246 とある結社の手記:9
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なるほどな? そうだな。 そういう聞き方も出来るんじゃあないか。
「あたしたち」ってのは、みんながみんな…… 全員だとおもってたがな。
[それともこの宿屋のなかに「あたしたち」の中から具体的につまはじきにされるべき人柄の人物がいたのだろうか? この中に、何人彼女と同じ聞き方をした者がいたかはわからないが。 そう思っていたくて今日まで来たなら、きっとそれは彼女なりの自己防衛だ。]
まあ、だから間違うんだとは――
[言わないでおこうとしたら、スージーが言っていた。(>>129)]
(138) 2018/08/04(Sat) 01時頃
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………。そういえばさ。
今日ってパティを食べるだろ?
で、ラルフを引き渡してラルフは人狼だってロイエさんが証言するだろ?
そうしたら結社は納得する、よな?
もう一日待てとか、なるのかなあ。
えーっと、そうなったら残るのはリンダとベッキーか。
みんなで説得したら、二人とも引き込めると思う??
[ふと簡単には解放されないよあとか思った。]
[リンダお嬢様がここにいなくてよかった、
と心から安堵した。
死んだ者たちには、気の毒に、とは思う。
嫌いかと言われたら、むしろ好きな部類の人間が多い。
生きていたら、普段通りに生活を続けていただろうと思う。
それはそれは、素晴らしい光景だろうと思う。]
[だが、そこには、お嬢様が居なければならない。
お嬢様が居る光景だからこそ意味がある。
お嬢様が居ない光景ならば――要らない。]
["屋敷の獣"の行動原理は、愛と同化した"狂気"。
生存本能も、種族の別も、一切合財関係なかった。
人狼と人間の枠にとらわれている限り、
理解されることはないだろう。]
[そして、今この光景には――お嬢様が、いない]
(……居りませんでしたね。
ここに、お嬢様が導くべき"人間"は――。)
……か、快楽。
そのような趣向では、決して……
――愛。
そう、わたくしは愛をむさぼる人狼でございます。
[狂気の文字に、クレイジーサイコレズとルビが振られた。]
さあてね。
ベッキーについちゃあ、無理かもしれない。
おれたちが人殺しとわかったらな。
おれが人間のフリしてりゃあ
別かもしれねえが。
今朝は死体もみちまったみたいだし。
[分からなかった。そればかりは、人間の領分だ。
自分からは――無理だろうと諦めてきたことである。]
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いや、なんでも…… おれのことはいいんで、 どうぞ、続けて。
[若干勢いにたじろいでいるかのように、そっと続きを促した。(>>139)]
(141) 2018/08/04(Sat) 01時頃
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[ほぼほぼ人狼COしたな〜!って顔だったのに、何もつっこまれなかったなって顔。明らかに人狼視点だけど、解らないものなのか。そうかそうか。って顔。]
納得する、と思うけど。
三人だもの。
夜の間に襲っちゃえば、
明け方つれてったラルフの仕業にできるし。
どうだろね。
やってみて駄目だったら殺せばいいし。
結社が納得してくれるんだったらそれでいいしね。
愛。
なるほど?
食べちゃいたいほど愛してる?
私にはわっかんない感情だわ。
[ルビには、ですよね。という感想しかなかった。知ってた。]
そっかあ。ベッキー無理かなあ。
いや。なんとなーくさ。
ルパートさんもいるから平気かなって。
で、「こっち」に来てくれるんなら、
手伝って貰えたりしないかなあって気持ちなんだけど、
…手伝わせておいて死なせるのは、流石に目覚め悪くて。
[狩りの対象にしたいわけじゃない。
と、情が動いてしまうのはどうしても”人間”であるためか。]
[パティの言葉に、そうだよ。それだ。と思う。
そう素直に言ってくれれば。()
"人間だなあ"と、どこか嬉しく思うのだ。]
ピスティオ、パティの言ってること。
ああいうことだよ。
おれにゃあベッキーに強制もできないが
おまえのいう、手伝いさせて死なせるのが
目覚めが悪いというのも、わからなくはない。
ここは、おれが判断することじゃあない。
ベッキーが判断することなんだろうな。
[平気かなあ、無理かなあとしきりに気にしてくれるピスティオに嬉しく思う。()ただ否定も肯定も、自分の役割ではないのである。]
うーーーん、そっか…。そうだよなあ。
でもさ、…でもさ。
なんか思っちゃうんだよね。
奥様は…イヴォン様は。
なんとなくだけど、知ってたんじゃないかなあ。
俺っちが「こっち側」だってこと。
ヨアヒム様の仇の側に居るんだってことをさ。
なんか、それでも───…、うん。
多分きっと怒られるんだけど。
すごくすごく怒るんだろうけど、なんかさ。
… 許してくれちゃう、気がして 、
[違うかも知れないけど。
今はもう想像でしかないけども。”人間”であった人を思う。]
ベッキーもさ、そんな風に。
元のように一緒にって……、
… ぜいたく、なのかなあ。
[どうしても昔が忘れられない。
どうしても、少しでも残したいと思ってしまう。
そんな我儘を滲ませて苦笑した。]
イヴォンさんは確かにそうかも。
だからノアさんにも、あんな。
…… 親の愛って凄いわね。
うーーん。実際どうかは、
私も全く解んないからな〜。
[ルパートとピスティオの方がベッキーに詳しそうだし。と丸投げだ。好きにやったらいいわよ。といういつものだ。]
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[先にパティにスージーがすっぱりと返事をする。それに頷き肩をすくめる。]
そうだよ、優しいだとか人の心だとか。 その時点でとっくにまともじゃねえんだ。
ただ、おれたちはワンダを殺し、 イヴォンを殺し、モンドを殺した。
とっくにどうにかしちまってるなりに これ以上畜生にならないために まともじゃないなりに、 人間をやる。
(157) 2018/08/04(Sat) 01時半頃
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ただ――― 「人を殺さなきゃいけない生き物がいるとしたら、 その人とは生きていけない」
おれは、これを素直に言えるあんたが いっとうマトモだと思うよ。
[それこそが、紛れもない人と人殺しの真実だろうから。]
(159) 2018/08/04(Sat) 01時半頃
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確かに。
[パティの言葉でわざと無視した部分だった。
果てしなく納得!という声色だ。]
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/08/04(Sat) 02時頃
イヴォンさんはそうかもな。
[微かにわらって頷く。]
でも、まあ……
……贅沢、だろうよ。
[ピスティオが苦笑している。()
それは、やっぱり贅沢だ。
贅沢であることがいけないとはいわないが]
ただな、そいつを期待しちゃうのだけは
おれには許されてない。
わるいな、ピスティオ。
[と穏やかに言った。]
[渡されたメモを見て、ぽつりと呟く。]
ラルフは。
…人狼でも、人殺しでも、仲良くしてくれるんだって。
[それは自分の中にある、願望()だ。]
でもきっと、殺すのに心を痛めてる〜とか。
そんなふうに思ってそう。ラルフのことだもん。
だったらこのまま。なあんにもしらないまま。
きっと、死んでしまった方が、いいわよね。
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/08/04(Sat) 02時頃
[あ。
駄目だ。この土壇場で、
私はラルフを、仲間だと、認識してしまった。
彼が死んだ時、私は普通に嘆くのだろうと思う。
先に名前を書いておいて、良かったと思った。]
スージー?
スージー、大丈夫っス?
声が、……。
ラルフは、そんなことを言うんだ。
…こっち側、これたりはしないのかな…。
……、そうだな。
おれもスージーのようには思う。
ラルフの期待通りの人狼じゃあ、ないかもしれねえな。
[二人とも生粋の人狼で、特別優しい生き物ではない。
しかしスージーには、とくべつな言葉だろうから、]
……
すきなようにはしなさい。
おれたちで手伝えることがあれば、言うといい。
こっち側に。
もしかしたらこれるかもね?
だけど、ラルフは優しいから。
この先ずーっとそれが続いたら、
多分もたないんじゃないかなーって。
私は思ってる。
今だけの、仲間よ。彼はね。
へへへ、でも、うっれしかったな〜。
まさかそんな事、言ってくれると思わないもの。
大丈夫よ、
なんとなく、どうなるか察してるんじゃないかしら。
うーんでも、そうねえ。
今なら、掘り返して腐ってても、
たべてあげよっかなってきもち。
[スージーの嬉し気な笑い声と、彼女なりの考えに納得したのだろう。
そうかい、といつも通りに相槌をうった。**]
そっかあ…。うん。
そっか、もたないか。もたないかなー…そっか。
[何となく。自分が”人間”であるから失念してしまうのだ。
期待してしまうところがある。
他の人間も、「こっち側」に来れるんじゃないか。
声なき声で囁き交わせなくても。
楽しくやっていけるんじゃないのか、と。
───そう考えてしまうことが、もう「狂っている」のかも知れないけど。]
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