158 Anotherday for "wolves"
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[次に向かったのはラディの元。 見開かられた彼女は、死してもなお恍惚の笑みを湛えているようで。
ぞくりと。 その表情に魅入られたのは一瞬のこと。 悪寒を振り払うように首を振り、彼女の瞳もそっと閉じ伏せる。
弔う花は、今はなく。 掛ける言葉も今はない。]
(54) 2015/05/21(Thu) 23時半頃
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クラリッサ、それからベネットも。 宿からシーツ、持ってきてくんねぇか?
布袋は教会だから、せめて二人を覆い隠せる布が欲しい。
[こちらにやってくるクラリッサの死者を悼む姿を見つければ、男はそう声をかける。 彼女一人にするのはどこか危うくて、どこか袂を分かつような錯覚をしたベネットに視線をやり、そう二人を促してみる]
(55) 2015/05/21(Thu) 23時半頃
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[クラリッサが動く気配にふっとそちらに視線を向ける。 眸を閉じさせ、何かを拾うを認め]
二人をこのままにしておけないね。 弔うのを手伝ってくれるかい?
[ドナルドへと声を掛ける。]
(56) 2015/05/21(Thu) 23時半頃
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[クラリッサとベネットに声をかけるも>>55、ベネットがドナルドに声をかけるのを聞き>>56、男は肩を竦めた]
まぁ、男手二人のがいいか。 任せるよ。
(57) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[冷静さを欠いた頭に 煽るようなポーカーフェイス>>49 思わず殴りかかろうとする少女を止めたのは サイラスかドナルドか。
ガードされた攻撃を抑えると 不機嫌そうに顔を顰めて。
サイラスの言葉をそのまま険しい表情で聞いていた。 だが、一言、気になる言葉を思わず聞き返した。]
(58) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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――…あ。
[己の言葉は少しだけ遅く、 けれどサイラスの言>>55と重なる形になり]
ああ、シーツが先か。 わかった。
[肩を竦めるサイラス>>57にゆると首を振る。]
サイラスも手伝ってくれるならありがたいよ。 さっきの、今で、ちょっと声を掛けづらかっただけ。
[ぽそとドナルドにだけ声掛けた理由を告げる。]
(59) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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…?グレッグお兄ちゃんを殺した…?
[わたしじゃなかったの、と。 確認するように。 サイラスの口からそれ以上のことは聞けたのだろうか。]
(60) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[クラリッサがふたりの亡骸に近寄ったことでサイラスがベネットが 弔いについて話す。 人を埋めたことのなどない身。 自分のしたことながら、クラリッサに掛け寄ると その様子を見張ることにした。]
(61) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[>>58殴る手は、好きにさせてやることにした。 ドナルドが止めれば良しだが、人を殴った時の己の拳の痛みで、何かを気づいてくれればいいと。 そんなお節介が湧いたから。
それから不機嫌そうに顔を顰めたメアリーがふと、何かを確認するようにこちらを見上げてくる>>60]
そうだよ。昨夜のことだぜ、覚えてねぇのか?
(62) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[>>37投げられる言葉に]
じゃあ、ここに俺が来た時 グレッグが合わせてくれなかったのは何故だ? こっちが強行にでも、乗り込んだら話したのか? グレッグが勝手にお前の意思無視してやっただけと
(>>4:53) 怖がって泣いてたのが本当だとして それでも、きちんと話せたんだな?
なら、なんでこっちに来ねえの? それが俺からしたら、逃げてるっつうんだよ 庇ってもらってた癖にえらそうにいうな
[大人気などとうの昔に吹っ飛んで]
(63) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[女性であるクラリッサやメアリーに 遺体を運ぶ手伝いを求める気は初めからなく クラリッサの傍へと駆け寄るメアリーの姿に ほっとするように小さくそれでいいのだと頷く。]
メアリー、宿のシーツ、 ラディスラヴァとアルカイドの為に使ってもいいかい?
[人の家ということもあり勝手に持ち出すは躊躇われ メアリーへと確認をとる。]
(64) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[少女の叫びに>>44、はっとして。 微かに手が震えた。
サイラスの声に、顔を上げて。 ベネットへと視線を向けたなら瞳は重なっただろうか。 物は言わずとも。 瞳は、憂いを湛えて。 軽く目を伏せたなら、サイラスの方を向き小さく頷いた。]
(65) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[自分じゃなかったのか。それは口の中の、小さな呟きだっただろうか。 男は眉を寄せて、それからメアリーの頭に片手を伸ばしかけ、止めた]
……何だってお前さんが、グレッグを殺すんだ。 いくら疑われてつらかったってよ、それくらいは。 いや、マーゴを殺したんじゃって疑っていた俺が言うことじゃねぇかもしれねぇが。
グレッグを噛んでまで、……身の危険を冒してまで、守ってやろうとした兄貴だろう? それを殺したなんて、思うな。
[確認するような少女には、己の罪を背負うままに。 触れられずにいた拳を握り締めて、はっきりとそう答えた]
(66) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[メアリーの記憶が混濁していたことを知らない男は、内心で首を傾げながらありのままを答え。
そうしてからベネットと、弔いに向けた言葉を交わす>>59]
このまんまじゃ、運びづらいからな。 それに人目もあるかもだし。 ……ああ、手伝うよ。ジョスラン運んで間もないから、俺もドナルドも、あんまり役に立たないかもしれねぇが。
[ぽそと告げられた、ドナルドだけに声かけた理由。それは当然と受け止め、気にしていないと顔に書いて告げる]
(67) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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頼んだ。
[>>65こちらを向くクラリッサに気づけば、短い言葉とともに頷きを]
(68) 2015/05/22(Fri) 00時頃
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[ベネットとクラリッサの姿を見比べて、男はふと、ある日のことを思い出す。近いようで、それは少し遠い日のことだったかもしれない。
それは、クラリッサがベネットから文字を習うと聞いた時のこと。 それを聞いた時、ベネットにはいいことじゃないかと、お節介な男は思ったのだ。
薬屋を営む養父>>5:68から聞かされた、許婚を亡くした本屋の息子の話。 その痛ましさに耐えられず、種族は違えど息子として迎えたサイラスに話してくれた言葉。 それを知ることを、ベネット自身に告げることはなく過ごしていた、ある日のこと。
クラリッサの朗らかさは、きっとベネットのいたむ胸を癒してくれるのではないかと。 勝手な友情を抱いた相手に、そんなことを願ったのを思い出す]
(69) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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[クラリッサの眸に宿る憂い>>65に思わず歩み寄ろうとするけれど、 サイラスの声>>67が聞こえて一歩踏み出すのみに留まり]
ああ、そうだね。 ラディスラヴァもアルカイドも――… 今の姿を見られたくないだろうし。
[それがいいと頷く。 思い至らなかったのは今まで弔いをしなかったから。 ジョスランの事を聞けば二人を見比べ]
それなら僕が気合いれないと、か。 ああ、二人とも小柄だし二往復すれば一人でも……
[考えるように呟き、サイラスの顔をみればその意は汲めて 少しだけ目を細め、表情を緩ませる。]
(70) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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[サイラス自身も、目の前で愛する人間の少女を喪ったから。
そうして、傍らにある温もりだった人狼の少女に、喪失の恐怖を知るのに。 それでも、密やかな想いを寄せて。
それは確かに、男の心の傷を癒す日々だったから。
そんな日々が、本屋に佇む彼にもあればいいと。 そう、願ったのだ。**]
(71) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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俺が誰のおかげで生きてるって? んなの、数えた事ねえよ 長生きする分増えてはいるだろうけどな
[疑われる事へ開き直っている様な 乱暴な物言いに]
ならいいません、で黙りか? なのに、信じてない事へは責めるのか
信じるかどうか決めるのは お前じゃなくて…聞いた相手だ
それ決めつけて話さねえとか、見縊んじゃねえよ そっちこそ、全然信じてねえじゃん
[ベネットの声が聞こえるまで止まる事を知らず*]
(72) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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[重い足を宿屋に向ける頃、小さな少女が駆け寄ってきたなら、 その視線に微かに笑みを浮かべて]
……大丈夫、弔うだけよ。 何もしないわ。
[緩く髪を撫でて少女を迎え入れる。 微かに、手が震えを残したのは。 少女に言えない言葉を、胸に抱えているから。
少女の問い掛けに>>61、サイラスが答えたのはその頃だろうか。 >>66 少女がその場に残ったのなら、サイラスへと彼女を任せ。 彼女が付いてきたなら、連れ立って。 再び宿屋の戸を潜り、シーツを探しただろう。*]
(73) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 00時半頃
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[クラリッサとベネットの方へ向かうメアリー 猫とラディの亡骸を弔うには 人手はいるだろうと思い]
俺でよければ…いくらでも扱き使ってくれ
[ぽつりと呟く]
は、メアリーがグレッグを? 猫はんなこといってなかったし… サイラスのいってるので間違いねえよ
[といっても現場にはいなかったが]
(74) 2015/05/22(Fri) 00時半頃
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そういう意味じゃなくて…。
[昨日のこと。 言われる>>62と、まだ昨日の話なのか、と 随分時間が経ったような錯覚に 陥っていたのだと感じたが。
口の中で言いよどんでいたことを 汲み取られたのか。続く言葉に>>66
生まれたのは安堵]
(75) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[それからシーツのことを ベネットに尋ねられれば>>64]
いいよ。 よくわかんないけど。 もう、使う人もいないもん。
[宿の備品。 もうその言葉に大して意味など ないのではないかと思うから 口をとがらせて、ぶっきらぼうに。]
(76) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[ドナルドの言葉に、メアリーはどう答えただろう。 サイラスの答えに、安堵を見せた少女に。 不意に、思いついた問いかけを彼女に投げた。]
ねえ、メアリー。 私もずっとひっかかっていたことがあるの。 今、聞いていいかしら。
銀の薔薇のネックレス。 貴方はもらったと言っていたわよね。 グレッグに拾ったと、伝えたのは、どうして?
.
(77) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[メアリーの応え>>76に小さく頷く。]
――…ン、ありがと。 今は使う人もいないかもしれないけど これからの事は誰にもわからないからね。
宿屋も酒場も、 二人とも大事にしてたと思うから メアリーに確認しておきたかったんだ。
[彼女たち家族が過ごしていた場所だと思えば 勝手に持ち出すことは考えられず。]
(78) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[ドナルドがまくしたてる言葉は 少女にはあまり思い当ることがなくて。 顔を顰めながらもわからない、と首を捻る。]
[サイラスやベネットから、彼らが居合せた、あの火事が起こる前日の話だと言い聞かされると。]
知らないよ。 お兄ちゃんはわたしを気遣ってくれてただけ。 誰が居たか知らないのに 逃げたって言われても。
[庇ってもらって、そう言われると 何も返せない。とぐっと唇をかみしめた。 それから後は相手の言葉に 言われるがままに。
そして観念したかのように事の顛末を話した>>11]
(79) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[男衆が埋葬しようと動いたときだろうか。 クラリッサがずっと抱えていたのだろう 問いかけをこちらに投げかけたのは>>77]
…。 怖かったから。 あんなことになるなんて思わなくて。
もらったって言って お兄ちゃんに疑われるの、 嫌だったから。
[それは咄嗟に浮かんだ嘘。 その嘘がのちに波紋を呼ぶなんて 思いもせずに。]
(80) 2015/05/22(Fri) 01時頃
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[クラリッサと共に宿屋の中へと行き サイラスに頼まれたシーツを探す。]
えー、っと、此処かな。
[リネン室らしきから石鹸の香る真白なシーツを二枚拝借して クラリッサへと視線を向ける。]
(81) 2015/05/22(Fri) 01時半頃
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