229 観用少年
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[言葉少なであった車内がそうだったから、目が合えば微笑んでくれるものだと思っていた。>>44 手を繋いでくれた彼もきっとやさしい人。少年の知る「主人」は、そういう人だから。]
……主人?しつじ? わかんない、ずっと寝てたから。
[ふるりと首を振ってみせる。 顰めた顔とは裏腹に、とぼけた顔をして。 理由は知れずともなんとなく叱られたような気になって、僅かに表情を曇らせはするけれど、和らいだ口調のあいさつに、それもまた自己完結に終わり。]
うん。わかった、シメオン。 ぼくのお兄ちゃん!
[繰り返すように口にして、再び引かれた手を握る。 すくりと立ち上がり廊下へ出たなら、導かれながら落ち着きなく周囲を見回す。]
(58) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[長い廊下も、並んだドアも新鮮だ。興味深げに目を向けながら、まだおそるおそるといった様子で、彼の傍を離れようとはせず。]
お部屋がたくさん……迷子になりそう。
でも、覚えたら、シメオンあそんでくれる? ぼく、かくれんぼもオニゴッコも好きだよ!
[ぱぁっ、と目に見えてわかりやすく瞳を輝かせる。 膨らんだ期待感に、繋いだ手に力を込めては小さく跳ねて。 とはいえ楽しみと、興味に気をそそられるばかりで、一度見て回っただけで覚えられるほど賢い頭ではないけれど。]
(59) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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どこへでも、ケイイチといっしょにいる。
[つまりそれは、彼が着替えたり沐浴だったり、 果てはトイレにでもあったりするのだけれど*]
(60) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[>>258 やがて彼女は名前を教えてくれた。 グロリア・ユン、なんだか二つとも名前みたい。 そんな感想を抱きつつも何度かグロリアと復唱する。]
えーと…ごっついつるつるがギリアンで、 さっきの声の人が、芙蓉。
[新たに増えた二つの名前には よろしくねーとにっこり笑顔で答えるけれど、それだけ。 いや、正確には芙蓉に『ご飯の時は近寄らないでね』 と、一言付け足したのだったか。
スプーンフォーク、ナイフにお箸。 どれを持ったタイミングでも、 この人の傍はちょっぴり怖い。]
(61) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[高い天井も広い部屋も、大きな鏡も厨房も、初めて目にするようなものばかりだ。 夢に見た景色とは違って、空は随分遠くにある。夜景をつくる高層ビルは見当たらず、代わりにきれいな花を咲かせる庭があった。]
ぼくが知ってるのと、全然ちがうや。
[日が傾いた頃、広い屋敷をひと通り見終えて、 最後には独りごちるようにそう呟いた。 しっかり覚えきれた自信はないけど、とりあえずはこくんと頷く。やさしい兄が教えてくれるだろうから、大丈夫だろうとさして心配もせず。]
(62) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[けれど今後グロリアと暮らすにおいて、 きっと会う機会も多い人間なのだろう。
仲良くできるなら、それに越すことはないよね。 そんな思いの友好的な態度。
―――けれど、それだけだ。 その二人への『執着』は特に見せず、 直ぐに興味は名を訪ねてくる主の方へと戻ってくる。]
(63) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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――忘れちゃった。
[その問いに対する答えは、 前の事などうでもいいと言わんばかりのそっけなさ。
事実、以前の事などどうでもいい。 自分を売った人の事なんて、 別にわざわざ思い出してやる必要もない。 そんな事をしても、 どうせ迎えに来てくれる訳でもないのだし。
少しばかり薄情な、そんな思いは隠したつもりで。 けれども自分が思った以上に返した声に 感情が籠ってなくてびっくりした。]
(64) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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ねぇ、パパとママはどこへ行ったの?
[探検を終えた道中でわずかに空腹感を覚えつつ そういえば、とキスを残し出掛けた姿を思い出しては、 何の気なしに問いかけてみる。]*
(65) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[ぱちり、と瞬きを一つして。 少しばかりばつが悪そうな笑みを零すと、 後ろの姿へと問いかける。]
……ね、ね。新しい名前、欲しいなー?
[既に何度目かになるおねだりだけれど、 きっとグロリアなら叶えてくれる。 そんな期待を込めた瞳で、彼女だけを見詰めるのだ。*]
(66) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[頬を緩める姿は嬉しそうにしか見えなかった。 ふいっと顔を背けて少しだけ顔が弛んでいるのは見られないようにする。
無駄だったかもしれないけれど。
夕食をリクエストしたらカレーと聞いてサラダと豚肉もあっただろうかと冷蔵庫の中身を考え出した。
頭を撫でるのが好きなのか。 ――――自分は南方に撫でられるのが好きだった。
髪はきちんと綺麗にしておこうと思う。]
ん。
[三日間で解ったことのひとつ。
南方が家からいなくなる”けんきゅう”が大嫌いだった。]
(67) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[豚肉はあった。サラダもあった。 南方は脂肪分が余り好きではないので少なめに用意する。
揚げたての豚カツなら食べるかもしれない。 サラダもラップをして冷蔵庫に入れる。
カレーは辛いほうが好きか聞き忘れていたので中辛程度。 煮込み過ぎるとジャガイモが形を崩すので火を止める。
カツをあげるのは南方が帰ってからにすれば出来たてとやらは人間は喜ぶ。
少しでも美味しいと喜んでくれればオスカーも嬉しかった。]
(68) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[カチコチ。時計の針の音だけ聞こえる。 深夜11時になっても帰って来ない。耳を澄まして階段の音がすれば南方かと思えば通り過ぎる。
テーブルの上に突っ伏す。
カチコチ。――――時計の針は進む。]
(69) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[玄関の前でうろうろする。 家ごと捨てる、ということは無いだろう。
三日過ごして解ったことだが。 人形を買う富裕層とは少し毛色が違う南方だ。
返したりしないと今朝方言われたばかりでも不安になる。
カチコチ。カチコチ。 時計の針の音がする、朝まで玄関の前で待っても帰って来なかった。
カレーは食べられるように火を通しておこう。 サラダも、まだ食べられるしパン粉をつけた豚カツもまだ食べられる。
南方のいない家はやけに静かだ。
やることもろくにない。掃除でもするかと綺麗になったという部屋をさらに綺麗にする。
――――その日も南方は帰って来なかった。]
(70) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[不安がるのはおかしいだろうか。 三日。然れど三日。
南方の人となりを熟知するには足りない。 知るには時間が足りない。
だからわからない。 向けられた言葉に”前の”持ち主のように嘘が無かったかどうかなんて。
わからない。人間は すぐに 嘘を つくから。]
(71) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[――――愛情不足で 人形は 枯れる。]
(72) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[元々すぐに返品された記憶を引き継ぎ引き継ぎ続け 枯渇していた養分《あいじょう》
それでもどうにか繋ぎ止めていたのは、最初の持ち主の愛情の貯金《残骸》。 だが、顔も声も思い出せなくなった。
過ごした日々と同じぐらい南方がいない。当然のように衰弱していった。
三日目になるとほとんど動けなくなってソファーの上でぐったりする。 結局、嫌だったのかもしれない。
だったら最初から優しくなんてしなくていいのに。人間は面倒だ。
『―――― もっと、他に。 お前を 可愛がってくれる人が現れるよ。』
新しい”人形”を見つけた最初の持ち主。]
(73) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[飽きた、いらない
そうはっきりと言ってくれたほうがずっと優しい*]
(74) 2017/10/07(Sat) 20時頃
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[――――この部屋に戻るのは、いつぶりだろう。
そう、三日。三日ぶりだ。 出来うる限りの速さで仕事を片付けた。 実験を間に合うところまで持って行って……後を任せた。 自分がこれほど働くことに、研究室の人間も驚いていた。 ……それくらいには、彼が自分の頭を占めていたのだろう。
これだけ誰かを想うなんて、きっと……アイツ以来だろう]
(75) 2017/10/07(Sat) 20時半頃
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ただいま。
……オスカー?
[疲労困憊。眠気も限界。 それでも頭にあるのは、少年のことだった。
ただいまと言った言葉に返事はない。罵倒もない。 家に入れば、ソファーで眠る彼を見た。
心配と、安堵と。 それがごちゃ混ぜになって、彼の元へと歩み寄る。 オスカーと、もう一度名前を呼んで。 彼が目を開けたのならば、もう一度ただいまと告げただろう。 もし眠ったままならば、彼の横に座り込んでそのまま眠ったか]*
(76) 2017/10/07(Sat) 20時半頃
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[南方はろくに説明書を読んでいない。 オスカーも説明するといっても、何を話したらいいかわからない。
南方は知らないのだ。 ――――観用少年は枯れるということを。
オスカー、と名前を呼ぶ声がした。]
…………コー、スケ…?
[ぱちり、目を瞬く。 霞んだ視界に南方が映った。
気怠さは何だろうか。 遂に動けなくなる前兆か。
それとも、必要無いと思い込んだオスカーが期待するのに疲れたせいか。]
(77) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[>>56 後部座席、ひざ元を開けたのは、 見知らぬ場所に向かうことへの配慮ではあった。 それが必要かどうかはさておき。
>>57 触れられる手には少し戸惑いながらも、好きにさせておいた。懐く様子は犬みたいだけど、我が道を行く感じは猫のようだとも思う]
ご機嫌ね。 ……不安に思ったりはしない? 魔女のお家なんて、おかしの家かもしれないわよ?
[歌詞の気軽な内容に、思わず口から出た言葉。 はっきり言って一般的には怪しげな集団だろう。 付き人は堅気には見えないだろうし、芙蓉も口を開けばあんな感じだし。(ちなみにご飯時の要請には、黙ってにっこり笑っていた)
けれどプランツはそんなことには頓着せずに即興の歌など歌っている。きっと不安に思っているのは、自分の方だ]
(78) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[力無く手を動かす。座っている南方の肩を掴もうとして投げ出された。
何で帰って来なかったんだ。 カレーはまだ大丈夫かもしれないけど出来たてを食べて欲しかった。 サラダと豚肉はもう駄目かもしれない。
日付感覚が乏しくて普段通りの罵倒を投げようとするのに喉が詰まる。]
……いらないなら、そう言って。 俺、コースケに 何したらいいかとかもわかんねえし…。
[もう人形師の手を煩わせるのも 買われる度に落胆されるのも嫌だった。
――――嫌だったのだ。
消去しきれず毎回、記憶の残滓が残る欠陥品。 認めたくなかったのは人形師のためか自分のためかもわからない*]
(79) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[>>64 名を問う言葉に返された抑揚のない声は、本当に人形めいた声音だった。けれど、その言葉はいつかどこかで聞いたような言葉だった]
そうなの? ……忘れてしまったなんて、悲しいわね。
[女は静かにその言葉を受け止める。 手が触れていたのなら、そっと握って。
忘却とは自分の一部を失うことだ。 この子があのお店に並んでいた理由を知らない。 知らないけれど、忘れるということは悲しいことだと思ったのだ。
忘れたのだとしても、 忘れたふりをしていたのだとしても]
(80) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[>>64 何か失態だと思ったのだろうか、 誤魔化すような王子様の笑顔は、よほど自分よりも感情が豊かだ。だから少しだけ、口唇を和らげていじわるなことを言ってみる]
……困ったわね。 私、人に名前を付けたことなんてないから。 どうにか思い出して貰わないと、 名無しのななちゃんになってしまうかもしれないわ。
[なんて、冗談のつもりで口にする頃、車は自宅に着くだろう。ビジネスと享楽とで不夜の街からほど近い、高層マンションの一室。 部屋数だけはたくさんあった。 何せいなくなった誰かたちの残した物も、 碌に片づけていないのだから**]
(81) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[いらないなら、その言葉に目を見開いた。 家を空けた三日。 彼はいったい何を考えて過ごしていたのだろうか。 そしてそう思った瞬間、言葉が弾けた]
……っ、いらないなんて、思ってねぇよ! 悪かった。研究が長引いてっつーか、部下が失敗して。 家に帰る暇もなかった。
でも多分、今までにないくらい働いて、 一番早く帰ってきた。
――――お前のために、帰らなきゃって、思った。
[だからいらないだなんてそんなこと、ないんだと。 勢いを失った言葉でぽつりと零すように告げた]
(82) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[彼が何をしたらいいのか分からないというのなら、 こちらの方がどうすればいいのか分からないのだ。 今の彼がいつもと違うのは分かる。 けれど、何を必要としているのか分からない。
放り投げてあった説明書。 読むのでさえ嫌だったのに、それを慌てて引っ張り出す。 ページを捲って、"少年"について知る。 疲れで頭がうまく働いていないのが分かった。 それでも何かしなければいけないと、そんな風に思った]
……愛情?
[ふと目に入った単語は、それ。 愛情を注ぐって、どうすりゃいいの? ますますわからなくなる]
(83) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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オスカー……俺、どうすればいいんだ。 教えて、お前が元気になる方法。
[伸ばされて届かなかったその手を握って、 懇願するように彼に問い掛ける。 読んでも分からない。どうしたらいいか分からない。 だから教えてくれって]*
(84) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[返答は短く、頷きは素直なものだった>>54]
偉い。
[褒める言葉も短く、けれどその頬を撫でる指先は優しい。]
読めるか、なら話は早いな。 僕が眠るまでじゃなくていいよ。 お前のほうが就寝は早いんだから。 ただ、お前が眠る前に、読んで聞かせて。
[伸びてきた手は、すぐにつなぐ。 震える必要なんてないというふうに、指と指を絡めて笑う。]
……ん、いい心掛け。
[そうして、続いた言葉>>60にも笑って――]
(85) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[それがまさか風呂やトイレにまで至るものとは思わず、 酷く慌てることになるのは、 そう遠くない未来のこと。]
(86) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[そうして、観用少年の、ガーディの居る日々がはじまった。
日に三度のミルクは、毎回ケイイチ自らキッチンに立って温め与えた。 砂糖菓子だって問題なく。 服も少年用のものを何着も取り揃えて、 シーツは毎日まっさらのものを。 経済的な面で不自由させることは、何一つなかったと胸を張って言える。
では、一番、愛情は?
そう己に問いかけると、ケイイチは途端に返答に窮してしまう。 優しくしている。 優しくしている、つもりだ。 傍にいるよう伝えた通りに傍にいて 望むのならば風呂だって一緒だ。―流石にトイレは、と必死で言い含めただろうが。 撫でて、触れて、手を繋いだ。 それが愛情、なのだと思う。 ……合っているだろうか。]
(87) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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