193 ―星崩祭の手紙―
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─── 星崩祭っていうんだ。
[それなのに、外の星の話をするだなんて。]
星が流れるときは、必ず開かれるお祭りさ。 君も連れて行きたいけれど、難しいね。
[オマツリ とは、一体何なのだろう。 未だ、私の認識せぬ単語だ。 考えたところで、分かるはずもない。 ただ、君が教えてくれるのを待つばかり。]
(44) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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お祭りはね、祈願や感謝の意を込めた、 特別な儀式のことさ。
[それはたとえば、 綺麗な宇宙の姿に願いを捧げること。 それはたとえば、 悪夢から逃れる為の祈りを手向けること。 それはたとえば、 自らの星を守る為の供物を捧げること。 成因は、それぞれなのだと君は言う。]
(45) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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[ごぼりと、大きな水泡が上がっていく。
深い空気の底から見上げる宙は、途方もなく遠い存在に思えた。]
(46) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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[ 空いている手で、指先で。 机の上、カプセルを転がす。
意気揚々と これを用意した、彼女は。 自分の知らないものを知ることが、好きだった。 それ故に。 異なる星との交流があまり無いことに、 残念そうな表情を浮かべていたのを、 男は、よく 覚えている。 ]
(47) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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『この星は、暗いだけじゃあ無くて』 『きっと、とっても狭いのよ』
『…だからね、この星が明るくなる星崩祭もそうだし』 『文流し、してみたいって、楽しみって』 『子供の時からずうっと、思っていたの』
[ 常日頃から、隣に寄り添っては。 男の頭の中で、そればかり囀って。 ―― 貴方はどう?と、 そう、男に問うまでが、御約束。 ]
(48) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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"―― さあ" "考えたことも、ない"
[ そんな彼女と正反対に。 まるで 興味なさそうに。 "声"にならない 声で。気怠く。
彼女にそう返していたのも、 つまらない男の御約束、だった。 ]
(49) 2016/07/15(Fri) 00時頃
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[ 端末が 再度点滅する。 電子音が告げる 宇宙プランクトンの、解説。 どういう仕組みなのか、なんて。 何時か、飽きるほど彼女が言っていたから、 端末の電源を切って、強引に終わらせた。
噛んだ跡の目立つ煙草を灰皿に押しつけ、 窓の外から、暗い空を見上げる。 ]
(50) 2016/07/15(Fri) 00時半頃
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[ ―― この星が、他と比べてどうかなんて。 知らぬ星に住んでいる 誰かが、 話せぬ男や彼女とどう、違うかなんて。
それを少しでも考えてしまったのは、 今まで気にもとめていなかったカプセルに、 目が向いてしまったのは。
もしかしたら、…もしかしなくても。 何時までも男の中に有る過去で囀っていた、 彼女のせい、なのかもしれない。 ]
(51) 2016/07/15(Fri) 00時半頃
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―何処かの星域から見た、最果ての星―
よぉよぉ相棒聞いたかぁ?星崩祭だってよぉ。 なーんて、知ってるわきゃあねぇよな。俺っちだって今さっき速報便で知ったとこだもんよ。
[プラントの金属製の階段を、足音騒々しく響かせて駆け下りる。最後の数段を飛び降りて、じゃーんとばかりに、片手に持った薄い電子シートの表面を見せびらかした。昔の記録映像か、さながら星の波が寄せては崩れながら宙を渡っていく画素の荒い映像が、ホログラムの端で波打っている。]
(52) 2016/07/15(Fri) 01時頃
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[宇宙航行が男の星系で実用化され暫く。念願の自転車が手に入った子どもにも似て、ひたすら宇宙へ版図を広げんとする営みの、此処は最先端のひとつ。
開拓の先鞭として少人数が派遣され、その星が次の星への中継地点に適するかどうか、環境はどうか、敵性生物はいないか。探索を行う星の果ての果てのキャンプがこの地。
食糧や生活物資、雑誌や録画映像などが定期便にて配送され、規定のサンプル物資を詰めて送り返すその繰り返し。
一方通行ばかりの便が届いたのは、流石に***年ぶりの祭りに辺境も蚊帳の外はあんまりだとの温情か。小脇に抱えた包みから、卓の上にごろり、送られてきた宇宙カプセルを転がした。その数5つ。]
(53) 2016/07/15(Fri) 01時頃
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[繭を揺らされる感覚が体躯を襲う。 何が何でもワタシを起こしたい、ワタシ達の仕業。 母でも、父でもない、ワタシ達。 血肉を分けた兄弟とでも言うべきか。 包み込まれるような優しい声を掛けられるわけでも、揺らされる身体。]
お手上げ。 起きるから、もうやめて。
[何処かの星域の時間の換算でいうと2ヶ月ぶり。 久しぶりに出した声は、酷く掠れていた。 繭越しにその声が届いたのか、 糸越しに意図が届いたのか、 どちらかはわからないけれど、揺さぶれる感覚は解けて行った。]
(54) 2016/07/15(Fri) 01時半頃
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好奇診 キカがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(好奇診 キカは村を出ました)
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[心。 アンドロイドである彼女に心はあるのでしょうか。
遠い祖先の言葉を借りるならば人の魂の重さは21gと言いますが、彼女の心はそれより幾ばくか軽い小さなチップ。
それでもその中には確かに。 我々人間と同じ、21g相当の魂が入っています。
そのことはBARのマスターすら知らない話ですけれど。
知っているのは、彼女と
]
(55) 2016/07/15(Fri) 09時半頃
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[天井を突き抜けた先を、心で、魂で見ていた彼女は寂れた店内に目線を戻します。
お祭り用に飾り付けを始めたらしいマスターは、歯車や螺子を天井から吊り下げています。 あまり色気のない飾り付けですね。
頼まれたわけでもなく、彼女は倉庫から塗料を持ち出して。 それら素っ気ない飾りに鮮やかな黄色を塗ります。
どうやら蛍光塗料のよう。 薄暗い店内に、ぼやり輝くそれは星空によく似ていました。]
(56) 2016/07/15(Fri) 10時頃
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[暫く、ふたりの間に落ちる沈黙。 彗星が流れれば、そのたび摘まんだままの袖を引いて。 けれど、声を掛けることは無く、淡青色の瞳を向ける訳でなく。
沈黙を破ったのは、小さく紡がれるわたしの詩]
Dir sei dies Herz geweihet, Das reiner Dank durchglüht, Es schlage noch erfreuet, Wenn einst das Leben flieht.
[その澄んだ声は、星に語りかけるように穏やかで。 この星のものでは無いことばで紡がれたその詩は、 わたしがわたしで在るためのもの]
いきましょ、カプセルがなくなっちゃう。
[彼の掌に自分のそれを重ねれば、優しく握って。 仕方ないと言う風に笑いながらあなたが握りかえしてくれたから。 わたしは指を絡めながら、愛おしそうに微笑むの]
(57) 2016/07/15(Fri) 20時頃
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[遠い遠い昔の御噺。 少女の詩を、歌声を永遠のものとするために、 ヒトは或る人体実験を行った。 最初はアンドロイドの改造に過ぎなかった。 けれど、ヒトの声を、ココロを創るのには我が星の技術は一歩及ばず。 そうして至った結論は、 ヒトをアンドロイドに創りかえる、というものだった。
機械でできた身体に、ヒトのココロとコエ。 其れは、いつしか歌姫と呼ばれるようになった]
(58) 2016/07/15(Fri) 20時半頃
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ただいまー!お母さん買ってきたよ!
[ワタシは露店の椅子に座るお母さんに後ろから大きく抱きついた。 おっとっと、と前のめりになりながらも笑顔でワタシの手を握ってくれるお母さん。 ワタシは興奮気味にさっき買ってきたカプセルと便箋を見せた]
見て!キラキラしていて綺麗でしょ? 一目見たらワタシのお手紙だってきっとわかるの! 中にはプレゼントも入れて……――
「わかったわかった。早く書いて送りたいのはわかったわ。 時間になるまで店番をしててくれる?」
[星崩祭が始まれば街は一層賑やかになる。 それに向けてお父さんとお母さんは新しい売り物の準備を進めていた。
店番を任されたワタシは道行く人に星貝や星花でできた商品を売りながら、頭の中は送る手紙のことで一杯であった]
(59) 2016/07/15(Fri) 21時頃
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………ねぇ、見て。 これで、文を流すんだよ。
[君が見せてくれるもの。 それは、君が抱きしめられるくらいの ちょこっとした大きさのカプセル。 質量はどれほどのものだろう? 私には分からないけれど、 君が片手で持てるほど軽く、 けれども机におけば音が立つほど重いもの。]
(60) 2016/07/15(Fri) 21時半頃
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[こん と、机の上で揺れる其れ。 私よりも、おおきな存在。]
なにを、入れようか。 なにが、いいと思う?
[指でゆらゆら、揺れるカプセル。 中は空っぽ、君の瞳はキラキラ。]
(61) 2016/07/15(Fri) 21時半頃
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[この星が空気に沈んで、およそ7D0年。 人々は気底に無数のドームを作り、水を溜めることで絶滅の危機を逃れた。 空気の壁は厚い。 当然物資のやり取りなど望めるはずもなく、閉ざされた空間の中、いくつの集落が亡びたことか。 その中で、小さくも強固な生態系を形作ることができたドームのみが、こうして現在までの生存を勝ち取っている。
それでも、人々は常に死と隣り合わせで生きていた。 たとえば、これ。 ドームの劣化による、水漏れである。 放っておけば空気が入り込み、ここに住まう4E20の人々は、すべからく溺死することになる。 そういう点で見るなら、彼女たちの存在は、まさしく救世主であると言えた。 環境維持隊。 それが、彼女の所属する部隊の名前だった。]
(62) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
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[その実、彼女らの扱いは、便利屋に等しいのだけれど。 やれ気滴が落ちただ、水調器から異音がするだと、ことあるごとに容赦なく駆り出される。 寝る間もない日など、大して珍しくもなかった。 それでも、彼女は自ら選んでこの仕事を選んだ。 それは、このドームに暮らす人々の生命線となることに、己の人生を捧げようと望んだから──]
あ〜〜……もう、マジだっるい。
[──なんていう高尚な理由では、もちろん、ない。 聞く者がいないのをいいことに、やる気の欠片も感じられない声でボヤきながら、彼女は地味にもほどがある作業を、着々とこなしていた。 透明なドームの壁、ヒビ割れによって空いた隙間に補修剤を吹き付け、段差のないように均す。 これが固化するのを待ち、水泡が上がらなくなるのを確認すれば、修復作業は終了である。
これだけ作業が単純化、簡略化されているのは、ひとえに先人たちの努力の結果、なのだろう。 なのだろうが、そのおかげでと言うべきか……そのせいでと言うべきか。 この、何よりも重要な作業に、有り難みを感じる人物はほとんどいない。 つまり、それに熱意を燃やすような人物もまた、いないのであった。]
(63) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
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[緩やかな弧を描くドームに背を預け、硬化時間を待つ。 潜空服のメット越しに見上げる宙は遠く、しかし、中から見えるそれより、格段に透き通って見える。
"外が見たい"なんて、幼い子供が何も考えずに言うような夢を、なまじ体力と適性があったばかりに叶えてしまった結果が、これだ。 貧乏クジを引いた。 そう思わないと言えば嘘になる。 けれど、こうして1人で外界の星々に想いを馳せる時間は、嫌いではない。]
[──いや、きっと、おそらく……好き、なのだろう。 この、死ぬほど面倒な仕事を辞めようと思う気すら、起こらないほどに。
彼女には、今自分が浮かべている表情を、知る術はなかった。]
(64) 2016/07/15(Fri) 22時半頃
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[繭の殻を破る。 ワタシとワタシ達の対面。 碧のワタシと、翠のワタシが楽しそうな表情を浮かべていた。]
やあ、おはよう。
[ おはよう、目覚めはどう? おはよう、調子はどう?
挨拶をした後には、放った声と同じ色がやまびこのように、頭に響く。]
(65) 2016/07/15(Fri) 23時頃
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[質問を投げかけながら、繭より這い出ようと身体を動かした。]
起こした理由は、なに? 今までこんなことはなかったから、驚いた。
[ 星崩祭というのが、あるらしい。 手紙を書いて、宙に飛ばすらしい。
ワタシじゃないワタシ達は、あまり空気を揺らして意思を伝えない。 繭に思考を乗せて、運ぶ方がお好みだ。 らしい、の言葉に疑問が湧いたのを感じ取ってか、翠のワタシが映像を届けてくれた。]
(66) 2016/07/15(Fri) 23時頃
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[浮き足立った、ヒト。 あの歩き方をする時は、良いことがあった時。
近寄って、袖を摘む。 前に回り込んで顔を覗き込む。 そのまま、見つめ合うこと30]秒。 繭糸を通じなくても、ワタシが聞きたいことを理解したらしい、ヒト。]
宇宙プランクトンが大移動を始めたんだ。 まさか生きてる間に拝めるとは思っていなかったから。 それで、ついスキップを……。 この事は他の奴らには秘密な。
[……他のヒトも知っていると思う。 声を落として、手をあわせる仕草をするヒトにツッコミは伝わったのか否か。 星崩祭の説明を、上気した頬をしながらヒトは説明してくれた。]
(67) 2016/07/15(Fri) 23時頃
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[映像を見ながら、足は地に着く。 ネジなんか転がっていない、光が反射するような床。 ワタシとワタシとワタシ。 瞳の色が異なるワタシが3人、揃った。]
(68) 2016/07/15(Fri) 23時頃
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