246 とある結社の手記:9
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そりゃ、カミさんの育て方がいいんだな。
[ロイエに笑う。]
かわいいだろ?
残念ながら、肉質は保証しないぜ。
[なにせ安宿育ちの村娘だ。]
なるほどなあ…。
その辺はルパートさんが詳しそうだけど、どうだい?
小さい頃の記憶ってなら、なくもないかな?
ルパートさんや奥様とも面識あったみたいだから、俺っちには良く分からないけど。出来れば面白いのかも知れないよなあ。**
……なりすます、ねえ。
[想像もつかないが、そういう事になるならそれでもいい。]
いや、いいが……一児の父としちゃあ、
十にも足らん子供のころの記憶なんざ
論破もなにも、
そもそも信じがたいモノだぜ?
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[ピスティオの質問には、眉根を寄せて首を振り、音を立てて立ち上がる。>>224]
…違う! あたしだって誰が人狼かなんて、わかんないよ。 わかんないけど……
………
(252) 2018/07/30(Mon) 18時半頃
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[ピスティオは気のいい友人だ。彼の言っていることが嘘だとは思えないし、彼がこうして糾弾されていることに、重責を負わせて…押し付けていることに、心を痛めていることに、息苦しい気持ちではある。ただ、こうなってしまっては彼が全員を納得させる証拠を持たない限り、助けてあげられない。 不甲斐ないと思う。ずるいと思う。 そして彼は自らの主を占うという。]
あんたがあいつらと仲間じゃないっていうならさ…
持ちなよ。自信。 きっとあんたは間違ってないよ。
[無責任な発言だったと、後悔することになるんだろうか。 それでも今は、決断をした目の前の友人を励ましたかった。]
(253) 2018/07/30(Mon) 18時半頃
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[ルパートが4、5歳の頃の話を持ち出せば(>>233)少し照れくさそうにして]
あたしは全然覚えてないからねえ。 でもみんなあたしよりずっと利口だから、比べても仕方ないかもよ。
[それにあたしは、このおじさんの顔を怖いと泣いたらしいし。…そういえばさっきも、そうなりかけたけれど。…なんかあたしだけかわいがってもらわなかったみたいだな…。]
(256) 2018/07/30(Mon) 19時頃
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ベッキーは、モンドを納得がいかなそうに睨めつけた。
2018/07/30(Mon) 19時頃
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―リンダのこそこそ話―
[リンダがきれいな顔をこちらに近づけてきたので、耳を寄せる(>>251)。]
へぇ?
[本日二度目の素っ頓狂な声が出た。 そして瞬時に自分のよれよれの下着のことを思い、貸すなんてとんでもないことすぎると慌てる。]
あは ははは…!
[なんだ、このお嬢様にもこんなに気安いところがあったんだなと言う思いで軽く笑うと、今度は自分からも顔を寄せてこっそりと。]
後であたしの部屋においで。
[念のために置いていた替えの下着がいくつか残っていたかもしれないことを思い出す。そのときにでも洗い方も教えてあげよう。物を大事にするのはいいことだからね。 伝え終わると、言いにくそうにしていたお嬢様の頬を指先でつん、とつつく。 かわいいな、と思った。]
(258) 2018/07/30(Mon) 19時頃
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……ちょっとだなんて。
心強いですよ、すごく。
[どこかひょうきんな声色が、静かだった心にあたたかさを落としてくれました。
それだけで、また少し前を向けます。]
あたしは人間で、――「共鳴者」。
それだけは、間違いないんです、よね。
[心強いといった割には、不安の残る問いかけ方でしたが、肯定の言葉がほしかったのかも、しれません。]
― リンダ()の返答を受けた直後 ―
[心に乱れはなかった。
己の執着心は、暗く、冷たく、重く、腹の底に沈めている。
すでに、あの夜に心は決まっていた。()
嘘偽りのない本心からの
――腹の底からの渇望。()()]
[人肉を絶った飢餓は、心を蝕む。
"屋敷の獣"にとって、リンダがすべてだった。
いつの日かリンダの肉を貪る。
そのためだけに生きるようになった。
リンダがすべてになった。
他のものは、どうでもよくなった。
他のすべてが、どうでもよくなった。]
["そのとき"がくれば、躊躇はない。
最高の旬ではないが、致し方ない。
だが、それは、あくまでも最後の手段。
ルパート、そしてスージー。
この2匹と共闘し、この檻から脱出する。
育て上げた"最高傑作"と共に――]
(――――やり遂げてみせましょう。お嬢様のために。)
[『まっとうな人間でいるために、かみさまが』
それは、本当に──そうだったんじゃあないかと思う。]
パトリシアは、オレの相方の共鳴者で、
100%、人間。
───── 間違いないよ。 保証する。
[人間っていうのは影響を受けるものだ。
だから、まっとうな人間の助けに──彼女の心の支えに。
ほんの少しだけでもなれてるっていうなら、
自分のことも、そっちに引っ張っていってもらえるような気がして。]
[どうにも、心が弱いのだ。イヤなことからは逃げたい。
知らないふりでやりすごしたい。
人狼だなんだって、どうでもいいじゃないか、と。
……他人の死に、目を瞑りたくなる、弱い、弱い気持ちを。
この声があるおかげで、
どうにかこうにかやり過ごせている。
…今も。]
そう――よかった。
[船頭さんの、こちらの声にも乗せないすべての思いを、読み取れるわけではありません。
ただ、寄り添うように、あたしを肯定してくれる声が、大きな大きな支えになっているのは、本当です。]
……こわかった。
[そんな泣き言を言っても許される気がするくらいには、拠り所でした。]
あたし、イヴォンさまに狼だと名指しされて。
すごくこわかった。
はじめはモンドさんのように、笑ってしまう気持ちも、なくはなかったんですけど。
もしあのままユージンさんが黙ったままで、何も言わずにいたら、あたし自分が狼なんだって、思ってしまったかもしれません。
それくらい……こわかった。
……まあ。
しょーーーがないことだ。
嘘は嘘。
おれたちがたったの4つ票をあつめてみても、
これじゃあ、イヴォンが連れていかれるだろうな。
ユージン、ラルフ、パティ、モンドもそうしそうだな。
これで同数。
あとはベッキー、ノアだが、
まあ、期待できねえなあ……
さあてね。
息子を信じて、モンドに入るのかもしれねえ。
やっぱり、嫌です、誰かを疑うのって、嫌です……
[疑う必要性があることも、疑うことに慣れてきている自分も、ここに人狼がいることだって、何もかも嫌でした。
あたしは人間だから、もう証明されたのだから、そう言って逃げ出したいくらいには。]
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―少し前―
ばかだね、いいよお。あたしのことは気にしなくて。 辛いのはあんたでしょお?
[普段の顔を見せたかと思うと、すぐに表情に悲しい色がかかる。ああ、やっぱりどれだけ正しい言葉でピスティオを否定されても、どうしても放ってはおけない。ぽつりぽつりと心中を吐き出す友人の背中を擦りながら、うん、うんと相槌を打つ。 あたしの知っているピスティオはちょっとばかだけど、優しい子だ。今は、ただただ不憫で仕方なかった。]
ノアだって、みんなだってあんたを信じたいんだよ。 なのに説得してくれなきゃ、信じることもできやしないよ。 [あたしだって。と付け足すことはできず。 考え続けろ、という彼の言葉にはゆっくりと息を整えてから答える。]
…わかった。考えるよ。 でもあたし、あんたに負けず劣らずばかだからなあ。期待はしないでよ。
(320) 2018/07/30(Mon) 23時半頃
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私はピスティオの希望も、
通したかったのよね。
[皆が好きにやれるといい。
これが、これだけが一番だったのだ。]
おばあちゃんを生かしておくって。
これ以降も振り回してくれそうだし。
でも無理なら仕方ないか〜〜。
こっから出て行き先ないってーなら、
それこそルパートさんとこに住み込みさせてもらうとか?
そうだろうな。
仮にウチの娘がモンドにいれたら、それでやーっと
トントンか。
でもおばあちゃんを人狼って言うなら、
私の票はモンドさんにしておこーっと。
人狼の仲間がみーんな、
おばあちゃんに入れてたら怪しまれるでしょ?
話をきーてる限り、
ベッキーも難しそーよね。
うーーーん、おしかったわ。
12人しかいないからな。
おれも現実的なら、通してやりたかったよ。
おれだって別にイヴォンには
せいぜい生きていてほしいし。
――なにせ、泣かせてくれるじゃあないか。
おれはイヴォンのああいうところ、
尊敬できるとすらいえる。
……いちおう、モンドに投票してみるかい?
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あと、今あたしが考えてること。正直なこと。
―…あたし、あんたのこと信じるよ。 こんな弱っちゃって、ほっとけないでしょ。 あたしの言うこと信じられる? だから、そうだな… ピスティオも、考えるのをやめちゃだめ。
[ピスティオのすっかり気弱になってしまった背中を擦り、泣きそうになっている顔を覗き込みながら話しかけ続けた。支離滅裂だろうと思う。ちゃんと考えなきゃ。]
(321) 2018/07/31(Tue) 00時頃
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…そうだね。 みんなで、前みたいに。 あたしもそうなったら良いな、って思う。
[もし生きて出られたとして。彼に「前みたいに」なんてことは出来るんだろうか。こんなに傷ついて…傷つけられて。]
安心しなよ、あたしはあんたに票入れないからさ。
[耳打ちをする。その言葉が彼の傷を少しは癒やすことが出来るだろうか。力なく微笑みかけて、近くにあった手ぬぐいを渡し、背中から手を離した。]
(322) 2018/07/31(Tue) 00時頃
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