15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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―個室― [少しは汚れのましな服に着替え。 濡れた髪を背に流して。
歌を口遊みながら。 窓を開けて空を見る]
暗い暗い世界の中で。 朽ちてゆく人の中で。
生き残るのは誰。
赤い花、白い花。 残るのは、どれ。
[遠くで光る虫。 どこかから聞こえる鳴き声。
暗い空を見上げて歌う]
(346) 2010/07/19(Mon) 21時頃
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―個室→城内― [ある程度。 髪が乾いて部屋から出る。
>>341中庭でであった少女のことは。 名前だけは覚えて]
[Talila]
[Lulila]
[歌が途切れることはない]
(347) 2010/07/19(Mon) 21時頃
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―城内― 哀しき運命。 哀れな道化。
悪魔の傀儡。
理由なき殺意。 あばかれるのは、何。
[歌をつむぐ。 聞くものがいなくても。 望まれるままに。
廊下にでてきたソフィア>>348。 気づけばひらりと手を振った]
(350) 2010/07/19(Mon) 21時半頃
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―城内― [>>353跳ねるように近づくソフィア。 色のない瞳が小さく笑んで。
灰色が落ちた白銀がゆれる]
探し物じゃ、ないわ。 歌を歌うのはいつものこと。
[散歩、というのだろうかと。 首をかしげながら答える]
ソフィアは? 散歩?
(354) 2010/07/19(Mon) 21時半頃
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―城内通路―
探し物、探すもの。
いろいろあるのね。
[>>355ソフィアにひとつ頷いて。 さらり、白に近い銀がゆれる]
すごくないわ。 それしかできないだけだもの。
[否定する。 色のない瞳をソフィアに向け]
たまには休むのもいいことね。 ソフィアは何かを探してる?
(357) 2010/07/19(Mon) 22時頃
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『やめてよ』
『やめて』
『わたしのセシルに触らないで!』
[訴えるも、宿主たるヴァイオリニストには届かない]
[その声を聞き止められるのは――
異形の声がわかる者、だろう]
[空から城へ向かう。
そのとき、識っている声がした。
それは、その者の記憶と、
実際にヨナが離した彼女の声が一致したともいえた。]
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―城内通路―
そう、ね。 できないことをできる人は。 すごいと思うわ。
[>>358それには素直に同意する。 Lalala、と歌を口遊み]
探し物。みつかるといいわね。 あたしには手伝えないけど。
[生きること。 歌うこと。 それだけで手一杯だと、笑う]
(359) 2010/07/19(Mon) 22時頃
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――…それは、耳にではなく、
直に、心に触れる声…………。
ああ
あの子は死んだのに………。
それを言わないで、と言った約束。
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―城内・通路―
そう、ね。 人から見ればそうだものね。
[>>360楽しげに回る様子を。 色のない瞳が笑みを浮かべてみる]
人は誰でも。 自分だけが見つけなければいけないものがある。
[一節。 今迄とは違う歌。
なんとなく思い出して歌う]
それはとてもいい言葉ね。 こんな世の中。 無理しても何もならないもの。
(363) 2010/07/19(Mon) 22時半頃
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―城内・通路―
あなたも、あたしも。 生きるということは探すこと。 なのかも。
[>>356くす、とおかしげに笑う]
そうね。 だからあたしは歌うことしかできない。
今日は、人と喋ってるから。
いつもより歌ってないけれど。
[眉を寄せたソフィアに気づかず。 Lalala、と口遊む。
誰かに聞かせるように]
(366) 2010/07/19(Mon) 22時半頃
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『おおきなこえ』
[真っ暗で 見えないけれど 聞こえる]
[異形の声]
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[>>368笑うソフィアに小さく頷き]
そう―― だから、歌わなきゃ。
[歌を聴くソフィアを見て。 通路の先に視線を向ける。
口遊む歌はすぐに途切れ]
どこかで歌ってくるわ。 外で。 声が響くところで。
[どこがいいだろうと。 場所を探すように、視線が迷う]
(369) 2010/07/19(Mon) 22時半頃
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『どうしてかしら』
『わたしはセシルのなかで生まれたのに』
『あの子を知っている気がするの』
『あの、髪の長い子……』
『セシルが、知っているからなの?
それとも わたしが 知っているからなの?』
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―城内通路→
そう、中庭、ね。
[>>371ソフィアの言葉に頷き。 他の場所を知らないから。
ありがとうと告げてそちらに向かう]
(372) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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コリーンは、ソフィアにひらりと手を振って分かれた。
2010/07/19(Mon) 23時頃
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―中庭― [Lalala]
[歌を口遊みながら。 中庭に足を踏み入れ。
そこにまだセシルやマーゴがいたら。 驚いたように色のない瞳が瞬く]
歌を歌いに来ただけだから。 気にしないで。
[二人がこちらを向いたら。 そう告げて]
(375) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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―中庭― [>>377マーゴの視線に。 白に近い銀を揺らして首をかしげる。
セシル>>378の声には色のない瞳が瞬き]
そう、歌って居るわ。 そして、これから歌うの。
だから、気にしないで。
[それだけを告げて。 二人から少し離れる。
そして歌う――]
(379) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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[深呼吸をひとつ。 そして歌が紡がれる]
哀しい操り人形。 哀れな操り人形。
どちらかを選び。 どちらかが散る。
望むのは何。 生まれるのは何。
二つの人形。 哀れな道化。
選ばれるのは誰。
[歌う声はどこまでも響く。 それを耳に。 心に残すのは――]
(380) 2010/07/19(Mon) 23時頃
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―中庭―
[歌う。
吟う。
それしかできないから。
それを望まれているから。
色素をなくした髪が。
ざわり、うごめいた]
(386) 2010/07/19(Mon) 23時半頃
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―中庭― [Lalala]
[Lulala]
[この身に巣くう異形が満足するまで。
歌声を響かせる。
そうしてしばらくの間。 無心に吟い続け――]
(395) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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―中庭―
[歌がおわる。
そして、小さく息をつく。
近づいてきた、光る虫。
歌って居る間、周囲は見れないから。 それを呼んだのがセシルとは知らぬまま。
眉根を寄せた]
(400) 2010/07/20(Tue) 00時頃
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