14 学校であった怖い話 1夜目
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〜〜〜〜!!!!!
[狐の嘶きのような、叫びというか恥ずかしいのを紛らわすというか。そんな言葉に表せない声をあげるのだった。]
か、可愛いいうな、う、ぉまぇええらぁあ!!!
べ、別にネーミングセンスとかそういう問題じゃないけど!
[二度目になる破裂音が響いた。恥ずかしがるサマは正しく子供。
因みにネーミングセンス云々はお嬢に対してのフォローである。]
く、くぅ。……む、むずがゆいあだ名になっちまったもんだなぁ。
ともあれ、最初にやるのはァ、奴だ。
くくっ、そうだ。なんだったら景気付けにゲームでもすっかい?
一番最初にヤツを殺れば勝ちぃ、ってね。今日の"区切り"がスタートの合図、でどうだいィ?大将にお嬢?
[やる気になれば、皆どこにいようが怪奇現象で人を殺せるのだ。
区切りを境にスタートすれば、きっと皆平等だろうと。
ゲームを提案する影は無邪気そうに笑った。]
あひゃひゃ。良いねぇ、やっぱ俺お前ら大好きだわ。
[お嬢の返事と狐の反応を受け、満足げに笑う。
特に嫌がりながらもお嬢に気を使う狐の様子が、妙にほほえましくておかしかった]
あひゃ、あひゃひゃ…へへ、きーちゃんイイこと言うじゃん。
よっしゃ、俺ぁそのゲーム乗るぜ?
[笑いながら聞いた狐の提案を把握すると、未だ残る笑いを押し込めてうんうんと頷く。]
あのヤローも、「俺と同じ」にしてやるか…!
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―4階廊下―
[アイリスの言葉を聞いても尚、置き去ることを躊躇うけれど。 開く扉はすぐそこまで迫っていて、声もだんだんと大きくなり。 霊感のない者ですら異常に気がつく程に、「何か」の気配は濃くなっていた]
……本当、ですね? 絶対に、後から来てくださいね。
[念を押すようにアイリスに言って、一歩後ずさり]
逃げきれたら、連絡ください。 場所教えますから。
[携帯の番号は彼女にも教えてあるはずだ。 後でまた合流しましょうとアイリスに伝えてから、踵を返し、この先にある筈の非常口に向けて走り出す。 手を引くのはホリーの方だったか、オスカーだったか]
(178) 2010/07/20(Tue) 01時頃
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だって、かわいいもん、ねぇ。
……ふふ、わたしもたいしょーすきだよ。
[ダメ押しのように、“大将”に同意を求めて。
大好きという言葉は単純に捉えて喜んだ]
んぅ?
わたしは、ふたりがやりやすいように、つかまえるだけでもいいけど。
[振り返る直前、闇の中の気配はす、と溶ける]
でも、きょうそうするの、たのしそう。
[“狐”から提案されたゲームには乗り気なようで、弾んだこえを上げた]
〜〜!
くぅ、やっぱ大将とお嬢にはかなわねぇや。
[へへ、と困ったように、しかしまんざらでもないように笑う。]
そうそう、愉しい、って事は過程において重要ですぜェ。
パーティの幕開けぇ、手始めにヤツを殺っちまいましょう!!
[ヒャッハァ!!!
高らかに声を張り上げれば、影は暗闇に消えた**]
なー。あ、もちろんお嬢もかわいいぜぇ?
可愛い仲間に囲まれて俺ってば幸せ者っ!
[そんな軽口を叩きつつ、にまにまと狐の影を見やる]
よっしゃ、お嬢も乗ったことだしいっちょやるか!
久々の殺しだァっ……!
ころしちゃ、だめだよ。
そっちのこは、あとまわし。
[アイリスに対峙する気配にはそんな風に囁いてから、駆け出した。
それから仲間のほうに意識は向いて]
ありがと、たいしょー。
[可愛い、という言葉に対する反応はやはり素直で]
はぁい。
じゃあ、“くぎり”まで、まってるね。
[くすくすくす、と笑いごえを残して、それきり沈黙した]
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―4階廊下→渡り廊下入口―
その言葉、信じてます。
[間際に見えたアイリスの笑みに、一つ頷き、口を引き結んだ。 それからは一度も振り返らず、あまり周りを見ないように、懐中電灯の灯す先だけを見つめて駆け抜ける。 常より長い距離と思ったのは気のせいか否か、息が切れた頃に見えてきたのは、渡り廊下に続くスライド式の扉]
……っは、 しまって、る?
[非常口は渡り廊下を越えた先にあるとホリーは記憶しているのだが、外と接するその場所は、闇が広がっていてよく見えない。 息を整えながら、固く締め切られた扉に手を添えて、動かそうとする。 びくともしなかった]
(191) 2010/07/20(Tue) 02時頃
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来い、来い、こっちに来い…そう、良い子だ。
[懐中電灯に照らされて室内に伸びる影は、姿無き「それ」に語りかける。]
さて、せっかくのイカした演出だ。たいしょー頑張っちゃうぜー?
強くてかっくいーおにーちゃんが無駄に頑張っちゃうトコ、ちゃんと見ててくれよ…
なぁ、メアリー?
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 02時頃
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―渡り廊下入口―
……どうしよ。 他の階に回ったほうが……。
[何度かがたがたと扉を揺らして、オスカーの方を見たその時。 例のチャイムが鳴り響いて、びくりと肩を揺らした]
また、悪戯……?
[不快そうに眉を顰めた、けれど]
――っ!?
[手を掛けたままだった扉から、不意に違和感を感じ、飛び退く。 そうして映し出される映像に、はたり、目は瞬いて――ゆっくりと、見開かれた]
(197) 2010/07/20(Tue) 02時半頃
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