266 冷たい校舎村7
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(まだ話していないことが。 今まで言えなかったことが。
たくさんたくさん、あったんだ)
(338) 2019/06/17(Mon) 17時頃
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(俺も少しは素直になるよう努力するから。 だから――……)
(339) 2019/06/17(Mon) 17時頃
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(お前の悩みも、少しは吐き出して 共有してくれると嬉しい)
(340) 2019/06/17(Mon) 17時頃
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[体育館にマネキンを並べて、祈りをささげる拓海に どの口が言ってんだよ>>334って突っ込みを 入れようとして、やめた。
なんだか、 ふざけるような雰囲気でもなかったからな]
(341) 2019/06/17(Mon) 17時頃
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[まだまだ俺にはやりたいことがあって、 戻って伝えなければならない言葉もあった。
まだその言葉はまとまっていないのだけれど。 きっと傍にいたであろう葉子に、一瞥をくれて。
それから――……]
帰ろうぜ。
[拓海と京輔に、笑顔を向けただろう]**
(342) 2019/06/17(Mon) 17時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 17時頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 22時頃
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ん、んん……?
[なにやら葉子に拓海が耳打ちをしている。 そのあと意味深な笑みを拓海に向けられて 俺は困惑したんだ。>>361
とっておきのイタズラを仕掛けた 小学生の餓鬼のような笑顔 ランドセルの中にバッタでも入ってるのかよ。 怖いぞ。説明しろ。
そんなことを考えながら、 1階の昇降口へと進んでゆく]
(376) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[そして、あの懐かしい鳴き声を聞いた]>>363
(377) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[開け放たれたシャッター。 そこから差し込むまばゆい光]
……たろ。
[掠れた声が出た。
鮮やかな記憶が蘇る。 むかし公園で追いかけっこをしたあの犬は 確かもっと大きかったはずだけれど。
ああ、俺の方が大きくなってしまったんだ。 はたと気付いた]
(378) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[人は誰しも変わってゆく。 同じままではいられない。
幸福だった頃の象徴であるその犬は、 まばゆい光の中に消えていった。
幻影が消え去った後、 昇降口の向こうに見えているのは、 抜けるような青空だ>>368]
(379) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[ああ、確かに。 ここはお前の作った世界だろうよ、拓海]
(380) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[成績のことも、家のことも、何にも考えずに ただ無邪気に遊ぶことができた餓鬼の時分]
(381) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[その幸せだった頃の幻影を、確かに俺は見た]
(382) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[幻影に免じて、 いつものすかした態度は封印してやろう。
らしくもない……いいや、あの頃の俺みたいに いかにも餓鬼っぽい満面の笑みを浮かべて。
両手を伸ばす拓海>>366に、その光の中へ 俺は手を伸ばしたんだ]
(383) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[すごいやつなんだよ、拓海は。 追いかけっこで、いつも敵わない]
(384) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[でもね、今日は俺の勝ち]
(385) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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[――――つかまえた]*
(386) 2019/06/17(Mon) 22時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 22時半頃
[冷たい場所に置き去った痛みを、
青春時代の痛みを、
きっと俺は、ずっと忘れられずにいるのだろう。
写真のように傷のように、何度も見つめ返すのだろう。
……きっとさ。
生きることって、そういうことだから。
自分の一部として、
ここに招いた君たちの「最期」ごと、……]
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/17(Mon) 23時半頃
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