122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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……?
[>>1:518 何処からか、靄の様な物質が漂ってきて、 其れが、スーツの左胸に吸い取られていく。 とても力あるモノの魂《イシ》なのだと直感し。]
……へぇー 面白い。
[探ってみれば、異次元庫に格納していた、 魂泉の晶《ゲムマ・セノーテ》が、虹色に輝いている。]
(144) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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……さっきから、何度も!
[第一支部の葬鎖官、それも、あの嗤う漆黒≪ジェノサイド・メイカー≫ナユタ。 相手が悪いどころではない、完全に格上――いや、桁が上かもしれないが]
ガキガキって、うるさいのよ!
――私は! もう、子供じゃない……!!
[ナユタの言葉に、重なる父の言葉に。応じる答えも重なって]
(145) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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[其れは、全てを識る男の魂が成す、ある種の奇跡。 晶に触れた瞬間、虚像《ビジョン》が脳裏に閃いた。]
! ………あの”A”とかいうヤツ………
【謀略と共鳴の監視者《クライム・ウィットネス》】を持ってる!
[声無き悪意と、音無き鳴動を《聴く》異能。 あの女は、其れを行使して罪を裁定している。]
こっちの通信まで筒抜けにでもなったら厄介だわ。 次に見つけ次第、即刻処分しなくちゃァね?
(146) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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速い……ッ!!
[千の黒槍に裂かれながらも、空を翔る男。
攻撃術式での迎撃は、間に合わない。ならば――、
――ホリー・ウェーズリーの用いる術式は、父のそれとは幾らか違う。 一度組んだ魔法式であれば、改めて構築するまでもなく即座に呼び出せる]
魔法式展開≪ファンクション・オープン≫! 幻想業火≪ミラージュ・フレア≫!!
[男の前に、一瞬の目晦まし]
(147) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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[動き出さねば。ふと上を見上げ、目を疑った。 朝の夜空に、幻の太陽と黒い虹が浮かんでいる。]
!! ちょっと、何よアレ…ッ 事態が悪化してんじゃないのよ!
[……そうだ、ナユタはどうしているだろう。 通信機を起動させると、報告を要求する。]
……ナユタ? ナユタ! アンタ何処にいんの!
標的《ターゲット》の…ベネットの追跡は!?
[そう叫んで、応答を待つ。]
(148) 2014/05/17(Sat) 19時頃
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やるじゃない、ホリー!
[千の黒槍を持ってしても仕留め切れず。 多少の被害は割り切って特攻をかけてくる彼。
一瞬の目くらましの合間に黒い鳥を操って。 渇望虚空《ブラックホール》の刃を回避した。
無論、千の黒槍はナユタを狙い続ける。]
(149) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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っ…… それ、って……
[>>130定期外通信の内容に、驚きが声に出た。 悪の象徴《シンボル》の刻まれた武器。 先ほどの、ヤンファと同じ。 ヤンファと同じ衣服…… 別世界の格好をした、 青い髪の男、って。
該当者が複数いるなら、私が知りたい。]
(150) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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[罪人手配書≪クリミナル・ノート≫ …… 私の異能を反映させた書物。
そう。 私は、本来ならば聞こえない、 聞こえてはならない”罪”を聞き取ることができる。
……罪に限らない、筈なのだけれど。 通信や共鳴の傍受もできることはできるけれど、 ”罪業”の音のほうが、よほど多くてうるさかった。]
(151) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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[耳を傾けようとしなくても入ってくる声に、 いつ頭がおかしくなるのか考えるだけで恐ろしくなる。
前世というものがあるのなら、 私はきっと、よほど悪いことをしたのだろう。
”罪”が頭に響くたび、私のいのちは削れていくのだ。]
(152) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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どうも……!!
[ヨーランダの賛辞に、叫ぶように答えて]
――……次元門展開≪ゲート・オープン≫!
[空中に魔方陣が開き――そこから、光が漏れ始める。
繋げた門≪ゲート≫の先は、外惑星。 巨大なガス状惑星の、雷鳴轟くプラズマ雲のなか]
雷神の槌≪トール・ハンマー≫……!!
[魔方陣から中空へ、轟雷が四方八方に迸る]
(153) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 19時半頃
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本物じゃないみたいですけど、でも、すっごく明るいです!
[幻の光源に、目をやれば >>92主人の指示に、【トレイル】は駆ける]
ご主人、どっち行ってみます?
[広がる道に、【トレイル】は問う 彼の脳裏からは、昨日の偶発接続《ランダムアクセス》の記憶は薄れ
通信を《引き継いだ》左の首は 【トレイル】に告げる事なく《約定》を続ける]
(154) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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《BackupMemory-No.0065》
...
......
――――……あの人と会った日の事は、今でもはっきりと思い出せるわ。
(155) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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私は宿命の少女《ヒロイックエターナル》 世界の破滅を導く鍵となる、危険な存在。 ……なんて事を知ったのは、あの人と出会って随分後。 毎日家に怖い人たちが来て、私を殺せと叫んでいた。 私はそれが怖くて怖くて、ただ怯えているだけだったから。
だから最初あの人が私を連れ出したときは、 ああ殺されてしまうんだってとても怖かった。
(156) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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けれど、彼は私を殺さなかった。 とてもとても遠い場所まで連れて行かれて、 二度と家に戻ることは出来なかったけれど。 勿論最初は帰りたいって泣いたわ。 けれど、そんな私に彼はとても優しくしてくれたし 私にも分かるように、色んな事を教えてくれた。
私の左頬に刻まれた証《スティグマ》 それこそが、私が宿命の少女《ヒロイックエターナル》である証。 現れる時期や場所は決まってはいないみたい。 けれど私は、幼い頃からそれがあった。 しかも、隠しようのない場所に。 だからこそ私は狙われていた。殺される所だったのだと あの人が私に教えてくれたの。
(157) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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両親は私を守ってくれたけど、何も教えてはくれなかった。 私はあの人と出会って、ようやく自分を知った気がする。 そして、あの人の事も少しずつ知って行った。
端的に言ってしまえば、彼は犯罪者だった。 それもそうよね、何しろ私を誘拐したんだもの。 勿論それ以外にも、色々。 だけど私は不思議と彼が怖くなかった。 むしろ…………――――
......
...
(158) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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[刃を回避された。当たらなければ無意味という訳か]
…なぎゃっ!!?
[その同時、光が。幻の業火を...の瞳を灼いた!]
ちぃっ。視えねえぇええ!? 使うしかねえなぁああ。 恨むなら俺サマを暴走させたてめえらを恨めよぉおお!?
[視力を灼かれ、回避不可の命取りを受けて尚...は冷静だった。 それこそが時空統制局第一支部 黒い伝説 嗤う漆黒≪ジェノサイド・メイカー≫の確かなる実力と判断力。
…カチリ。 BHSの柄。悪の象徴の仕掛けを動かした]
(159) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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≪葬鎖プログラム≫緊急マージン2199!!
Saber Of Black Hole System
INNNN THE――
DESTRUCTION MOOOOOODE!!!
[何が起きたかを説明するには余りにも簡単だろう。 本来、幅100cm前後に過ぎない、標準サイズのBHS。 それが、五倍。幅5メートルをも超える、超巨大剣に膨らんだのだ!]
(160) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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葬鎖ぁああああ執行ぉぉおおぉおおおうううううう!!!!
[幅にして人間3,4人分のブラックホールが振るわれたらどうなるか。 当然、巨大BHSに切り裂かれた、辺りの空間や地面、建物は痕跡すら残さず消滅した挙句。
ただ一撃のブラックホールが通り過ぎた。それだけで。 千の黒槍はまるごと消滅してしまったのだ]
(161) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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俺を殺したけりゃぁああ十倍もってきやがれえええ!!!??
[にやぁ。視力が晴れて来た。それはつまり。 千の黒槍は、文字通り、目を瞑った状態で消したのだ]
ふんっ、あれだけわかりやすく説明したのによぉおお。 事態をどうにもよく理解してねえみてえだなあ?クソガキィイイ。 だからてめえはガキっつわれるんだよぉおお。
[嘲笑う様に、致命的な妨害を放ってくれた少女を...は嗤う。 中空には雷神の怒りを思わせるプラズマの気配がする]
(162) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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どっち……か…… 俺には明確な気配とか、そういうのはわからないから、お前に任せる。
[随分な無茶を言っている自覚はそれなりにある。 主人だと言うのなら多少無茶してもいいじゃないか、とはほんのりと思っているが。]
(163) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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――……ちっ、こんな時になんだあいつは。
[その時、通信機が震えた。相棒、ヤンファだ。 戦闘中に応答を呼びかけるそれに忌々しそうに舌打つが]
おいヤンファぁああ! 聞いてよろこべぇえ! 新たな≪ターゲット≫サマの出現だぜぇえ!!
でっけえ大物だぁあ! こいつは俺の獲物だ!
てめえはどうするよお!? ベネット・クロスのケツおっかけるかぁ!? それともぉ…!?
[戦闘、二人の決して手を抜けない敵を前に、通信機に叫ぶ姿。 それは、この男の慢心と余裕をありありとあらわしていた]
(164) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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[書物、というけれど、異能そのものは書物でもない。 記録そのものを指すから、今手元に書はないのだ。
けれど、今その情報は必要なもので。]
…… ……
[息を吸い込み、覚悟を決める。 時計は、霊能具としての力もあるのだと聞いている。 あれなしで”耳”を全力で行使すると、下手をすればそのまま、
……などと、手を抜いていい場面では、ない。]
(165) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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[ 私は、歩み出す。 ]
[ ィィイ ィ …… ィィ …… ]
[ 私にしか聞き取れない、色鮮やかなセカイへと。 ]
(166) 2014/05/17(Sat) 19時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 20時頃
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[ギイィィイイイイイイイイイ!!!!!!]
(167) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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え"っ。
[>>163言葉への困惑は一瞬]
……じゃあ、やっぱりホリーを探しましょっか。 気配の続く方向なら、何となく辿れそうですし。
[地面と周囲に警戒しながら、微かな気配を追う
その足取りは 昨夜彼女が父と過ごした、ビジネスホテルの方向へ]
(168) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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へえ……渇望虚空《ブラックホール》 まさか、そこまで使いこなすとはね。
[10倍はもってこいと叫ぶ彼。 本当に、10万本ぐらい降らせてやろうかと一瞬考えたものの。 流石にホリーを守りながらそこまでの事は出来ないと思い取り止める。
そして幻影光陽≪ミラージュ・クラルテ≫を見やると、愉しげに微笑んだ。]
(169) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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幻影聖母《ミラージュ・オブ・マリア》
[慢心と余裕。 そこに付け込むのならばむしろ搦め手を使うべきと判断していた。
彼の周囲を幻影が取り込んで。 強制的に聖母の存在を心に刷り込んでいく。
並みの相手であれば瞬く間に洗脳されるであろう。 しかし、並みの相手では無いと知っているが故に。]
(170) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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幻影聖母・夢幻回廊《ミラージュ・オブ・マリア・ドリームパレード》
[次から次へと新たなる幻影に包まれていくであろう。
相手がどんな使い手であれ。 この幻影に取り込まれてしまえば。 闇の誘惑《ダークネス・テンプテーション》からは逃れられない。]
(171) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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[>>164 暫くして、応答があった。]
あァ!? 新たな標的《ターゲット》だぁ? 完ッ全に寄り道してんじゃないのよこのバカ!!
アンタあの虹見て言ってんの!? 宿命の少女《ヒロイックエターナル》が覚醒寸前なのよーッ!?
[早口で罵声を浴びせるが、相手の声は随分と愉しそう。 …………相手が強ければ強いほど、快感を覚えるナユタの事だ。 本筋に戻れと言ったところで聞かないのは解っている。]
…………とにかく、とっとと終わらせて合流よ! アタシは先にベネットを追うから!!
[そう言い放って、電源を切った。]
(172) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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うん、じゃあそうしろ。
[適当な扱いなのは信頼かそうじゃないのか。 その足がとあるビジネスホテル(しかも結構よさげ)なものへ近づくのを見ると]
……所作とかもそうだったけど、やっぱりいいところのお嬢さんなんだろうなぁ……
[今更ながらにネカフェ泊まりの提案が申し訳なくなってきた。]
(173) 2014/05/17(Sat) 20時頃
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