246 とある結社の手記:9
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[どうしろと言われてもどうしたらいいのやら。
こっちが聞きたいといった心境である。]
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――朝――
[朝は日が差し込んできたことで知りましたが、なかなかベッドから起き上がれませんでした。 考え事が多すぎたのもありますし、もう何にも考えたくないような気持ちになったのもあります。 けれど、にわかにざわつく下階の気配に何かあったのだと勘付いて、それで跳ね起きました。
外に出て、漂う生臭いにおいに異変は感じましたが、それだけで何があったかを知れるほど、死は身近にありませんでした。 わかったのは、覗きこむ様子や、顔を青くした数人を見てからです。 つられて足がすくみそうでしたが、それよりも。]
(122) 2018/07/27(Fri) 23時半頃
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[名前、そういえばここにいる人間たちで名前を知らぬ者もあった。 懐にしまった投票用紙を思い出す。 名前は……知らないと困るだろうな。]
……いちおう名乗っておく。 モンド、で通ってる。
[金髪の娘に名乗れば、用は済ませたというふうに顔を逸らして、今度は占った結果を言うイヴォンをじっと見ていた。>>100 何かを、疑うように。]
(123) 2018/07/27(Fri) 23時半頃
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[手布とヨモギを取り出したマリオ(>>2:97)に目を見張る]
……この手際の良さ。 ……マリオ様…やはり只者では…(>>1:289)
[ごくりと息を飲む]
(124) 2018/07/27(Fri) 23時半頃
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マリオ、
[見せてはいけない、と反射的に思って、意識が彼を探す方に移ります。 なるべく彼のそばにいようという気持ちだけが、あたしをまっすぐ立たせていました。]
(125) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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あの、えーっと……?? あ、いやちょっと待って下さい。
待ってください奥様ってば、 …… おあっ!?
[衝撃でしみじみと息を零していたら、当の奥様に背中を押された。>>88 間抜けな声をあげてたたらを踏み、スージーの傍へ二歩、三歩。なんだかとても困った顔でスージーを見た。とても見た。]
……………なんか飲むっス…?
[こっちの方が途方に暮れたような声で、音に出来た言葉は精々それだけだった。残念ながら、甲斐性もへったくれもありはしない。]
(126) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[――ごくり]
……はぁぁぁっ…………。
[芳醇な香りを湛える乙女の血液()が、
喉を通り、胃袋に染み入り、全身の細胞にいきわたる。
1摘の血液ですら、人肉を絶つ獣にとって、刺激的だった。
閉ざされていた人狼の力、ふつふつと目覚めていく。]
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[>>113近づいて来た様子に、げっ、という顔を一瞬浮かべたけど、すぐに収めた。]
気に障らないと思う方が、 どーかしてるでしょ…。
[ぽつりと呟く、視線は外したまま、合わせない。]
… それが解ってるならいいの。 無理させて、無理させて、 リンダの気持ちが潰れたら、 私は…あいつもあんたも許さない。
何で知ってるの? ちょっとうさんくさすぎるのよ。
[悪いな、と言われても、もう何が悪いのかも解らなくなってきていた。だから、そう言ってみて、沈黙。沈黙して、]
(127) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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…… ねえ、
[そっと、顔をあげる。思い詰めたような表情だ。声のトーンが一つ下がっている。 これは今言うべきことじゃない、言うべきことじゃない、今は関係ない事だ。解ってるけど。確認、ひとつだけ、これだけ、これだけ確認させてほしかった。]
ジェフって名前で、この村から出てった男を、 …… 知ってる?
(128) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[しおらしく謝罪の言葉を口にする主人(>>2:96)に対して、メイドを静かに首を横に振った。ひそめられた眉が悲哀を訴える。]
……また、そのような… お嬢様のお世話は、わたくしの喜び…… 迷惑ならば、どうぞ……お好きなだけ…
[マリオから受け取ったヨモギと手布(>>2:97)で、リンダの手を包む。掴むのに支障ないよう、指先は出したまま。]
過ぎる我慢は、お心の毒…… そう言いたいのです…スージー様は……
[ね?と同意を求めるように、スージーの方(>>2:98)へ顔を向けて、首を傾いだ。]
(129) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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落ち着けって言われても、
[スージーの前で零すのは、泣き言のような響き。]
俺っちの方がもう、なにがなにやら… …っス。
占い師が?なんで??
他にもいるっス……??
[氷のように冷たく静かな声]
……スージー。
わたくしは、今……冷静さを…欠こうとしております。
[刺すように鋭い殺意が、老女を指示している。
『占い師』であるかどうかは、この際、関係がなかった。
手塩にかけた乙女に手を挙げた女を許してはおけなかった。]
マリオは、ティオ兄ぃとスージー姉ぇを、なんとな〜く見守っている。
2018/07/28(Sat) 00時頃
[元凶が、いけしゃあしゃあと言い放つ。()
こういう時の感情は、別に演技などではなくって、割と本気で言っている。さっきの叫びもそうだ。本気で言っているけれど、別にリンダを殺す事に抵抗なんてないし、裏切って自分がリンダを傷付ける事も別に構わないと思っている。
感情が剥離しているように思えても、自分にとって何ら矛盾はしていないのだ。]
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んー…… 、 ん。
[迷うように息を零していた男は、>>115 ラルフから視線が来たのに気づいて、首を傾げる。 疑問を持ったらしい様子に、あー。と声を落として]
……。 ローザスの奥様。
[>>100 安堵した。という夫人に、ぽつ。と呼びかけて、昨日と同じように少し息を吐いて今日は先を続けた。]
ちと、意地の悪い質問をしてもいいですかね。
…… なんでティオを占おうと思ったんだか、 聞いてもいいですか。
[顔を上げて、首を傾げる。ピスティオが人間だというのは、あまり疑う気がしない結果ではあったけれど。]
(130) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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これは驚いたね。ローザスさんが噂の占い師だとは…。 ……真っ先に身内を疑うのは悪い選択じゃあない。
[イヴォンの占いの結果に、やはり意地の悪い言葉を返しては。 >>100]
しかし困ったね。ローザスさん以外に名乗り出ないんじゃあ、 この人の名前を書くわけにはいかないじゃないか。
[名乗ったモンドの方を見た。 >>123]
…そうさね。アタシはワンダだ。 ワンダ・フィッシャー。一応ね。
(131) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[もし自分が『占い師』なんて、能力を持っていたのならどうするか。 真っ先にロイエを占うだろうか。 少しの間考え込む……も、傷口にヨモギが触れて思考が中断される]
(132) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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………おあ。
[けれど。奥様の放つ衝撃は、これだけでは済まなかったようだった。新たなる一言が主の唇から放たれる。>>100 それに、ピスティオはあんぐりと目と口とを丸くして、ぽかんとした顔でイヴォンを振り返った。その表情が徐々に困ったような色に染まる。]
…────はァ。 そりゃあまあ、奥様の占いなら喜んで受けますけど、あの、そうじゃなくて……
[そうしてもじもじと、首に引っさげた紐を首元から引っ張り出した。引きだせばその先に、青い綺麗な石が揺れる。]
(133) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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あの、俺っちも占いが出来るんです。 えーっと…。 あのひと、占い師の数を間違えたっスかね?
……へへっ…、うん。 俺っちは、奥様と一緒に占いが出来るンなら嬉しいや。 二人でやれば、早いっス!!
[言っているうちに、段々名案のような気がしてきた。そして青年は、顔を輝かせてイヴォンへと笑顔を向けた。]
(134) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[イヴォンに押しやられてきた(>>88)ピスティオ(>>126)を、じとりとした視線で迎えた。にらみにらみにらみにらみ。凄く困った顔をしているのは解っている。でも睨んだ。 漸く絞り出された声に、しば〜〜〜らくの沈黙を落として、]
…はあ。じゃあ水でいいわ。
[溜息、注文した。 ピスティオが悪いやつではない事はとても知っている。ここで慰めも励ましもできずこんな一言しか出せないのは確かに甲斐性がないと心底思うけど、良いやつな事は知っているのだ。
自分が悪いとは思ってないが、ピスティオだって悪くない。だからその辺りで妥協してあげた。]
(135) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[それから矢のように降ってきた情報は、どれも耳を疑うものでした。ですがどれも真実だということは、目の前の状況が語っています。
サイモンさんが殺された。人狼は、殺意を持っている。一日に一人処刑する。それぞれが告げられて、あたしは何を言ったらいいやら、頭が真っ白でした。]
……占いの結果を待たずに、一日に一人、処刑……
[事実、そういうことでした。そうでもしないと、悠長に待っているうちに食い殺されてしまうということでしょう。 フーバーのお嬢様の悲痛な叫びが、耳を突き刺して痛みます。 あたしは目を逸らして、その行為が止められるのをただ待っていました。]
(136) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[イヴォンさまが占い師を名乗り、ピスティオの潔白を主張します。 そして、能力を持つものには、褒章を出すとも。 それはとても心強い宣言に思えました。 あの方は、お口こそ少しきつい面がありますが、真にひどいことはなさらないと思っていましたので。
けれど、モンドさんが言うのももっともです。 占い師だから、狼を見抜く力があるからこそ、狙われたというのは真理でしょう。 殺意がある、というのが、今さら重くのしかかります。]
(137) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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落ち着けるはずないじゃないって私も思うわ。
かわいそーなピスティオ。
[()泣き事のような呟きに、まあ距離は近いしばれないだろうしで小さく頷いた。]
元々あのサイモンとかゆーのが、
この中に一人いるとかって言ってたわよ。
ピスティオ、あんたあのおばーちゃん、…
[騙せる?と聞く前に。言ったようだったから、まあいっか、と思ってそのまま黙った。]
がーんば。
魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2018/07/28(Sat) 00時頃
……いいえ、あたしは、別に。
あたしができるのは、こうしてユージンさんとお話することだけですし。
狼探しのお役にはそれほど立てませんから、そんなことでお金をもらうつもりもありません。
必要だと言われたら、申し出てもいいとは思いますが。
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[>>127胡散臭いと言われても、まあ仕方がない。というよりも、慣れている。 それで困ったことはほとんどないし、男は気にならなかった。]
何で、か……。
[しかし、理由を言うべきか言わざるべきか、迷った。 この閉鎖空間において、決して沈黙は金ではない。 だが、今言うべきことかも難しかった。]
(138) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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[答えを迷っていると、もうひとつ、質問がきた。>>128]
この村にいた、ジェフ?
[村のことは二十年も前の記憶だ。 すぐには出てこない。少し頭を巡らせて―― ――巡らせれば、すぐに出てきた。]
ああ――もしかして”一人泣き”のジェフか? いや、これは俺たちのあだ名だが…… 少し曇った金髪の、強い目をした男だ。
(139) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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― 回想 () ―
[偽の占いから除外する。
ピスティオがそう言って挙げた二名の名前に、軽く頷いた。
仇を討つと息巻いた老女と、10にも満たない幼い子供。]
……ええ、ええ……構いません。
おのお二人は、少々……説得力に欠ける…というか…。
[実際、村には猟師の人狼もいれば、幼児の人狼もいる。
要は、イメージの問題だ。]
あとは、どうぞ…ピスティオ様のご自由に…
悩むようでしたら、ルパート様にご相談を…
["庭師"や"掃除婦"、"船頭"が欠けてしまうと、少し不便になる。と頭の片隅で思う。だが最優先事項のためならば、致し方ない犠牲だ。]
くれぐれも、リンダお嬢様だけは巻き込まぬよう…
[ロイエの声が響く。()]
あ〜〜〜…
[そこに意識は向かってなかったが、確かに。確かにこれはロイエ怒るわ。と思う。でも呼び捨てが継続されているのはちょっと嬉しくもあり。まあそれはおいといて。]
でしょーね…。
そのうち仕返し出来ると思うわよ。
どうせ捨ておけはしないだろーし。
[とりあえずは、とピスティオの行動での彼女の様子を伺う事にしよう。]
― 現在 ―
[鋭く冷たい声がピスティオに向けられる]
……何を迷うことがございましょう。
貴方は、"占い師"。
貴方がそうと言えば、"ただの人間"も"人狼"に……。
[白さえも黒と言えば、黒となる。
それが人間の最大の武器――”嘘”だ。]
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["…いっス!!(>>134)"
というピスティオの言葉が終わるか終わらないかのうちに、女の平手打ちが彼を襲う。]
馬鹿!!!
[女の鬼の形相は、それだけで鬼も倒せそうだった。]
(140) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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水?水でいいっス?
[スージーの注文>>135には、少し意外そうな顔をしながらこくこくと頷いた。じと〜〜〜っと睨まれれば、やっぱり居心地が悪くなる。暫くもじもじしていたが、ため息と共に言葉を落としてくれればやっと少し安堵の息が零れた。]
酒じゃなくて?
[でも一応聞くのは、遠慮しているんじゃないかって気遣いで。いや、スージーだって四六時中酒を飲んでいるわけではないだろうけど。]
(141) 2018/07/28(Sat) 00時頃
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