人狼議事


266 冷たい校舎村7

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【人】 R団 タカモト



  葉子が何に劣等感を抱えて、
  何に悩んでいるのかは知らないけど。


[死んであげていい。価値のない人間。>>2:401
 あの冷たい校舎で彼女は確かにそう言った。

 葉子が何に追い詰められているのかは
 正直なところ、俺には
 想像もできなかったけれど]
 

(431) gurik0 2019/06/20(Thu) 22時頃

【人】 R団 タカモト



  俺は、お前がいいんだ。


[同じ言葉を、繰り返した。
 そのまま、葉子の背に回す腕に力を込める]
 

(432) gurik0 2019/06/20(Thu) 22時頃

【人】 R団 タカモト



  それとも、隣にいるのが俺じゃあ
  不服だっていうのか?


[やっぱり俺の口調は上から目線で、
 じっと葉子の瞳を覗き込んだ]*
 

(433) gurik0 2019/06/20(Thu) 22時頃

【人】 R団 タカモト



     「あのね。高本くん。
      家を出ることになったんだ」>>405

 

(480) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト

―― 教室 ――


  そっか。
  おめでとう、京輔。


[その言葉は、存外にすんなりと出てきた。
 自分でも意外だった。
 誰かの門出をこんなに自然に祝えるだなんて]
 

(481) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[あの冷たい校舎に迷い込む前の俺なら
 裏切りやがってという気持ちひとつ抱えて、
 今まで手を付けてなかった京輔の教科書を
 隠してやるくらいの真似はしていたかもしれない。

 京輔に感じていたのは、
 つまりはそういう共感であったから]
 

(482) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  距離を置けることが、俺は羨ましいよ。

 

(483) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[自然に、「羨ましい」という言葉が出てきた。

 それは京輔相手だったからというのもあったし、
 きっと俺の成長の証でもあった。

 京輔の問い>>414にひとつ瞳を瞬かせて]


  いいや、笑えないな。


[はっきりとそう答えて、俺は首を振った]
 

(484) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  血の繋がりは切れない。
  決して、逃れられない。


[呪いの言葉を紡ぐ]


  それでもそこから離れようとあがく人を、
  今の俺は笑えねえよ。


[そうして俺は、自席から立ち上がった]
 

(485) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  京輔。見て欲しいものがある。


[俺は京輔を先導して歩き出す。
 教室から出て、階段を下りて2階へ。
 そのまま美術室の扉を躊躇なく開けた。

 そうしてそこへ、足を一歩踏み出す]
 

(486) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  本当はさ、美術部に入りたかったんだよ。俺。

 

(487) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  でも、部活に入るだなんて
  家族が許してくれるわけない。だから。

 

(488) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト

 

  部活ごっこ、してたんだ。
  あの校舎から帰ってきてから。

  学校生活の後悔の、穴埋めをするために。

 

(489) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[自嘲気味に俺は笑って、窓際へ近づいてゆく]


  拓海に聞いたんだ。
  
  朝だったら美術部員も教師も来ないよって。
  あとは美術部の画材とか備品の場所も、全部。

  毎朝早く来て、ここで絵を描いてた。
  たまに拓海に写メを送ってアドバイスも貰って。


[美術部の備品横領を悪びれずに語りながら、
 そのキャンバスに掛かった布を外す]
 

(490) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  京輔。
  これを見てお前はどう思う?

 

(491) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[それは一枚の油絵だった。

 青白い顔をした、けれど端正な顔立ちの少女が
 白いベッドの上に座っている。

 痩せこけた少女の体躯は、薄幸の印象を与え
 しかしその顔に浮かぶ笑みは穏やかだ。

 風に吹かれて、
 窓際の白いカーテンが揺れている。
 少女の髪も、風に揺れる。
  
 そんな、穏やかな情景が丁寧に油絵で描かれていた]
 

(492) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  俺の妹。


[ぽつり、と俺は呟いた]


  俺の足を引っ張る存在。


[続く言葉に恨みがましい響きはなく、
 ただ晴れやかであった]*
 

(493) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト

―― 病室 ――


[拓海は笑顔のまま、しばらく固まっていた。
 俺は無表情にそれを見つめている。>>454

 再び動き出した拓海は
 やっぱり笑顔を浮かべていて。
 無理くりに笑うその姿に、小さく溜息を吐いた]


  ……やっぱり、本当だったのか。


[俺は表情を殺したまま、拓海を見ている]
 

(494) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト



  その笑顔で、何を守ろうとしてんの?

 

(495) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[静かに、問いかけた]


  俺はお前が必死に隠して守ろうとしてきたもんを
  別に否定もしないし、壊そうとも思ってない。


[例えそれが、もう壊れていたものだとしても]


  ……だから、無理に笑うなよ。

 

(496) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[子供の時分。
 こいつの家に遊びに行ったことがある。

 拓海がいて、親父がいて、お袋がいて、たろがいて。
 あたたかな家庭がそこにあった。

 よく遊びに来てくれたねって、
 ひんやりとした麦茶を出してもらって。

 それをちびちびと飲みながら
 「綺麗なお母さんだね」って
 少し赤い顔で拓海に耳打ちした]
 

(497) gurik0 2019/06/21(Fri) 00時半頃

【人】 R団 タカモト


[蝉の鳴き声の聞こえるその部屋で
 他愛もない話を延々と続けたその時間を、
 確かに俺は覚えていたから]
 

(498) gurik0 2019/06/21(Fri) 01時頃

【人】 R団 タカモト

 

          [――――だから、俺は]

 

(499) gurik0 2019/06/21(Fri) 01時頃

【人】 R団 タカモト


 
  いいんだよ。
  友達の前では愚痴のひとつ零したって。
  つらいって、泣き喚いたって。


[俺はお前にとって頼れないような友人かい、と
 すこし……いや、大いに不満げに眉を寄せる。
 そうして、両手を広げた。
 おいでおいでって、くいくいっと指を動かして]
 

(500) gurik0 2019/06/21(Fri) 01時頃

【人】 R団 タカモト



  ……その、なんだ。
  いつものお前の真似。>>0:192>>146


[ハグをしてやるぞ、のポーズだ]
 

(501) gurik0 2019/06/21(Fri) 01時頃

【人】 R団 タカモト



       [俺だって、甘えるだけじゃなくて
        お前を支えたい。友達だから]**

 

(502) gurik0 2019/06/21(Fri) 01時頃

【人】 R団 タカモト

―― 放課後 ――


  いやいやいや。
  いくらなんでも笑いすぎだろ。


[肩を震わせて
 必死に笑いを堪える宮古の姿に
 俺は頬を掻くしかなかった>>460
 

(527) gurik0 2019/06/21(Fri) 15時半頃

【人】 R団 タカモト


[それを見た通りすがり級友たちも
 笑いながら脇を通り過ぎるものだから、
 小っ恥ずかしくて仕方ない。

 なんの羞恥プレイなんだ、これは]


  なにが面白いんだか。


[ハンカチを返しながら、ぼそりと零した]
 

(528) gurik0 2019/06/21(Fri) 15時半頃

【人】 R団 タカモト



      [依存関係は、終わった]

 

(529) gurik0 2019/06/21(Fri) 15時半頃

【人】 R団 タカモト


      [こうやってくだらないやりとりをして
       戯れている宮古と俺は
       やっぱり普通のクラスメイトでしかなくて。

       もう俺は彼女に甘えることもなければ、
       彼女は俺を傷つけることもない。

       本当に俺らの間には
       何も、なかったかのように]
 

(530) gurik0 2019/06/21(Fri) 15時半頃

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