97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[ゴートリンゲンはさけぶ。]
うらやましい!
うらやましい!
うらやましい!
[ゴートリンゲンはさけぶ。]
[ゴートリンゲンは、]
お前もそう思うだろう?
[欲望の紅き音に触れてしまう、
最も無垢なる最高音域の存在に気づき、囁きかけた。]
お前はなにがほしい?
[忍び寄り、]
お前が欲しいものは、どこにある?
お前が欲しいものを持っているのは?
[擦り寄り、]
欲しければ手を伸ばせ。
それが幸せのための努力というものだ。
何も躊躇うことはない。
[纏わり付いて、その耳から脳を犯す────]
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― 囀る鳥の記憶 ―
[それを見せてくれたのは誰だろう 一羽の小鳥が収まった 華奢な小さな鳥籠を持って来て
『ゼンマイを巻いてみる?』
そう聞かれて、恐々巻いた すると、小鳥は忙しなく羽をパタパタさせ クルクル回って囀り出す
『怖かった?』
その言葉で 初めて自分が怯えているのに気づいた 怯えの中に微かな嫌悪もあっただろうか]
(146) 2013/10/03(Thu) 14時半頃
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[コンデンスの声に青年は 笑って、一つ頷く。 曲の構成的にも、 チェレスタの音量的にも、 聴衆が今思う感覚的にも、
しばらくは 小さく、小さく、 ささやかな声も聞き逃さないように。]
[切に望むことと、望みを絶たれること。]
[二つの相反するを静かに包むように。 声にもそれを求めるように、静かに。*]
(147) 2013/10/03(Thu) 14時半頃
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[どうにか首を横に振り、違うと伝える
その理由は分からなかったし それを持って来たひとは そのつもりはなかったのだろうから
『無理はしなくていいよ』
そのひとは優しく頭を撫でて慰める それは父ではなかった
そばに小さな駒鳥もいた記憶
事故で両親を亡くして施設に入った後 その自分によくして誰かだったような]
(148) 2013/10/03(Thu) 14時半頃
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[小鳥の羽色は金糸雀を思わせる 明るいレモンイエロー
ゼンマイ仕掛けで鳴く自鳴琴《オルゴール》 シンギングバードと知ったのは
もっと大きくなっててから*]
(149) 2013/10/03(Thu) 14時半頃
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― 黄昏の金糸雀 ―
[いつからかは忘れたが 彼のひとが自分の元を訪なう時 必ずそれを携えていた
屋敷での暗黙の了解 黄昏を迎えて夜の帳が下りるまでのひと時 他の誰も部屋には近づかないことになっていた
彼のひとは、その小さな鳥籠の ゼンマイを巻ききる 鳥籠の中の小鳥は忙しなく囀る]
(150) 2013/10/03(Thu) 16時頃
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[小鳥の鳴き声が続いている間 彼のひとはその唇で自分のそれを塞ぎ 自分はそれに応えていく
そこにあるのは契約と義務 それから、ただの欲望
『さあ、次はお前の番だよ、私の金糸雀』
小鳥の囀りが途切れると 彼のひとは愉悦を浮かべて 自らを覆う服を脱ぐ
そして、寝台に自分を押し倒し 誂えさせた白い服を まさぐりながら剥いでいく]
(151) 2013/10/03(Thu) 16時半頃
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[自分の肌に所有の印を落とし 花弁を散らす行為を繰り返して
彼のひとは自分の囀りを楽しみながら 自分の中に欲望を出す
そこに何があるのか 飼い慣らされた自分には無意味なこと
ただ、分かっているのは やり直せないまでに 自分が汚れてしまっているということ]
(152) 2013/10/03(Thu) 16時半頃
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[紛い物の小鳥はただ囀り *鳥籠の中で汚れた欲望を歌い続けるだけ*]
(153) 2013/10/03(Thu) 16時半頃
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−大聖堂裏路地−
[小さい手で両耳を抑えたまま子供は歩く。 案の定石畳の角に引っかかって転び、手が両耳からはなれ また険しい顔をして耳を塞ぐ]
…うぅさい…。
[滑舌の悪い不満を零すと、口の中に土を感じてまた眉間に皺がよった。 立ち上がらないと移動も出来ないので立ち上がるが 服は土で既に薄く汚れていたし、膝には擦りむいたあとがある。 泣き喚けば近くの大人が助けてくれるかもしれないのに それでも子供は、ぱっと自分の耳を塞いで音のするほうへと歩き出す。 聖堂の中から聞こえる音にむかわず、外をぐるりと回る形で 空から降って来る音を探しに行く]
(154) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[重なり合う幾つもの音。 世界に溶け、散らばっていた己を少しずつ取り戻す。 奏でられる狂想曲と協奏曲。 重なり合う音楽が、記憶を呼び起こす......]
(155) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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― 追想の追走曲 ―
[遙か古の時代。 “完璧な天使”となるべく育て《創》られた子供が居た。 始祖にして真祖。純潔にして高潔。 その名を、アンセトル・ヴィエルジュと言った]
[次第にその名は廃れ、天使《アンジュ》と呼ばれた]
[次第に天使を冠する者が増え、ﺳﻮﻳﻮﺭﺍﻧﻮ/ソプラノと呼ばれた]
[彼の者の歌声は天上の調べ。 囲う者達の思惑通り、一点の穢れも無い《天使》だった]
[組織を、世界を護り導いて行ける存在]
[――……だったはずなのだ。 あの、たった一つの過ちがあるまでは]
(156) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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そうだ、思い出した…… 私は初めて、本当の世界を見た…… そして、その世界を……
(157) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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なんて“醜い”のかと思ったんだ。
(158) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[響く、響く、狂想の協奏曲]
[不完全で]
[譜完全で]
[風完全で]
[怖完全で]
(159) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[負完全な音色が響く]
(160) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[奏でられる狂気の中。 その“囁き声”は直接頭に響くように]
私は、私が欲しい。 私を取り戻さなければならない。 そう、私はあの時思ったんだ。 こんな世界は、壊してしまわなければならないと。
[無垢な魂が触れるには、あまりに醜い物が多すぎた]
だから、私は手に入れよう。 そして世界を、今度こそ……
[思考が赤く、紅く塗り潰されていく]
(161) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[ リ ィィイイイイ イイィィィン ]
[世界を劈くかのような高い、高い鈴の音色。 或いは、終焉への前奏曲を謳う声]
[大聖堂の上空に、その姿は在った。 六枚の純白に輝く翼を広げた、古の天使]
私も、共に滅びを歌おう。
[自らの肉体と、そして穢れを取り戻してしまった天使の姿]
(162) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2013/10/03(Thu) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2013/10/03(Thu) 21時半頃
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[またどこかから音がする。 小さく縮こまった子供は呻いたかと思えば その姿は大人の両手に納まるほど小さい黒犬になってしまった。 動物の耳のほうが張力が高いのは当然で 仔犬は石畳にへばりつくように前足で耳を押さえる。
人工的な音は只管に仔犬を苦しめ続ける。 獣の声ではない、人の声は仔犬の耳には煩いものにしかならない。 燐寸ほどの長さしかない短い尾は音に痛めつけられたことで しな垂れて、震えてすらいた]
(163) 2013/10/03(Thu) 21時半頃
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”みみ いたい”
[仔犬はか細く啼いた。 自然の音ではない音を、仔犬はどうしたら良いのかわからずにいた。 ただ、懐かしいような匂いはどこかからする。 犬にいま解っているのはそれだけで、そちらへと行ってみたいのだが 行こうとする方角から音が大きく聞こえるものだから 思考が三歳のそれには前足どころか後ろ足すら動かず]
(164) 2013/10/03(Thu) 22時頃
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[流れるアルトの底音、協奏曲の調和。 天の声を願う旋律は、祈りにも似た呼びかけ。
対位する、祈りに拒絶を顕す怖恐和音の独律。 力強いコードが、スフォルツァンドの衝撃を地面に穿つ。 絶望の慟哭を体現する、否定の歌声が強く響く。
《未調整》の絶望、力強い否定が祈りに圧されるのか? そこに気紛れに舞い降りる、底音の転移。
――おっと?そっちかよ。
伸びやかに優しい、甘く穏やかに微笑むパイプオルガン。 バッ、とあわせる様両掌を斜に広げ、祭壇を流れる音色、場の空気その物を制圧する様な、合図。 囁く様貞淑に、そして何より繊細に――『Piano-Sensibile』]
(165) 2013/10/03(Thu) 22時頃
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[相手の音待ち。然しもう1フレーズ差し込もうか?と唇を開いたその時]
[ リ ィィイイイイ イイィィィン ]
[まるで、囁きの様静かな滑り出しと云う聴衆の予想を裏切る様に。 世界に劈き響く、第四、第五の旋律。 紅い終焉の前葬へ、これまでの旋律全てを巻き込む様な、天使の鈴音。
存在は高く示される様に、純白の六翼を広げし、古の歌天使]
(166) 2013/10/03(Thu) 22時頃
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古のﺳﻮﻳﻮﺭﺍﻧﻮ―― 真祖ヴィエルジュ!?
[創世の時から幾千年を経て、現世に甦りし旧約の天使。 輝く翼は、太陽よりも煌く様な、光の真白だと云うのに]
……そう、か。 明之に対して感じてた、あの強烈な違和感。
今なら、全部わかる……。
[嗚呼、然し何故あの完全な美しき天使である彼が。 少年の知識には無い。 あの様な、醜さに触れた、負完全の穢れを帯びているのだろう]
(167) 2013/10/03(Thu) 22時半頃
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やだ! いやだ!
[拒絶は、次第に単調に。子供じみた、感情だけでの否定。 すでに《歌》と呼べるものでもなく、響きは弱い。]
[ リ ィィイイイイ イイィィィン ]
[しかし、その狂想曲すら塗り替えるような、高い鈴の音]
(168) 2013/10/03(Thu) 23時頃
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[羽根が ひらり と舞った]
(169) 2013/10/03(Thu) 23時頃
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[奏者の指揮も聞かず、ただ駄々をこねるように歌っていたチェレスタの音が、ひたと止まる。 圧倒される、負の響き。]
――――っ、
[ぞくり、と冷たいものが背を駆けた。]
(170) 2013/10/03(Thu) 23時頃
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[それは、何度か《聴いた》鈴の音色]
[チェレスタの子供らしい音に 微笑ましさを感じながら。 アルト達の声とも楽しく戯れつ 幼い絶望と……いうには、まだまだ淡いそれを。]
これは、なかなか、難儀な音になりそうですね。
[アルトの言葉に苦笑をこぼす。 そういえば、アルトは明乃を 苦手にしていましたねと、 違和感の言葉に一つ考えて。]
(171) 2013/10/03(Thu) 23時頃
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