人狼議事


184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】

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それまでの動きは、食事の先の食器の手さばきのように手慣れて、暗い中とはいえど正確に切り落とした。角膜が傷ついていないのなら、美しさを保てる。

片目の作業を終え、彼女の顔を笑顔で覗き込めば…すっかり大人しくなった姿に"美しさを受け入れた"と考えたようだ。]

嗚呼、やはりこの瞳は本当に美しい。菫色の瞳ってなかなかお目にかかれないんですよ。私の家には未だ一人もいなくてね。私はなんて幸運なんだろう!貴方の瞳が菫色で良かった

[手に入れた片方の眼球を愛おしそうに眺め、頬を染め、血液のついたそれに愛おしげに口づけをしたか。…大切な大切な瞳。
それこそ宝物を手に入れたかのような笑顔で。

それから胸ポケットから白いハンカチーフを取り出すと、大切そうに包んだ。]


…嗚呼、貴方もやはり美しい方が良いですよね?貴方とは話が合うかもしれません。ふふ、先程よりも凄く美しくなりましたよ。

[すっかり動かぬ彼女を、そっと床に降ろした。────先程から暴れる姿を抑えるには立てたほうが早いが、本来寝かしたほうが作業は楽だ。

そうして、彼女のもう片方の目尻にナイフをまた沈ませ 鼻歌交じりに切り込みを入れてしまおうとしただろう。]


許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 03時頃


[もし男の考えが聞こえたのなら、少女もまた、こう思っただろう。

『金髪の男は願い下げ』と。

たとえ瞳の代わりにキレイなガラス球をはめ込んだとしても、すでにその水晶は少女に光を与えないのだ。だが、まぶたを縫い合わせでもしたらますます醜い顔となってしまうだろう。

少なくとも少女の美的感覚からすれば、"目玉を失った自分は醜い"のだ。この両者の思考はやはり交わることはないのだろう。
"受け入れている"だなんてとんでもない勘違いも、気絶している今では訂正することもままならない。]

あが……っ、が……うぅ……

[気絶しながらも、突き刺す痛みには時折生理的な痙攣が見られた。それでもまだ少女がショック死をしないのは、皮肉にも日頃から痛みに慣らされてしまっているせい。]



ケイ……イ――……ぁ……

[意識を失いながらも、彼の人の名を呼ぶ。
男がペラペラとなにかしゃべり続けている声など少女の耳に届くはずもない。]

ふ……ぁ……ぁ……、あつ……ぅ……ぃ、あつ、……

[痛いというよりも、熱くて仕方ない。
もはや過ぎた痛覚は神経が切断されてしまっているようで、痛みは熱に変わって伝えられていた。
燃えるような熱とそれに反比例していくかのような体温の低さと寒さに襲われた少女は、だらしなく舌を垂らし、唾液で自らの頬を濡らす。
もはや暴れることもままならないならば、その体は地面へと押し倒されて男に体の前をすべて晒すだろう。
少女の薄汚れていたワンピースは、元から真っ赤であったかのように血で染まっている。]


[片目を失った少女の眼光は血で満たされ濡れに濡れる。
そしてくり抜かれた目玉の部分はポッカリとした穴が空いていた。
まるで眼球を失った寂しさを埋めて欲しいといわんばかりに、物欲しげにねだっているかのようだ。]

は……ぁ……あ"あ"……ぁ"……あつ、ぃ……あつ……

[むろん、今の少女に意識はない。

それでもまだ先ほどまでの恐怖と痛みに体がヒクヒクと痙攣し、吐息も荒く、更にはナイフを持つ手に自ら手を伸ばしていた。それは少女からしてみれば男を拒もうと伸ばされた手だったのかもしれないが、意識もない状態では『もっとして』とでも言うかのようだ。
やがてもう一つの目玉も男の手中に収まってしまえば、そこには空虚な穴が二つ、並んでいただろう。]


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 04時頃


【人】 捜査官 ジェフ

[僕はまた、きらりと光った。
君を真面目と宣う男を、笑った。>>3:118
君が追い続けているのは、
見つけられる筈もない犯人だ。
そう、まるでこの空間のように。

仕事熱心なフリは得意な君。
だからこそ、エリートコースを
辿ることができたのだろうね。
お貴族様とは違う、庶民生まれだから。

残念ながら、君には皮肉る頭もなければ、
言葉を返す運もないらしい。

赤に染まる女の姿だ。
呟きに帰る言葉はあれど、
視線は彼女に釘付けだ。>>3:117>>3:118]

(36) 2016/03/03(Thu) 04時頃

【人】 捜査官 ジェフ



  嗚呼、可哀想だよ。
  本当に愛されたことなど、
  ……ないのだろうね。


[君の瞳は、悲しいものを見るかのよう。
一歩近寄る彼女。
───その手にはナイフ。
臆することなく、御託を並べ立て、
近寄るニコラの様子を、
君は興味深く眺めるか。]

(37) 2016/03/03(Thu) 04時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[然しながら、逃げゆく少女。
叫び並べられる言葉は、
彼女の此れ迄を知らずとも、
可哀想な道を歩んで来たのだろうことは、
おおよそ推察される。
“憤怒”の扉は開かない。
まるで、彼女を拒絶しているかのように。
ケイイチと彼女、ふたりの間に、
何が起き、何が芽生えたのか。
君にも僕にも分からないが。
ニコラは彼女を捉え、
扉へと縫い付けていた。>3:*40
その腕には、幾つかの傷が
つけられていたことだろう。

───── 君はただ、この光景を眺めていただけ。]

(38) 2016/03/03(Thu) 04時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[強欲の扉の奥へと連れ去られる様も、
眺めているだけだったのだ。
本来ならば、仕事人の君ならば、
手を出して助けるところだというのに、
君は、手を出すことはしなかった。
悲痛な叫び声をあげる少女が消えゆく先を、
扉が閉まりゆく様を、眺め見ていた。

小さく、ため息。
何故なら君は、あの少女が淫らで醜いことを、
知ってしまっているからなのだ。
君は、女性を犯すことが好きなのではない。
君を宿す聖なる器が好きなのだから、
淫猥な行為に耽る男女は、嫌いだった。]

(39) 2016/03/03(Thu) 04時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[白の女と馬鍬い合っていたケイイチが、
君の資料を見て悲しみ覚えてることも>>12
火浦の娘が君のことを最も罪深きもの
として、他の者に言いふらしていることも>>14
知らぬことではあったが、
現在、ニコラと火浦の娘の奇妙なやり取りや
こっそりと此方を伺う瞳に、>>25
強かさを覚えていたことだろう。

……君は、といえば。
この場にいる者たちが、正常ではない。
その認識を改めてしていた。
怠惰の少年が可愛く見えてくるほどだ。
彼が、生きていて誰かと言葉を交わしている
ことなど知らずにいるのだけれど。
君はもう一度、全員の資料を確認する
必要があるのだろうと、
資料庫へと足を運ぼうとした。]

(40) 2016/03/03(Thu) 04時頃

【人】 捜査官 ジェフ

[足を伸ばそうとすれば、
火浦の娘から手渡されるひとつの資料。
それは、君自身のもの。
君自身の悪魔の所業が刻まれているもの。
眉を顰めて受け取って、中身をはらりと覗く。
きっと、君は憤慨するだろう。
君は、罪など犯している認識など、
ないのだから。*]**

(41) 2016/03/03(Thu) 04時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 04時頃


【人】 双生児 オスカー

── 利都と話す(>>33>34>*14>>35) ──

[確かに探すのは億劫だ。
資料は山程あるし、誰かが持って行ってしまったものや隠してしまったものがあるかもしれないのだから。
そうなってしまえばもうここにいる人達の罪は分からないままだ。]

ヒヒヒヒヒヒヒヒヒハァアハアハアハ!

["思い出して良かったな"と言われれば堪え切れなくなって笑ってしまった。
彼と話すと苛立ちもするが何故かとても愉快な気分になる。

彼ノ言葉に勝手に苛つき、勝手に笑いながら、
茶番に茶番を重ねたかの様なやり取りに満足していた。]

ヘェ!!早ク帰レルト良イネェ!?
マァ僕モコンナトコニイル場合ジャナイシ、
"最モ罪深"クハ無イカラ早ク帰リタイナァア!?!?

(42) 2016/03/03(Thu) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

[大罪の名を背負っているのなら僕なんてまだ甘いと思う。
もっと、もっと、もっと。
僕なんかよりずぅっと罪深い人達がここにいるはず。
だからこそ君は探さないだろうけど、僕は探すよ。
ここにいる人達全員の資料を。]

[それにしても彼が僕の話にのってきてくれたりくれなかったりするのには何か理由があるんだろうか。
"逃ゲナキャ殺サナキャ"という叫びには何も返してくれず不満に思いながらもまぁ彼はこういう人なんだろう、とまるで君みたいな考え。]


アイツッテダァレレレレ???
僕ニ似テル知リ合イ?恋人?コイビト!!
キス!?キス!?!?

(43) 2016/03/03(Thu) 07時頃

【人】 双生児 オスカー

[勝手に盛り上がってギャイギャイと騒いでいたけど、腰をトントンと叩くので中断した。]

勿論ッ!!別行動アルノミィイヤァアハァアッ!!

["したっけ"と言われれば大学の友ジんを思い出した…意味は、何だっけ。
"マタネェ!!クククク…!!"と笑って彼を見送ったら、
決めた通りに彼の資料を探そうかな。]*

(44) 2016/03/03(Thu) 07時頃

双生児 オスカーは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 07時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ 男は憤怒する。
どうして彼女がいないのか。
どうして渡したナイフが血痕とともに落ちているのか。

どうして離れず共にいてやらなかったのか。]

  あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!

[ 床をぺたぺたと触り切り、蹲り、慟哭。
初めて頬を濡らすものがあった。
何処に消えたと床を殴る、殴る。

壁を幾枚も隔てていては少女の声は聞こえず。
やがて憤怒の部屋を出て、
周囲の扉をドンドンドンドン叩き始める。]

  どこだヨーランダああああ!!

[ 愛しい少女の名を叫びながら。
とても冷静ではない。何処かの部屋にいたとて、犯人に気付かれて彼女は口を塞がれてしまうだろう、そんなことにも気付かずに。]

(45) 2016/03/03(Thu) 07時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ そうでなくとも、不運。それは日頃の行いか。
強欲の扉を叩いたとき、彼女の意識は闇の中(>*22)。自身の名を呼ぶ弱々しくも可愛らしい声を、冷たく硬い扉越しには拾えない。

そして離れ、愚かにも別の扉を叩く。
誰か出てくるものがいたとしても、少女を探す瞳は、少女の声を求める耳は、他の何にも興味を示さずにまた離れていく。]

  あ"あ"……ヨーランダ……

[ 彼女は、死なない。死なないのだ。
生きてここを出てともに暮らすのだ。
彼女に話はしていないがそう未来は決まっている。]

  ……一緒にここを出る……出るんだ……

[ その思いが男の足を資料室に運ばせる。
凶刃はまだ振るわれ始めたばかりだろう。
けれども、彼女を残して、広間から消えた。]

(46) 2016/03/03(Thu) 07時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


 最も罪深き者を示せ…最も罪深き者を示せ…
 最も罪深き者を示せ…最も罪深き者を示せ…

[ 狂ったようにブツブツと呟き続ける。
それでいて行動は極めて秩序的だ。

本棚の端から一つも飛ばすことなく資料のファイルを開き、写真を確認しては、閉じて戻す。

文字は写真の顔がここに居る者だった場合しか読もうとしないからその作業は速いものだ。

如何な量でも確認し尽くしてしまうだろう。]

(47) 2016/03/03(Thu) 07時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ そして気付くのだ、足りない資料の存在に。]

(48) 2016/03/03(Thu) 07時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ 見つけられなかった理由、
それが改竄されたからか、
闇に葬られたからか、
はたまた──……
男に判断など出来ないだろう。

ただ、
"何故か存在しない"ということを、
判断材料にする事が出来るのだ。*]

(49) 2016/03/03(Thu) 07時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ────"嫉妬"を見つけた。

愛おしい少女の写真が貼られている。
求めているのは紙などではないが、
僅かでも彼女が感じられて。]

  …………ああ……、

[ 狂った瞳が一瞬だけ正気の色を宿す。

彼女はこのままで、可愛いのだ。
醜いと言う者の方がよほど醜い。
何か欠けても、愛おしさは変わらないが。

他の資料は目を通して戻すが、
これひとつだけは、大事に抱え続ける。]

(50) 2016/03/03(Thu) 08時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 08時半頃


天のお告げ (村建て人)

────扉は開いた。
開いた扉の向こうベッドに出向けば、全員の集合をもってその扉は永遠に閉ざされることになる。


────一度入ったら、出られぬ。

7つある台にはそれぞれの罪の名前が書いてあり、恐らくそれは扉のものと合致するだろう。

「一番罪深い者はだぁれ?」

そう書かれたその台は、まだその四角いボタンを押したところで何の反応もないのだが。

(#1) 2016/03/03(Thu) 10時頃


【人】 墓守 ヨーランダ

[ 沈む意識の中、遠くから愛おしい人の呼ぶ声が聞こえた気がした。>>45
目の前の男の言葉はこれっぽっちも耳に届かないというのに、彼の嘆きの声だけは少女に届くのだ>>46

彼の声が、あまりにも悲しそうだから]

……ケ、イ……――

[それでも、少女の意識は既に深淵へと堕ちて、いまだ返らず]**
 

(51) 2016/03/03(Thu) 10時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 10時半頃


墓守 ヨーランダは、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 10時半頃


[突き刺し抉ろうと周りの筋を切ろうとするたびに、ビクリビクリと震える体は────気持ちが悪いな、と目を細めたか。
口から漏れる声さえも、男にとって気が狂いそうなほど嫌いなものだった。

恐らく筋肉が弛緩して自ら制御することができていないのだろう。舌を垂らす姿が目に入ったのなら、その姿に微笑んでみせたのだ。
嗚呼、これで動きさえしなければ最高。

彼女を床へと下ろすことが叶ったのなら、床へと腰を下ろし────慣れないから不恰好なのは仕方あるまい。────人形の頭を自らの膝に乗せただろう。]


……。…どうかしました?

[荒い吐息、動く体。
────生が感じられるものは美しくない。

その手が伸びたのなら、男は一度ナイフを眼孔に沈めたまま手を止めて。その彼女の手を取ってみようか。

美しい眼球が埋められていたはずの、片方の眼孔は────そこを満たす赤さえ愛らしく見えて。己にも同じような穴が空いてしまったのだが、それすらも忘れているようだ。]




…本当に美しい。

[更に静かになればより美しくなれるのに。ああ、確かこの空間には死が存在しないのだ。────何とその残酷なことか。

死が無ければ人は永遠に美しくなれぬまま。

「もう少しですから」と言わんばかりにその手の甲に口付けをして、それから再びナイフを手に取りもう一つの眼球も手にしようとその刃を進めただろう。

…そうして手に入れたのなら、嬉しそうに微笑みまた白い布の中へ。

二つの穴が空いた"美しい"人形の頬を撫でるのだ。]


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2016/03/03(Thu) 10時半頃


【人】 看板娘 櫻子

──数々の扉の奥──

[自分たちが出てきたものとも、首無し男が出てきた資料室とも違う扉。
幾重にも扉が続いた先に、小瓶を手に入れた更に先があったのかと自分の調べ方の足りなさを痛感する。
其処は今までの部屋と違い、眩しいほどに白く輝いている。
思わず目を眇め、その部屋へと足を踏み入れた。
数々の扉は開け放したまま。

七つの半円の台。
そして、奥には部屋に不似合いに思える赤い扉。
(>>#0)
先ずは赤い扉に向かい、ガタガタとそれを揺らして開こうとするものの────今は開くことは無いようだ。
必要なのは鍵穴だろうか?
扉を少し確認したが、どうだろう。
其処に鍵穴があったならば、懸命に"地下室への扉"の鍵穴と似通っていたか思い出そうとするも、流石に無理なようだ。思い出せない。

辺りを見渡し、今度は半円形の台を調べてみよう。
其処には扉と同じくの文字。
そして「一番罪深い者はだぁれ?」(>>#1)
並べられたボタンを前に、娘は暫し考えを巡らせる]**

(52) 2016/03/03(Thu) 11時半頃

[ 少女は、死へと向かってゆく。

あれほど痛くて苦しくて泣き叫んでいたというのに、今では痛みもわからない。
血が流れすぎてしまってもはや少女の体温は人のそれではない程だが、これもまた再生すれば『治る』のだろう。]

…ひ…し……

[押しのけようとしていた手も力なく崩れ落ち、荒々しかった呼吸も徐々に弱まっていく。そして少女は男の安否を尋ねる声には]

……101回……死ね……

[呪いの言葉を吐きながら、少女は絶命した。

結果として少女は、死を持って完成だと考える男に二回も死を与えてしまったのだった

目玉を持ち去られた後のことは、少女の与り知らぬところ。宝物を手に入れた男が本体には興味なしと部屋を出て行くなら、強欲の部屋には血まみれの娘が一人、ただの屍としてそこにあるのみ。*]**


【人】 学園特警 ケイイチ

[ 淡々と資料を探す。
端から一つも飛ばさずに確認していたが、
二つ目の棚からは方法を変えた。

ここにいるのは男の方が多く、
女の名は両名把握している。
偽名やら性転換やらの可能性は一先ず考慮から省いた。

開いたファイルを閉じて戻している間に
次の背表紙の名を確認する。
ヨーランダ、櫻子以外の女の名が背に書かれた資料は飛ばし、
男の名の資料だけ開き、右端から詰めて戻す。
開かなかった女性名のファイルのみ左端に寄る寸法。

男女の区別がつけにくい名もあり、
結局女の資料を開いてしまう事もあったが。
男性名ばかりを狙って開いていれば、
確認の手数を五分の三程度には減らせた様だ。]

(53) 2016/03/03(Thu) 12時半頃

【人】 看板娘 櫻子

『櫻子、傲慢な者よ』

[台に用意されたボタンを前に考えを巡らせていた所、何処からか声が聞こえてきた。
ばっと顔を上げて辺りを見渡す。左右、前後、天井すら。
だが、その声の主の姿を見ることは出来ずに眉を顰める。
傲慢な者?!私が…?!
そんな憤りが胸中を占めるものの、ぐっと唇を噛み締めるに留める。

ここに自分を連れ込んだ"誰か"の声なのだろうか。
あゝ、自分以外にも聞いていたら良かったのに!
しかしその声は"他に誰かいたとしてもこの娘にしか聞こえぬ"と今は気づいていない。
そして、悔しさに拳を固める娘に声は続ける]

『…何か気になることがあれば聞く』
『…その小瓶のこと、扉のこと、呼ばれた理由、気になることは星の数ほどあるだろう?』

(54) 2016/03/03(Thu) 12時半頃

ああわ……………っ

[咄嗟に紡ごうとした質問は"貴方は何者ですの?"
しかし舌を失い明瞭な言葉を無くしている今、言葉を紡ぎ掛けて眉を吊り上げた。片手で口元を押さえては、憎々しげに宙を睨む。

────"聞く"だなんて、態とらしい。此方を嘲るつもりなのか。

わなわなと震え羞恥と怒りに頬が染まるが、固く瞳を閉ざすと先ずは念じてみる]

"貴方は何者ですの?"
"何故ここには死がありませんの?"
"私は元の世界に────"


【人】 看板娘 櫻子

[最後の問いかけだけは、中途で途切れた。
元の世界に?舌を失った自分の価値は?
それを考えれば気が滅入る。子を成すこともなく、言葉も操れぬのでは耐え難い未来が待っていそうだ。
だから、最後の問いは"小瓶の中身はどう使えますの?"としておいた。

しかし、念じるだけでは答えは無いかもしれない。
だからこそ、台の上に指先で文字を認めてみる。
それでも通じる事が無ければ、宙を睨みつける姿があっただろう。

言葉を失った者に、屈辱を強いた相手を憎んで]**

(55) 2016/03/03(Thu) 12時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ ──怠惰を見つけた?

ジェフが持ち歩き続けず本棚に納めていたのなら、
それを見つけては少しだけ眉をピクリと震わせた。
あの鍵泥棒。
勝手な言いがかりだったが、
そうでもないのかも知れない。
内容は、まさに怠惰らしい歴か。

殺人の理由とその数をよく記憶して、
本棚の一番右端に詰めた。

自身と、彼と、櫻子を除いては、
他にアジア系の者は居なかった筈。

アジア系の名も以降は飛ばし、
未開の資料のみを左側に寄せながら探す。
──見つける度、効率は上がる。]

(56) 2016/03/03(Thu) 13時半頃

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