76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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― 薔薇の木の下 ―
[月明かりは、その薔薇の木の下に振り注ぐ。 彼は、自身の指を見る。 ぷつりこぼれた紅玉のあとは、薄桃に染まっている。 それを唇に含むと、なんともいえぬ薔薇の香り、口の中に甘さが広がる。]
ああ、そうだね。 栄養、なんだね。これが……。
[サイモンの走り去っていった方向。惜しむように眺めながらも、また薔薇の枝を両手で握る。 手の隙間ふつりふつりと肌の切れ目から紅色が流れ始め、開くと、両手には赤色が溢れるけれど、
ふと、薔薇から吹いた風にそれは、砂のようにさらさらと流れ……。
寮の窓辺に届くだろう。 それは甘く、抗えぬ欲望の芳香。]
(53) 2013/03/24(Sun) 20時半頃
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君は眠っているんだね。
キティ……。
[薔薇の香りは、その眠れる子にも届くだろう。
それはなお、眠りを誘うのか、それとも。]
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[そして、また彼は薔薇の木の下から、立ち上がり、いずこかに。
次にその姿を見たものは、驚くだろう。 老人のようと自称していた肌は、驚くほど、潤い満ち……。 枯葉色の眸は、新緑のフィルタがかかったよう。
解いた金髪は、くすんだものではなく、 煌めき流れる長髪にと……。*]
(54) 2013/03/24(Sun) 20時半頃
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サイラスは、もぞり。反応するのは髪に触れる手か、その視線か
2013/03/24(Sun) 20時半頃
妻 ブレンダは、メモを貼った。
2013/03/24(Sun) 20時半頃
[聞こえる声はまどろみを呼ぶ。
酷く心地よくて、酷く危うい]
…誰。
キティって、誰を……
[泡沫のような意識はただただ風に舞う木の葉のように
頼りなさげに返る]
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…どした…?
[ゆうるり、意識が戻る感覚はどこか心地よい。
いつものように隣にいて、 いつものように髪に触れ いつものようにこちらを見る目。 ゆる、と手を伸ばしてその頬に触れた。
いつも触れられるだけ、自分から触れるのは珍しい。 先輩達はもういなくなる。時は移ろうと知る先程。 その感傷の名残のよう]
ヤニク。いたんだ。…オハヨ。
(55) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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えっと…。
[はた、と気付けば、厨房を片付けようと思いつく。
床の有り様は気になるが、シリィも小さな子供ではないのだ。 ―強い風が止んでそう時間も経っていない。流石に外には出ていないだろう、と。
スプーンや砂糖のポットを拾いあげると取り敢えず台の上に置いて、床を掃く為に箒を持ってくる。 そして厨房を片付け始めた。]
(56) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/24(Sun) 21時頃
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…よし。 とりあえず、いらないものはまとまった。
[しばらくして。 大して片付いてない部屋の中で、満足げに独り言を。 一応脇には古い雑誌を縛り上げた山が出来上がってはいた]
あれ、大して時間たってないっぽいな。 これは…俺もついに要領というものを身につけたということか…
[先ほどとあまり様子の変わっていない 窓の外に首をかしげつつも。 満足そうに背を伸ばし、さて、と腕を組んで]
水でも飲もう。
[再び休憩をとることにした]
(57) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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ああ、なんだか、
子猫のようだと思ったんだよ……。
ごめんね。
でも、君のことを感じれる。
何か特別に呼びたいな。
[その眠る彼が誰なのか、
声が響く方向に意識を向ける。]
ブレンダは、夜の庭を、室内ばきのまま歩いている。
2013/03/24(Sun) 21時頃
[ふわり。響く声。
口からの声はヤニクに向けられるのに
意識はもう一つの声に時折傾く]
…猫じゃない。誰だって聞いてるンだけど…
……って。何。この声。
[初めて気付いた声の違和感。
ふわふわした意識がようやっと目覚めたよう]
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― 夜の中庭 ―
[薔薇から離れ、でも、薔薇の香りを纏いながら、 金髪と潤った白い肌、されど、その細さは変わらず……。 胸の白いフリルが軽やかな動きにはためく。]
ああ……なんだかとても、気分がいい……。
[声は掠れたままだけど、どこか華やかさをもって…。]
(58) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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僕が誰か?
それは、君が誰かというところからはじまるよ。
とにかく、とても月が綺麗で、香りが良いよ。
[弾むような息遣い、掠れた声は、眠りの子の耳をくすぐる。]
ん。
[耳元に響く空気に僅か身を竦ませる。
吐息は少し、熱を持つ]
俺が、誰か?俺は……
[サイラス、といいそうになって息が詰まる。
薔薇の香りの甘さと流れ込んでくるものに。
瞼に映りこむような月に、くらりと頭痛がする]
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そう、まだ、花を咲かせるためには 栄養が足りない。
今はまだ、冬でいいんだ……。
[ふと、呟いたと同時に、月夜の中、 ふわり、綿雪は舞いはじめた。 それは、彼の細い手首にも積り、温度では溶けず……。 身体はひややかに冷えてしまっている。]
(59) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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妻 ブレンダは、メモを貼った。
2013/03/24(Sun) 21時半頃
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[ヤニクの頬に滑らせた手はそのまま落ちる。 ぼんやりと視線合わない目をさまよわせていたけれど、 不意に身を起こして、ふらりと足を向けるのは窓]
月……まだ、見えるんだ……満月だ。
[綺麗な月。鏡のよう。 ふと視線を中庭にやれば、そこに映る人はたしか。 月明かりせいだろうか。彼の髪は明るい金髪]
あれ…ブレンダ?
(60) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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君の元に、行くよ……。
どこに来るかい?
[名乗ろうとする言葉を促すのではなく、
そう、求めるのは香りと、そこにあるという存在。]
薔薇の木の下でも、
僕の部屋でも、
もしくは屋根裏でも…。
僕の声が聞こえる君はきっと特別だから…。
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―食堂―
[ひょこひょこ歩いた先は食堂で。 がらんとしたものだな、と。 首を突っ込んでまずそんな感想を持った]
酒…じゃ、なくて。水だ。 今呑んだらまずい。寝ちまう。
[呟きながら踏み込んで、厨房の方に人の気配を感じ、 一応そちらの方に声をかけてみた]
ちょっとお邪魔してますよー。
(61) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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これでよし、と。
[床を掃き終え、スプーンは洗ってあった場所に戻し、砂糖のポットは取り敢えず乾燥させておこうと干しておく。
仕上げに換気でもしようか、と思い立ち、厨房の窓を開け放つ。 暫く入ってくる夜風に目を細めていたが。]
…っ…、なんだ、これ…。
[―風邪が運んでくるのは、濃い薔薇の香り。 それを嗅いだ途端。
くらりと揺れる視界と、身体に灯った熱に。 その場に立っていられずに膝をついた。**]
(62) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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[窓から見える月明かりの姿と聞こえる声。
未だ疑問は抜けきらずとも、やはり声は紡がれ続く]
…とく、べつ?
[息を呑む音は体の中に響く]
……薔薇の…下に。いくよ。
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あ……
[頬に触れる感触。 ゆるりと瞬きをして、微笑む]
起こしてしまいましたね、すみません。 ああでも、駄目ですよこんな所で寝ては。 きちんとベッドで眠るようにと、いつも言っているでしょう?
[そういいながらも手はとん、とんと背を叩き 寝かしつけるようなリズムを刻む]
(63) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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そう……じゃ、待ってる。
[薔薇の木の下。その言葉に、にこやかな香り。]
]
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[窓に歩みよる少し前]
や、お前が謝らなくても…。 俺が勝手に起きただけだし。
[貰うお小言はいつものこと。 最初は構ってほしくてわざとしていたこともある それが慣れになってきたのはいつからだったか]
いつも、その。迷惑かけて…悪い。 居てくれて、ありがとう。
(64) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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[薔薇の木の下に赴くのは談話室でヤニクと分かれてからのこと。
月明かりに見るその姿、ブレンダのようであって、どこか違う。
何が違うのかはすぐにはわからない。そう接点があった訳ではないから]
ブレンダ。
[青い目の色に、薔薇の木が映り込む]
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[中庭にあった姿は、また月の光の下、溶けるようにいつのまにかいない。
ただ、薔薇の匂いだけは、もう、庭から、寮内に蔓延し始めるだろう。]
(65) 2013/03/24(Sun) 22時頃
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バーチュー……先輩?
いや、サイラスでいいかな。
[青い眸に、新緑の眸はうっとりと。
薔薇の下、腰掛けたまま、手を伸ばした。
薔薇の刺に血のにじむ、指先。]
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[かじりかけの林檎をみつけた。 やはり誰か先客がいるらしい。
あまり手のつけられていなそうなピッチャーを卓の上に見つける。 脇のグラスを手にとって、一杯注いだ]
月見に一杯、と。
[椅子を引っ張り出し、腰かけて。 洒落た調子で一言。 少し虚しかった]
(66) 2013/03/24(Sun) 22時頃
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[今、先輩だの後輩だのと追求する気はない。
ただ名を呼ばれて、香るものにぼんやりとしてうなづいた。
伸ばされた手、躊躇なくこちらからも手を伸ばしてそれを取る。
指先に滲むいろ、何故だろう、その指に無意識に寄せたくちびるは]
[伸ばされた手、指先、
サイラスもまた伸ばしてくれて、にこやかに微笑んだ。]
ああ、君も、感じるだろう?
薔薇が、欲しているんだ。
[指にサイラスの唇が触れて、
はぁ、とため息をこぼす。
もう片方の手も、静かに伸びると、彼の柔らかな金髪に触れた。]
薔薇は本当にかぐわしいね。
そして、君もとても……。
[薔薇の酔いに敏感に感じてしまったこと、
きっと、声の通じる彼もそうで……。
次には指に口付ける彼の頭を包むように抱こうとする。]
[薔薇の香りが頭を埋める。
くちびるを寄せた指先から甘い毒が入ってくるよう。
もうくせになった髪に触れられる感触。
それこそ、猫のように摺り寄せて]
薔薇の、せいなんだ。
…酔いがさめない。眠くて…だけど、眠れない。
[彼の手が自分の頭を包み込もうとするように
空いた片方の手が、彼の細い体に触れる。
抱き寄せるように。
お互いの間、香りが満ちる隙間を埋めるように]
薔薇は、何を欲しがっているんだろう。
[頭を抱き寄せると、彼の手は細い体躯を抱いてくれた。
まるで、我が子をあやすような形になりながら、それでも、感じていることは、そんな美しいものではない。
感じる熱は、冷たさの中、咲き誇る赤い花のよう。]
眠れないのか。
かわいそうに……。
大丈夫。眠れるよ。
君を眠らせてあげる。
[髪に触れ、遊ばせながら、
もう片方の指からは、熱が奪われるのを感じている。]
薔薇が欲しているもの。
さぁ、なんだろう。
けれど、僕や君の欲しがっているものを
きっと欲しがっているんじゃないかな。
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