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ん……っ。
はぁ……ベネットさんの、えっち。
[区切りのない熾火のような快感を煽られる。
押し付けられた太ももに下肢を擦り合わせて戯れれば、ゆるくもたげたままだった欲望に火が点った]
ふふ、なかの熱さも、教えてくれるんですか。
[つい、と背に回した手を滑らせて甘く息を吐く。
この瞳には勝てない。
こくりと頷いて、抱き締め返す。
大体、じわり込み上げた未知の感覚、それを味わう彼に興味がない訳もないのだから]
[少し思案して上体を起こす。
向かい合って、ベネットさんの手を自分の肩に導いた]
……ちょっと、腰上げててくださいね?
[手に取ったローションを指にまぶして臀部をなぞり、入口をやわやわと刺激する。
丁度いい位置にあった胸の頂きに口付けて、舌でつついては吸い上げ]
俺は、触られるのは擽ったかったんですけど。
こうされるのは……悦かった、です。
[「あなたは?」と言わんばかりに伸ばされた片手が、意趣がえしめいて同じ愛で方をする。
しつこいほどに後孔の縁を和らげていた指は奥に進むことなく。反応をうかがっては、浅く行きつ戻りつ繰り返す]
ええ、そうですけど知りませんでした?
[えっち、と言われてしれっと返す]
僕に受け入れる快さを教えてくれるなら。
[これを、と軽く太ももを動かして、熱を燃え上がらせようと試みる。
手に入るなら、どこまででも欲しくなる。
僕は相当な欲張りだったらしい、今知った]
[起き上がった阿尾に押されるようにして上体を起こし、阿尾の膝の上に座る形になる。
腰を上げてと言われれば、膝立ちになった]
っあ、ぅ……
[自ら誘ったとはいえ。自分でも触れたことのないような場所に、ぬるりとローションを纏った指が触れれば、体ががくりと大きく震えた。
そして追い討ちをかけるように胸に吸い付かれれば、崩れ落ちそうになる体を支えようと阿尾の頭に縋る。
阿尾の後頭部に回した手が胸に頭を押し付けて、まるでもっと、とねだるような形になっていると気づけばかっと顔が熱くなった。
悦かった、と言われればふにゃりと頬が緩むが]
ん……わ、かんない、けど。
阿尾さんの舌、あつい……
[こんな熱くて滑る舌に擽られたら。
身体中のどこだって性感帯になってしまいそう、と、茹だり始めた頭が明後日の方向に思考する]
[穴の中を浅く行き来する指にさえ、最初は異物感が強かったのに、だんだん摩擦のせいか縁が熱くなってくる]
ぅ、くぁ……ぁ、あっ、
あの、これっ……いつまでやるんですか……!
[先程の自分はどのくらい解したっけ、と考えても思考が進まない。
胸と孔を同時に刺激されて喘ぐなんて、まるで女の子にでもなったみたい──と、恥ずかしくて逃げ出したくなるが、
自分が阿尾にもしたことだし、自分が望んだことだと思えば逃げるわけにもいかず。
眉尻を下げた情けない顔のまま、阿尾の耳元でされるがままに喘いだ*]
[反応して震える身体に、気分が高揚する。
胸に押し付けられて、笑みを含んだ呼気が漏れた。
ちゅ、と音立てて頂きを舐り、肌にも淡い跡を残す。
――確かに、これは楽しい。
自分の時は分からなかったけれど、複数の刺激に反応する様は、かなり来るものがある]
ベネットさん、かわいい……。
[ちら、と見上げた顔に愛しさが募った。
もっと近くで見たいな、と急く気持ちを抑えて、内と外とを丁寧に蕩かしてゆく]
もう少し声を聞いてから、……。
痛くなくなるまで、ですよ。
俺、止まれる自信ないですし――。
[ぺろっと目的からずれた本音が漏れて、取り繕い。ローションを継ぎ足して、指を一本、じわじわと沈めていく]
――この辺り、かな?
覚えておいてください、ね。
ぐっ、て抉られて、怖いところ……。
[くるりと円を描くようにかき混ぜつつ腹側の襞をゆっくりと擦りあげた。
突然の突き上げの快感と恐怖に竦んだ瞬間を思い出して、殊更にじっくりと解していく。与えられた快感を辿る興奮に頬を染めながら、彼の悦いところを探ることに没頭する]
なか、熱い――。
[耳元を擽る喘ぎに熱い息を漏らしつつ、腰を支える手を添えて。指を増やすには早いだろうかと、ぐちゃぐちゃと水音を響かせる。肩口に甘く歯を立てて、時折煽るようにリップ音を鳴らした]
痛く、ないですか?
[あえて肉棒に触れないまま、受け入れる感覚が際立つように、深くまで追いたてるように指を動かす。*]
[かわいい、という呟きに
視線を落とせば、目が合った]
……阿尾さんほどじゃないですよ。
[赤ちゃんみたい、なんてにまりと笑って頭を撫でる。
しかし、もう少し声を聞いてから
慌ててぺちぺちと後頭部を叩く]
なんか、んっ、不穏な言葉が聞こえましたけど!
い、痛くないようにしてくれるのはいいんですがっ……
[声を聞く為にわざと焦らしているなら、
思った以上に質の悪い子だ]
え、ぁ、なに……ひっ、!
や、それっ……!!
[じわ、と指が深く入り込んできて。
覚えておいてください、と言われ、意識が向いた瞬間。
腹側を擦る指が、あるところを掠め。
がく、と膝の力が抜けそうになり、阿尾の頭に縋り付いた。
落ちそうになる腰を支えられ、上からも下からも音と刺激が襲ってきて、だんだんわけがわからなくなってくる。
痛くないですか、と聞かれればふるりと首を振って]
いたくは、ない……けど……っあ、ぁ!
[続く言葉は嬌声に取って代わった]
[もっと、こう……自分で陰茎を扱く時のような、途中で止まりたくなくなる、追求したくなる、上り詰めるような快楽を想像していたのだけど。
なるほど、これは、「いたい」と嘘をついてでも逃げたくなる気持ちがわかった。
逃げたいほど、怖いほど、強烈に気持ちいい。
自分が自分でなくなるような、未知の快楽だ。
阿尾に自分の様子を見て楽しむ余裕があるらしいのが悔しい。
さっきの自分みたいに。余裕なんてなくして、いっそ怖がる暇もないくらい強烈に暴いてくれれば──なんて、乱暴な考えさえ頭に浮かんで。
手を下へ伸ばすと、阿尾の肉棒に、そっと指を這わせた]
っん、ふ……ふふ。
悦がっている僕を見るのは、っぁ、……興奮、しますか?
とお、る、くん。……かわいい。
[唇の端だけなんとか上げるも眉根は苦しげに寄って、言葉の合間には喘ぎ混じりに、なんとも決まらない挑発だが。
目を閉じて、彼の額に、唇を落とした*]
[指と指の間を拡げて、刺激に反応する中を押し上げ。百の言葉より雄弁な声に、目を細める。
先に抱かれて良かった、と思う。
彼の未知を理解できるし、少しだけ我慢が効いてじわじわと色づく姿を楽しめる。
――そんな風に、夢中になっていたものだから]
あ、っ……!
[一方的に味わいながら、すっかり硬い芯を取り戻していた肉棒に指を這われて、肩を揺らす。
喘ぎ混じりの言葉の色香に、熱の籠った目で軽く睨みあげた]
仕方ないでしょ……。
子どもには、刺激が強すぎるんです。
[ご覧の有り様だ、と猛りを押し付けて、甘えるように胸の頂きに歯を立てる]
……。――〜……!
[それから。
さらりと呼ばれた名に目を瞬かせ額への口づけに赤面した]
はぁあ……ほんとにもう…悪いひとだ。
我慢、できなくなるでしょう…。
[煽られるまま後孔から一気に指を引き抜いて、自身の切っ先を添える。彼の腰を支えていた手に、今度は強請るように力を籠めた]
とおるくんはベネットさんでだめになってるので。
林檎の味、教えてください。
[悪戯を企む目が熱っぽく輝く。
動いてくれるんですよね、と大人しくじっと待ち設ける素振りで、続きを促した]
──〜〜〜ッ!!!
[指と指の間を広げられると、ぐう、と中が拡がって、声にならない悲鳴を上げた。
背が沿って、阿尾の顔前に胸を突き出す形になってしまう。
仕返しのように触れた肉棒を撫でれば、阿尾からも声が出て、楽しげに火照った頬を緩ませた]
ひぁん!
[ぼやきのようでありながらしっかり肯定が帰ってきて、かと思えば猛りを押し付けられ、胸に歯を立てられる。
わざと甘ったるい嬌声を耳元で上げて。
──続いて呼んだ名に、反応を得れば満足げに目を細めた]
っん……きみだけ余裕がある、のが、悔しいだけです。
僕に夢中になって、理性も何もかも捨ててしまってよ。
[指を引き抜かれれば、期待に身体が震える。
切っ先を添えられれば、そっと息を詰める──が]
……! は……な、なっ
[動いてくれるんですよね、と。
そう言われればかああっと全身が沸騰するように熱くなった。
……言ったけど。言った、けど!!
まさか本当に自分で動けと言われるとは思わず、
しばらく阿尾を見ながらわなわなと身体を震わせて]
[覚悟を決めると、はあ、と強いて大きく息を吐いた]
──仕方ない子だね、透くん。
[そっと肉茎に手を添えて支えると、少し腰を揺らして、切っ先をひくつく先端に擦りつけた]
あっ、ひ……
[ぐちゅり、と滑る生々しい感触に、腰が甘く痺れた。
──ゴムを着けていないことを、ふと、思い出して。
指摘しようか、少し待たせてゴムを着けさせようか、
たっぷり5秒は悩んでから。
好奇心が、勝った。
生で挿れられたら、どれだけ生々しく強烈な感触だろう。
中に出されたら、どれだけ熱いものが腹に広がるんだろう。
林檎の芳香が、イケナイ探究心に火を点けて。
ちらと阿尾の顔を見ると、ぐ、と、腰を下ろした]
あ、ぁ──……ッ!!!
[自ら拓くのは、暴かれるのとは違う恥ずかしさがある。
背を反らせて、だらしなく口を開いて嬌声を上げた。
先端をほんの少しめりこませただけなのに、
あまりに鮮烈な感触が背筋を駆け上がり、脳を痺れさせる。
逃げたい気持ちと、もっと欲しい気持ちがせめぎ合うが、
やはり後者に逆らえず、少しずつ腰を下ろしていく、が──]
──ひぁあんッ!!?
[一番太く張り出した部分をなんとか受け入れた、瞬間。
硬い切っ先がごりっと先ほどの「こわいところ」を抉り。
がく、と膝が力が失って腰が落ち、
一気に奥まで飲み込む羽目になった]
あ……ぁ、う……
[びくびくと内腿が痙攣し、視線を下げれば、自分の肉茎からとろりと勢いのない精が漏れ出ていた。
先ほど、イけたのかと聞いて「たぶん」と曖昧に答えた阿尾の様子を思い出す──ような余裕はなかったが。
おそらく、同じように中でイったのだろう。
ただ違うのは、自分はまだやっと奥まで招き入れたところで、まだこれから動かなければならないこと]
やっ……むり、むり、まって。
いま、だめだから……も、すこし、
[がまんして、と、縋るように阿尾に抱きついた*]
ちゃんと覚えてますからね!
[誘惑されて林檎に触れずに居られるほど、いい子ではないので。理性も何もかも捨てろ、と新しく言質を取って、嬉しげに声を弾ませる。
甘く声をあげては蠱惑的に身を揺らすこのひとが真っ赤に色づく姿が楽しくて、愛しい。
自ら落ちるのを待たずに香りを損なうほど、悪い子でもないので。期待に満ちた目で、彼の肢体と葛藤とを見守る]
だめになってるから、仕方ないんです。
[ぬるつく縁に擦り付けられて、ゆっくりと息を吐く。揺れる腰から目が離せない。
芳香への酔いが回った頭で、すっかり気遣いを忘れたまま、少しの間を置いて降りてくる身体に熱を沈めた]
――ん、くっ……!
[熱い中に先端が包まれようとしている。
腰から腿にかけてを撫で上げながら、乱暴に突き上げないよう、堪えるのが精一杯で。
その努力さえ、背を反らして喘ぐ姿に霧散して、柔らかく蠢く襞に硬度を増した切っ先を突きつけてしまった]
………!
は、ぁ……。
[一気に落ちてきた腰と嬌声に、ぐっと歯噛みして下腹に力を込める。腰を撫でていた手で強く抱き寄せて、生唾を飲み込んだ]
大丈夫、ですか――。
ね、なんだか分からなくなって、きもちい、ですね?
[直接的すぎる刺激と、視覚からくる刺激が頭を痺れさせる。とろとろと精を溢す様の艶かしさときたら。同じように甘い痺れが奥に残っていなかったら、押し倒さずにいられなかっただろう]
………。
[ぎゅうと抱き締めて、登り詰めた中の感触を味わう。精を伸ばすように、互いの腹で彼の欲望を擦りあげた。
制止の声に、5(0..100)x1秒ほど動きが止まったが――低く、ベッドが軋む。密着した肌が立てる音は小さく、代わりにぐちゃりと内をかき混ぜる音が響いた]
いま、どんな風なのか。
分かってるけど、分かってるから、
……ごめんね、ベネットさん。
[俺も無理です。興奮しきった声が、震える。
受け入れたばかりの衝撃も、視界が霞むような快感も分かるけれど]
――だって、痛くない。でしょう……?
[焦れて揺れる腰が、不規則にベッドを揺らす。
呼吸を奪うほど荒々しく口づけて、咥内をも犯して。
上手く動けないもどかしさを発散するように差し入れた舌で上顎を擽り、舌を絡め、息継ぎの合間に腰を揺らす。ゆらゆらと抉った場所を掠めるだけなのは、幸か不幸か]
ん、ベネットさん……もっと…。
[少なくとも、若い雄には大変不幸な状態だった。
互いの間を伝う銀糸を舐めとって、眉を下げる。
散々甘えておきながら、上手に掴めない林檎を欲しがってもっと、もっとと熱っぽく緑の瞳を見つめた]
も、きみは、そういうところばっかり……
[ちゃんと覚えてますからね、と弾む声に、後で悔やむかも知れない、とちらと思っても後の祭り。
それでも、かわいいと思ってしまうのだから仕方ない。
悲鳴に近い声を上げながら腰を降ろす(落ちた、とも言う)と、大丈夫ですか、と言いつつ現状を言い当ててくる。
……そう、気が狂いそうなくらい、気持ちいい。
いたいと嘘をつくことさえできない。全部、お見通し]
あっ、あ、や、待っ……
[痛くないでしょう、と言われて。
縦にも横にも、首を振ることは、できなかった。
敏感な陰茎が根本まで肉にみっちり覆われて、
目の前では想い人の肢体がほんのり赤く染まり、
食い荒らしたい衝動を、こちらも、分かってしまう。
お互いがお互いの現状を、よく理解しているからこそ。
それ以上強く制止ができず、ごくりと喉を鳴らした]
む、ん……ふぅ……!!
[不器用な動きで、微妙にいいところを掠めながら腰を揺すられ、乱れた呼吸を奪われて、頭がくらくらする。
阿尾に自分が跨っている状態では、上手く動けないのだろう。自分が動かなくてはどうにもならないのに、自らこれ以上の快楽を求めてしまうのが恥ずかしくて、白い肌が全身沸騰したように赤くなっている]
は……とおる、くん……
[もっと、とねだるってくる彼の顔は切なそうで。
理性など失ってしまえ、と悪魔が囁く]
これ以上、したら、へんになりそう……
へんになっても、……き、嫌いにならないで、ね。
[手を、そっと阿尾の腰の向こうについて。
上体を阿尾の身体に預け、体勢を安定させると、腰を大きく浮かせて──]
ひゃうんッ!!!
[ぱちゅ、と音を漏らしながら、腰を降ろす]
あ、ぁ……とぉ、る、くん……
だめ、だめなのに、とまんな──ぁう!
[「いいところ」を擦り上げるように、何度も、何度も。
縁が阿尾を根本から搾り取ろうとするようにきゅうと強く締め付けるくせ、中の肉はびくびくと柔くうねる。
今度ばかりはわざと煽る目的ではなく、下から突き上げられて上から溢れるように、止め処なく声が漏れた]
ひぁん! やっ、とおるくん、と、る……くっ……
ねえ、も、だめ、おねがい、
自分じゃこれ以上、気持ちよく、できなくてっ……!
[やっぱり、自分が自分でなくなるのが怖くて。無意識にイきそうになる一歩手前で刺激を弱めてしまう]
おねがい……きみに、
──もっとめちゃくちゃに、してほしい。
[緑の目が、涙を溜めて潤み。
懇願しながら、熱っぽく覗き込んでくる目を、見つめ返した*]
どうやったら嫌いになれるんですか……。
あなたのこと、知りたくて堪らないのに。
[熱に染まった肌も言葉も、ひどく甘い。
上体を預けられて、重なる心音に期待を煽られる]
もっと見たい、もっと……見せてください。
ベネットさんが、へんになるところ……。
[そっと手の甲を撫でて、浮いた腰に釣られそうになるのを抑えた]
……ふ…!
はぁ――……す、ごい。
[高い嬌声に熱い息を漏らす。
直接触れあう粘膜が熱くて、血が集まってくらくらした。強く締め付ける肉筒の奥に柔らかに歓待されて、腰が揺れる。なにより、止まれずに腰を使う様子が堪らない。いけないこと、いいこと、両方で称される行為の実感に背筋がぞくぞくする]
ベネットさ……、
ん…すごく、やらしくて、熱くて、………っ!
[自ら擦りあげては追い詰めきれずに揺れる彼の背を支えながら、彼の「だめ」で「いい」ところを確かめるようにそうっと円を描いた。
――もっと。聞きたい。触れたい。
甘い悲鳴も反応も余さず覚えようとじっと味わうのに、限界が来つつあった頃合いに。自分の名を呼びながら跳ねる声が耳の奥を焼く。
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