219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[空を見遣れば、 時折と翔けている蝶にはらりと 藤衣以外を着る起因になったひとなんかを 思い浮かべたら、丁度通りがかったお狐さんを 撫でたりして。
───彼のひとには手妻をせがむ事も幾許か。
臆、視界端揺れた青いシュシュに、 痛みを知らない子にも「無理はしねえでな、」 なんざ声を掛けたりした。]
(……灰色の世界に映える蒲公英色の小鳥を 見る事があったのなら、ふと目にも留めた。)
(493) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時頃
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[臆。 二回目の遊戯が終われば、 いつしか願を掛けるよう伸ばしていた髪を──。 「切っちまってくれないか」と、 よくもあのアイスを突っ込んでくれた子なんかを 薦められた美容院で偶然見つけて、 お願いした事も──あったっけなァ。]
( ─── 願いなんてのは、もう、 ) ( 厭、……”叶う”ものだと割り切って、 ) ( そうしたら鬱陶しくもなっちまったから。 )
[名と共に手折るべきだった女々しさを もうひとつ、せかいの隅で棄ててきた。]
(494) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時頃
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[───そう言やァ、 僕は知らねえ問いに答えるのなら、 きっとこうと、答えるだろう。
Q.大切なものを失う前とその後で、 その存在は、同じものだと言えるか?
A. NO. 盆から溢れた覆水は、 二度と戻らねえだろう。
Q.失った大切なものを取り戻すことができたとして、 その存在は、「失う前」に戻ることができるか?
A. ……分からない。 唯、失われたあとの記憶がある限り、 完全には戻れねえんじゃないだろうか。]
(495) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時頃
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(臆、でも、失った後とは絶対に違うものになる。 それが怖くて成した選択の先は存外楽しいもんで 手折る華の数からは目を背けても、 一片”手折らなかった”華の契りを思い出すほど 後悔しそうになる名残を断つ為に、未練ごと。 濡れ羽の束を─── 絶った。)
(496) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[然うやって、 ”生まれ変わる代わりに” 僕を殺し続けては、生きてくんだろう。 (死に続けて行くんだろう。)
……臆、問いと言や。 他所の地区の偉いさんがお忍びで来たらしい時に こんな事も問われたこともあったんだか。]
『 ……きみがそうやって、 自分を変えて、”殺してまで” 生きる理由って言うのは、なんだにぃ? 』
「 僕が死んじまったら、ほんとうに 死んじまう友人が居て ───…。 それを生かしてやんなきゃなんねえんでね。 」
(497) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[ ─── このすばらしく (無常な、)ゆめのせかいで、 ]
(498) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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─ After and After ─
[それは随分と未来だったか、 存外遠い未来だったか、何方にしても未来の事だ。 今じゃあ誰も棲まない寂れた剣舞の稽古場と それに続く家の奥、見慣れてんのに見慣れてない ”未来の過去”を追うように踏み入って、
───黄ばんだ文を見つけた。>>0:24]
(……浮かんだ顔は、紙片に落ちる影となって、 儘に、あれ以降ゆこうとも思わなかった剣道場に 何故か足を伸ばそうとしたのは、──蟲の知らせか。 無人の家屋の縁側から下ろした足を下駄に通し、 からら、と 歩もうとした庭で、 手入れをするひともいないだろうに、 枯れずに伸び放題になっている藤を見つめた、 久し振りに引っ張り出した 藤衣は ”UG” からでも能く目立ったんだろう。 …二度の刹那の時でも、同じ色を纏っていた。)
(499) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[ 背後から、─── ”刃が生えた。” ]
「……お前は、ッ…。 お前らの所為で捕まっちまったんだ…。 俺の人生を滅茶苦茶にしたのはお前らなのに、 今度は死神だの何だの、ッ……。」
…… ───。
( なにを言ってるのだろう、と思うのだ。 あゝ、うたかたに棲まうものには うつつなど憶えがあるわけにもなかろう。 )
(500) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[例え、其れがきみを殺し。 例え、其れが男を殺したような罪人であろうとも、 それがこゝにあるように老爺の如くの形りに なっていなかろうとも、気づくべくも無いのだ。
───臆、既に世から消えていると思うていたのに 因りにも因って、この男が憶えているなどと、]
(501) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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「 …… はは、 何方さんだ? 」
( ずぐり、と背に咲いた赤花など見えず。 扇が舞えば、容赦なく”参加者”を散らす劔華。 )
[溢れた血の池を踏む桐下駄は濁り、 臆、見上げた藤が霞みを帯びて、───………。]
(502) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[薄れてゆくゆめうつつ、 藤蔓のなかに見た白椿の幻想に手を伸ばす、 伸ばしかけた腕は、膝から崩れ落つれば届かず、 命を散らして、散る華は、辰の果ては、]
…… あゝ、亦、会えたなぁ …。
[ 呼ぶ名はかそけく、遠のきて。 ]
(503) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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(『 それじゃあ、再廻りの舞でも踊ろうか。 』)
恋しけば、形見にせむと 我がやどに 植ゑし藤波 今咲きにけり……
[ 手のうちから血染めた扇が ひら と墜ち、 ]
(504) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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[ 然れど、そのゆめのせかいも、何時かは終わり。 ]*
(505) 雨京 2017/06/29(Thu) 04時半頃
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