16 漂流旅行
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ですよねー……
[予想通りの返答が返ってきた]
危ない事あったら逃げてよね。
[言いながらずんずん進む内、何かが争ったような跡を見つけた]
これ、せんせーの槍?
[屈みこみ、不自然に尖った短い木の棒を拾い上げる]
(53) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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先生のかも。 普通に折ったんじゃ、こんな形状にならないと思うし……
[オスカーの拾い上げた棒を見る。]
この近くにいるのかも
(54) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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[声の聞こえた方へと、三人して移動を始め。]
イアン先生の…槍? 折れてる……?!
それにアレ、争った跡みたいなのあるし…
[心配で、表情が曇る。]
先生たち、この近くにいるのかな。 …足跡とか、残ってないかな。
(55) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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……足跡、これかなぁ。 動物のじゃなくて、靴っぽい。 こっちむいてるよ。
[足跡を追い、警戒しながら進む。 人の足跡が一種類である事には気づかぬまま]
あれ、せんせー?
[じきに、随分と弱った人のような影が見える]
(56) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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[いつの間にか痛みも麻痺し始めていて、ぼんやりとしていた。 いつの間にか閉じていた瞳をゆっくりと開けた。]
……誰か…きたのか…?
[人の姿らしきものが一瞬見えた。 彼らを救うタイミングに恵まれたのだと、神に感謝した。 少しだけ身体を起こし、手を上げた。]
(57) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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[オスカーの後に続いて進み行き。 そして。]
なっ、先生……大丈夫?!
[流れる血、弱った様子の教師を発見すれば、仰天し イアンへ、無防備に駆け寄った。]
(58) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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オスカーは、メアリーに一歩遅れてイアンの傍へ。
2010/08/12(Thu) 02時半頃
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せんせ、どうしたの……?
[弱った教師の姿を見つけた。] [血が流れている。]
大丈夫……?
[心配しながら声をかける。] [そしてふと]
ヘクター先輩は?
[姿の見えない先輩の事を問う]
(59) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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…………。
[考えるのはこの後のこと。 今救おうとしても、彼らを一つの場所に運んであげることは出来ない。 それならばと…]
いや、あんまり大丈夫じゃない。 多分、もう長くはもたねーよ。 だから…頼みがあるんだ…俺をあそこまで連れて行ってくれないか?
[指差す位置はマーゴとヘクターを埋めた場所。]
まだ…やらなければならないことがあるんだ…。
[辿り着くまでもつかは自信がないが…。]
(60) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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そんな、もたないだなんて。
[言いつつ、傷の様子が目に入ると内心イアンの死を覚悟する]
せんせ、肩貸すよ。 俺だけじゃ心もとないから、反対側メアリーお願い。 アイリスは何か襲ってきたら、こいつでぶん殴って。
[アイリスに棒を差し出すと、屈んでイアンの腕を肩に乗せた]
(61) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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[アイリスの顔を見れば、少しだけ安心したように笑ってみせて]
よかった…。無事だったんだな…。 少し冷静になれたみたいでよかった…。
[それだけ告げて、>>59ヘクターを探す様子のアイリスに。]
ヘクターは……彼は、あれに殺されたよ。
[さらりと偽りを述べる。 指差す先にあるのは、例の猿の化け物の死体。]
俺もあいつのせいで、肋骨と背骨、あとは腕を一本逝かれちまった。
[笑ってみせるが、既に咳き込めば血を吐き出し、内臓がやられているのもわかった。]
(62) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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……。
[イアンの発言への理解はどうも覚束なかったが。 長くはもたないと宣言あった上での頼みごとに、了承せざるを得ない気がした。]
アイリス君、 この松明も持ってもらっていいかな。
[両手が塞がっていたため、 アイリスにそう頼むと、オスカーの反対側のイアンの肩を支えて 教師の指さした方向へ。]
(63) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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うん。
[オスカーから棒を受け取って]
オスカー君、メアリー先輩。 先生運ぶのお願いします。
[そして、姿の見えない先輩の事について聞くと]
……そう…ですか。
! せんせ、無理しちゃだめですよ!
[血を吐きだす様子が痛々しい。]
(64) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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アイリスは、メアリーから松明を受け取った。
2010/08/12(Thu) 02時半頃
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[オスカーの肩を借りると、折れた腕の痛みに顔を歪めた。]
すまないな…助かる…。 どうしても…どうしてもあそこにいかなければならいんだ。
[そう言って見つめる視線は変わらず、同じ場所。]
(そう…あの場所で、この子達を救わないと…。 大丈夫…恐怖で壊れてしまう前に…友達と…皆と同じ場所に埋めてあげるから…。)
[頭に残るのはそれだけ…。]
(65) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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(…マーゴ…寂しくなんかないからな…。
すぐに…君の友達も…君の傍へ…。)
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あの場所に…辿り着けるのが先か…。 それとも…
(自分が死ぬのが先か…。)
[ただ、そう考えながら、落ちそうになる瞼を幾度となく開いて、少しずつ歩みを進めた。]
(66) 2010/08/12(Thu) 03時頃
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