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そんな事、言われたの……初めてなんですけど。
なんだろ。
そう言うの、言われて嬉しいって思いました。
[画面の向こう側の台詞だと思っていた。
何の感情も無くその文字を音を流していたが、
俺自身に与えられると、意味以上に温かくて。
着ぐるみを脱がす手が伸びて来ても、
肌を晒すことになっても抵抗することなく
子供の様にへへ、と笑っていれた。
もっとも、半勃ちしている分身も剥き出しになった時は
さすがに恥ずかしくて前屈みになったまま
葛籠さんのと自分のを比べようとガン見してしまったのだが]
狭いけど我慢してくださいよ。
[手伝いまではしてもらわなくても大丈夫だが、
密着する程の温もりから離れたくない。
複雑な感情をどう呼べば良いのか判らぬまま
共にシャワーを浴びようとするが、さすがの狭さ]
修学旅行とか以来ですね、
誰かと一緒に入って背中を流し合いするの。
[お湯の調整も全て任せ、温もりに満たされた
お風呂場でも最初の空気の冷たさに刺激を受けて
なかなかしっかり育ってしまった。
嫌いにならないと落とされた呟きに甘えるように、
しかしなるべく見せぬように彼よりは肉付きの良い
背を彼に向ける]
2人だと音もそれほど気にならないですね。
[アパートの悲鳴は未だ聞こえていたかもしれないが、
葛籠さんが傍にいてくれるからか、そこまで
不安に震える事も無い]
あ、ボディシャンプーはそこです。
後で俺も葛籠さん洗いますから。
お願いします。
[当然お互い洗い合うものと考えてはいても、
落ち着かないものを落ち着かせないと彼の身体を
洗うのは難しいだろう。
洗っているうちに落ち着くだろうを祈りつつ、
シャンプーやソープの場所を指で指し、後は彼に任せよう。
慣れたボディシャンプーの香りが満ちれば
やっと安堵した様に身体から力を抜くが、
耳や腰も弱いくすぐったがりの身体を
他人に任せるのを後悔することになるのか*]
ええ〜……
大人と思ってる相手からその発言出るとヘコむんすけど……
[過去を振り返らないという意味では彼らしいとは思うけど。
うだうだごろごろ、楠さんはこれからいじられたりするのだろうか、なんて考えながら。]
きちんと水持ってきてくれるならいいです
ねー? ある意味さっきのパーティーより地獄ですよ
あっ
[おもむろに布団から出ていったかと思うと着ぐるみすら脱ぎ捨てられた。
おめでとう、足を出している男と半裸の男は 足を出している男とほぼ全裸の男に進化した。
いや、地獄かな?]
ああ、たしかに。
こういうのって修学旅行っぽいな。
[その台詞に、救われた気がした。
実際の自分の修学旅行でのお風呂はこんな雰囲気の時間ではなかったが、目を細めて同意する。]
……元気だな。
酒のせいというか、疲れがたまってたんじゃないか?
[そう告げる時の視線は下向き。
悔しいことに彼のものは自分よりも立派だった。]
風呂上がって、スッキリしたら、
あたたかくしてベットで寝よう。
[母親みたいだな、と萎えそうな台詞を囁く。
勿論、自分は自室に戻るつもりだった。
ドアが開かないなんて、知る由もないのだから。]
ん、ならよかった。
どうしても苦手なものってあるからなぁ。
[音について気にならないと聞けば。
やはり1人にせずに良かったと思える。]
了解。
へぇ、このシャンプーいい匂いだな。
[修学旅行の子供のように無邪気とは言えないかもしれないが、なんだか楽しそうに掌で泡立てる。
彼は自分のことも洗ってくれるつもりらしいが、その時になったら巧妙に逃げようと決意。
そんなの、こっちも反応してしまう。]
……寒くなくて、いいな。
[呟きながら。
泡をまとった指先を首筋に沿わせながら、背中へと下ろし、室内仕事のせいか日に焼けていない、しかし自分より健康的な肌を泡で覆ってゆく。
男の手だ、力を込めすぎないように慎重に。
そんな風だから、修学旅行みたいな洗いっこにしたかったのに、いやに丁寧な指の運びになってしまって。
脇でもくすぐってみた方がいいだろうか。
なんてことを考えながら、背中を洗い終え、胸元に指を伸ばしかけたところで、ふと思うのだ。
背中以外も洗い合うのか、と。]
ははっ。
いーじゃんよ、大人になんなくて。
[なんだかへこませてしまったようだ。
うだうだする彼をぺしぺしと叩くように撫で。]
難しく考えすぎ。
[ぺしぺしぺしぺし。]
……背中以外も、洗って欲しい?
[一応確認、しよう。
迷いは口調に表れ、かすかに震えた声は、ちょうど楠の耳元をまた擽ることになるか。
だって、背の高さはほぼ変わらないのだから。]
オレは別に、構わない、けど。
[滑らかな肌は手に心地よい。
でも、だからこそ、此方の欲情も煽ってくる。
彼は友達だというのに。
鼓動は素直に早まり、下腹部に熱、が。
同性に抱かれた経験が――抱くことも出来るだろうが、そちらの経験はまだない――身体に蘇ってくる感覚を、必死に押し留めようと試みる。*]
水でも酒でも持ってきてやるよ。
ほんで、またパーティーしようぜ。
忘年会でもいいし、新年会でもいいし。
[地獄絵図などなんのその。
ほぼ全裸の男は足を出している男を抱き締めた。
こうかは ばつぐんだ!]
あったけー、やっぱじぇらぴけはいいな。
[おっぱいないけど。]
ん……。
[友人たちの手にかかったら盛大なぶち壊されそうな気がしないでもない。
言葉と振る舞いとにくすぐったそうに目を細める。
………?
[だめなのか。なんでなんで、と内心が駄々をこねる。
芳香に惹かれて手を伸ばすのはいけないことだろうか。やさしく白き手を望むのはいけないことだろうか。
灯った熱以上に大切なことが、思い付かない]
わかんない、です。
[『自分』の大切に仕方ってなんだろう]
修学旅行のお風呂はもっと広かったですけどね。
あと、すっごくうるさくて先生に怒られました。
[修学旅行と言うワードに共感を示してくれたと思ったことで
口調も軽やかなものに戻っていく。
しかし当時の修学旅行と違うものは
明確に力を見せていて、向けられた視線と言葉に
照れれば良いのか胸を張れば良いのか判らず
中途半端な笑みを浮かべてしまう]
疲れてはいるし、酒も入ってますけど……。
[生理的な反応なのだから原因を探せば
確かにあるはずだが、彼が口にした原因とは
別の場所にある気がして、口籠る。
あなたに触られた時が一番熱くなった、と言ったら
どんな顔をするだろうかと、彼の身体を見ていた
視線を彼の瞳へ向けた。
伸びた髪はまだ何処かを隠している様に見えて
ここまで近い距離なのに、と口惜しく思ってしまう]
管理人さんみたいですよ。
[母親と言わずに身近な判りやすい例を挙げて
甲斐甲斐しい台詞にくすりと笑いつつ背を預ける]
不意打ちに弱いんですよね。
対処しきれないっていうか、1人だって実感するからか。
葛籠さんは苦手なこと無いんですか?
[腰を下ろすとまだまだ元気な自分がそこにいて
こいつどうしてくれようと呻りそうになった。
しかし、意識を葛籠さんとの会話に集中すれば
落ち着くのではと彼の苦手を聞き出そうと試みたが]
え、手、手で洗ってます?
もっと強く擦って、い、いんですよ。
ちょ……っ、くすぐった、い。
[ボディシャンプーが気に入ったなら、今度買ってきましょうか、
なんて言いかけたのに、背中を触れられた途端
全て吹っ飛んでしまった。
大人なのだから子供みたいに遠慮のない動きは
しないだろうが、こんな丁寧に丁寧に扱われるとは
思っていなかった。
直接泡と共に触れられた身体はあくまでくすぐったさから
逃げるようにくねらせはするが、彼の腕から
逃げようとは思わないし、手も止めようとはしなかった]
あっ、つ……。
[風呂だからと言う言い訳以上に身体も息も
熱くなってくるし、股間は益々痛くなってくる]
……くすぐったいけど……俺、葛籠さんの手、
嫌いじゃない、です。
[背中は十分洗えたはず。
その手が胸元に伸びてくると、背後から問われた。
背中以外、この状況で流石に俺も馬鹿でも
初心でもなく、確かに流されやすい自覚はあっても
これだけはちゃんと意志を示したかった]
……俺も別にあなたなら困らない、と思います。
[葛籠さんをなんと表現すれば良いのか
適切なものが俺に中には見つからない。
知人?友人?親友?恋人ではない。家族でもない。
しかし言える事は]
俺、葛籠さんはどんな葛籠さんでも葛籠さんだと
思うから。
[そんな子供みたいな表現と共に、泡だらけの手に
自分の手を重ねて熱い場所へと下ろしていった*]
………。
[間近に、少し高い位置にある緑の瞳をじっと見つめる。身動ぎに落ち着かなげに頭を懐かせる。
無言で、彼のパジャマの裾を掴んだ。
名残惜しそうにほんの少し目を閉じた後、ぎこちない抱擁を解く]
ベネットさんも、戻ってくれます?
[風邪は良くない。
雪は明け方までいかんともし難いだろう。
手は離さないくせ、おずおずと。
一緒にいてほしいと言葉の代わりに全身で訴える]
[楠の言葉は、なんでこんなに優しいのだろうか。
心の一部分に頑丈に鍵をかけたはずなのに。
なんてことないように、柔らかに解けさせようとする。]
どんな、オレでも、
[認めてくれると言うのか、
その上で、困らないって、笑ってくれる?]
オレは、……、
楠サンに気持ちよくなって欲しいと、思うから。
[だから、ては止めない。
そう言葉にして。
手を導かれたならば、今まで意識して強気で豪胆に見せかけていた部分を忘れかけ、恥ずかしげに肩を震わせてから。
少しずつ素が露わになっていく。
触れた熱のあつさに、小さく息を飲んだ。]
うわ〜〜〜〜やめろお〜〜〜〜〜これ以上バカになりたくない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[ぺしぺし続く小気味良い音に抗議の声を上げるが、嫌がってないのは表情を見れば分かるだろう。
難しく考えすぎ、か。
その通りかもしれない。単純が売りなのに。
とりあえず、今この時間を嫌だと感じない事実があれば十分だ。]
あっは、クリスマスやって忘年会から新年会じゃ落ち着く暇がないっすね
またコレ着たら飯のリクエスト聞いてくれます?
[茶色の耳を引っ張りながら。
そういえばなんやかんやでご飯もケーキも堪能できなかった。明日(出られたら)食い尽くそう。
ほぼ一発芸も同然だったじぇらぴけもこんな風に役に立つなら本望だろう。
オレはクリティカルヒット食らってるけど。
おっぱいがないオレは服の感触を楽しんでいるらしい?男を見上げた。]
目、閉じて。
鏡に映ったオレの顔、見られたくない。
それは、恥ずかしい。
[正直に。]
……さっきの、苦手なことってやつ。
オレにも沢山あるよ。
[自分がしていて、されて、気持ちよく感じた愛撫を彼に施したい、その思いで、熱い昂りを手で包む。
さすって、撫でて、悪戯に先端を親指で捏ねて。
目元を赤く染めながら、ちゃんと気持ちいいかな、と心配そうに耳元に囁いた。*]
大丈夫だろ、失うものなんてないんだから…。
[とても失礼である。
まあ、本気で言ってないことくらいは伝わるだろう。
相手も嫌な顔、してないし。]
お前もなんか悩むことあったら、まあ、話せよ。
聞くくらいするからさ。
[自分よりも一回り以上下の若者から与えられてばかりで
俺がなにか与えられるかわからないけど。
聞くくらいなら出来るだろう。]
確かに、落ち着かねぇな。
さすがに新年会くらいにしとくか。
つか、別にリクエストくらい叶えてやるよ?
毎日じゃなけりゃあな。
[酒ばっかり飲んでたいして食ってもいなかったな、そういえば。
コーヒーゼリーが残ってたなら俺の分も分け与えてやってもいい。
毎日おかんはさすがにマジで板についてしまいそうだし遠慮するが
ちょいちょいリクエストされる分には、叶えてやらんこともない。
じぇらぴけに顔を埋めながら、目を閉じもにょもにょ言いはじめて…]
どんなオレでもって、葛籠さんは葛籠さんしか
いないじゃないですか。
[背後を振り返るべきだろうとか、もっと良い言葉が
あるんじゃないかとか。
考える余裕も必要もなかった。
俺の事を第一に考えてくれる言葉が優しくて]
やっぱり、あなたは葛籠さんですよ。
[拒絶や嫌悪ではない想いを背中越しに聞けば
俺も安堵の息を小さく吐いて、下半身に触れた
彼の手の動きに息を止めた]
は、ぁ……。
え……でも、目閉じたら、葛籠さんの顔
見れないじゃないですか。
……判りました。
[触れられた瞬間、自己主張の激しい熱が
震えたのが判る。
思わず熱い息を吐いたが、次に吐いたのはちょっとした不満。
葛籠さんがどんな表情なのか見たい、と
言い掛けたが、同時に俺の顔も映り込むことに気付いた。
少し触られただけで、なんとも間抜けな表情をしている。
これは……見たくない、と葛籠さんを見たくないのではなく
俺を見たくないのだからと言い訳して目を閉じる]
うっ、く……ッ、っっ、は、ぁっっ。
[目を閉じた瞬間、やけに音が気になり始める。
蛇口から滴るお湯の音、僅かな吐息も、ぬち、と鳴る
淫らな音も、自分の心臓が2つあるみたいに
熱く脈打つ音も、内と外から聞こえてくる。
それだけでなく、触れ合う肌が、掌に異常に過敏に
感じられて抑えきれず声が出た]
ん、ぁ……ッ、はぁ……ッく、ぅ。
[ぬるりと滑るのは泡のせいだけではないだろう。
掌や指が触れる度に、硬度も熱も増し、腰に力が入る]
気持ち、いい、葛籠さんの、手。
もっと、シて欲しい、くらい。
[羞恥を覚えるより先に久しぶりの快楽を貪り始めた
身体が自然に揺れて、鏡の中で踊っていた。
問い掛けに言葉での解より雄弁にタラタラと
欲望の先走りを流す慾と揺れる腰が語っていて]
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