155 【身内】砂煙の村
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[手袋をした手に何の抵抗もなく二つの袋を預けて。すぐさま小さく声を上げる彼には。…やはり自身でも重たく感じる袋を持つのは厳しいようだ。]
…。
[よろよろと揺れながら歩く彼>>25を片眉顰めて、腕を組みながら見守る。というよりは観察。面白がっているのでなくて、倒れてしまわないかと不安の色の方が勝る。 チラリと髪の隙間から垣間見える青い目。貰った飴玉の色と似ているな。]
…喜んで。 やっぱそれ、重いだろ。
[釣りの分これで働けると思えば喜んでお手伝いしよう、という事は口には出さない。>>26おずおずと申し出る彼が、また申し訳無さそうな顔をするのが目に浮かぶようだったから。 彼に持たせた袋の一つを、せっかちにも取り上げ、もう一つも持つ?ともう片方の手も差し出す。]
何処まで、って家まで持ってってもいいよ。
[そこで突如、はっと振り返り野菜の残した机を見ては、あーと声を漏らしながら眉を寄せる。
放置が問題、よりは店番をサボる方が問題かも知れない。けれど都合よく、お客様の為であるなら。言い逃れ出来るはず。
此処までの思考には僅か数秒足らずしか費やさずに。]
(57) 2015/04/10(Fri) 04時頃
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まぁ、行こ。 …ん?あんたも行くのか。
[前に向き直ったなら、広場から抜けて墓地へ向かおうと足を踏み出す。必然的に先頭の方になって、レンズ越しに追ってくる>>48白フードが目に止まって。 あまりお喋りでない彼女が、例えきっかりと返事を返さなくとも。まぁ良いけど。そう笑って再び歩き出す。]
(58) 2015/04/10(Fri) 04時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 04時頃
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[なんだか謝るような声が聞こえた気がしたが、自身の目的、キスのために必死で何も聞こえなかった。 ああ、この手の熱が君>>50に伝わってしまわないだろうか。伝わっているだろうな。自分だけがこんなに熱を持っているのだろうか。恥ずかしい。 相手の体温は、緊張した彼には伝わることがなくて。 そのまま、手を取ってキスをそっと落としてしまった。 彼の反応を伺いたくて目をやってみたけれど、ふと目線を逸らされてしまえば、これが相手にとっては気に入らなかったものだったのかと不安になる。 長い髪でその表情が隠れてしまえば、それを確かめる術は言葉しかないのだろうか。]
……、
[彼の名を呼ぼうとしたが、それは言葉にならなくて、喉元に引っかかるだけとなってしまって。 このもどかしい感覚は、以前感じたそれと似ているような気がしたが、いや、まさか。 脳内に数年前に去った彼女が過ったが、軽く頭を振って無理に忘れることにしよう。]
(59) 2015/04/10(Fri) 08時半頃
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[ふと彼が別の方向を見て、自分に声をかける。取っていた手はするりと抜かれてしまう。指先が離れ、名残惜しいと思う間も無く彼の言う騒ぎとやらが目につく。 そちらを見てみれば、人々が何やら慌てて話したり、それを聞いたものたちがまた他の者へと伝えに行っていたりしているようだ。]
ああ…、本当だ。 ……行ってみようか。
[そこで彼は一瞬止まり、手をもう一度、手を繋ぐことを示すように彼へと差し伸べて。]
……一緒に、どうだろうか。
[控えめに向けた視線は彼には映っているだろうか。 もし、彼がその騒動を見に行かないようだったり、共に向かわないようならば、自分は一人でその騒動の方へと足を運ぼうかな。]
(60) 2015/04/10(Fri) 08時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 08時半頃
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……ッい゛! った!?
[ふり上げられる手に反応するのは、ちょっと遅れちゃった。 多分 抱きついてなければ避けられたんだろうけど。
腕はおじちゃんの体に回してたし、手を止めることもできなくって ちかちか する視線をあっちこっちに飛ばしながら なんで殴るのって 混乱してたら、そのまま引きはがされて
かごを乗せられる頃には、それもおさまってたから 痛む頭を動かすこともできずに、ただ おじさんを睨んで
――でも 続いた言葉に、自分でもびっくりするくらい、動揺しちゃった ]
……ゃ やだ、 やだ、ごめんなさ い、
[口から出たのは、ありがとうじゃなくって ごめんなさい。 ただでさえ涙目だったのに、今はもうそれどころじゃないよ ]
(61) 2015/04/10(Fri) 09時頃
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[返事をうながされたって、上手く言葉が出てくれなくって ぼろぼろ こぼれる涙を、ぬぐうことも思いつかない。 だから 目の前にあるはずのおじちゃんの顔だって、どんどん見えなくなっちゃう。
あやまればいいのか、お礼を言えばいいのか それもわからなくって、ただ ごめんなさいとありがとうをくり返すだけ。
涙のまじった声は、ちゃんと形になったかわかんないけど ]
やだ、 きらいになっちゃ やだ!
[だだをこねるみたいに言って、 引きはがされたばっかりの体に腕をのばす。 そうしたら、そのままぎゅってしたいんだけど……ゆるしてもらえたかな ]
(62) 2015/04/10(Fri) 09時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 09時半頃
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――むかし? そう、だったかな――……、ぁ、
[何かを思い出した、そんなフードの少女の声>>47に釣られるように、ぼんやりと蘇るいつかの記憶。 じわりと浮かび上がってくるのは、突然向けられたレンズの煌めきと、軽快なシャッターの音。自分はどんな反応をしていたっけ。]
………また、格好悪いところ、 みせちゃった、…かな。
[自身の姿をフィルムに残されたのなんて、初めてのことだったから――きっと先程と同じ。なんとも間抜けな顔をしていたに違いない。 そんな自分の収められたフィルムは、もしかしたらまだ、彼女の手元にあるのだろうか。]
………そうか、なら、…おかえり。 …その、おれより、もっと。 綺麗なものは、…たくさんあるから…。
[青年とのやり取り>>11>>47を聞きながら、ぽつりと呟いた言葉は、あくまで二人のやり取りを邪魔しない程度の声量。 ――正直なところ、レンズ越しの彼女の瞳に自身がどう写っていたのか、見せてほしくはあるけれど。 ……いや、でも、それを見るのも居た堪れないかもしれない。]
(63) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[それから白フードの背後。ひょこりと現れた、つい先程会話を交わしたばかりの少女の姿>>36。 僅かに唸るような声に、彼女の内心を知ってか知らずか、思わず視線を彷徨わせた。
その後彼女が野菜売りの少年に視線を向けたこともあって、自分から話しかけることは憚られたけれど。 行き場なく揺らした視界の行き着いた先。 彼女の白い足先が靴に包まれたままなのを認めれば、僅かに安堵の溜息を吐いた。
――あんなに反発めいた態度を作っていた、割には。 存外に素直で、安心したと。 ほんの少し、目元を緩ませる。]
(64) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[そうして向き合った少年の言葉>>55。 みんなが喜んでくれるなら、なんてのも、理解はできても真似することなんて絶対にできない、から。 困ったように眉を落として、曖昧な表情を浮かべるのみ。
差し出した紙幣がそのまま受け取られた>>56ことには、確かな安堵と共に、ほう、と震えがちな息を吐いた。 不満げな声には、やはりおろおろと、視線を彷徨わせてしまったけれど。]
(65) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[受け取った紙袋に一歩二歩とたたらを踏む間、彼からの視線>>57はどうにも居た堪れない。 その気まずさも手伝って、彼への申し出を思考する時間も、自分にしては短かった、はず。]
…ほんとうに、いいのかい。 ――ぁ、…いや、ひとつくらいは持つよ。 おれだって、…そこまで非力な訳じゃあ、ない。……はず。
[親切すぎる申し出にぶんぶんと首を振って、抱え込んだ紙袋は、無意識のうちにぎゅ、と抱き抱える。 道端でよろめいておいて、今更そんな建前もあったものじゃないとは思うけれど。]
(66) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[同じように紙袋を抱えた彼女>>36の手前では、さすがにそれは――格好が付かな過ぎた。 ――どうせなら自分が、彼女の荷物を持ってあげられるような人間なら良かった。 そんな思考は、実行することはできないのだから――恨めしさと共に飲み下す。]
家!?までなんて、…それは、さすがに。 ぁ、――きみだって、 あまり、ここを離れる訳にも…いかないだろ。
………ごめん、な。
[彼の行動は自分とは違って、ひとつひとつが機敏。 並ぶ商品の山を見て唸るその姿に、燻る罪悪感はさらに増していったけれど。]
(67) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[今更どうにもならない謝罪を絞り出す間に、彼はもう気を取り直してしまったよう。 ――まったく、敵わないと。半ば畏怖めいた感情さえ抱きながら、彷徨わせた視線はひょこひょこと後ろをついて来るフードの少女>>48に。 それからその後ろから、テッドと会話を交わしていた>>53らしい彼女>>37にも。]
……あ、きみも、家。 広場の方だったっけ。 そろそろ、日も暮れてくるだろうから…。
[一緒に行かないかい、…までは、なんだか自分が出しゃばるのも違うような気がしてしまって、言えなかったけれど。 彼女がいつか飛び出したその家に、今はきちんと帰ろうとしているなら。 ――送り届ける事ができたら良いのに。
なんて、自分には身に余るエゴかもしれないのも、知ってはいる。 曖昧ではあれど自分らしからぬ提案を、勝気な彼女は聞いてはくれただろうか。]
(68) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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―広場付近―
[結局、同行者はどこまで増えただろうか。
自分にとってはそれなりの大所帯は――どうしても、落ち着かない。 それでも言い出したのは自分なのだから、今更逃げ出す訳にもいかなかった。 もはや体調不良なんて言葉では誤魔化せないうっすらとした冷や汗を感じながら、広場へ続く道を進んで。
――じとりと肌を刺す、異質な空気に気付いたのも、すぐ。]
…………、…?
[ばらばらと、ばらけ始めてはいるけれど――不穏な音色のざわめきを残した、まばらな人の群れ。 それからしばらく前にも目にした、青年と宣教師、ふたりの姿>>43>>45。
いくら中心部とはいえ、こんなに人が集まることなんてあっただろうか。 怪訝そうに首を傾げながら、今度は重たい荷物を崩さないように、ゆっくり一歩一歩、近付いた。]
(69) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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何か、…あったのかな。
[奇妙な混乱めいた何かを残す人々に進んで声を掛けるほど、度胸は座ってはいないものだから。 ぽつりと呟いてから――半ば助けを求めるような心地で、同行者の顔を見渡してみる。
他に会話をできそうな相手がいたなら、そっと視線を送ることもしただろうけれど。 問いかけに、視線に。どちらも例に違わず控えめなものだったから、気付いて貰えたかは分からない。]
(70) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[拳に伝わる鈍い感触と、坊主の目に飛び散る星(>>61)を目を細めて眺めつつ。身体を引き剥がされ、頭に籠を乗せてこっちを睨んでも何の迫力もありはしない。 拳骨を落とす刹那、どうにも傷付いたような顔を向けられた気もしたが……しかしそれも、お前さんが悪いんだろうと。
そうして仕返しに掛けてやった脅しの言葉は、予想以上に功を奏したようで。 ……少し効果があり過ぎたか、とそう思ったのは、坊主の目から痛み以外の涙が溢れてからの事。]
――ん?嫌か。ならちゃんと……、おい。
[求めてるのは礼だってのに、詫びを口にする坊主に苦笑を向けて。"ごめんなさいじゃあ無くてありがとうだ"、と続けようとした言葉は、坊主の頬を伝う涙の雨に飲み込まれた。
……そんなに必死に泣く事か。自分は同じ事を言う癖に、いざ自分が言われたら嫌だ嫌だと駄々をこねて――まったく、餓鬼はこう我儘だから苦手なんだ。 礼と、詫びと。本人ももう、どっちを言っているのか分からんのだろう。 必死なのは分かるものの、そんな心の篭らん礼も詫びも、受け取るつもりなんざありはしないが。]
(71) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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……あー、分かった分かった。分かったから、泣くな坊主。泣き止め。 ったく……これだから餓鬼は。泣けば済むと思いやがる。
[困惑と呆れを顔に滲ませ、溜息と共に片手を上げ。伸ばされた腕(>>62)には、息を吐きながら半歩だけ坊主に近付いてやる。剥がした距離は戻ったろうから、後は抱き付こうが好きにすればいいと。
坊主が抱きついてきたのなら、また息を吐いて頭に乗った籠を退かし。コツンと一度、拳骨を落とした場所を小突いてから、軽く頭を撫でてやった。]
嫌なら、最初から生意気な事を言ってんじゃあねェ。 お前さんがちゃあんといい子にしてりゃ、嫌わんでおいてやる。
[口調はそれは、面倒臭そうなものだったろうが――あぁ、実際餓鬼の子守は面倒臭い。今だってそうだ、何でこんな道の往来で、びーびー泣く餓鬼を宥めんとならんのだ。 それでも、泣きやんで貰わんと困るモンで。撫でる手だけは少しだけ優しくしてやったが……この様子だと、気付かんだろうが。]
(72) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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[そうしていれば、坊主は少しは落ち着いてくれたろうか。道行く人は、俺が泣かせたとそんな目でこっちを見るだろうから、それにもまたうんざりしつつ。 ある程度坊主が落ち着けば、またふと身体を離そうと。その際に、涙で濡れた顔を手袋を嵌めた指で、乱暴に拭うくらいはしてやったろうが。]
土が付いただろう、百合を変えてやる。 今度は籠を落とすなよ。……腕を上げろ、坊主。
[再度、坊主の前で籠を揺らし。大人しく片腕を上げたなら、籠の持ち手を腕と鎖に通して坊主の肩に掛けてやる。 その際に、花粉が落ちて汚れた百合は籠から引き抜き。百合を抱えながら煙草を一本口へと咥え、火を付けたのなら百合の代わりとばかりに片腕を差し出した。]
ほれ、行くぞ。……もう泣かんでくれよ。 これ以上、変な目で見られるのは御免だ。
[差し出した腕を軽く揺らし、鎖を指に引っ掛けて。百合を片手にまた来た道を戻ろうと、進みだす。 もっとも、坊主が進もうとしなければ。出した足を止めて、振り返りはしただろうが。]
(73) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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[おじちゃんは、ズルい人だと思う。 ぼくがおじちゃんをすきだって、わかってるでしょ。 なのに、どうしてこういうことを言うんだろう。
ぼくから言うのと おじちゃんから言うのと 全然、ちがうんだから。 八つ当たりみたいに考えるけど、もちろん 口にはできないまま 今のぼくに 言えるのは、ごめんなさいとありがとうだけ ]
…………ぅ ご め なさ……、
[泣けばすむなんて>>72思ってないよ。 ぼくだって、すきで泣いてるわけじゃないんだから 泣かしておいて、そんなこといわなくてもいーじゃん。
……そう 思うんだけど。 いつも言えてたからかうような言葉だって 今は なんにも、言えなくっちゃう。 だって ほんとに嫌われちゃうかも しれないし ]
(74) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[あぁ、ほんとうにズルいんだ。 近づいて、抱きつくのを許してくれるくせに ……そっちから 手をのばしては、くれないんだから。
たばこと お酒と。あと ほんのすこし、お花のにおい。 抱きついてすりよった体からは、ぼくの落ち着くにおいがする。
ぎゅ、って 腕を回しても、こたえてはくれない。 でも いいよ。我儘なんて言わないから、せめて そばにいてね ]
ほ んと、う? きらいに、ならない? うそじゃ ない?
[こっそり おじちゃんのお洋服で涙を拭きながら、こづかれたり なでられたり。 ほんのすこし落ち着いたから なんだかいそがしい人だなって 他人ごとみたいに、考えてみたり ]
(75) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[ぴったり 寄りそって、おじちゃんの心臓の音を聞いてたら どきどきするのに、すごく 落ちついて
だから ずっとそのままでいたかったのに 結局おじちゃんに 離されちゃった>>73 ]
……、ぁ……
[離れたくないけど、でも しょーがない。 らんぼうに目をふかれながら、わかってても 思わず不満そうにおじちゃんを見て
かごを肩にかけてもらったなら、ちいさくお礼を言いつつ 視線は、おじちゃんの持つお花の方に ……別に、かえてくれなくっても いいのにな ]
ぼくといたら どうせ へんなめでみられるよ。
[ぐしぐし 袖で顔をふきながら 呟いた言葉は、届いたって困らせるだけなんだろうけど ]
(76) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[差しだされる腕には、なんだかまた 泣きたくなる。 どうしてかな ぼく こんなに泣き虫じゃなかったのに
腕を絡めて ぎゅ って、して。 ほんのすこし体重をかけるみたいに寄りそわせてもらおう ]
……おはな、ね やっぱり おじちゃんに、もらってほしい。
[おじちゃんに合わせてあるきだしながら こんなこと言ったら、また いらないって言われちゃうかも。 それでも、今回は 簡単にはあきらめてあげらんないや ]
………… すきなひとに もらってほしい、もん。
[告白みたいだな、って 自分でも思ったから 赤くなった顔を隠すために、おじちゃんの腕に顔を押しつけちゃった ]
(77) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 13時半頃
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……っ、
[差し出された彼の手>>60は予想外のもので、一瞬息を飲む。折角距離を置けたと思ったのに、またそう簡単に詰めてくるのか、なんて。恨みがましくすら、思ってしまう。
嗚呼、本当に困る。 ――その手を拒むことなど考えられない自分が、一番。]
……ああ、一緒に。
[ふ、とほんの少し、息を吐いたあと。先程離したばかりの彼の手にもう一度、自身のそれを重ねて。 そうして共に、足を踏み出しただろう。
彼が何も感じていないのであれば、自分だけ気にしているのも馬鹿らしいじゃないか。 手袋を通して伝わる彼の温もりは矢張り、もどかしいもので。その気持ちの整理はまだ、ついていないのだけれど。あの翡翠色の視線からはきっと、逃れられないのだろうなと心の奥でひっそり思う。]
(78) 2015/04/10(Fri) 15時頃
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[騒ぎの中心に来てはみたものの、そこには人が集まっているだけ。騒ぎの原因はすでに、去ったあとのようだった。 慌ただしい人々に、何があったのか尋ねようとしたけれど。――ふと隣の彼と繋がれたその手に意識が向けば、唐突に羞恥が戻ってきただろう。]
ベネット…、この手はその、いつまで…
[ああ、どうして。先程の口付けまで、思い出してしまったじゃないか。柔らかな感触が思い起こされて、居た堪れなくなってしまう。 隠すように顔を俯けて、言いにくそうに言葉を紡いだ。 彼の反応はどうだっただろう。]
(79) 2015/04/10(Fri) 15時半頃
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[一瞬躊躇ったような態度を見せた彼>>78だったけれど、自分が差し出したその手に添えられたのは彼の手で。 高鳴る鼓動を抑えるように、彼の手を握る力を少しだけ強めて、歩き出すことにした。 先ほどの躊躇ったような表情は、遠慮なのだろうか。それとも、嫌われている方なのだろうか。 どうしても答えは導き出せなくて、そう思われているのならこうやって手を差し出すことなど辞めてしまいたいと思うのに、彼の中の、まだよく理解できない気持ちが勝ってしまうのだ。 彼の手の温度は緊張でわからないままだけれど、薄い手袋越しに感じるのは、その手の、男性特有の感触で。 それはとても愛おしいものに感じてしまう。]
…、これは一体…。 何があったんだろう。
[小声で呟いて、広場について騒ぎの痕跡を見た。その中心はきっと、もう去ってしまったのだろう。 その中で聞こえる"少女"、"砂に"という言葉。 ――なんだか、胸の奥に不鮮明なものが溜まったような、嫌な予感がした。 そんな中、彼>>79の声でいまだに自分らが手を繋いでいることを思い出して。]
(80) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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あ…、ごめん。 ここじゃあ、恥ずかしいよね。
[ここは大勢の人が見ているであろう広場だ。 彼の言葉にはっとさせられ、手を離す。ああ、もう少し触っていたかったなど。 もしこれが、手袋越しでなく、彼に直接触れたらと。 少しでもそう思ってしまうのは、いけないことなのだろうか。]
[広場にいる人たちは、何もしなくてもその情報を教えてくれた。 なんでも、一人の青年によって、少女が砂にされたとか。たくさんの人たちが思い思いの情報を伝えようとしているから混乱するけれど、要は青年が殺人犯で、少女に触れて砂にしてしまったということだろうか。 今まで砂になった人物などいなかったから、実際に誰かが砂になるのは初めてだ。 先ほどまで彼>>79に直接触れたいなどと思っていた自分は浮かれすぎだと思う。人が、人が死んでいるんだ。]
(81) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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ヴェス…、
[この話を聞いて、人に軽率に触れてはいけないと思ってしまったから、先ほどまで手袋越しに触っていた彼に詫びようと、彼の方を向く。]
こんな大変な騒ぎになっている…。 …さっき、手袋越しとはいえ簡単に触れてしまって、ごめん。
[目を伏せながら彼に謝る。彼が自分に危機感を覚えて去ってしまうのなら、止めはしない。 ああ、彼の手の感触が遠のいてしまうのは寂しい気がする。 この騒動に彼はどんな反応をするのだろう。]
(82) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 16時頃
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[またひとつ落とされた謝罪の言葉(>>74)にはうんざりしつつ。ごめんなさいじゃあ無いんだと、言ってやらんと分からんのか。 一歩近づけば、胴へと回される腕肩を竦める。なるべくぞんざいにならんように頭を撫でてやりつつ、不安そうに問われた問い(>>75)には眉を寄せて頷いた――あぁ、この餓鬼が。俺の服で鼻水拭きやがった。]
ならんならん。ならんから泣き止め。 ……はぁ。何だって俺がこんな……、あぁクソ、ベタベタにしたな!
[擦り寄る坊主に呆れつつ、涙で汚れた服の事は、肩を落として諦める事にして。それでも恨みがましく坊主の鼻を一度摘んでやったなら、呻きのひとつでも上がれば少し気が晴れるんだが。
籠を片手に猫でも撫でるように、坊主の頭の後ろを撫でてやり。 抱きついたまま徐々に落ち着いていく坊主には、何とかなったかとほっと安堵の一息を吐く。 まったく餓鬼の癇癪は、本当に厄介なことこの上ない。]
(83) 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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[そうして落ち着いた坊主を引き剥がし、籠を肩に掛けてやり。離れ難そうな声を出されれば、少しだけ気まずくはあるものの、乱暴に涙を拭ってやればそれも不満気なモンに変わってくれる。
今度は素直に飛んできた礼には、目を細めて満足そうに頷いて。それでも残った涙を長い袖で拭きつつ呟かれた言葉(>>76)には、少しばかりきょとんとしてしまったが。]
何を今更……そりゃあもう慣れたからいいんだよ。 だがお前さんが泣いてりゃ、どう見ても俺が泣かせたって思われる。
[――事実、泣かせたのは自分なのだが。しかしあくまで坊主のせいだと、そういう体で話を進める。 そりゃあそうだ、今回にしても自分は籠を拾っただけだ。一人で勝手に拗ねて、いじけて、言い返されて泣いたのは坊主が悪いだろう。 "居辛くなるのは御免なんだ"、と。腕にかかる体重には気付かんフリをして、視線は前へと向けたまま、腕を引くように歩き出した。]
(84) 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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…………。
[歩きながら、聞こえてきた坊主の言葉に返事は返さない。花を脇に抱えて手で煙草を挟み、困ったように空を見上げるだけだ。
――何だって、この餓鬼はそう俺に花を渡したがるのか。 花を付ける自分を想像して寒気すら覚えてつつ、此の期に及んで悪戯を仕掛けて来ようとしているのなら大したモンだと――]
……阿保か。 そういう言葉は、お前さんと年の近い可愛い女の子に言ってやれ。……こんなオッサンじゃあ無くな。
[しかし、その"理由"とやらが坊主の口から語られれば(>>77)。煙の混じった息を深く深く吐いて、何とも言えん顔を坊主へと向けた。
まったく今日は、どれだけ呆れさせれば気が済むんだか。今日一日の坊主の言動を思い返せば、軽く頭痛がして来やがる。 どうせこう言った所で、この坊主は聞かんのだろう事は――組んだ腕に押し付けられた、その赤らんだ顔を見れば、想像に難く無い。]
(85) 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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――……坊主。
[さて、どうしたモンか。恐らくは、言ってやるべきなのだろう。 指に煙草を挟んだ手の親指で眉間を押さえながら、数秒悩んだ後に坊主を呼べば、軽く顔を逸らして次の言葉を考える。
坊主は男で、俺も男。悪いが自分は、男に走る趣味は欠片もない――いいケツをした、柔らかい女が好きなモンでね。 坊主のこれもきっと、餓鬼特有の勘違いなんだろう。その歳だ、憧れやらを"そういう気持ち"と勘違いする事も、良くある事だ――自分が憧れられるような性格をしてるとは思えんがね。
ここで腕を振り払い、その事実を告げてやるべきなのだろう。――あるいはもう一つ、坊主の勘違いが解けるまで、そのゴッコ遊びに"付き合って"やる道もあるが……そいつは、御免だ。何が哀しくてこんな男の餓鬼と。
――だから。]
(86) 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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