229 観用少年
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……ジョージ。 部屋の場所は覚えただろう?
僕は少し散歩に行ってくる。 先に戻っていて。
[自分の食事が済んだ頃合いに、椅子を鳴らして席を立つ。彼の好物が皿に残っていても、背を向け食堂を後にする。外に出て向かう先は、夜の中庭だ]*
(146) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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わ、ほんと?…っていうか、 お仕事場にも連れてってくれるの?
[>>120 自分がきっと気に入る職場、とはいったい。 その事ももちろん気になるけれども、この話しぶりは 恐らく室内飼いという事もなさそうだ。嬉しい。
結局のところ、こうして気ままに振舞う身でも、 人形は人形でしかない事は弁えている。 主がする事に逆らう力は持ち合わせていない。
だからこそ。 不安など考えても仕方がない事なのだと、達観して。]
(147) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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俺の記憶?
[自分のものが、自分じゃなかった頃の話。 それって彼女にとってはあんまり楽しい話ではないのでは? と、思うのだけれども。それを聞きたいと言うものだから、 きょとりと目を丸くしてみせた。]
………?
[けれど詰まった言葉を掬い上げることはできなくて。 彼女に多大な好意は持っていても、 未だ出会ったばかりの相手の全てを察することは難しい。]
うーん…。そうだなあ。……また今度、だね。
[それに自分も。 忘れたはずの物に触れようとするのは――まだ怖いから。 また今度の約束だけして、今はお終い。]
(148) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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[>>122 名無しのななちゃん、中々気に入った 名前は名付け主的にはお気に召さないご様子で。]
ほらー、芙蓉もこういってるしー?
それに、理由付けなんてなんでもいいよ。 沢山呼んで貰えそうな 呼びやすい名前が貰える方が嬉しいもの。
[呼ばれぬ名よりも呼びやすい名を。そう主張すれば、 既に聞こえるななちゃん呼びにご満悦だ。]
ねー、ギリアン。
[持ち越し予定のご主人様へ、ちゃっかり者は 更にもう一人巻き込み外堀を埋めてしておくことにした。 多分この男だって、突っぱねるような真似はしないはず。 甘えて大丈夫そうな相手を見極めるのは、得意なのだ。]
(149) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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[そうして再度支えてもらう時には、 意向通り高くなった視界に大げさな程に喜んだ。 次の機会があるとするなら、更なる高みを求めて 肩車でも要求しそうな勢いだ。
大きな部屋の中、いくつかある扉の中を確認すれば、 どうにも人の住んでいた気配の残る部屋ばかり。 それも、男性の部屋にみえるのだけれど。]
……ねー、グロリアー。誰か一緒に住んでるの?
[暫く使われてはいない部屋ばかりのようだけれども、 一応確認がてらに訪ねておく。
家に来るまでも謎だったけれども、 来てからもまた不思議が増えた。
新たな主は、やっぱり少し変わっていて面白い。]
(150) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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[なんて考えていたら、>>123 提案一つ。 さて、どうしたものだろう。 思うままの主張であれば、答えは一つでしかないのだが。]
うん、一緒がいい!
…ってお返事しちゃうと、グロリアが何だか そういう趣味の人みたいになっちゃうよねー。
[彼女がが道徳的かどうかは置いておくとして、 "そういった趣味"で来店していた訳では無さそうだし。]
………どうしよっか?
[お互いやましい心がないのであれば、 それは公序良俗の範囲内ではないのでしょうか。 ……どうなんだろう。**]
(151) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[硬いものがなる響きに見上げる瞳を瞬いた。>>144
覆い被され影が落ちても不思議と怖さはなく、 息継ぎできる唇を薄く開いたまま、 濡れたそこを舌で辿って疵がないかを確かめる。
噛みつかれたことのある記憶はそれで洗い流された。 傷ひとつない唇は呼気に喘いで震えながら、 また、もうひとつ言葉を綴ろうと]
ン、……
[呼ばれて、返す言葉はまた奪われて、 それでも従順を擦り込まれた人形はただ大人しく]
(152) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[無知で奔放な振る舞いを叱られた記憶はない。それが行儀の悪いものとも知らず、顰めた表情の変化にも気付かず、彼の手でおかわりがないと分かると今度は自ら手を伸ばす。]
今は?ちがうの? こんなに何でもあるのに。
[心底不思議がるように零し、甘味を口の中で転がしながらちらりと主人の方を見やる。>>145銀食器を持つ手つきにはどこか重なるものがあって、それでひとりでに懐かしいような心地に襲われた。]
ゆめを見てたみたいなの。 ぼく、前にも「家族」のもとへいたんだ。
ともだちもいたんだよ。 ちょうど、シメオンくらいの。
[視線は手元に落としたまま。ぽつりぽつりと言葉にしていけば、曖昧だった輪郭が少しだけ形を帯びるような気がする。
夢の話ならいくらでも出来た。 シメオンと歳近い主人がいたこと、同じ三人家族であったこと、こことは違うビルの立ち並ぶ高い家にいたこと──…彼が聞いてくれるなら、思い出せる限りは、だけど。]
(153) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[人との食事は新鮮さよりも、安心感を与えた。それほどたくさんの角砂糖を食べられるわけではないから、途中で手は止まり代わりに彼の手元を眺めるだけだったが。]
……あ、うん
[やがて皿は空になり、立ち上がる音に目を向けた。去りゆく背に返事をしつつ、「ぼくも」という言葉は言い残してしまって。最後にひとつだけ、と角砂糖を口に放り込んでから、椅子を飛び降り食堂を飛び出す。
最初の部屋までの道のりなら、たぶん記憶にはあった。 だけれど告げられたばかりの指示でさえ大人しく従えるほど利口ではなく。歩き去った姿を追って、ぱたぱたと廊下を駆ける足音を鳴らした。]
(154) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[──そのままどれほど経ったか。でたらめの探索な上に鈍い子どもの足だ。同じ道を辿ろうにも叶わず、見失うのはおろか戻ろうにも居所がわからなくなる。]
シメオン……どこぉ……?
[一階、二階、と彷徨い歩いているうちに、並んだ扉の先がどれも同じに思えてくる。迷宮にでも迷い込んでしまったかのごとく、心細くなるばかりで。]
……どこに、いるの?
[零した声が小さく反響。とくべつ暗いという訳でもないのに、それがいやに不安感を煽られて、ついには座り込んでしまう。
人が通りかかることはなく、先に発したか細い声が厨房の使用人に届くはずもなく。主が部屋に戻ったとして、そこに人形の姿は無かっただろう。*]
(155) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[ケイイチはついにベッドから降りる。 視線は床に落ち、長い前髪が表情を隠した。]
……………すまなかった。 どうかしていた。
お前は、眠って。 僕は…………今夜は帰らないけれど。 明日には、きちんとする、から。
…………時間を、くれ。
[そのまま振り返らず、まっすぐに部屋の出口へ向かった。]*
(156) 2017/10/08(Sun) 08時半頃
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……ナナちゃん?ナナ?
[王子様が部屋を見て回っている間も、 しばらく悩ましそうに眉根を寄せていた。 >>149 無口なギリアンは呼びかけられれば、 目線を合わせ、ん、と一つ頷くような所作を見せる。 特に異論はなかったのだろう]
名前ってでも、大切なものじゃなかしら……。
[ナナちゃん、なんて。 意味の込められていない記号のような呼び名だ。 戸惑っていれば、自分の名を呼ばれる。 >>150 呼びかけられる声に顔を上げた。]
いいえ、今は私以外誰も住んでいないから、 どこで好きに遊んでも構わないわ。
[それぞれの部屋にそれぞれ二人でとった写真程度は残っているだろう、相手の違う写真が3組]
(157) 2017/10/08(Sun) 12時頃
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[そして、お部屋の問題は>>151 逡巡を察知されたのか気を使われてしまった。 お人形は少年の見た目で天真爛漫で、 それでいて達観し老成しているようにも思えて、 どこかちぐはぐで困ってしまう]
そういう趣味……、 待って、もしかして。 言われてみればあなたを連れてる時点で?
[そう、自分でも思っていたのだった。 プランツドールは町のペドフィリアご用達。 少し頭が痛い、今度からそういう偏見はやめよう、と思う]
……いいんじゃないかしら、別に。 だって、あなたはプランツドール、ですものね。 つまりお人形と一緒に眠るだけ、でしょう?
[そう言ってしまうと、むしろ少女めいた気恥ずかしさのほうが先に立つのだけれど。寝に帰るだけのような殺風景な寝室だ。人や物が増えて困るわけでもない]
(158) 2017/10/08(Sun) 12時頃
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[それからドレッサーの椅子に腰かけて、 鏡越しに映るお人形さんに一つお願いをしてみる]
じゃあ王子様、 早速で悪いのだけれど、着替えを手伝ってくれる? いつまでもこの服だと窮屈なの。
[きっと一人にしてしまったら、 この子もつまらないし手持ち無沙汰だろう、 実際、着替えるのにも一人では背中に手が届かない。
顔を覆う黒いヴェールは、 先ほどのこの子の目隠しと少し似ていて、 だからそれは茶目っ気なようなもの、だったのかもしれない。光の差す眩しさを予感して、そっと目蓋を閉ざす。
黒いドレスからもう少し楽なワンピースに着替え終わる頃には、ナナの服を買い込んだ芙蓉も戻ってくるだろう*]
(159) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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[跳ねる身体が距離を置き、 動揺の瞳が此方を向いて揺れている。
この表情を知っている。 期待を裏切られ、怯え、嫌悪に向かう手前のそれ。 連理の枝が折れたあの夜の気配に、 去来したのは不安と恐怖と……諦念だった]
……うん。
[謝罪の言葉に俯いて息を吐くように。 掠れた音を吐き出し、緩々と首を縦に振る]
(160) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[彼の言葉は絶対で、疑ってはいけない。 彼自身が伝えた命令をただ受け入れるしか、 自分にはできないことで]
(161) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[部屋の出口へ向かう彼の背を見送った。 何も唇は音を出さず、身動きの気配すらなく。
やがて扉が閉まる音が響けば、 そっと寝台を降りて自分の小さなものへと移る。 お行儀よく足を揃えて、布団の皴も伸ばし、 仰臥の姿勢で指を組み合わせた掌を腹の上へ置き]
…………
[瞼を閉じ、薄い皮膚に助けられ闇に落ち、 目隠しの役割を果たさせれば小さく身震いして。
過るのは鑢掛けされる記憶の欠片。 あの店主は非道をしている感覚はないだろう。 ……所詮は、愛玩人形に過ぎないのだから]
(162) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[ひとりの夜も、棄てられることも、もう慣れた。
拒絶され弾力の失くした髪を枕に散らし、 ただ死人のように7時までは動かずに。 命令されるまま、彼を待ち続けた**]
(163) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[従者に命じ車を出させる。 全て心得ている顔で従者はただ頷き、車は夜の街を走る。 たどり着いたのは豪奢な作りのホテル。 慣れた足取りで一室に足を踏み入れれば、目につくのは広い室内を圧迫するほどに巨大なベッド、 そして、]
っ…………。
[そこにいた男の姿に、ケイイチは思い切り顔を顰めた。 琥珀の瞳に柔らかな栗色の癖毛長い睫毛、どこか幼くけれど利発そうな顔立ち―― 似ている、と思った。
今まで経験してきた中で最高に最悪の嫌がらせだ。断言できる。 心の柔らかい部分が悲鳴を上げる。 頭の芯は怒りと悲しみに取り憑かれ、最早どうすることもできない。]
……命令だ。今夜、お前は一言だって喋ってはいけない。
[慣れた手つきで組み敷けば、男は少し目を見開いたが、従順そのものにこくりと頷いてみせた。 それがまた、彼に重なるようで――ケイイチはすべての感情をぶつけるように、彼を抱いた。]
(164) 2017/10/08(Sun) 14時半頃
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[――朝。
主不在のままの住居が、俄か騒がしくなる。 何か言い争うような、慌てたようなやりとりは寝室にまで届くだろうか。
やがて時計の針が七時を示す頃―― 寝室に、一人の男がやってくる。 背が高くがっしりとした体型の男だ。少年にとっては初めて出会う相手でもあるだろう。 男は少年のベッドの側に恭しく片膝をつくと、貼り付けたような笑みでこう言った。]
お目覚めですか。 ――我が主人が、貴方にお会いしたいそうです。 どうぞ、私と共にいらしてください。
[そうして、少年が素直に従うのならば付き添って 嫌がったり怯えるようならば――そのまま無理にでも抱き抱え、 少年を伴って部屋を出で、住居を離れ、そのまま――そのまま、攫っていってしまうだろう。]*
(165) 2017/10/08(Sun) 14時半頃
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[瞼を落として眠る擬態は慣れていた。 眠れば追憶の影が浸潤し、苛む記憶と変わるから。
いくら洗い流されても消えない穢れは、 中古品に相応しく記憶を深く疵つけていく。 弾む吐息に、覆われる唇。 苦痛に喘ぐことも許されず傷んでいくしかない。 それでも、それが愛情だと目を背ければ、 輝きを失う髪も、透明を失う声も。
その速度はゆっくりと、それでも確実に]
(166) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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……けぃ、…
[瞼は鎖したままで無意識に求めた音は、 熱に溶かされずに甘い砂糖菓子の声音のまま。
朝になれば。 朝になれば、彼が、きっと。>>156]
(167) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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……?
[眠りに落ちないまま迎えた黎明のその先、 慌ただしい室外に寝台に横たわったまま瞼を上げた。
起きろと命じられた時間まではそのままに、 開く扉に鼓動が跳ねそちらを向いて、 色彩を失って曇った瞳をぱちぱちと瞬く。
ケイイチ、ではない誰か。 記憶の影と似た不穏と笑顔を抱いて、 小さく震えて拒絶の意を示すのが精一杯]
(168) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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……ゃ、
[彼ではない手が伸びた。 枯れ始めた身体はそれから逃れることはできず、 腕を引かれて嫌な音を立て、 痛みに眉を顰めた刹那抱え上げられ自由を失う。
暴れる脚など役にはたたず、 奇妙に腫れた手首では振り払うこともできず。
連れられてきた時間を巻き戻したかのように、 小さな箱に乗せられ、浮遊感を味わったは建物を出て、 黒塗りの車に放り投げられ口許を覆われた]
(169) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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[あの店に売り戻されるには乱暴に過ぎて、 それでは何が起こったのかを想像する基礎も足りない。
懇願の光を瞳に宿して男を見上げれば、 その太い指が首筋から舐めるように上がって顎を捉え、 唇を空いた指が何かを確かめるように撫でていく。
きゅっと結んだ唇を、 無理に抉じ開けようとしているのだと気付けば目を逸らし、 ただ震えて、この悪寒が過ぎ去るのを待とうとして]
(170) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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ぁ、……
[両手が何かに囚われ、拘束された。
柔らかな布地の感触はとはいかず、 紙テープらしきものでぐるぐると巻かれ、 視界もまた、目隠しで覆われる。
膝上丈のズボンの上から脚を撫でる掌は、 何かの痕跡を調べているようで、粘っこく。 ただ耐えるだけしかない記憶を呼び覚まし]
(171) 2017/10/08(Sun) 15時半頃
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[堪え切れたのはそこまでだった。 途切れた意識の行く先はまた記憶の奥底に。
深く刻まれた疵の向こうへ、沈む**]
(172) 2017/10/08(Sun) 15時半頃
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[ケイイチが住居に戻ったのは、太陽も高く昇りきった後、午前十時をまわってのこと。 両手一杯に抱えた高価な砂糖菓子は、つまり贖罪のつもり。
これを渡して、云うのだ。 すまなかったと。 もう二度と――あんな酷い真似はしないから、と。
それで菓子を与えて、ミルクを飲ませ―― そうすれば戻れるだろうか。 正しい在り方、「らしい」為り方。 なれる――だろうか。 身体は知らず震えていた。 それでも空気の読めない―読まない―従者がドアを開ければ、 いつもの住処が]
……?
(173) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[何か様子がおかしいと、気付く。 呼んでもないのに人の気配が「ありすぎる」。 玄関の音に、すぐさま出迎えにやってきた人間は――蒼い顔をしていた。 彼は震える声で報告して、曰く]
…………は?
[本国からやってきた人間が、ガーディを連れていった、と。]
(174) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[短くはない旅路も、少年が意識を途切れさせたままならば 一瞬の合間に終わるだろう。
車を降りて列車に揺られ、そのまま国境を越える。 その間も少年の拘束が外されることはない。 王室の外周ように手配された特別な列車ではなく、 一般市民も利用可能な―とはいえもちろん高級な―ものを使うのは、 つまりそれが、公にはできない何か、を行っているという証拠。
列車から再び車に乗り、それが豪奢な門戸をくぐれば、そこは―― かつてケイイチが暮らした場所。 ケイイチが君臨する筈だった場所。]
(175) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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