人狼議事


193 ―星崩祭の手紙―

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【人】 好奇診 キカ


[文字列を追いかけ終えると、
君は瞳をぱちりと閉じる。]


  ううぅ〜ん、
  このひとたちも、星を渡れるのかな。
  僕がもらって、よかったのかな…。


[貰った文は嬉しいけれど、
何やら心配なご様子で、小さく唸る。
君はこう続けるのだ。
旅人なんて、この星にやってこない。と。]
 

(56) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[けれど。]


  おまもり、もらうの初めて。
  うれしい、な。


[先ほどのコインを再び手にして、
表面の模様を指でなぞる。
……君は小さく微笑んだ。]
 

(57) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[手紙を書き終えリビングに戻ると
シンが窓辺でなにかをしていた。]


  ………?どうした、シン。


[声をかければ、彼はビクリと大きく肩を揺らし
ぎこちない笑顔で振り返った。
……こういう誤魔化しの笑みが下手くそなのは、
いったり誰に似たのやら。
何か隠しているようだけど、
彼が言いたがらないのなら無理に聞くこともないだろう。

ぽんぽんと頭を撫でると、
俺は窓を開け手にしたカプセルを空に放つ。
前夜祭、最後の手紙。
夜空に溶けて見えなくなるまで 見送った。

どこかで、歌う声がする。]

(58) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[君は、文を三通したためて。
宇宙へと放つのだった。
次もまた、誰かの元へ届きますように。
祈りは、天へと届くだろうか?]


  いってらっしゃぁい!


[………残念ながら、
内の一通は。
エラーで返ってきてしまうことなど、
いまの君には知る由はないのだけれど。]
 

(59) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[つんつんと突いては『ぴちち』突いては『ぴちち』を繰り返していると、突かれるのを厭うようにぴょんぴょんと窓辺へと移動して行く。
この辺りの行動パターンがどう設定されているのかは、自星の技術力を遥かに超えた域の為、想像も付かない。
調べる為に分解したら元には戻せないだろうし、手違いで故障させたとしても直すのは容易ではないだろう]

こら、あんまそっち行くと落ちるぞ。

[窓を閉めていると言っても湖上のこと、何かの拍子にでも水に落ちてしまったらどうなることか。
丸い頭を抑えて遮ると、『ぴゃぴゃっ』と抗議するような囀り声が掌の中から聴こえてきた]

[そしてもう一つ。
何かがこんこんと窓を叩く音も、耳に届く]

(60) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[捕まえた鳥を肩の上に移動させてから、窓の外を改めて見遣る]

……??

[先程は気付かなかったけれど、見覚えのある魚型の小さなカプセルが宙に浮いていて、正面から見るとちょっと間抜けなその顔で此方を覗き込んでいる。
カプセルに意思など無いのだから、覗き込んでいるというのは此方の主観だけれど]

返事だ!!!
おい鳥!返事が来たぞ!!!!

[窓を開け放つと、メモリーから宛先へと辿り着けたカプセルは手の中に収まった]

(61) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[早速玩具のような形をしたカプセルを開くと、手紙と、それよりも小さい紙片が零れ落ちてきた]

……肖像画?

[それにしては精巧な、青い水溜りを背に微笑む少女の絵姿。
湖底の遺跡から発掘出来る技術達の中から静止画を紙に焼き付ける術は未だ確立されていないから、それが『写真』と呼ばれる物だとは、分からなかった。
矯めつ眇めつしながら裏返すと、年若い少女のような丸い文字で『いつかの海で』と走り書きがされていた]

海?これが……

[一見すると湖に良く似た、大きな水溜り。
けれど見知った水の色より、幾分か青が深く見える]

[幸せそうに映る少女の絵姿を一度置き、手紙を取り上げる。
紙片の裏の走り書きと同じ丸い字で、絵姿の少女から受ける印象のままの書き文字が並んでいる]

[彼女の星の空は灰色をしていて、海はもう青くない。
そんな文字と、絵姿の微笑が結び付かないけれど。
昨日の、子を持つ『彼』の星がそうだったように、彼女の星もまた、自然が減りつつあるのだろう]

(62) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

んー。
大切な人かぁー。

[昨日の『彼』が良い父親のように思えたからだろうか。
深い意味も無く、つい訊ねてしまったこと]

[職場の人間、友人、商店の人々。
日々を楽しく過ごす相手は沢山居るけれど、その全てが『大切な人』ではあるけれど、『特別』ではない]

[職を得て、一人暮らしを始めて。
快く送り出してくれた三つ向こうの湖に居る親の顔も、暫く見ていない]

……たまには実家に帰るかな。

[肩で髪を啄ばむ鳥に「な?」と話し掛け頭に頬を擦り付けると、『ぴちち』と鳴き声が返ってきた]

(63) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

― 調査船島 ―

[湖底遺跡調査部のデスク。
鳥が起こしてくれたお陰か、今朝は屋台で行列が出来る人気の朝食も食べられたし、始業前に露天に寄る時間もあった]

[今日帰りに飛ばそうと購入した一揃いのカプセル。
それと、小さな額縁]

(64) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[星の名を持つ少女の絵姿を納め、デスクに飾る。
「彼女かー?」「ちげぇよ」なんて、お約束の会話を同僚と交わして]

いつかパパと会えるといいな。

[彼女の言う『空』が、比喩なのか事実なのか分からないから。
『早く』ではなく『いつか』。
彼女ではなく、きっと彼女の父親が望む『いつか』に、それが叶うことを祈る]

[手紙の最後に添えられていた五画を持つ記号を三つ、絵姿の端に書き足した]

(65) 2016/07/20(Wed) 02時頃

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