人狼議事


256 【R18-BL】もうじき聖夜だってのに!

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本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/12/23(Sun) 09時半頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2018/12/23(Sun) 11時半頃


[──唆しているのはどちらで、
誑かされるのはどちらだろう。

林檎の芳香が誘う悪の道。

二人が二人とも、相手を誘い、共に堕ちようと囁くなら。
それはきっと、捕食者と獲物ではなくて、
二人でひとつの果実を貪る、誰にも秘密の共犯者だ。**]




 ……っ、…、

[素直に快楽を追う姿は、ひどく艶やかで。
流しっぱなしの温水の熱と湯気より、狭い浴室に響く彼の甘さを帯びた声が、此方の身体に火を灯す。
知らず知らず強く唇を噛んでいた。
彼は自分が今まで接してきたような“恋人”ではないのに、今日沢山話せるようになったばかりの友人、なのに。

触れて欲しくなる、もっと触れたくなる。

このままでは、理性が溶かされてしまいそうだった。]



 楠、さん、

[小さく名を呼ぶ。
此方が発したのはそれだけ。
彼の返事と、それより雄弁に教えてくれる腰の動きと手の中の反応に安堵しながら、一心に絶頂へ導いていく。
半ば抱え込んだ身体が腰を揺らせば、体格差のせいで不安定なのもあり、自然引っ付いて支えようとする。
擦れ合う肌と肌が泡で滑り、背中と胸元が触れ合う。
確かな悦楽が身体を走り抜けた。]

 ……、

[びく、と震えながらも、声は勿論息遣いも潜めようとしたのは、此方の存在は意識させたくなかったから。
目を閉じてもらっているし、彼が女性からしてもらっていると想像できるのではないかと、思って。]


[でも、楠の声は確かに鼓膜を震わせていて。
達する前でさえ自分の、名を。]

 っ、あ、

[呼んでくれるんだな、と。
そればかりが、頭の中にいっぱいになり。

手を離してという要求に反応できず、最後まで搾り取るように熱いそれを包み、震えを感じとっていただろう。
右手はトロリとした白濁に濡れていた。]



 どういたし、まして?

[此方こそどう返していいものか。
質問に困ったように眉を下げてみせ、首を傾げる。
触れ合った場所に楠の体温と息遣いを感じながら、彼が少し落ち着くまでそっと、鏡越しの表情を見つめる。
赤く染まった目元、吐息を漏らす唇。
すぐに目を逸らすべきだと後悔したがもう遅かった。
争いきれない、隠しきれない熱が、主張する。]

 自分で洗えるから、大丈夫、だぞ。
 汚れたなんて、思わない。

[慌てて手を引っ込めようとするが間に合わなかった。
声に焦りが滲むのが伝わらなければいいのに。]



 ちょ、だから、っ、ぁ……!

[紛れもない善意、なのだろうけれど。
丁寧に指を洗われる、それだけで刺激が強すぎる。
しかし突き放すなんてできるはずもなく。]

 ――、ん、ッ、もう、いいだろ、

[今自分がどんな表情をしてしまっているのか知られたくなく、長い髪で隠そうとしながら、身を震わせる。
指の股を擦られれば唇をまた噛んだ。
これだけのことで変な声が出そうなんて。

手を完全に委ねながら、細く、熱い吐息を吐いた。*]


 確かにその通りでしたわ……

[真顔でそう返した。
冗談だというのは分かるし、実際出ていくものもないよね!

真顔を作って数秒後、耐えられずに吹き出してしまう。
オレはこの人のこういうところが好きなんだな。]

 ……そうですね
 遠慮してうだうだするくらいなら話聞いてもらいます
 でも今夜は聖夜なんでハッピーに行きましょう!

[どうやらお互いに子供のようだし、オレもかっこつけてないでいつか胸の内を吐露するくらいには近づいてもいいのかもしれない。]


 やったね!
 次は手伝いますよ、加賀部さんほどじゃないけど多少なら作れるんで!

[承諾の声に喜び手伝いを申し出て。

そのうちもこもこの素材に埋まり、段々彼の言葉の語尾が弱々しくなっていったか。]


[直接触れてくる手の動きに翻弄されながら、
時折背中を擦れていく彼の胸。
女性の様な柔らかさを持たず、小さな尖りだけが
背後にいる人が彼女ではなく、男性だと自覚させる。

そして耳元で呼ばれた名前が、女性とか男性ではなく
葛籠さん、なのだと脳髄が身体が理解して]

 葛籠、さんっっ。

[彼の声が聞けたのはその一度。
確かめるように呼んだ名前は縋るようで甘えるようで
自分でも驚くくらい切なげに切羽詰まっていた]


 は、ぁ……。

[呼吸を整える間、ぼんやりとしか視界に映る男2人。
自分の顔は随分だらしない顔をしていると思いつつ、
葛籠さんの傾げた首に合わせて揺れる髪が似合ってるなと
場違いな感想を浮かべていた]

 そう言ってもらえると、助かります。

[白い泡に混じって粘り付く体液は縋っているようで。
彼が汚くないと言ってくれたとしても、
問題はあるだろうと掴んだ手に自分の手を重ねた]


 俺に、洗わせてください。

[昨日今日と聞いた中で、また違う焦りの籠った声。
これ以上は止めた方が良いと思う俺と、
知らない声に身体を震わせた俺がいて。

どちらを優先すべきか、熱を放っても
冷静になれないままの俺は丁寧に丁寧に
指の先端、腹や股を洗っていく]


 ……葛籠さん、俺が手伝うのは、アリですか?

[抱え込まれた体勢のまま指を洗う。
密着した状態で嫌でも気付く熱い吐息。

そう言う事なのかな、と戻って来た冷静さが
何処かで答えを運んで来た気がして。

しかし力づくで手を振り払うことなく耐える様子を
鏡の中に認めながら、思わず尋ねていた。

自分から背中を押し付け、彼の熱を確かめる。
同じように熱を抱えているなら、抱えたまま俺の前から
出て行って欲しくなかったから*]


 俺も、葛籠さんなら、汚いとか思いませんし。



 ……、

[ごくり、唾を飲み込む。
のぼせた頭の中で必死に思考を働かせようとしても、空回りを繰り返すばかり。

触れて欲しい。
気持ちよく、してほしい。

でも、やっぱり。
この事を隠したままではいられなかった。]



 さっき、修学旅行みたいって、言ったけど。
 オレは男同士で居ても、君と同じ感覚じゃないんだ。

 今まで、女とも、……男とも付き合ったことがある。
 勿論、寝たことも。

[ぴちゃん。
水滴が落ちる音が、妙に響いて感じた。
それ程告げる声はひどく小さい。]

 だからといって、誰でも好きになるとか、
 ……誰にでも触れるとか、そんなことはない。

 オレは、そういう人間、で。

[楠の肩口に顔を埋める。
隔てるもののない、本当を明かしてしまった。]



 それでも、いいなら。

[受け入れてくれるのなら。
ここまで隠してきた臆病さを、罪悪感を滲ませて。]


 君に、触れてほしいって。
 思ってる、よ。

[今の感情になんて言葉を当てはめれば良いのか。
まだ分からない。
こんなに我慢してきたのに、彼の言葉1つで崩される。

それでも、酒に酔っていたとしても、錯覚ではないと信じて、今度は楠に全てを委ねたいと望んだ。]


 気持ちよく、して?

[噛み締めていたはずの唇で囁いた。*]


[彼かの答えを待つ間、俺は葛籠さんの手を
しっかりと握ったままだった]

 ……。

[洗うでもなく、ただしっかりと。
この場で言うだけ言って、もしくは何も言わぬまま
逃げてしまわぬように、ギュッと]


 ──……。

[そのギュッと握っていた手を放す。
そしてそのまま、その手を肩口に埋まった
葛籠さんの頭へと伸ばし、悪い事でも告白した
子供の様に小さく見える彼を撫でた]


 そんな人間で「いいか?」って訊かれても。

 人、好きになった事あるんですよね?
 じゃあ「良い」一択じゃないですか。

 俺、好きでもない人に
 義務感で付き合ってたみたいですし。

[男でも女でも、誰かをちゃんと好きになれるって
凄いな、なんて。
そんな感想がまず出てきた事で、
俺相当精神摩耗していたんだと気付かされた]

 俺、男の人好きになった事はまだ無いけど。

 今まで無いから
 これからも無いって事自体無い気もするし。
 二次元とかに目覚める可能性もあるし。


 葛籠さんなら今でも好きですよって言えますよ。

[恋愛感情ではないのは確かだが、嫌悪など生まれない。
そんなものがあるなら、
最初から彼と一緒に風呂に入ったりは
しないし、何もかも許したりはしない]


 ……頑張ります。

[あやす様に頭を撫でていた手を止めて、もう一度彼の
手首を掴み、俺と位置を入れ替えるように促した。
そして椅子へ座らせると俺が後ろから被さる様に
手を前へ伸ばし]

 人にしてあげるの初めてですから。

 下手とかは言わないでください、めげるから。

[先に念押ししてから泡を落としていない身体を押し付け、
ボディシャンプーの泡を新たに増やした手を
彼の根本へ伸ばし、
もう片方で彼の胸や腹を洗おうと試みた]


[他人の性器に触れるのは当然初めてで、
おっかなびっくりだったが、自分の時の様に、
彼がしてくれた時を思い出しながら]

 葛籠さん、大丈夫です?

 気持ち、いいです?

[彼の表情を確認しながら、手を指を動かすたびに
耳元で何度も何度も囁き訊いては、雁首や鈴口を
指の腹で解す様に刺激していった*]


[離されることのなかった手。
例え白濁に濡れていて、お互い酔っていて、傍から見ていたら冷静じゃないのだと言われようと。
伝わる体温がくれる安心感が全てだった。
柔らかな女性ではない、少し力強すぎるくらいの男の力が、今の自分には有り難かった。

楠だから、そう思えた。]

 
 …………ありがと。

[頭を撫でられる。
いつもなかなか言葉にしない感謝の言葉が、込み上げかけた目の奥の熱さの代わりになった。]



 楠サンも、好きな人、見つけられたらいいな。

[自分の失恋経験は。
人を好きになった、ということでもある。
彼の言葉で気付かされた。

楠はまだその好きを感じたことがないのだろうか。
それは勿体ないな、と。]


 オレも、――君のこと、すきだよ。

[今ある親愛を込めて。

きっと彼からの『好き』に、恋は含まれていない。
でも、嬉しかった。
そうでなくても告げてくれることが、なによりも。]



 が、頑張りますって……。
 ここでまで真面目じゃなくて良いんだけど。

[思わず小さく吹き出す。
かわいいな、と思う。

しかしそんな余裕も、体勢が入れ替わり、いよいよ触れられる段階になれば消し飛んでしまう。
鏡越しに目が合えば、すぐに伏せた。
それはそれで自分の局部と彼の手が視界に入り。]



 下手なんて、言わないって。

[悩ましげに眉を寄せ。
触れられた瞬間、強く目を閉じる。
音と伝わる熱が鮮明になる。]

 ん、ん……あ、ッ…!

[昂りは正直に、より硬さを増し、次第に濡れて。
荒くなる息遣いに抑えきれない声が混じる。
咄嗟に自らの手で口を塞いだ。
それでも潤む瞳と紅潮した頬は隠せないが。]

 ……ん、ぅ、

[溜まっていたのは此方も同じ。
強気な言葉なんてもう何も出てこなくて、問いにこくこくと頷くだけで、年下の楠に翻弄されるがまま、高められてゆく。*]


[感謝に込められた重さを図る術も経験も俺にはない。
だから返事の代わりに、何度も頭を撫でるだけだ]

 そうですね。

 ありがとうございます。

 でも葛籠さんと昨日今日と話せて、すごく嬉しかったから
 頑張って見付けなくても良い気がします。

[俺の幸せを願ってくれる葛籠さんの優しさに目を細め、
彼からの『好き』を素直に受け取った。

俺と彼の『好き』は何がどう違うのか、これから変わるのか
全く判りはしないが、少なくとも今の俺の『好き』は]


 はい。
 俺もです。

 こんな風にするのもされるのも、
 あなたなら、と思える位は 好きです。

[好きを形や言葉にするのは簡単で、しかし本当の好きを
示すのは難しくて。
きっと決死の想いで打ち明けてくれた秘密だろうから
それだけは嘘偽りない、俺の中の過剰でも過少でもない
基準を差し出した]


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