266 冷たい校舎村7
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[ 笑顔を、浮かべようとしていたんだけど、 それがうまく保てたかは、怪しい。
君はあんまりな状態だったし、 そもそも本当に目を覚ますの? って、 そういうふうにさえ思ってしまって。
寝台の傍らに立ち尽くしたまんま、 静かに唇を噛みしめていた。**]
(108) nabe 2019/06/19(Wed) 01時半頃
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[そりゃまあぶつからなかったんだしほっとするよね、なんて、 いささか事実とはずれたことをイロハは考えていた。>97
それからあとは、視点の違いについて考えている気分でもなかったので、 先に己のしたいことをした。 つまりはココアの缶を渡したのだ]
どういたしまして。 ……うん。朝起きたら雪が降ってたところから、ぜんぶ。
[だから「借りを返す」と言ったことも覚えていた。>>98 これを不服とするならいずれまた奢り返せばいいだけ――とは、言わなかった。 イロハとしてはすでに借りを返した気分になっていたので]
(109) Akatsuki-sm 2019/06/19(Wed) 02時半頃
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[缶を握りしめたまま、 蛭野は見慣れた微笑みをその顔に取り戻す。 そうして――]
帰る!? ほ、ホント!?
[期待を込めて訊き返したので、>>99 びっくりさせてしまったかもしれない。 だけどなんとかすぐに落ち着いた]
(110) Akatsuki-sm 2019/06/19(Wed) 02時半頃
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……あぁ、やっぱりマネキンになってたんだ、あたし。
で、他のみんな、宇井野くんや柊くんにルリちゃんとかもマネキンになって、 でも、……蛭野くんはマネキンにならないで帰れた?
[わからない、と言うことはそういうことなんだろう。 なるほど、マネキンにならないで帰ることはできたんだ。 ひょっとして養の意思がはたらいたせい、だろうか]
他のみんながどうなったかはわからない、けど……。 あたしは自分の意思で階段から落ちた。
だから、……えぇと、そう。 養くんのせい、とかじゃないよ。
(111) Akatsuki-sm 2019/06/19(Wed) 02時半頃
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[いやいいのか。こんな言い方で。 いつものノリであけすけな言い方はしてしまったが、 自分の意思で飛び降りた、なんて言われたらふつうはびっくりものだ。 でも養に殺されたというあらぬ疑惑を抱かせるのはもっと駄目だ。
……黙って、コートのポケットの中の温かい缶を握りしめて、歩く。 待合室に着いたなら、そこに集まっていた面々に手を振った]
(112) Akatsuki-sm 2019/06/19(Wed) 02時半頃
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―― 病院 ――
[震える携帯電話を見遣れば、メールが1通。>>84 葉子から返ってきた メッセージに少し安堵をしながら 壁のひんやりとした感覚に身を預けていた。
葉子には着拒されてもおかしくはないって 思っていたから、少し意外で 嬉しかったのは本当。
自分の連絡先を消されていたことを 俺が知る機会は、きっと一生ないことだろう]
(113) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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[やがて3年7組の担任がやってきて、 拓海が目を覚ましたことを伝えられる。>>7>>44
俺はいかにも委員長って面で、それを聞いていたと思う。 本当はガッツポーズのひとつでも してやりたかったんだけどな。
そうやって純粋に喜ぶのは どうにも俺のプライドが許さなくって。
一度粉々になったはずの チョモランマのような俺のプライドは、 そう簡単には完全にへし折れてくれないようだった]
(114) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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[拓海の無事を知らされれば、 どっと肩の荷が下りたような安堵に包まれる。 病院の白い天井を見つめながら]
……拓海。 約束、守ってくれたんだな。
[ぽつりと呟いた。
そんなときだったろう。 葉子に声を掛けられたのは>>85]
(115) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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――――ただいま、葉子。
(116) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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[その言葉を、いったいどんな表情で 俺は葉子に伝えたのだろう。
たぶん今までのように、 澄ました委員長面ではいられなかったはずだ。 壁に傾けていた重心を元に戻し、 葉子にまっすぐ向き直ると]
拓海、意識を取り戻したって。
[その事実を、葉子に伝えた]
(117) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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ったく、心配かけさせやがって。
[腕を組みながら、拗ねたように言った。
あの校舎に迷い込むまで、 こんな砕けた口調を 葉子に晒す機会が訪れるだなんて 思ってもみなかった]
(118) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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[それから、隣にあった自販機で ホットコーヒーの缶を2本買うと、 1本を葉子に差し出して]
……少し、話しできるか。
[彼女にそう問うただろう]**
(119) gurik0 2019/06/19(Wed) 03時頃
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[あるいは、もう帰ろうとしている姿も見ることはあったか。>>45 いっとき首を傾げたが、その場にいた大人――つまりクラス担任は、 気にした様子を見せてなかったし、 改めて担任の口から養が目を覚ましたと聞けばなんとなく納得もした。 いくら目を覚ましたって、こんな時間だし、色々あった直後だし、 というか普通に考えて面会謝絶?
とまあイロハが小難しいことを考えている間に、 蛭野は、確かに進んでいた。待合室のさらに奥へ。>>101]
蛭野くん……!?
[なにごと、という表情のまま、 小さくなって行く背を見送る。イロハにできたのはそれだけだった**]
(120) Akatsuki-sm 2019/06/19(Wed) 03時頃
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―― 目覚め直後 ――
[ガレージの中にも似た真っ暗な瞼の裏で 知っている、声が聞こえた。
夢なのかな。と一瞬思ったんだけれども 途切れ途切れの意識を、 水面へ浮き上がらせるように起こして
ゆっくり、もういちど白い世界を見る。
白いシーツ。白い壁。白い天井に、照明。 その中で確かに色をもっているお前が見えた。]
(121) さねきち 2019/06/19(Wed) 08時半頃
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[レインコートじゃなくて マフラーを身につけて 鼻先が赤いのは寒いからかなあ。
笑っているんだか、笑えていないんだか、 微妙な顔を浮かべてそこにいる。>>108
なんだか 俺にとってとても、とても>>105 都合のいい言葉が聞こえた気がしたんだよ。 それが本当であれ、幻聴であれ、]
(122) さねきち 2019/06/19(Wed) 08時半頃
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キョー…………
[…………呼吸器がちょっと邪魔だなあ。ひとつ咳き込んで]
キョースケ。
[名前を呼んで]
(123) さねきち 2019/06/19(Wed) 08時半頃
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…………おはよう。 ありがと、うれし
(124) さねきち 2019/06/19(Wed) 08時半頃
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[笑いながら、立ち尽くすお前の頭でも ひとつ撫でてやろうかと思ったんだけれども、 また会えたな、って少しだけ涙が浮かんだんだけれども
許せよ、体がうまく動かせやしない。
だからほんとうにゆっくりした動きで、 横たわっていた俺の右手が ベッドの傍にあった指先にだけ触れただろう**]
(125) さねきち 2019/06/19(Wed) 08時半頃
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──待合室へ──
[ 確かな記憶として残る奇妙な数日間。 大雪の中登校する寒さや、毛布の重み、 そういった実感が、僕らに共通するものと知り、 僕はそのことに対しても顔を綻ばせた>>109。
それから。 灰谷彩華があんまり驚き、 期待をしたように尋ね返す>>110ので、 僕はさらに笑みを深めて頷く。
そう。えっと、 そういう反応をしてくれると、 僕も、もう一度よかったなって思えるし、 それでいいんだって、思える。気もして、]
(126) nabe 2019/06/19(Wed) 11時半頃
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……うん、七月さんとね、 見つけて、運んだけど、足が折れてた。 階段から落っこちたみたいに、 踊り場のところに倒れてて。
[ 痛そうだった。とその光景を思い出し、 僕はあの場面をなぞるように語ったが、 果たして人は自分の死に様と思しきものを、 詳細に知りたいだなんて思うのかしら。]
なんにもない天井を、見上げて……、
それから、ええと、 七月さんが、暗幕を持ってきてくれたから、 くるんで、体育館まで運んだ。
[ かくしてスカートの中は守られた。>>3:133 ……とは言わないけれども。]
(127) nabe 2019/06/19(Wed) 11時半頃
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それで、灰谷さんの言う通り、 みんなどんどん人形になって、 痛そうだったり、死んじゃったみたいに。
僕は……どうだったんだろう。 きっともうあの場所には誰もいないけど、 もしかすると、僕も何かを置いてきたのかも。
[ 確かめようはないけれどね。
灰谷彩華がいなくなってからの色々を、 本当にざっくりと語った。白い廊下で。
みんな死んじゃったみたいになって、 代わりに人形を残していって……
でもみんな帰ってきたから。 よかったね。なのかもしれないけれど、]
(128) nabe 2019/06/19(Wed) 11時半頃
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[ 結果的にただ奢られてしまったココア。 プルタブを引いて、口をつけて……、 飲食禁止だろうか。ごめんなさい。
自転車を懸命に漕いだものだから、 喉が渇いていて、でも、 ココアは潤いを与えるというより、 舌や喉にとびきりの甘さを残した。
灰谷彩華は、自分の意思で落ちたと言い、 僕はそれを頭の中で復唱した。>>111
自分の意思で、落ちた。 その意味とか、意図とか、 僕にはさっぱりわからなくって、]
(129) nabe 2019/06/19(Wed) 11時半頃
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……灰谷さんは、帰りたかった? どうして、落ちたの。死ぬことにしたの。 あの場所で、自分の意思で。
[ 待合室までもう少し、というところで、 僕は耐えかねたふうにそう尋ねた。
自分に訪れなかった結末。 ちょっとね。>>2:350と言った彼女に、 そっか。と言ったのをうっすら思い出す。
深入りしないでほしい。>>2:434 明言されていない意図を汲めるほど、 僕は敏い人間として作られていないし、
もうすでに一度、あの校舎で、 他人が口出しするべきでないと信じていた領域に、 踏み込むことを知ってしまったあとだった。*]
(130) nabe 2019/06/19(Wed) 11時半頃
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―― 後日 / 病室 ――
勉強頑張って、と。>>90 よくもまあ抜け抜けと俺に送れたもんだな。 あれ何かの嫌味かよ。
[来客用の椅子に腰掛けて、 ベッドに横たわる拓海に俺は口を尖らせた。
それはとても怪我人に対する 口調ではなかったけれど、 しんみりするのは俺の柄でもない。
あいにく人を思いやる涙など あの冷たい校舎で枯れ果ててしまったものでして。 何事もなかったかのように、俺はそこにいる]
(131) gurik0 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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どうせ大学にも行かないし 勉強やる必要ないし。
みんな受験受験でつまんねえから、 早く学校戻ってこい。
[なんて無茶を言ってやる]
(132) gurik0 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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[鞄の中から寄せ書きと千羽鶴を取り出すと、 寄せ書きは本人に手渡して、 千羽鶴は病室のベッドからよく見える位置に飾った。
寄せ書きには「早く良くなってください 高本」などと いかにも委員長然としたテンプレ文章が 整った繊細な字体で書かれていることだろう]
クラスのみんなから。 委員長だから、俺が代表で。
[仕事を果たせば、再び椅子にどかっと座り込んで]
(133) gurik0 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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…………。 お前も、大学行かねえの?
[そう拓海に問うただろう。 様子を窺うような、そんな表情で]*
(134) gurik0 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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──病室──
[ ひとつ。咳き込むのが聞こえて、 僕は、伏せていた目を見開き、 ぼろぼろのまま笑う君を見た>>125。
幻聴では、ないです。 僕はここにいるので。
……とにかく、おはようと声がして、 ゆっくりとその右手が動き、 僕の指先に触れるまで、僕は。
動くこともできず、 たぶん、静かに息をすることだってできず、 立ち尽くしていたのだ。君に触れるまで。]
(135) nabe 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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確かにそこに体温があると知り、 僕はその温度を知っているとも思った。
(136) nabe 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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[ 笑顔で別れてまた会おうって、 思っていたのに、ちっとも笑えやしない。
困ったなあ。なんて考える余裕もないまま、 僕は指先に触れた手>>125を、 縋るように握り締めてしまう。
膝に力が入らないのだ。 両掌で、その手を包み込んでいた。 しゃがみ込んで、祈るみたいに俯いたから、
きっと、うまく笑えてもいない顔を、 見られることはないと思うんだけれど。]
(137) nabe 2019/06/19(Wed) 12時半頃
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