231 自由帳の中で、僕たちは。
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━授業中・教室━
[教師が板書している隙に、今はどのくらい降ってるかなと窓に目を向ける。 カーテンは、雪が見えるようにしてくれとの声に応えて、朝から開けっ放しだ。窓際の室温がいつもより下がった気がするが、その代わり景色も近いので、まあいい。
今のところ、積もりそうな勢いではないかなあと思っていると、視界の隅で赤い髪が動いた。>>40
あいつ、授業受けろよ……。
そう思った時、教師が話し始める声が聞こえて、慌てて顔を正面に戻した。**]
(43) 2017/12/20(Wed) 13時頃
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─ 休み時間・外 ─
[もう一通、昨日返信出来なかったメールがある。 それに返す代わりに望みを叶えてやろうと思って ……出てきてみたはいいけど、よく考えるべきだった。
さみぃよ、雪降ってるし。 こんな時に抜け出してコンビニまで行くのか そもそもアイスを学校で渡すのはどうなのこれ。
別に古雅は明日寄越せなんてメールしてなくて これは完全にオレがバカでしたねはい。 やっぱり微熱があるせいだろうか。]
…… よし
[アイスはまたの機会に 今日のところは類似品で我慢してもらおう。 そして希望の品を奢ってあげられる日には 二つ買って一緒に食べられたらいい。]
(44) 2017/12/20(Wed) 15時半頃
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[校舎裏で壁に背を預け空を見上げた 吐く息は白い、手を擦り合わせる。
帰れば暖かい教室といつもの奴等が待っている でもなんとなく、今は一人でいたい気分で。
遠くに誰かの賑やかな声が聞こえる 降り続ける粉雪もあって自分の周りが酷く静かに感じた。
一人は勿論誰かと二人になることも今は少ない お隣さんが料理を分けに来てくれる夜か 或いは、指導室に呼び出された時くらい。
……そういえば、次はいつだろう? いや、呼ばれたくはないけどね。特にこの前の件もあるから。]
(45) 2017/12/20(Wed) 15時半頃
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[“噂”はあの人の耳にも入っている。オレはそれを知っていた。
あしらわれた当人がわざわざ教えてきたのだから 同じような下衆な問いを本人にもしてきたから。 先生は何も聞かないの、って 言いたかった。でも、言ってどうするんだろう。 望み通りに聞かれてどう答える気なのか 侮蔑を込めた目を向けられたら?
淵先生のことは結構好き 色々聞いてくれるし、たまに食べ物くれるし それにあんまり先生っぽくないのも。 それでも呼ばれた理由は指導なのだから 面倒臭いと思ったことは少なくない。
だけど、あの頃の指導室は 含んだものを隠さない視線から 彼の不機嫌な声から逃れられる場所で 聞いてほしいと思うのも確かだったけれど 聞かれないことが救いでもあったのだと思う。]
(46) 2017/12/20(Wed) 15時半頃
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[白い息と紫煙の煙が重なって映る 髪に落ちる雪を払いもせずに暫くそうしていた。]*
(47) 2017/12/20(Wed) 15時半頃
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え、あの人、原付で来る気…?
[メールを送ってすぐ、割りと早いタイミングで返信が来た。 原付と手袋が写りこむ雪の写真。 おいおい大丈夫か、スリップしないか?こわくねぇか?
雪道で スリップ横転 すってんこ ボロボロで来る 木島先生
なんて短歌は勘弁願いたいもんだ。 いやぁなんてひどい、10点。 土岐宇佐一の足元にも及ばない。]
(48) 2017/12/20(Wed) 16時頃
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[なにか返そうかと思っていたが、ひどい短歌の呪いにかかってしまって 結局すぐ返せないままHRの時間になった。]
あーい。はよー。…うーっす。
[今日もすれ違い様に生徒と挨拶(?)を交わす。 廊下も教室も実に寒い。 おれのクラスにもちらほらと風邪や熱などで欠席が見受けられた。 こんなに寒けりゃ風邪も引くわな。 雪降ってんのに、なんか残念だなぁ。]
一限目自習にすんぞー。
[積もりそうにない粉雪なのも残念だが。 ふと視線だけで生徒の調子を確認するが 友田の顔は果してどうだったか*]
(49) 2017/12/20(Wed) 17時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/20(Wed) 17時頃
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━昼休み・教室━
[古雅へのメールを書き、送信する。 サボリを目撃した以上、ちょっと小言も付け加えておいた。]
(50) 2017/12/20(Wed) 18時半頃
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To:古雅 七緒
From:佐藤 喜一
―――――――――
ああ、すまん。土産の話だ。
分かった。好きに選ぶことにする。ありがとう。
ちなみに、「あと、」の続きは何だったんだ?結構気になる。
それから、さっき授業サボってただろ。教室から見えたぞ。
心配だな。留年しないでくれよ。
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[自習の間、もう一つメールが届いていることに気付く。 文面にふと唇の端を上げたが、端から見れば薄ら怖かったかもしれない。
うん、そうそう。 わかってくれる人がいて、嬉しく思う。
反面それは、忘れていた――忘れようとしていた ここ数日の冬の幻を思い起こす。 自分の傷をじくじくとえぐるような。]
アホだな…。 自分で置いたんだろがよ。
[一転、眉間に寄せた皺は少しばかり深く。 それも一瞬のことだったから、生徒には見られていないと思いたい。 とんとんと画面に触れて返事を打つ。]
(51) 2017/12/20(Wed) 20時頃
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To:木島先生
Sub:おー
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ずいぶんあわてんぼうすね。
なんて、それおれが置いたので
喜んでくれる人がいてよかったっす。
\いえーい/
(∩´∀`)∩
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[添付されていた写真には、花と、あわてんぼうのサンタクロース。 返信を打ちながら、すっとぼけようかとも思ったが 嘘をつくのは好きじゃない。 別に図書館に行くことも、自由帳に書き込むことも 隠しているわけでないのでそのまま送信して。]
ん?
[あんな図書館の隅にちょこっと置かれた花なんて 普通に用事があるだけでは気付かないよな。 もしかしなくても、木島先生もあの自由帳を使ってるのか…? とまで考えて、一限目を終えるチャイムが鳴った。]
(52) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[二限目は問題の三笹、古雅のクラスだったが 思った通りどちらもおらず。 おれの眉間の筋肉に休みをくれ、まったく。]
ったく…評価下げるぞあいつらは…。
[ぼやいてみても、仕方なく。 数名欠けた二年の教室で授業を滞りなく終わらせた。 そして昼になり、いつものように購買に行って 今日は『激辛やきそば』と書かれた真っ赤な四角いパッケージと 大きいのに安いシュークリーム、ほかにも少し買って指導室に向かった。]
(53) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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━昼休み・図書室━
[購買で昼食を買ってから、図書室に寄る。 短歌は出来ていないが、いい日になると書いた手前、ちょっと書き込みが気になって。
自由帳を開くより先に、昨日までと違う点に気づく。 窓辺に、薄赤の花をつけた鉢植えが置かれていた。しかもサンタクロース付き。]
……浅見先生かな。
[でも、なんとなく、マメに花の世話をするイメージではない。ただ、この花は多肉植物っぽいから、世話が楽な品種なのかもしれないなと思った。
そうして、自由帳のページをめくる。]
絵かわいいな。
[自分が書いた「正解」に向けて、照れてる感じの男の子の絵。>>1:97 とても心和む。 顔が緩んだが、次に「ささみ」の書き込みを見つけると、思わず口を押さえた。 天気予報、雪以外。>>1:107 あまりにもピンポイントで外れた予想に、見知らぬささみには悪いけれど少し笑ってしまった。]
(54) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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っと……。
[だがそれも、自分達の指摘に対してか、気落ちした猫っぽい絵が描かれているのを見ると笑ってもいられなくなる。 どうしようかなと思いながらページをめくっていくと、青空の下で笑う少年や>>1:100、窓辺のに似た花を差し出す猫の絵>>34が目に入り、とても暖かな気持ちになった。
もしかして、このRさんが鉢植えを置いたんだろうか? ひらがなのFさんや、トーコならぬ冬子の書き込みを確認してから自由帳を閉じる。 Fさんも、あの夕焼けを見たんだろうか。そして、冬子に対するささみの反応が気になるところだ。]
(55) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[図書館から出ようとしたが、受付を通りがかった時にふと思い立ち。司書の先生に声をかける。]
……あ。すみません。浅見先生。 あっちの、窓辺に置いてある花。何ていう名前か、ご存じですか?
[先生の返答は、気づいたら置いてあったことと、花の名前は知らないということだった。
やっぱり、浅見先生じゃなかった。きっとあれは──…
ありがとうございますと受付から離れ、自由帳の所に戻る。]
(56) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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雪が降る 窓辺に置かれし 鉢植えの 花弁の赤が 持つ暖かさ 土岐 宇佐一
(置いてある花の名前、誰か知りませんか。)
(57) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[短歌の側に一言書き終え、自由帳を閉じ。昼食を食べるべく図書館を後にした。**]
(58) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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―指導室―
[今日は誰を呼びつけているわけでもない。 が、まあおれはよくここにいることが多い。 職員室は省エネの魔法で寒いし、ここなら自分で空調を好き勝手出来る。 こんなふうに、たまに窓を開けて煙草を吸ったって まあ…怒られたことないし。 あと一つは――]
……まぁ、来んわな。
[呼んでないのだから来るはずもない。 細い煙草に火をつけて、息を吐きだす。 白い雪が落ちてくる空に相反して、紫煙が空へと上って消えた。]
(59) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[去年の“噂”の辺りからにはなるが 比較的、この指導室にいることを意識的に続けていた。 あいつの――誰に対してもだが。 だれかの駆け込み寺になるなんてまっぴらごめんだったが 此処の扉は大抵開いていた。 誰か来ようが、来まいが。]
さっぶいなー。
[部屋が? おれが? 勝手に自分の過去と重ねて。 『教師と生徒の恋愛』、『障害のある恋』。 入江がジェニファー先生に向けるものが本気でないとわかっていても すでに何度も告白をして振られているということは “あの入江が”というように、風に乗って耳に入ってくる。 だから謂わずにいられなかった。 「考えろよ」――と。
将来を、未来を。]
(60) 2017/12/20(Wed) 21時頃
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[未来を謳いながら、心は過去に置き去りのまま。 指導室の窓から外を見る。 此処から校庭をみても、花壇なんてなくて。]
眼鏡が曇ってんなぁ。
[自嘲をこぼしながら、曇り一つない眼鏡を拭いた。 熱いほうじ茶と、激辛焼きそば、シュークリームを平らげて。 もう一つ買ったカレーパンは、そのまま机の上に置いた。 付箋に「ひるめし」とだけ書いて張り付けて、机の上に置く。 野良猫がやってきて食うかもしれないし、食わずにそのままかもしれない。
指導室に貴重品なんてものはない。 施錠しようがしまいが、任されたおれの勝手だ。 帰る前にはもう一度くるし、と。 暖房をつけたまま、鍵もかけないまま、そこを出た*]
(61) 2017/12/20(Wed) 21時半頃
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―昼過ぎ・図書館―
あ、浅見先生。 蛍光灯どうです?
[丁度佐藤とはすれ違いのように、昼過ぎごろに図書館に来た。 朝、用務に蛍光灯のことを話しておいたから交換に来たと思うが確認のためだ。 チカチカしていたところはすっかり明かりを取り戻している。]
はい? あー、あれですか? 『加藍菜(カランコエ)』ですね。 多肉なんでそんな水やらなくていいんすけど 短日植物なんで、夜暗いとこに置かないとだめです。 まあ、図書館は夜電気落とすんで大丈夫じゃないっすかね?
[おれが理科教師だったからだろう、あの花は何て名前なのかと聞かれ 簡単な育て方も一緒に教えておいた。 だってこの人あんまマメに世話しそうにねぇし。]
(62) 2017/12/20(Wed) 21時半頃
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三年の佐藤がきいてきた? へぇ?
[どうやら図書館に佐藤がきて、あの花の名前を聞いていったらしい。 図書館の棚の上のところの掃除とか任されてたりして、なんて 数日前に部室の棚の上を掃除していた佐藤の背中を思い出した。
これといって深くを考えないおれの脳みそは 土岐宇佐一が佐藤喜一のアナグラムだなんて思いつきもしないし あいつ本好きそうだもんなーとか、そんな程度だ。 そんなだから、綺麗な字が受け持ちの生徒のものだということもわからない。
気付かないようにしているのかもしれない。 『自由帳』のなかは、現実と切り離された世界だと そう、思いたいからなのかも、知れない。]
(63) 2017/12/20(Wed) 22時頃
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[自由帳のページを捲った。書き込みは増えている。
薄赤の花を差し出す、Rの猫のイラスト。 にせささみの天気予報。 土岐の新しい短歌を見て、口の端を上げる。 おれが知る、“この鉢を見て喜ぶ二人目”だ。 勝手に喜んでくれていると思ったが、間違ってはいないだろう。 名前を問う書き込みが添えられていたが、おれがそれに答えるのもこっぱずかしい気がして。]
(64) 2017/12/20(Wed) 22時頃
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おおゆき、いいな。 おれは、ゆきだるまがみたい。
“F”
(65) 2017/12/20(Wed) 22時頃
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[珍しく日中に書き込みをしてしまった。
浅見先生には軽く会釈をして、図書館を出る。 さて、そろそろ午後の授業だが。 次のクラスはどこだったか**]
(66) 2017/12/20(Wed) 22時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/20(Wed) 22時頃
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─ 昼休み・廊下 ─
[昼飯のついでに購買で買ったチョコミントクッキー 渡すべき相手はオレが行ったときにはいなかった。 何処かに行っていたのかもしれないし 少しだけ席を外した時間にすれ違ったのかもしれない。
何にしろ巡り合わせは悪く、諸事情にて待てず 本人の髪と違い主張の薄いごく普通の机の中に突っ込んでおいた。 二年の教室が並ぶ廊下から離れつつ連絡はしておくことにする。]
(67) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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To:古雅 七緒
From:入江 礼留
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机の中に入れておきました、先生に見つからないよーに
クソ寒いから今日はこれで我慢しといて(雪だるまの絵文字)
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─ →図書館 ─
[足を運んだのは恒例の場所。 ここに来る時間の為に待てなかった しかし、最近は毎日来てしまっているな。]
あれ ……?
[早速、と思ったのだが気になるものを見つけた。 傍までやってきて屈み覗き込む
昨日までは無かった異物は文字通り華やかだ。 花言葉どころか名前すら分からないけれど 小さな花が幾つも開いているのが可愛らしい。 指先で軽くサンタクロースをつつき自然に微笑が浮かぶ ほんの少しだけ口元が緩むだけの、意識的でない変化。
一体誰が置いたのだろう? 想像もつかないが、きっと優しい人だ。]
(68) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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[やや遅れて自由帳を開き、増えた書き込みを一つ一つ眺める
ひよこには台詞があったのだが、Rは本当に名前しか書かない。 絵を用いて行われるコミュニケーションは文字通り癒し系 そんな彼?彼女?が慰める相手は昨日オレが反応した相手か 暫し考え込むこととなった。 自分に続いた発言、恐らくささみであろう落ち込み そしてトーコの反応を読んで今更思うことがある。 ──もしや天気の話だったのでは?
……だとすれば、だが トーコの性別を気にしていたのは本当はオレだったのだろう。 申し訳ないことをしたようだ。 謝るべきか?しかし、どう書けばいいのだろうか。 絵だけでもRはこんなにスマートなのに 思わぬ事態にどうすればいいか戸惑うばかりで。
迷って、迷って、……結局触れないことにした。]
(69) 2017/12/20(Wed) 22時半頃
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