160 東京村
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[――わたしのママは、もうすぐいなくなる。 わたしの家族はパパだけになって、ママは知らない誰かと結婚する。 わたしが知る頃にはみんな決まっていて、わたしに選択権はなかった。]
(93) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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[浅沼絵里は、至って普通の女学生だ。 大人しく、成績も悪くなく、今のままなら志望校には推薦もあり得る。 何か問題が起きようと、教師から『あの子に限ってそんな』と意見があがるだろう。
反面、浅沼絵里は大変素行の悪い女学生だ。 帰宅するなり制服を着替え、友達と勉強をするという名目で家を出る。 PASMOをチャージするなり渋谷に向かって、街を闊歩する女子高生の妹分として可愛がられていた。 無論、中学生では正規の勤労は出来ない。絵里の財布に入っている金は、名前も知らない誰かのくれた"おこづかい"である。 終電の少し前に、帰る。週に4日か5日は、そうした生活だった。]
(94) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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[止める人はいない。母親は毎晩のように男と出かけていたし、父親は早くても終電でしか帰らない。おおよそタクシーか、最寄りから徒歩が多い。 そして帰ってからというもの、父は母との電話――という名の、喧嘩に忙しくて、絵里とは必要最低限以下の会話しかしないのが、もうずいぶん続いている。
父親は自分のことを、ただの一度も見てくれない。 ただ自分の意志でもなく高校に上がったばかりの娘を一人暮らしさせる訳にはいかないという義務感だけで、父親は絵里を引き取るのだ。 新しい男を選んだ母親に、自分の娘を渡さない。 その思考は理解も出来た。出来たが、それでも仕事ばかりでまともな言葉を交わした記憶もない男とこれから暮らすくらいなら、絵里は母親を追いたかった。]
(95) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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[でも、わたしに選択権はなかった。 わたしの家族はパパだけになって、ママは知らない誰かと結婚する。 わたしのママは、もうすぐいなくなる。]
(いっそママが死んじゃったとかなら、まだいいのにな)
[それなら諦めもつくのに、選択できるはずの環境で、けれど選択権はない。 それが無性に息苦しくて、わたしは外の世界へ居場所を求めている。 はじめは月に一度。だんだん増えて、今では渋谷の街が第二の家。 時に自宅で見るドキュメンタリー番組は、自分のことのようだった。]
(96) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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ん、
[確かに、智恵美の歳で『リーク』なんて物を真に受けているというのは珍しい気もする。 が、そんな事を言って折角少し持ち直した空気をまた沈めるのも躊躇われた。]
わ、私も… 昔はコンビニに売ってる都市伝説本とか買ってみたりしてたから。
[と言っても、今の彼女より若い頃。 高校生だった時の事だし、内容を信じる事も無かったが。]
つじつまが合わない……のは、うん、確かに。 なんだか、オチを付け足した感がある…かも。
[まあ、この手の話なんてそんなものだろうとも思う。]
(97) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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……その。 智恵美さんは、『リーク』を捜しているんですよね。 [つまり、]
……会えないものだとか、失くしたもの でしたっけ。 そういう何か、が……?
[個人の事情に踏み込んでいる気はしたが、気になった疑問を零した。]
(98) 2015/05/31(Sun) 23時頃
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