158 Anotherday for "wolves"
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―4歳の記憶―
[わたしの大事なリボンの話。
お父さんのお友達のおじさんがクッキーをくれた。
何でも患者さんからもらったけど 自分は食べないからって。 クッキーを食べないなんて変な人もいるもんだ。 と運命の神とその送り主に密かに感謝して。
クッキーを包んでいた袋を結ぶ紐は 艶やかな淡いピンクのリボンで その色が可憐でとても素敵に思えた。]
(629) 2015/05/15(Fri) 02時頃
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[ それ、ちょうだい!
と声を大にすると、お父さんは 二つ返事でそのリボンをわたしにくれた。
お母さんがそのリボンを半分に切って、 ふたつに結った髪に飾ってくれた。
ふたりがとっても可愛いよって言ってくれるから わたしはお姫様になれた気がした。]
(630) 2015/05/15(Fri) 02時頃
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[次の日、私が手紙を捨てようと ゴミ箱の中を覗いたら、誰がいれたのか わたしのリボンがくしゃりとゴミと一緒に詰め込まれていた。
わたしはうわぁんと泣いて、 そしたらすぐに事情を知らずに捨てた兄は 謝ってくれたけど。
その騒動のせいで、結局父の大事な手紙は そのまま庭で灰になってしまった。
その日 わたしは大切なことを学んだ。]
(631) 2015/05/15(Fri) 02時頃
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「自分の大事なものと 誰かの大事なものは同じじゃない。
誰かの大事なものと 私の大事なものは同じじゃない。」
(633) 2015/05/15(Fri) 02時頃
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―宿屋―
[そこにはまだ人はいたのだろうか そしてもう人は帰っていたのだろうか。]
[木のコップに井戸水を入れて グレッグの話す投票の話を 喉を潤しながら聞いた。]
お兄ちゃん……。 わたし、人って殺しちゃいけないものなんだって 思ってたけど……。
それって間違ってたの?
[少女は表情暗く、兄に尋ねる。 答えなんてあるのか わかりゃしないけど。 それでも誰かに問わずにいれなくて。]
(659) 2015/05/15(Fri) 03時頃
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だって、人を殺すのはダメだって昨日聞いたのに。 今日は悪い人なら殺しても仕方ないなんて。 殺す、って別に悪いことじゃないの?
悪いことじゃないならもしかしたら明日 何気なく、朝の挨拶をするように わたしやお兄ちゃんやお父さんは殺されちゃうかもしれないの?
それってすごく すごく怖い。
[コップに映る水面は透き通っていて。 中の木の色が見えた。
またひとつ。口をつけて。]
(660) 2015/05/15(Fri) 03時頃
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[幼い彼女とすれ違うことができたなら。
私は醜い唇を、ニタリと歪ませて見せたでしょう。]
ごきげんよう?
[別れ際にそんな挨拶を落としたのは
意地悪な私が、また意地悪に。
声の正体を教えるためでありました。]
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