41 アンデッドスクール・リローデッド
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[聞こえてきた声に、再び頭を抱えた。]
意志持ちか……。
[何となく予測してただけに、諦め気味に声を漏らして]
俺は取引を持ち出す時は、本当の事しか言わないよ。
嘘をついても得する事は何もないし、本当に俺とアンデッドは敵同士なわけ。
ま、ここで俺の敵がまた増えちゃった訳だけど。
[嫌そうな表情は隠したが、声はあからさまだった。]
オヤ
[妙にしっかりとし喋りに少し驚いてみた]
ソウデスヨ、お嬢サン
ハジメマシテ。
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え。 …セシルレベルが普通なんや。
[ショックを受けたように呟く。 ぶっちゃけ、その辺の事はよく解らないので素直に信じた様子で]
(115) 2011/12/07(Wed) 20時頃
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セシルとアンデッドは敵同士、ね。
[成る程なぁ、と返答はやけに呑気なものだった]
私は本来やったら死んじょるところやったかもしれん、
それを、この状態で持たせてくれとるんやから
それはアンデッドの仲間、せないかんってことかな。
まぁ私は私でのんびりやるし、
セシルともアンデッドも特別敵対する気もないし。
[ああ、そうだ、と思い出したようにセシルに問う]
この屋敷やらを蹂躙するのが終わってからでいいんやけど……
人間に戻れる薬、とか、ないん?
[脳髄垂れるの気持ち悪くてー、などと、軽い口調]
ハハン。ヨカッタジャン、意思モチだゼ?
さてサテお嬢サンナンデイキナリこんな声が聞こえチャッタ訳??
|
[どのくらい田原はそこでそうしていただろう。ベネットたちは未だバリケードを作っているはずだ。 目の前の扉は、時折音を立てて、その向こうにいる存在を誇示している。
ゆらり、と音もなく立ち上がると、音を立てるドアの前に無言で手近な家具を荒々しく積み上げる。 それは墓標を作っているようにも見えただろう。]
―早すぎるんじゃない、遅すぎたんだ。
[そう、セシルと対峙していたあの熊のような化け物。あんな奴がいるのならば、本当ならもっと早く門は破られていたはずなのだ。それをしなかった理由。]
ネイティブインディアン狩りみたいだな。 奴は、楽しんでるんだ。
[そう、アンデッドは楽しんでいる。この疑いあう状況を。誰かが絶望に打ちひしがれる状況を。]
なら、なおさら、その意図に乗りたくはねえなぁ。
[今はひとまず、目に付いた窓や扉を封鎖するだろう。 封鎖している間に、考える。この状況をひっくり返す方法を。]
(116) 2011/12/07(Wed) 20時頃
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サイラスは、やがて、バリケードを築き上げるとリンダを探すだろう**
2011/12/07(Wed) 20時頃
ニシテモ俺ナンカヤッタッケかなぁ…
って…ア。
[あぁ、アレか。マァ教えてやる必要なかろう。
負けた時に全部ゲロってやればいい]
初めまして。
[すんなりとアンデッドの声が受け入れられる。
それは元より誰でも殺してしまえばいい、
逆転の発想をすれば誰も殺さなくても構わない――
そんな思考を持っていたからなのかもしれないし
或いは、アンデッドがネズミに仕込んだウイルスが
アンデッドへの順応性をも含んでいたのかもしれない。]
なんでやろうね?
おんなじ仲間、っていうことなんやないの?
アンデッドと、その協力者のセシルと、
……あれ?私はなんでこんな変なゾンビになっとるんかな。
[ネズミの存在を知らないし、太腿の傷は些細で気づかない。
故に、そっちが仕組んだんじゃないのか、という色で問いかける]
はっはっはっ…何度目だろう…。
[がっくしと、膝が折れるかのように落ち込んだ。]
理論上は人間に戻る薬も出来ている…が、材料が足りん。
アンデッドの血だ。
それの代用品がない以上、まだ完成には時間がかかる。
[素直に答えを導き出して、思い出したように]
レシピは俺の頭の中、よって、俺以外の誰にも作れない。
研究資料も、肝心なものは言葉で伝えられてるせいで、データもなにも残ってないし。
俺はカンゲイシマショ。
ところでアンタ今どこにイルんかな。
一度くらいツラ合わせデモドウヨ。
カワイイお嬢サンダト俺が嬉しいネェ。
[「ベネット」だって健全な高校生なのだ。
別にアンデッドがこんなこと言ったって別にいいでしょ]
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[向けられた銃口に、その笑顔に、飲まれたように体は固まるが、鞄を縦に抱きしめる。それは鞄の中の武器を取り出す為でなく、中のものを守るように腕の中へ。]
……も、う センパイだって、疑った、し [あの人たちは死んでしまったし]
今更、だから。 誰だって……アンデッドだったら、誰だって、 [ころすよ。
戦慄いていたからか、声は自分のものだとは思えなかった。ぎゅう、と鞄を抱く腕に力を込める。]
でも、セシルを信用していいのか、は分からない。
[どうすればいいのか、なんて全く分からない。「力になる」その言葉に惹かれつつも簡単に縦には頷けないで。]
(117) 2011/12/07(Wed) 20時頃
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俺の血ネ。ダッテサ、お仲間サン。
ンー、元に戻りたがっテルワケねぇ…。
不老不死も悪くナイヨ。
取り合エズ俺ラノゲームは続行ナ訳なんで。
チョ〜ットまダ助ケテはアゲラレナイナァ。
俺は奴の協力者じゃないけど…。
[ぼそり呟く。
奴がこちらに協力してくれるのならば、こちらもやぶさかではないが、現状は奴に協力しても、何の得もないのだから。]
少なくとも今は…。
アンデッドの血……そりゃあ、難儀やね。
[アンデッドとして聞こえる声は一つ。
犠牲にと差し出すわけにも行くまいて。]
まあ、いいよ。
今のままでも生命維持出来てるし。
……いや、生命じゃないかも、やけど。
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ふむ、なるほどね。
[彼の言葉に満足した様に、くるりと銃を回して、しまって見せた。]
いいよ。 それで十分、俺は君の力になろう。 さあ、どんな質問でも一つだけ答えてあげるよ。
[ま、真相に近すぎる質問は、ノーコメントしか返せないけど。 というのは最大限の譲歩。]
(118) 2011/12/07(Wed) 20時半頃
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それなら薬が完成するまで気長に待っててよ。
あ、身体が腐敗したら、それは俺じゃ治せないから。
[とは言え、意志のある身体であれば、腐敗の防止は多少できるのだろう。
2人の兄の身体も、死後ずいぶんと長く腐敗はしなかった。]
レティーシャは、軽く目を伏せた。
2011/12/07(Wed) 20時半頃
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一つ質問、って言っても 何聞けばいいか分からない。
[銃口が外され、口が回るようになりながらも質問自体は浮かび上がらず。 少し迷うように口にしたのは]
人の名前を挙げて、アンデッドかどうか聞いても教えてもらえない、でしょ
なら――
(119) 2011/12/07(Wed) 20時半頃
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―― 2F・何処かの客室 ――
[ベッドにて、すぅすぅと穏やかな寝息が続いていたが 不意に、埃を吸い込んでしまったらしく、げほっと咳をする]
う、んん゛ッ……!
[おっさんみたいな唸り声を上げた。 寝ぼけ眼で辺りを見回し、ここで限界を迎えたのを思い出す]
迂闊やん…… どのくらい寝たんかな
[時間はそこまで経っていないように感じられる。 ポケットに入れたままの銃器に服越しに触れ、 ゆっくりと起き上がった。]
(120) 2011/12/07(Wed) 20時半頃
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[息が段々苦しくなって、目元には薄らと涙が浮かぶ。それでも求めることはやめない。]
っ、……ねぇ
離さないで
[腕をグロウの首に回して、身体ごと身をゆだねる。こうして何度求めても足りる気がしない。彼のことが本当に大好きで、愛おしくて。]
ずっと一緒、一緒だからっ……
[最早目を閉じる時間も惜しく、深く交わるように。
首に回した腕をゆっくりとその背中へ回した。]
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/12/07(Wed) 20時半頃
[彼女の瞳に、涙が浮かぶ
その涙の意味を、洞察出来る程の経験はないけれど
離さないでとの言葉には、一つ頷いた]
離したりしない
っ…――――
[彼女の腕が、私の首に回る
私は彼女の背を、強く抱き寄せて
より深く、触れるだけでは足りない]
ずっと一緒だ
[唇が離れる度に囁き、そして求める唇
ベットに倒れ込むまで、何度それを求めたか]
[はらりと彼の銀糸が己の顔に落ちて、ベッドに倒れこんだのだと気がつく。それ程に求めることに必死だった。
手を伸ばし、その髪をかきわけるようにしてグロウの頬に触れる。胸が張り裂けそうな程鼓動を打ち、指は微かに震えた。]
怖くないよね?
あたし、もう、……胸が痛くて
[愛おしい人が間近にいて、幸せなのが苦しい。
この苦しさを救ってくれるのは誰?
頬から続く首の筋をなぞり、その肌を求めようと動かして]
怖くなんて、ないよ
[ただ、度胸はないけれど
それでも、ここまで来てしまったら、もう止まれはしないから]
胸、痛いの…――――?
[彼女が触れる、私の肌
くすぐったい、と普段の私なら思うだろうに
なんだか、触れられた部分が熱い
私の手は、彼女の胸元へ
服をはだけさせようと、滑り込ませた]
|
― 階段 ―
[広間に繋がる階段に視線をゆるりと落とす。 微かに耳に届く言葉からバリケードを作っていると知る。]
――…。
ゾンビ状態からの治療、ね。 知性を…、意思をもったまま感染する人がいる…。
[あの男の言葉を思い出す。 父がこの薬を手渡した時に告げた言葉もそう。]
でも……。 全員が意思をもったままなんて、有り得ない。
アレに喰われたら大半は意思を保てず……。 血肉を求める存在に、なり果てるでしょうね。
(121) 2011/12/07(Wed) 21時頃
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[感染しているか、それは断じる事はでき無いけど、 この試薬で黒と判明したのはヤチグサだけ。
確かに、ヤチグサは意思を保っていたけれど、、 他の大勢の生徒は意思を失い逆に襲ってきた。]
――…、無駄ね。
でも…今は。 [そんな低い可能性に掛けるのは――。
リンダの中では泳がしている心算。 利用価値が本当に無いと理解したその時には、 瞳を細めて天井を見詰め、薄く嗤った。]
(122) 2011/12/07(Wed) 21時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/12/07(Wed) 21時頃
だって、どきどきしてるんだもん。
[露わになる胸元は外気に触れて冷やりとするのに、グロウの手が動けばそれに遵うようにほんのりと色を染める。
淡い疼きに、身体を捩らせ]
んや、ぁ……
恥ずかし……
[曝された肌は、その口調とは逆に女性らしい丸みを帯びたもの。両親すらこの姿を知らない。初めての経験。
一人だけ、肌を露わにするのは寂しい。上手く動かぬ指で彼の服のボタンへ手をかけ、失敗して、その熱を求める。]
|
[さて…バリケードを作った後、一度自分が部屋とした所に戻り、うとうととしていた。 あれからどれくらい時間がたったかはわからない。 だが、まだ静かなうちはゾンビもここには入ってきていないのだろう。
ドアを開ける手は変わらず冷や汗を滲ませている]
まだ……俺、生きてる……
(123) 2011/12/07(Wed) 21時半頃
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私だって、ドキドキしてるさ
[どうすればいいか、頭ではわからないけれど
本能は、それを知っているようで
ゆっくりと、露わになった胸元を、掌が撫でる]
綺麗だよ?
[肌を求める彼女の手
こうやって、改めて脱ぐのは恥ずかしいけど]
しよ、ロゼット
[そう、彼女に声をかけて
私は、上着を脱ぎ始める]
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―― 屋敷・一階 ――
[一階に降り、人の声に耳を澄ます。 ちら、と客室の方へ視線を向けた。
>>118微かに聞こえたのはコーネリア達の声か。 勿論内容までは聞き取れない。 そこに誰が居るのかだけ察すると、僅かに目を細め バリケードが出来た部屋の方向へ。]
うへぇ
[積み上げられた家具の合間合間から、ゾンビが窓に張り付いているのを見て、思わず気持ち悪そうに声を上げた。 奴らが襲ってくるならこの銃を構えるが、一先ずバリケードで防がれているようなので、自ら襲われるようなマネはしない。]
(124) 2011/12/07(Wed) 21時半頃
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|
― それから ―
[何処かの客堂を見つければ、 隅に蹲り、ゆるりと身体を解放する。
浅い睡眠――。]
――…。
[戸が開けば、音を立てるようにと、 念の為に壁に掛けられた鏡を立てかけておいた。
時間がどれ位経過したとしても、 再びリンダが瞳を開いた時まで、 それが音を立てる事は無かった。]
(125) 2011/12/07(Wed) 21時半頃
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[聞いたことから考えるように、目を伏せた。]
もし、だよ ゾンビやアンデッドの数が、人間を上回ったら―― 怪物たちは隠れる必要ないよね
一気に襲っちゃえば人間全滅できるもん、ね
[なるべく急がなければいけない。 首を傾いで、小さな女の子の方をチラと見やった。すぐにセシルに視線を戻し]
探し、て……くる。
[その一言だけを呟いて、扉から出ようと]
(126) 2011/12/07(Wed) 21時半頃
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