76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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― 自室 ―
[寝台に寝転がり、本を顔の上で開く。 影になって文字は読めない。けれど、何度も何度も往復した頁だから]
その心臓に張られた弦は……
[かさり、音をたて本が顔に落ちてくる。横を向けば枕元へ滑りおり。 やがて部屋には静かな寝息が響き始める。 明日になれば、また一日、終わりへと近づく。 止まるはずのない日々の歩みは、薔薇の香りと共に道に迷い、そして――]
(67) 2013/03/24(Sun) 22時半頃
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俺が、欲しいもの?
[花霞の向こう、浮かぶ影はなんだろう?
欲しいもの。ほしい?どんな風に?
くちびるを寄せたゆびさきはするり、手から滑り落ちて]
ほしい、もの…
[額に触れる赤い、柔らかい感触。
目を閉じてそれを受け入れる
薄ら、瞳を開ければ。深緑と蒼が交わって]
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ん……?
[サイラスの声に誘われるように、視線を窓へ。 そこには恐ろしいほど美しい満月と。 月の光を反射したような、煌びやかな金]
[けれどそれは、視界に一瞬捉えただけで消え。 それがなんだったのか、理解することは出来ぬまま]
……どうしたんですか、急に。
[そしてサイラスの声に、再び視線を彼に戻す]
そんならしくない事を言うなんて…… やっぱり、風邪を引いてしまったのでは?
[そんな失礼な事を言いながら、額に手のひらを置く]
(68) 2013/03/24(Sun) 22時半頃
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[ひくり。耳元に感じる吐息に震える。
ふとその赤い唇に指を伸ばし]
これに、触れたい。
[空ろな、けれど秋の空のような深い蒼色。
指先はそろり、彼の赤い唇をなぞる
ここに自分のものを重ねたい衝動がそわりと浮かんだ]
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…まど、しめなきゃ。
[は、と浅く呼吸をしながら、身体の熱を堪える。 きっと薔薇の香りを嗅いだからだ。だから窓を閉めてしまえば収まる。
まだふらふらする頭でそう判断すると、窓枠に捕まって身体を起こし、窓に手を伸ばした。 しかし、一つ一つの動作は緩慢で、自分の思うようにならない。]
…くそ…っ。
[力を込めて窓ガラスを乱暴に閉める。 もしかしたら、近くの部屋には聞こえたかもしれないが。]
(69) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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そう、きっと、欲しいもの、
あるよね?
[青と新緑、薔薇の芳香。
それまでにあまり言葉を交わしたことなどないのに、
薔薇の仕業かそれとも、もともとの気質か。
年上なのに、子猫のような彼の唇に薄紅の唇を寄せる。
共犯者を仕立てるように、
甘やかな、甘やかな、落とし穴のような口づけをしようと…。]
[そう、先に触れた彼の指先には笑みが返った。]
触れて…。
そう、大丈夫。
君が欲しいよ…。
[ねだられて、拒絶などない。
むしろ、欲望は、高まるばかり。
彼の唇に薄紅を重ね、触れる、そして、触れる以上の口づけを。]
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らしくない?そう聞こえる? …当然って、思うからか?
先輩達が…さっきまでここにいてさ。 満月、これが最後っていうんだよ。 そりゃもう卒業だし…居なくなるんだなぁって思ったら
お前とだって、あと1年じゃん。 …お前が俺に飽きたら、部屋替えだって申請するだろうし?
[額に触れる手、よけたりはしないが。 少し、むっすり不機嫌そう]
(70) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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[――――朝は、来なかった。
どれほど眠っていたのか、正しい時間はわからない。 時計を見るより先に、窓の外を見上げ]
……あれ?
[その違和感に、気づいてしまった。 談話室で月を見たのは昨日、いや今日?わからないが、ともかくあれが初めてではない。部屋に戻ってから夜更かしをして、傾いた月の位置に慌てて寝台に潜り込んだこともある。 だから、少しも動いてないように見える満月に、微かに背筋が震え、思わず部屋を飛び出した。 自分だけ、此処に取り残されてるんじゃ、なんて。 くだらないことを思いついてしまったから]
(71) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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…ん。 何かあったのかな。
[グラスを弄びぼんやり外を眺めていると。 厨房の方から物音が聞こえたような気がした。
ふと我にかえれば、鼻をつくのは薔薇の香りじみた甘い空気。 菓子の匂いではない、もっと生々しい何かだ]
そういえば。 今、何時だ? それなりに片付けて…どれぐらい経ったっけ。あれ。
[何か感覚が茫洋としている気がする。 見える景色ははっきりしているのに、何かがぼんやりとしたままのような、 そんな]
(72) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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[ほしいもの。漠然とした影はすぐに消える。
薔薇の香りが隠してしまうから
[流されるまま、秋空の色が瞼の裏に隠れると同時。
薄紅に同じものをふわり、重ねた。
甘い香りは脳髄をしびれさせて感覚を麻痺させる]
ん……
[次第に深く、抱き寄せる腕も力がこもる。
求める様はそれこそ子猫がミルクを舐めるよう]
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…ちゃんと、閉まったかな。
[ほっと息をつくと、その場にへたり込む。 身体にはまだ思うように力は入らない。 どうやら只の薔薇の香りではないようだ。
取り敢えずこの熱をやり過ごそうと、近くの壁に凭れて目を閉じた。 ―意識はそこで手放してしまう。
もし誰かがその姿に気付いたなら。 頬が火照ったように赤く、熱を出してその場で力つきたようにも見えるかもしれない。**]
(73) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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ああ、可愛いね……。
[口づけは、深く、されど、その仕草はどこかあどけない。
けれど、欲望はそれでつきることはない。]
――……君が欲しいよ。
僕をもっと欲しがって……。
[薔薇の力で、蘇った肌の弾力は、彼に触れることを求めて……。
そう、月明かり、薔薇の木の下。
彼の望みに答えるよう、その指先を動かしていく。
そう、彼が抱かれたいのならば、そのように、抱きたいのなら、やはりそのように……と、問うて……。]
ブレンダは、そっと自室に戻っていく。
2013/03/24(Sun) 23時頃
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― 自室 ―
[細い体躯ではあるけれど、 艶やかな髪と肌、そして、新緑の眸。
部屋に入ると、泥にまみれた服を脱ぎ捨てた。
そのまま、上半身は裸のままベッドに腰掛ける。]
(74) 2013/03/24(Sun) 23時頃
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何か空気悪いな… おーい、大丈夫か?
[結局気になって厨房の方に向かう。 少し考えた後、ピッチャーを持っていくことにした。
徐々に濃さを増しているような甘い空気に眉を潜める]
(75) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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最後の、満月…… ああ、来月にはもう……
[先輩たちは居ないのだと。 改めてそう考えると、とても寂しく感じられる]
確かに、あと一年ですが。 でも、まだあと一年あるんです。 ……私が部屋替えを申請することはありえませんよ。 貴方からこれ以上目を離すなんて、気が気じゃないですから。 ずっと傍にいてくれないと。
[不機嫌そうな様子に苦笑して。 額から手のひらを滑らせて、頬へ。 何故だろう、何だか甘い香りがするような気がして。 くらりと意識が歪み、歯止めが利かない]
(76) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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[深くくちびるをあわせて、吐息まで取られてしまったよう。
くたり、その肩口に頭を預け。
息はあがり、頬は僅か上気して。
薔薇の蔓が意識を侵食する感覚がわかる]
……。俺も。
[手はぎこちなくその肌に触れた。
同性の筈なのに自分とは違う、花弁のようなしっとりしたそれにまたくらり。脳裏がしびれる
唇を滑らせて浮き出た鎖骨に紅薔薇の印を一つ、刻みつけ
持て余す薔薇の香と毒のような棘の感覚
抱き寄せて痩躯をゆるく押し倒す
どちらを求めているかは月明かりが照らすまま。
薔薇の霞の中の交わりは、熱く深くとも、
そこに名残は残さない
誰が訪れても一時の色の香は消えうせる筈]
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― 自室 ―
[その裸体、 鎖骨に一つ、赤く咲いた跡がある。 あとは白く白く……そう、雪のようにとはいかずとも。]
――……は
[そして、自らの身体を一度抱いて、悩ましい声をあげた。]
(77) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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そう、なんだ。少し安心した。 いてもいいなら、いる。
[そりゃ自分があちこちで寝ているのを的確に見つけて連れ戻す芸当は誰にでもできるものでなく。 けれど…自分が、迷惑をかけなくなったら 彼は居なくなってしまうのだろうか
ふとそんな思考が頭によぎると同時に触れられる頬に 少し驚いたようにヤニクを見て]
何?
[眠気が覚めない。さっきからあんなに寝ているのに。 何故だろう。醒めることを拒否しているような。 ただ、何も考えずにその手に手を重ねた]
(78) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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……あ。ノイ?
[声をかけられて、我に返ったように目をしばたいた。]
いや、うん…なんでもない。 酔ったのかも、ね。
[何か釈然とせぬままに、ふるっと首を振って。 ぼんやりした様子で、ノイが片づけるのを眺めている。]
……ぁ。
えっと、手伝う?
[そう声をかけたのは、ほとんど片付いた後だった。]
(79) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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[扉の並ぶ廊下。 学年ごとにフロアが決められているわけじゃないけど、やっぱりある程度は固まっていて。ほとんどが空になって、新しい生徒が入るのを待っている。 あの扉は先週さよならを言った中学時の同室者。 あの扉は隣の席だったあいつの部屋。 あの扉は――
ひとつひとつ、部屋にいた人を思い出して廊下を進むと、あるひとつの扉の前で足を止める。 一際濃くなった薔薇の香り]
一際……あれ 薔薇の香り、なんて
[いつからしていたっけ。 いつから、この夜は続いていたっけ。 この香りは……]
シル、ヴァ……?
[彼はまだ、寮に留まっているのだろうか。 部屋の主である後輩の名を小さな声で呼び、扉にひた、と手のひらをついた]
(80) 2013/03/24(Sun) 23時半頃
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― 自室 ―
[身を抱きしめているには、 薔薇にあてられたせい、そして、それによってもたらされる己の欲望。 月明かりは、いままで埋もれていた細い体躯の中の疼きをあかあかと照らし出していた。]
あ……
[その時、名を呼ばれ、ぴくり、身をこわばらせる。]
だ、だれ……?
[問いかける、扉の向こう。 だけれども、その掠れた声は、何か助けを求めているように、聞こえるだろう。
確かに求めているのだから。]
(81) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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[厨房の前で立ち止まり、少し考える。 ピッチャーを床に置いて、そのまま立ち去ることにした。
香りに呑みこまれてしまいそうな気がしたから]
(82) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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……リンチ、だけど
[やはり、いた。 掠れた声とともに、薔薇の花びらが擦れたように、刹那香りが濃くなった]
どうした なにか、あった? ……あけていいか?
[声音に篭った響きに眉をひそめる。 何か、困った自体になっているのだろうか。 動けないとか、苦しい、とか。 返事がなかったり何か異常を感じたら、返事を待たずに扉をあけるつもりでいる]
(83) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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―廊下―
…月、そのままか? いやそんなまさか。でも…
[廊下の窓から見える景色は何も変わらない。 さっき、談話室で見て、それきり。
おかしい。 なにか、へんだ]
……。 大丈夫かな。
[視線を移せば目の前に伸びるのはがらんとした廊下。 誰もいない廊下に、漂う薔薇のにおい。 しばらく、その場に呆然と立ち尽くして**]
(84) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/25(Mon) 00時頃
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リンチ……先輩……。
[薔薇の香りは扉を開ければ、より濃厚だろう。 上半身、白い肌を晒したまま、金髪の長い髪は顔もやや隠すけれど、新緑の眸は、濡れた眸で、オスカーを見つめる。]
先輩……
[自分でも驚くような縋るような声。]
苦しい……んです。
(85) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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ええ、いてください。 ずっと、ずっと傍に。
[ずっと。 それは不可能な言葉。 けれど今は、皮肉にも。 この寮の時間は凍てついている。 それに未だ気づく事もなく、ゆるりと頬を撫でる]
暖かい、ですね…… 眠っていたからでしょうか。
[愛おしそうに肌の感触を確かめる。 細められる瞳に宿るのは、慈愛か]
(86) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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ああ、そうだ。 林檎を一つ、頂いてきたんです。 私と半分ずつで良ければ、食べませんか?
[今さらになって、二つに切って来れば良かったと考える。 交代で齧りつくしかなさそうで、それは不便だ。 もし寝起きの彼が喉を渇かしているようなら、 いっそ全部あげようかとも思う**]
(87) 2013/03/25(Mon) 00時頃
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[制止の声がなければ、躊躇いながらも扉をあける。濃い薔薇の香りに、空気すら重さを増したよう。少しずつ開いた先にいた、彼は]
え ……シルヴァ?
[覚えのある姿とは違っていた。 驚きは、大きい。 けれど縋るように名を呼ばれれば、駆け寄って手を伸ばす]
苦しい、ってどこがだ 横になるか?
[晒された上半身。なだめるように背中をさすろうと]
(88) 2013/03/25(Mon) 00時半頃
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