219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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『リツ、今、どこ? 俺、ジョードデンキ前だけど… 羊像に行ってみようかなって考えてる』
(107) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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― 誰かにとっての“せかい”の話 ―
[ 俺の記憶の中のせかいは、 “罪”と“罰”でできている。
生まれてきたことが罪で、 生きていることが罰ならば。
ならば、“死”とは一体何なのだろう? それは途方もなく甘美なもののように、 かつての俺は、そう考えていた。 ]*
(@31) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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─ 4th day/サイガワラ永民博物館屋上 ─
[ 夜明けと共に開いた端末には、一通のメール>>@14]
強い魂、かァ…。
[ 過去、ゲーム中に消された魂の残滓が サイガワラのエリア内に漂っていたことはあった。 だが、それは実体もなければ、 明確な意思と呼べるようなものもなさそうな、 文字通りの意味の“残りカス”でしかなかった。
このメールの書きぶりだと どうやらそう言った類のものではないのだろう。 少なくとも、七日程度で自然消滅を迎えるような 脆弱なモノではなさそうだ。 ]
……っ。
(@32) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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── 沈黙の羊像 前 ──
[ そして、死神は叫ぶ。]
── まあ、ひどい! かわいそうじゃない!
[ 本日のミッション内容を知り、 もしやと思って駆けつけてみればこれだ。
死神は、憂いを帯びたつくりものの羊の佇まいを、 なんとなく気に入っていた。かわいいし。
それが今や、この無残な姿よ!
ミッションのためにあえてそうしたと言うのなら、 5時間くらいめいりちゃんと絶交するくらいの案件だ。]
(@33) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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もう、悪趣味でやんなっちゃう ちゃんと元に戻せるのかしら……
[ そんなことをぐちぐち言いながら、 死神は、ゆらりとその場を立ち去ります。
いやあね、だって、 見てて気分の良いものでもないじゃない。
そして、ふらりと十王マルチシアター上、 建物の淵に腰掛けて、またスマホを触る。]
(@34) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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[ 受信していたアイスクレープの写真>>@17は、 とーってもフォトジェニックでおいしそうでした。
その包み紙に、ひとつ思い出したことがあって、 死神はまたいそいそと報告ひとつ。
『 そういえば、参加者に教えてもらったんだけどね 』 『 44の豆腐きなこピーマンオレンジとみたらしだんご 』 『 合わせたらとーーーってもおいしいんだって♡ 』 『 みんな、ぜひ試してみてね♡ 』
グッド情報はどんどん共有していかなきゃね。 死神は、ひとの行き交う地表を見下ろしそう思います。]
(@35) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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――っはは、あははははははっ!!
こいつぁ傑作だ! どこの誰だか知らねぇが、 よくもまぁこんな世界で二度も生き残ったもんだ……!
[ このゲームに参加するようになってそれなりに長いが、 こんな展開は、未だかつてなかった。
ああ、だが。 そういう“魂”がいてくれたほうが、 俺にとっては都合がいい。
あのロクでもない世界で死んで、 この灰色の世界で二度目の死を迎えて。 それでもなお、この世界に消されない魂とは、 ――…いったい、どんな“強さ”を秘めている? どんな思いをもって、このせかいに生きている? ]
(@36) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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>>67
騙されて? それは、穏やかじゃないな。
[それでいい?の響きは、 それ以上はきくなということだろう。 でも、逆にそれならば、
騙された、までは、告げる必要はないとも感じ]
それは、知っている人に、 騙されたのかい?
[余計なことをあえて聞いてみる。 それだけ、踏み込んでみた。]*
(108) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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[ ――…なァ。 そいつを教えちゃ、くんねーか? どこの誰だか、知らねェけどよ? ]*
(@37) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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(「ははは、態態普通ってんだから ほんとうのところは如何なのやら。 ……なんてな。
藤宮竜胆さ。二十二歳、 ま、──下積み中ってとこかね。 妖狐でも八尾比丘尼でも吸血鬼でもねえ、 ”一般人”だ。 …見ての通りの筈なんだがな。」)
[>>99昨日少年と交わした挨拶はそんな様に。 微かに意識が落ちる迄の記憶を空に這わせながら、 きみにひとつ、何時もと違った問いを 投げようとした時であった───。]
(109) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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『悪いこたぁ言わねぇ』 『そいつ、病院に連れてったほうがいいぜ? 手遅れにならないうちに』
[ >>@35たまたま覗いたグループの報告に、 間髪いれずに返信を入れる。
もしかしたら、 いやもしかしなくても、もう手遅れかもしれない。 次の集まりのときに件のアイスと共にみたらしだんごが 供される様子がありありと脳裏に浮かんでしまったから。 ]*
(@38) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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[残り時間を考えたなら、 急いで『跳んだ』方がいいのだろう
──が、
そう思いつつも、リツがいってた 制限時間と>>3:324内容の関係が気になる 真っ直ぐ向かうだけは済まないのかも知れない
自分の跳べる範囲>>2:220と イレギュラー>>3:139も視野に入れたなら
急がば回れもありだろう]
(110) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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>>52>>53
ヒナちゃん! どうした?
[桐生と話をしながら羊像に到着した時、 先にきていたヒナは、既にじたばた興奮していた。 まずは駆け寄り、羊像をみる。
ああ、言いたいことは、よく、わかる]
なんとまあ。 悲惨な。
[そう、ぽろり零してから、 一緒に訪れただろう桐生をみた。]
(111) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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[ それから、それから──、
そろそろお仕事もちゃんとしなくちゃ。
さして乗り気でもなく、 死神はきょろりと参加者の姿を探します。
探したところで、サブミッションは未定。
── あ。 そうだわ、物は試しに。
と、死神はかるうい気もちで、 東エリアから伸びる十王ストリート。 その道に、十王マルチシアター前で、 見えない壁をどーんと大きくつくりました。]
(@39) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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( 何時ものように奔る違和感>>#0、 鳴り響いたメールを確認してから 「はあ、」と唸って目をまんまるに。 )
……羊、ってのは。 あの”沈黙の羊像”──か? 二つってのはなんだ。真っ二つなのか、 ──”あんなふうに”首だけなのか……。
[ふい、と端末からかんばせを浮かせ。 辺りを見回すふうにした時に丁度東口の入り口から 見えたホームでまあ、>>#5ころころと転がっている 羊の頭みたいなものがあったものだから、目を留め。]
(や、余りにも馴染んでたもんだからな。 自然と口に出しちまったもんなんだが、……。)
(112) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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── 十王マルチシアター前 ──
[ 東エリアから、中央エリアへと。 例えば、サイガわら駅へと向かうとき、 素直なひとは通るかもしれない道です。
そこを通ろうとするならば、 喪服の死神がにっこり笑って降り立ちます。 そして、これはサブミッションではなく。]
── はーい、この道はただいま封鎖中
通れるのはね、パートナー以外の誰かと、 仲良くおててつないだ良い子だけよ
[ ”パートナー以外との二人組”以外は、 引き返して回り道をして、どうぞ。と、 死神は気まぐれに足止めをして微笑みます。]
(@40) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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『リツ、これから羊のとこ向かうけど 歩いて行くから、何かあったら連絡よろ』
(113) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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[ それが平気なひともいれば、 抵抗感のあるひとだっているでしょう。
これは、ちょっぴり虫の居所が悪かった死神の、 ほんの無邪気な悪戯でございます。*]
(@41) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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や、 あれだろう。
[驚嘆に丸めたのも一寸。 >>#4首狩り人めいたミンクが流れて来る様は 未だ見えちゃいえないが、から、と慌てて地を蹴る。]
(憐れな羊像を目にせずとも、 ああも首を転がされちゃ、厭が応にでも悟る訳だ!)
[──あんなにも目立つふうに首を転がされているのに、 周囲は誰も気付かないのが何処ぞ滑稽。 まるで僕らへの皮肉のようだ、と思うのも 一瞬過ぎってく思考の一部分に過ぎないもんで。]
(114) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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[その代わり、 駅の構内へと向かおうと足は。 別の思考に因って、ふい、と留まる。]
(……”建物の中”じゃあ姿は見えるってんなら、 駅の中もそうだとしたら───。 ホームに出るまでは、時間が掛かんじゃねえか。)
[如何したもんか、と考える合間。 先刻話しかけそびれたきみに不意と、 『……駅で羊の首が転がされてんだが』と なんとも言えねえ気分でテレパシーを念ずる裏。] (落ちた首は、───椿の花を思わせる。)
(115) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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―沈黙の羊付近・ミンク戦直前―
熊さん!!! と、桐生ロイ、君…?
[こちらに向かってきていた人影に気づいたのは 羊像を見て、一人百面相になっていた時。]
熊さん!熊さん一日ぶり!! 今日はやっと合流できたよー!!!
あ、昨日は情報、ありがとう! 私は三留陽菜。 ここにいる、熊さんのパートナーだよ。
[すたたたたっと、集人にかけより、腕にぶらさがり一回ジャンプ。 それから、傍に居たロイに向かい、ぺこりと礼をした。]
(116) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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[歩く以上、 効率を考えたルートになるは必然
中央エリアの西寄りジョードデンキから 沈黙の羊像は東エリアの最東に位置する
十王ストリートを選ぶのは、妥当 まさか、壁>>@39──しかも見えないが 作られてるとか、予想できるはずもなく
そのまま、スクランブルを通過するべく 東を目指して歩いて行った*]
(117) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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えっとね、羊がさつようじけんの被害者になってて、 首のところに黒いうにゃうにゃしたのがついてて…
[説明しようとしているところで、 >>66 その中の一つへ向かって、鎖がピシュッと巻きついた。 まるで蛇のような動き。]
えぇぇ……攻撃、してる……!??
[鎖は、黒い何かをギリギリと締め付けているようだ。 残った黒いの…フェレットのような細長い生き物っぽいそれが、 風を切るような威嚇音を出す。
>>70 次の瞬間、今度は半透明の鳥が空を舞った。 鳥は黒い動物を追ったかと思うと絡みつき… 丸い水の塊のようになって…
――――ぐしゃっ
見ている先で黒い生き物が、一匹消滅した。]
(118) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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(未だに手掛かりひとつ無い散り様が、 ふ、とこんな時に気に掛かっちまうもんで。 付け添えるにしては唐突な問いを、ぽんと。)
『───そう言や、きみは。 自分が如何して死んだかってのは、 ……覚えてるか?』
[何時もであれば、「何処に居る?」と聞くことばが。 然うと置き換わっていた事を、きみは何とするだろう。]
(119) 2017/06/17(Sat) 18時頃
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[数歩進んだところで、視線を感じ>>@23 目があったのが運の尽き]
えっと、もしかして…
[何と、第二死神を発見してしまった どれだけ見つめあっていただろう
美貌については、亀吉や 昨日名前をゲットしたその先生、藤宮で 多少の免疫はあったし、
なけなしのそういう感性は 「エントリー料」として取られていたから イケメンだな、で即終了]
(120) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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(……こう、距離があっては。 その顔色どころか、息遣いも聞こえねえもんだから 言葉以外では、その気も知れんだろうが。)
[問いをきみに投げれば、 改めて、場外から見上げる形になるホームを覗く。 遠影からは分かり辛い何某かに向き直れば、]
(その、頭だけ手放してくれりゃいいんだが…。)
[端末と入れ違えるように手元に扇を拾い上げ、 羊の頭と戯れる”それ”に威嚇のように花から生る 真剣を一本、───掠める程度か、 当たらなくても、その頭から気を逸らしてくれたらと 疾らせて見たのだが……。]
(如何に土竜に似ているような影に見えても、 床にまで穴を掘れるなんてのは存ぜぬところ。)*
(121) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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すごい…今の、他の人の「サイキック」?
[呆然と、その戦い…ミンクノイズ戦を眺めていると。 桐生が、まっすぐに羊像に視線を向けた。>>71
ノイズの一匹が方角を変え、 こちらを狙って飛び出してくるのが見える。]
――こっちくる!危ない!! って、風なんてぶよぶよできないよ。
[うなる風切音。>>71 黒い動物…ノイズをぶよぶよさせる事はできるけど。 風なんて防ぎようが無い。 明確に感じる命の危機に身を竦ませていると
目の前でパキンッとガラスが割れるような音。 盾のように聳え立つ巨大な氷が砕けた。]
(122) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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今のって… ―――まだ、黒いのいる!?
[状況についてこられず呆然と羊像を見ると、 和服の人が黒いフェレットっぽい何かに襲われていた。 襲われながらも、羊像へと手を伸ばして。>>101>>103
金切り声といったらいいのか。 ものすごい音が響いて…黒いもやもやが噴出した。>>#4 ゆっくり、西に向かって流れていく。]
(123) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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[>>104 桐生はすぐに向きを変え、 手の中に氷の槍を出現させて (ここで、先ほどの盾の正体も判明する) 和服の人へと向かったミンクに、槍を3本突き刺した。 そのまま、和服の人へ駆けていく。
そこまで、わずか一瞬の出来事だった。*]
(124) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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[だがしかし、急がば回れであるならば 駅の方を向かうのが筋となってしまう不思議]
…ゴス、ロリ?
[Mey-Fは中学男子にかなりがハードル高い いわんや、ファッション音痴の自分には 一生縁がないと思っていたジャンル
否、もうその一生は終わっているのだが]
(125) 2017/06/17(Sat) 18時半頃
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