは届かぬだろう。 しかし分裂により生じた空気の乱れは、術により増幅され、見えぬ斬撃として彼女に向け殺到する]
(172) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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正確には少し違うな。 俺は教団についたのではなく、クラウディア様に忠誠を誓った騎士だ。
[刃を彼女に向けながら、はっきりと言葉にする。 続く言葉に耳を傾けながらも、静かに遠くを見つめて。]
闇の王に忠誠を誓うと…そう予言でもされていたか? 俺一人がどちらにつこうと、その結末に大きな差異は出ないだろう? たかが俺一人、敵に回って破れぬようでは、何れにせよ闇に明日はない。
それとも…お前達も子ども達を人質に取り、洗脳でもかけるのか?
[首を傾げて問い掛ける様は、何処か何かを試すように。]
(173) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[そうしてクラウディアの声に耳を貸して再び笑みを零す。]
愛しい主に怪我でもされようものなら…そう考えただけさ。 後方支援でも、接近戦でも好きに選んでくれ。
俺は…どちらでも対処は可能だ。
[銃剣のモード変化機能…どの機能で戦おうか? とはいっても、クラウディアを巻き込まないことを優先すれば、自ずと幾つかの機能は制限されるが…。]
(174) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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イリュージョンミスト。
[御存知幻惑の霧。 全てを惑わし、全てを偽る虚偽の霧。 二つしか使えぬ魔法を出し惜しみする必要はない。 もとよりこれは支援の魔法に過ぎない。
幻惑は彼の本体と、クラウディアを隠すように、偽りを無数に生み出す。]
さて、試し斬りの時間だ。
[刃を備えた銃剣が霧の中で光る。]
(175) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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あっはっはっは! 剣で防げぬ刃だ、残念だったあ。 貴様の墓には『間抜けの王、水芸で死ぬ』とでも刻んでくれるわッ!!
[僅かに気を抜いた刹那、男の剣から這い寄る茨に気付き、慌てて跳び退る――。]
ぐ……。
[蓄積された疲労――そして肩口の痛みから、一瞬跳び退るのが遅れた。 茨は足に絡まり、その針と糸で地に縫い付けていく。>>159]
ほう、筋力莫迦かと思えば存外、絡め手までものにするか。 恐れ入ったぞ。ひひひひひッ!! そうら、お返しだ。海魔の絡め≪ブルー・デビルフィッシュ≫
[上半身まで縛り上げようと伸びてくる黒糸――それに巻きつくように伸びる水の糸は、黒い糸を伝い、茨を伝い、男へと肉薄していく。]
(176) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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まあ、相場は決まってるでしょう? 騎士様が前衛、そして私は後衛。
[向かって来る斬撃に目を細めると。 氷の剣を無数に生み出して全て迎撃して見せた。]
魔術戦でこの私に勝てるとでも?
(177) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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私を誰だと思ってるのかしら。
[枢機卿クラウディア。
彼女のもう一つの顔。 賢者の塔で育った、間違いなく近年。 いや、歴史を紐解いても最強の魔術師の一人である事に異論はないだろう。]
(178) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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確かに、戦玄人二人相手は荷が重い……。 まして、私は「死にぞこない」の「人でなし」、ひっひっひ。二人を一度に相手取ろうなど、狂気の沙汰だろう? さてさて、「死にぞこない」は死に損なうが仕事。……時に黒き王よ。
[放つ水弾を軽く飛び越える男は、さながら黒き雷となりて打ち付けるだろう。>>166]
貴様ら二人が金と銀らしいが、貴様は金か? それとも銀か? どちらにしても、雷をよく通しそうだ……ひひひッ。
[細い水糸は、茨を伝って上る。]
(179) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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天狼《シリウス》の輝きよ――
[魔術の力か。 星の輝く時間ではないと言うのに。
天空には星座が確かに映し出される。 その中でも一際煌めく、天狼星。
それがまるで流れ星のように、デメテルへと降り注ぐ。]
(180) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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ドナルド、天狼の中を駆けて!
[騎士への指示を同時に出す。 無論、彼女の魔術が直撃すれば十分な威力なのだが。
それを交わされても、ドナルドの近接攻撃までは避けられるのかと。]
(181) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[クラウディアへの攻撃の後、男>>173に答える暇くらいはあっただろうか。 クラウディア「様」と、そう呼ぶ男に少女が見せたのは不快感]
だったら尚更だよ! その人がやった事、忘れた訳じゃないんでしょ?
[戦争だから、で済ませられる程、少女は物事を割り切れる方ではない。 まして、自分自身、そして親しい人の命を奪ったとあっては]
予言の問題じゃないよ……。 なんで戦わなきゃいけないの……。
[首を振りながら、わからないという風に呟く。 けれど、彼の試すような発言には、顔を上げ目を剥いて答えていた]
そんなこと絶対にしない!!
(182) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[斬撃が氷に迎撃される>>177とほぼ同時。 幻惑の霧が周囲を包み、虚像が無数に浮かんだ>>175]
…………っ
[少女は思わず身を竦める。 魔法ではクラウディアに対抗出来ないが、接近戦の技術は尚更ない]
(183) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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言われなくとも…!
[クラウディアの声に騎士は銃剣を片手に駆け出した。 クラウディアの魔術の直後に少女の目前に飛び出せる距離と速度で。 そうして少女の言葉に不敵に笑いながら言葉を零す。]
やったこと…我が祖国、父、陛下を滅ぼした事か? そんなことは百も承知の上でこの道を選んでいる!
[しかして、彼が求めていた答えは、はっきりと答えられた。 『絶対にしない!!』その言葉が聞きたかった。]
そうか、それはよかった。 なれば、俺を討ち倒してみよ! 俺一人程度の低い壁、越えられぬようせは世界は変えられん!
(184) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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ッ これは ……… ッ
[>>176 弁士を拘束するよう絡みつかせた荊の上を、 水の糸が這い、悪魔の身体を締め付けようと。 自分は囚われの身というに、相手を縛り返して。 いったい、何を考えているのか。]
! クソッ そういう事か……!! [>>177 そして、弁士の言葉に男は悟る。 水は雷を通す。つまり、アマトが雷を放てば…… 少なからず、繋がれた男にも電撃が襲ってくる。]
アマトッ 俺に構うんじゃねェ!! 怯んだらコイツの思う壺だ!! 持ってる力全部込めて、ぶっ飛ばしちまえ!!
[荊は解かぬ。此処で解除すればアマトが危ない。 相手を倒す為なら、その程度の覚悟はできている。 水の糸を振りほどかんとしながら、叫ぶ。]
(185) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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終わりだ!! ライトニン―――… …!?
[黒い雷の蹴撃が、死にぞこないの男を襲うその直前。 アマトは茨を伝う細い水糸が、ヘクターへと繋げられるのを見てギョ、と色をなした>>179。 金銀の金属と並び、この世で電気を通しやすいと認知されている物は…水だ]
ヘクター!!
[蹴撃の直前、思わず躊躇したアマトが雷聖霊の力を四散しようと力を抜く。間に合うかに問わず、確かに男はアマトの手により「死にぞこなわせ」てしまった。
例えそれが敵の思惑通りで、最大の好機を逃す事になるのを理解していても>>185]
(186) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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……うぅくっ… 根性曲がりめ…!!
[急速に緩めた攻撃力で、男を殺し損ねたアマトは、頼りない殴打音を男へ響かせたが。 男のすぐ間近に、防備も緩いままに着地してしまう。すぐに距離を再びとろうと後ずさりはするが]
(187) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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ぐッ!?
[>>186 雷撃が水を伝い、男にも痺れが伝わる。 だが、その衝撃は想定していたよりもずっと弱く、 やはり自分を案じて弱めたのだと、すぐに分かった。]
クソッ …… 小賢しい真似しやがって!!
[>>187 雷撃に痺れた拍子、僅かに荊の戒めが緩む。 急いで弁士を縛り直そうとするが、果たして。] アマトッ 雷以外なら問題ねェ筈だ! 他に使えるモンはねェか!?
(188) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[預言者は現在を読むことは出来ない。 預言者は無意識に未来を見た。 自分自身の未来を]
――まだだよ!
[叫んだのは二人の敵に向けてか、自身を奮い立たせるためか]
[天空に煌めく星。>>180 それに呼応するかのように、一節が自然に脳裏へ浮かぶ]
"極星は動くことなく、旅人を導けり。 しかし暗雲が天を覆えば、其の立つ位置も知る術なし"
――導難の相《フェイズ・ガイドエラー》!
(189) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[星の光を遮るように、暗雲が天に満ちていく。 無論天狼星の眩き光は、それで防ぎ切れるものではない。 だが、僅かに狙いを逸らす程度の効果はあっただろう。 そうして出来た僅かな間隙を、少女は必死に駆け抜ける]
[自分が「次の瞬間もまだ生きている」ことだけを信じて]
(190) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[そしてその先は――クラウディア>>181の目論んでいた通り。 ドナルドの真正面]
……わかった、わかったよ。
[少女の感情とドナルドの覚悟>>184は、決定的に分かたれた。 不敵に笑う彼を、顔を上げて正面に見る]
低い壁だなんてとても思えないけど……。 ここでやられる訳には、いかないよね!
[胸の奥、埋め込まれた妖精の花の欠片が、ドクンと鼓動を打ったような気がした]
(191) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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