272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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[ 蝶の羽ばたきが、嵐を起こせたのなら。
紡がれる未来は、 未だ誰も見たことがないものになるかもしれない。
例えば、君の目の前の光景を>>-107 ガラリと変えてしまうような―――? ]
(85) rito 2019/11/11(Mon) 23時頃
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………ぁ。
[ キリリ…
ねじを巻ききれば。 箱が奏でるメロディはどんな音? それを私が聞くことは、おそらくなかった。 ]
(86) rito 2019/11/11(Mon) 23時頃
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[ 再び眸を開けば そこは、 ]
(87) rito 2019/11/11(Mon) 23時頃
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[ それはきっと、蝶の羽ばたき。 どこかで聞いた 声 どこかで聞いた 音 もしも あの日 俺と君が出会わなければ。 これは「誰も知らない明日」への前奏曲 ]
(88) rito 2019/11/11(Mon) 23時頃
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[ 未来へ向けて、道なき道を進む。 私も君も、誰だってそう。
その先に何があるかはわからないけれど。 前へ向かって、必死に手を伸ばしながら。
その先にある、温もりを信じて。 ]**
(89) rito 2019/11/11(Mon) 23時頃
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[構わないって言いながらほとんど手を離したのは 震えていることに気がつかれたくなかったから。
きっと、私はずっと大和が好きだった。 だから離れて行っちゃったことに傷ついた。 でも、こころのことでいっぱいいっぱいで 気がつかないまま、時を過ごしてしまったの。
変えたかった過去は――こころの生死だったけど 恋心っていう大事なことにも気がつけたから 私が手に入れるのには十分すぎるはず。
硬い表情をしている大和をみながら>>73] 自分に必死にそう言い聞かせていれば いきなり頬をうにょーんと伸ばされた。]
む、ににゃにゃ!
[乙女の顔引っ張るものじゃないでしょ!って つい頬を膨らませたらやっと手が離れる。]
(90) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[赤くなっていそうな頬を押さえたまま 大和は私の選んだ未来を肯定してくれた。>>74 それは私自身への肯定だったから、嬉しくて。
つい表情が緩みかけたところで 大和の手が首の後ろに回って――]
わふっ――!
[間抜けな声をあげた私は 大和の腕の中に捕まっていた。>>75 ずきずき痛みを感じている余裕もなくて 耳元で聞こえる声に心臓が容赦なく跳ねる。]
(91) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[あの時も、抱きしめられたけれど>>1:324 広くなった胸と伸びた腕が、私を完全に囲っている。 ぎちぎちに締め上げられているわけじゃないのに 私はみじろぎすらできなくて。]
でも、そんなに、欲張っちゃ いけないって、思ったんだもん……。
[問われた言葉は震える声で肯定する。
こころが居なくならなければ……なんて 百万回は考えたよ。 でもこころが無事だったのなら 私の気持ちは別にいいかって、そうも思ったの。]
(92) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[代償を払うのが私なら、それでこの奇跡が叶うなら それでいいかって思ってたのに。 思って、大和に嫌われる覚悟までしたのに。
大和が続けた言葉のせいで 鼻の奥からツンと痛みが強くなって もうこれは無理だなってわかってしまう。]
へいきなわけ、ない、じゃん……!
[大和がメールすら送ってくれなくなって 私が、私が、どれだけ。
長い、永い、七年間を過ごしたんだよ。]
(93) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[昨日の、七年前の私の言葉に応えるように 大和が伝えてくれた言葉を聞いて 涙がぽたぽたと大和の服を濡らした。
変わりないと他でもない大和が言ってくれるなら 私は「私」でもあるって思っていいのかな。
私は、私になかった未来を 生きていこうって思えていいのかな。 ――こんなに何もかももらって、いいのかな。]
(94) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[大和の背中に手を回して ぎゅっとしがみつくようにした。
体温を分け合えば これは夢じゃないんだって思えるけど できればもっと、実感させてほしくて。]
もういちど、ちゃんと、いうね。 ――好きだよ。大和。ずっと、
(95) moggyu 2019/11/11(Mon) 23時半頃
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[望むくらいは欲張ったって いいんじゃないかって思うんだけどな。>>92 俺は菜摘ならなんでもほしい。
こうやって菜摘の傍にいる権利を 姉ちゃんが死んだ世界の俺は放棄したらしい。
馬鹿だなぁって思う。 でもその気持ちは分からないでもない。 あの日に出かけた理由も俺は覚えてるから。 悩んで、知られたくなくて、逃げたんだろうな。
その世界の俺の分まで 傍にいようって勝手に誓った。]
(96) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃
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[じんわり湿る服を感じながら>>94 背中に回る手に、頬が緩むのを抑えられない。>>95 抱きしめてるこの状態なら見られないし 我慢する必要もないんだけどさ。
あの夜の続きを今につないで、 腕の中の体温を確かめるように抱きしめる。
お願いされたし。されなくたって。]
菜摘専用だからな。>>1:-68
[それこそ菜摘が泣き止んで もういいって言われるまでずっと。]
(97) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃
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[それから少しあとのこと。]
退院したらプレゼント買いに行こう。 少し遅れるけど、誕生日の。
[それに合うやつにする?って 菜摘の首元を示して問いかけた指先には、
贈り先に無事に届けられた星のネックレス。**]
(98) 緋灯 2019/11/12(Tue) 01時頃
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― 「翌日」 ―
[――目を開けると、そこはいつもの自宅だった。 窓から差し込む日は白く、春先では有り得ない朝の肌寒さにぶるりと身震いする。ふと気付けば寝間着ですらない。どうやら仕事から帰って着替えもせず、ソファで寝入ってしまっていたようだ。 ぐるりと首を回す。体が少し痛いのも、疲れが取れていないのも、恐らくその所為なのだろうが――どうして、こんな所で眠ってしまっていたのか。
カレンダーを確認すれば、紛れもなく記憶にあった日の翌日だった。事故があった日より半年。だが、あの日に事故が起こらずに進んだ現在は、一体どのような日々を経たのだろう。 過去へ遡った後に未来へ運ばれたようなもので、なんとも心もとないものだった。ただ少なくとも、昨夜ティムが泊まった、ということはないらしい。二人分の食事を用意したり人が泊まった形跡はなく、だが、妙なことに部屋が片付いていない。 脱いでそのままの衣服、まとめられていないゴミ。洗濯は恐らく数日放置されている。最近用事が立て込んでいたのか? ――着替える余裕もないほどに?]
(99) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[何か、おかしい。 胸が騒ぐままに情報を求めて部屋を漁る。そうだ、日記があれば、とサイドテーブルに駆け寄ったが、何故かそこは空っぽだ。半年の間に日記をやめた? そんな急に? いや、どこかに出しっぱなしにしているのか。大抵は眠る前に軽くペンを滑らせて書き込むが、テーブルで綴ることも時折ある。ならばその傍に積んでいるのかもしれないとそちらに目を遣れば、案の定そこに積んであった。 貴重な情報を開こうとして、しかし、その上にメモ帳が置いてある。走り書きがあった、何が書かれているのか覗き込み]
(100) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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「面会 10時〜」
[――血の気が引く。
苦しい。息が出来ない。 一体何があった。何が、面会? ――誰が? 病院の名も端に記されたメモ帳をはたき落として日記を手に取る。奇しくも丁度開かれたページは、俺にとって昨夜の出来事]
(101) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ ○/□ 晴れ 昨日は日記を忘れた。記憶がところどころ曖昧。 酒のせいかと思ったが、ティムによれば 朝から様子がおかしかったらしい。 ピンとこない。だが心配をかけたようだ。気には留めておく。
天気が良かったので午後に散歩。 パイとハンバーグのストックが減っていたので買い足す。 帰り際、一人で寂しくないか、といったことを聞かれた。 仔犬扱いか? 余程調子が悪かったらしい。大丈夫だと言って帰す。
昨日は空四の墜落事故が起こったらしい。 遺族のことを思うと胸が痛む。 普段より辛く感じるはティムと重ねたからだろうか。 くれぐれも事故など遭わないようにしてほしいが… ]
(102) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[間違いなく、書き換えられた過去だ。 どうやら改変した記憶が抜け落ちていることが伺える。だが違和感はあれど大きな疑問は抱かずにいたようだ。
何もおかしいところはない、何も。 ぺらぺらと飛ばし飛ばしで頁を捲っていく]
(103) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ □/○ 晴れ 風邪が流行っている。今日だけで二人休み。 ティムは相変わらず元気だった。 本当に風邪引かないなあいつは。 念のため早めに寝ておく。 ]
(104) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ ○/△ 曇り 同僚に子供に生まれた。元気な男の子だそうだ。 出産祝いは何を選べばいいのか。 独身同士で話してもあまりいい案は浮かばず。 候補は実用性でブランケット。ぬいぐるみもありか? ]
(105) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ □/△ 大雨 大雨と強風による悪天候。午後は配達中止。 明日の航路調整に手間取る。 もう少し簡略化できないものか…
先に上がったティムが食事を用意してくれていた。 疲れていたので助かった。 ティムも明日は忙しいだろうに。 なるべく早く休ませる。 ]
(106) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[改変した未来の多くは覚えのあるイベントが並んでいる。異なるのはその場にティムの存在が確かめられたこと。事故に遭わずに済んだ後は変わりなく、ティムが日々生活を送っていることが分かる。
大丈夫だ、何も、何も怖がることはない。 大丈夫、大丈夫、おかしいことなんて起こってない、一ヶ月前もありふれた日常が淡々と書かれている、
めくる、
一週間前もそう、その次の日も、次の日も、次も、
めくる、
次も]
(107) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ -/-
どうしてティムが ]
(108) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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――――、は、 っ
[指が震える、息を忘れる。 一ページの広さに、ただ一言だけが書き殴られていた。
だがその白地の部分に裏抜けの色が滲んでいる。恐る恐る表面に触れれば、次頁に書いた文章の筆圧でへこんでいるのが分かった。 強く、何か、衝動をそのまま書き留めるような文章が、この裏にあるのだろう。 がちがちと震える指が頁の端を触る、かり、と爪先で捲って――]
(109) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ -/- 新機体の導入は予定されていた日程通りに行われた。空二の試運転。陸路の走行に異常なし。「走りやすい」「操作が前より簡単だ」と話していた。空路へ切り替え。パネルの付け替え、作動に不備も無かった。確認は念入りだった。問題は見て取れなかった。あの場では。誰も分からなかった。正常に動いていると皆が信じていた。 異常に気付いたのはあの機体が陸を離れてからだった。もう間に合わなかった。高度を上げていく機体を見上げておかしいと気付いても意味がなかった。不具合を起こしていると叫ぶ声が聞こえても見ていることしかできない。見ているだけだ。高く空へ上がっていく飛空艇を見ていた。上昇を止めて安堵したのは一瞬だった]
(110) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ 機体が落ちていく 落ちていった 多分誰かは叫んでいた、叫ぶことすらできなかった、地面に叩きつけられる空二を見ているしかなかった、何も出来なかった、何も 何も 何も分からず駆けつけて、そこでもやっぱり何も、できなかった。サイレンが鳴り響く中で救急隊員が運び出すのも見ているしか 無力だ、何もできない、病院で待つ間も何も 意識不明だと伝えられたのは何時間経ってからだったか、面会はかなわずに帰された、啜り泣きが聞こえる、駆けつけたティムの親だったと思う 俺はものを言えなかった。
一日経った。目立った外傷はなかったと聞いている 仕事に向かえば、きっと大丈夫だと皆が話していた。あいつが丈夫なのは知っているから、皆そう言う、俺もそう思っている、けど、今日も意識が戻ったという知らせはこない 早く、早く ]
(111) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ -/- 今日も連絡はなかった。意識が回復する場合、 数日以内に起きる場合が多いという。 明日には戻るだろう、大丈夫 ]
(112) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ -/- ティムの親から連絡、面会が許された。 仕事は休む。明日行く、きっと起きてくれる ]
(113) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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[ばさりと落下音。力の抜けた手から床へと落ちた日記をそのままに、呆然と立ち尽くす。 それ以降は白紙、白紙だ、何も書かれていない。最後の頁の日付は丁度昨日。
今日が、その面会の日、らしい]
――、は、 …… ぅ、
[その場で崩折れそうになるのを、机に手をついて支えた。分からない、今読んだものは本当に自分の日記なのか、本当に起こったことなのか。脳が今知った情報の受け入れを拒んで、手足の震えが止まらない。 いやだ、いやだ、信じられない、そんなことあってたまるか、信じない、携帯電話を取り出してティムにかける。電源が入っていないと機械音声。かける。かける。何度かけても繋がらない。出ない。ティムの声がしない。
息をする、吸って、吐いて……一欠片でも平静を拾って、ソファの背にかけられていた上着を取り、腕を通す。 携帯の時計を確認した。陸四を拾えば間に合うだろう。何もかも違うかもしれない。向かって、そこに誰も知り合いなどいないかもしれない。それならいい、それでいい、それを確かめられたらいい。
思考は、明らかに逃避だった]
(114) calabari 2019/11/12(Tue) 02時半頃
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