人狼議事


231 自由帳の中で、僕たちは。

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―――――――――

To:きーちくん
From:千彰

―――――――――

もっちろん(ピース)
きーちくんもおめでと!(クラッカー)


あ〜〜難関だ〜〜。
応援ありがと!糧にしてがんばる〜(気合の入った顔)

だめだったらなぐさめてね(ハート)


【人】 友愛組合 チアキ


[迷いに迷って、最後の一文。
これくらいなら許されるだろう。と思う。

……馬鹿な事を考えてないで、真面目に頑張ろう。おちたら多分気まずくもなるだろうし。]

(132) soba 2017/12/29(Fri) 23時頃

―冬の幻 

[おれが二十八の頃。
あいつは十七――高校二年の冬が始まりだった。

最初はただの教師と生徒だった。
おれは二階で明日の授業の準備や、今日の片付けをしていて
あいつは校庭の花壇をせっせと世話していた。

いつからか声をかけるようになった。

「熱心だな」とか
「何が咲くんだ」とか
「今日も寒いな」とか

校庭の運動部の喧騒が遠く。
そこには穏やかな時間だけがあって。
たった数秒の会話はやがて、数分になり、数十分になり。

欠かせないものになるのは必然だったんだろう。]


[おれはそんなに口の回るほうではなかったし
あいつもそこまでお喋りなタイプではなかった。
二人でいても無言の時間なんて幾らかあったし
それも含めて苦になることは全然なくて。

重い肥料を運ぶのを手伝ったり。
雑草を引っこ抜いて尻餅をつくおれに笑ったり。
鼻の頭に土汚れをつけたあいつに笑ったり。
おれの食うものが体に悪いからって
たまに弁当を作ってきてくれたりするようなやつだった。

甘い卵焼き、タコの形のウィンナー。(
美味いと謂えば、嬉しそうに笑う顔があった。

おれが“声なき言葉”を教えたら、一生懸命に覚えて。
代わりにあいつは、おれに草花の事を話した。
おかげであいつは理科の成績だけやたらによくて。
おれは似合いもしない花言葉なんかに詳しくなった。]


[おれたちはお互いにわかっていた。
相手のことをどう思っているか。
そして、おれたちの関係性も。

だから謂えなかった。
だから、謂わなかった。

たとえその笑顔がどんなに愛しくても
おれはこの手を伸ばさなかった。
柔らかな髪に触れることもなければ
透き通る肌に触れることもない。

あいつも同じだった。
おれを名前で呼ぶことも無い。
連絡先もしらない。

でも、それだけで
おれたちは充分しあわせだった。]


[――いつからだろうか。
生徒たちのおれを見る目が少しずつ変化していったのは。
嫌われることはままあるが、そういったものとは違う。
好奇の眼差しがおれを撫で回すようになった。



  「三年の倉科りさと理科の淵ってデキてるらしいぜ。」



今でも覚えてる。
どこの誰だったか顔は覚えてないが
おれに聞こえるように放たれた、その囁きを。]


[あそこで掴みかかっていれば、どうなっていたんだろうな。
一瞬頭に血が昇って、拳を強く握ったことは覚えている。

それでもおれは、何も謂えなかった。

何も、謂わなかった。

今おれがキレて手を上げて何の得がある?
おれは職を失うだろうし、あいつにも迷惑しかかからない。
あいつには将来がある。
おれにはそれを守る義務がある。

大人だから。
教師だから。

言い訳ばかりを並べて、おれは。
認めることから逃げたんだ。]


[三年の卒業は程なくして訪れた。
あいつは最後の日も花壇を弄ってた。

いつもと同じような会話をした。
何もなかったかのように話してた。
けれど突然思いもよらない言葉があって。]

 「淵先生は何がすきですか?」

[わかってた。
その言葉は「おれがすきだ」と謂っていたことも。
その言葉は「おれにすきだ」と謂ってほしかったってことも。]


 
 
 「……甘いもん、辛いもん、かな。
  なんでそんなこときくんだ?」

  「小さなことでも、すきなものをすきっていえるのって
   しあわせだと、おもうから。」

 「じゃあ、お前は何がすきなんだ?」

  「わたしは、……お花かな。」
 
 


[会話をしたのはそれが最後だ。
卒業証書を抱えて、大きな瞳に涙をいっぱい浮かべて
あいつは高校を卒業した。

おれは校門を出ていくあいつを
見えなくなるまで、消えるまで
理科準備室から見ていた。

気付けばおれは、眉間に皺を刻んでいた。

もう、単純に笑うことなんて出来なかったし
でも、泣くことさえ許せなかった。

そして厄介ものを払うようにおれは転勤が決まり
男子校なら変な間違いも起こさないだろうと
この杏琵高校に赴任させられた。

今は―――*]


【人】 トレーサー キルロイ

[友田から返って来たメール。「応援してる」「ありがとう」という一往復で終わるつもりで読み進めていたら、最後の一文で指が止まる。]

 …………。

[もし、だめだったら。

…………これくらいなら、これくらいならいいんじゃないだろうか。
もしもの話だ。もしもの。]

(133) azure777 2017/12/29(Fri) 23時半頃

―――――――――

To:友田 千彰
From:佐藤 喜一

―――――――――

ありがとう。

もしだめだったら。友田の健闘を讃えつつ、来年度からもよろしくの会でも開こう。


【人】 営利政府 トレイル

── 卒業式の後で ──

[染め直した黒髪も馴染んできた
違和感があるといじられることも無くなって久しく
ついにこの日を迎えることとなった。

希望していた大学への進学は決まり
卒業後は一人暮らしをする。
これからどうなるかは分からないけれど
今のところは思った通りに進んでいけている。

皆の輪から抜け出して向かったのは図書館
もう訪れることはないこの場所へ
最後にもう一度だけ行っておきたかった。

いつもの位置で、それは待っていた。]

(134) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[紙の感触を指に感じながら一つ一つと捲る
数日の空白を置いて受験の合間も通い続けた
名も知らない誰かの書き込みは皆思い出だ。

自分は一人きりで異物だと思い込んでいた頃
無理をして笑うこともせず繕わない言葉を書ける
そんなこのノートが救いになっていた。

印象に残らないようなことばかり書き込んで
他人のことを気にして、羨んで
“ライ”には個性なんて無かったのだけれど
それが本当の自分なのだと思う。]

(135) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル



  頑張ってみようと思うよ

            礼

(136) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[最後の書き込みは隅を選ばず
少しだけ、いつもより大きな文字。
自分のやりたいことが見つけられたのならば
個性も手に入れられる、のかもしれない。

背を向ける前になんとなく、頭を下げて
名残惜しい心地を抑え踵を返す。
スマフォを取り出して慣れた相手へメールを送った。]

(137) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

── 指導室 ──

[落ち合ったのは扉の前か中か。
何にしても誰かに目撃されることも無く
今こうして二人きりで対面している。

友達や後輩との同じ高校の生徒としての時間
それも惜しいものだが、充分に話すことが出来た。
少しの間でもいいからと
この部屋で、この人と最後に過ごしたくて。]


  もうここに来ることが無いなんて
  本当……信じられないなぁ。

[窓辺から眺める景色に雪はもう見当たらない
初めて訪れた時と重なる春の風景が覗いていた。]

(138) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル



  あっ、よっしー的にはむしろ
  オレが何事もなく卒業したことが信じられなかったり?

[振り返り、おどけてみせれば反応はどうだったか
それ以上は何も言わず、静かに歩み寄る。
こうしていると何も変わっていないみたいで
明日もまたこの校舎に来て、指導室に呼ばれるような。
そんな気すらしてくるけれど、オレはここから去るんだ。
去年あの人がそうしたように。]

(139) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[自分のせいで不幸になりもう会えなくなってしまった先輩
彼の姿が、最後の言葉が脳裏を過ぎって。

……一瞬、ほんの一瞬だけ
足がすくみ動けなくなってしまった。]

(140) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル


  美人の先生や可愛い生徒が新しく来ても
  ──目移り、しないで?

[僅かな時間、相手を見つめた後そう口にし
相変わらず血色の悪い頬に手を添えて唇を重ねる。
最中、密かに相手の懐にシルバーピアスを忍ばせた。

それはオレなりの選択と
ちょっとした子供の独占欲の表れ。]

(141) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル



  これからも傍にいてね、佳徹。

[卒業証書を抱え、笑いかけた。

高校を去り、教師と生徒では無くなった後
二人の関係はどう変わっていくだろうか。
過去を無理に忘れる必要は無い
けれど、今隣にいてくれる人がいる。
どんなことがあっても、想い合ったままでいられたら。
それをきっと幸せと呼ぶのだろう。]*

(142) August 2017/12/29(Fri) 23時半頃

【人】 友愛組合 チアキ

[返ってきたメールを見る。
ダメだったら、のその先が見えた。

う、うぐ………

言葉に詰まる。開きたい。いやでも、血迷うな血迷うな………。深呼吸した。]

…………

[なやみ、なやみ、ぽち、ぽち………。]

(143) soba 2017/12/30(Sat) 00時頃

―――――――――

To:きーちくん
From:千彰

―――――――――

だったら落ちても安心じゃん!
………ってゆー心のほけんをかけとくね。

受かってたら受かってたで、
祝勝会でもやりましょう。
心の支えでがんばります。


【人】 トレーサー キルロイ

[友田からの返信を読む。俺はちゃんと問題のない文を書けていたようだ。
ふうと息をついて、スマートフォンの画面をスリープさせる。

友田の第一志望については、合格発表まで考えないようにしようと思った。
言霊なんて話があるが、考えるだけでも悪いことをしている気持ちになる。

卒業までの間、図書館でまだ読んでいない本をひたすら読み漁ろう。そうして ……暗い気持ちには蓋をしておこう。そう、俺は思った。*]

(144) azure777 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

―卒業式・図書館―

[おれは自由帳のページを捲る。
冬休み中にも書き込みがあったり、なかったり。
あれから書き込みも少しずつ減った。

『ひかり、あれ』

その書き込みにはどこか心救われた所もあって。

字の綺麗な書き込みも。
ライの小さな書き込みも。
土岐の短歌の書き込みも。
トーコの可愛い字の書き込みも。
ささみの天気予報の書き込みも。
Rの可愛いイラストの書き込みも。

これらは“F”のなかで
小さな沢山の思い出のひとつになる。]

(145) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[悲しきかな、おれはまだ最後の書き込み(>>136)よりも前にいて
ああ、自分の受け持ちのクラスのあれやこれや。
卒業式ってのはどうにも忙しい。
何も書き込めないまま、図書館を後にした。

長い式典が始まり、終わる。
ジェニファー先生なんか横で泣きまくっていて
おれのポケットティッシュまでひったくっていった。
まあそれだけ感動的なものなのだろう。
涙こそしないが、それはよくわかる。

こんなでも、十年近く
ここで“先生”やってますから。

やがてどのくらいしてか
あまり鳴らないスマホが鳴った。
確認すれば『礼留』の文字。
“いつもの場所”へ、足を向けた。]

(146) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

―指導室―

[向かった頃には先にあいつがいて、中にはいった。
今日は暖房をガンガンにたかなくてもいいほど暖かい。
二人きりの室内は始めは静かで、
ぽつりと落ちた言葉が感慨深そうに、
春に融ける雪のように、響いた。]

 そうなぁ。
 入学してきたのなんか、ついこないだだったのにな?

[春の頃を思い出す。
その頃はまだ今よりも幼く、背も今ほどではなくて。
ただ、見慣れてきた今の黒髪よりも明るすぎる頭髪と
耳に光る金属が原因でこの部屋に呼び出したのが始まりか。
突然『よっしー』なんて呼んできたやつは初めてで。
顔も怖いおれに、そんなずけずけと物言いするやつは珍しかった。
それもあって、すぐに名前は覚えた。
礼(人の踏み行うべき道)に留(とどまる)。
いい名前だな、とは謂わなかったけれど。]

(147) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 信じられんってことはないが。
 ―――いや、うそ、信じられんな。

[おどけたように告げる言葉には、同じように返した。
過去、この部屋で見せていたような
顔面硬直したような表情は、もう、ない。

例えこいつが。
あいつと同じように、学校を卒業しても。
おれがこの背を見送っても。
その先に道(レール)は続いていて。

今度は立ち止まらずに
歩いていこうって、思う。]

(148) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ


 
  お前より可愛いのがどこにいるんだよ。

 
[最大級の惚気だと思う――おれにしては。
冗談ともとれるし、そうでもない言葉を返し
重なるのは温かな掌と唇。
忍ばされた銀に気づくのは、もう少し後の話。]

(149) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[卒業証書を抱え、笑いかける礼留。

高校を去り、教師と生徒では無くなった後
おれたち関係は――きっとかわらない。
あいつが泣いた夜から、おれが救われた時から
だから、今目の前で笑ってくれるこいつがいる。
どんなことがあっても、一緒に歩いていけたなら。
それを幸せと呼ばずして、なんと呼ぶんだろう*]

(150) anbito 2017/12/30(Sat) 00時半頃

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