255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[明日の朝が早いのなら、 そろそろ寝る支度をしなくては。
朝寝坊をする方では無いけれど、 さすがに、そーさんが来て飛び起きるとか、 そんなみっともないことはしたくない。
脱衣所に入ったあたしは、そこで、また。 違和感を抱く。 帰ってきた時に感じた、あの――]
気のせい、気のせい…………。
[身体が、冷えていくのを感じる。 今日はしっかり、温まった方が良い。 あたしは迷うことなく、湯船にお湯を張ることを決めた]
(297) 2018/12/03(Mon) 23時半頃
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[お風呂が沸くのを待っている間、 カラーボックスに飾っている絵を眺めたり、 買った花瓶に飾ってある花束を眺めたり。
フローラちゃんにメールでもしようかな、 って思ったけれど。 時間的にもどうかなって思ったから、やめた。
…… もっと早くメールすればよかったかな。 寂しいから話相手になってほしい、って。
そーさんは……おやすみなさい、って お返事がきていたから。 寝てたら申し訳ないし、これ以上の返信はせず]
そろそろお風呂湧いたかな。
[独り言が多いのは、不安だから。 言いようのない不安を、紛らわすため]
(303) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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[一時工房前で足を止めていた男は、何事もなかったかのように歩き出す。少女とすれ違うのは平静通りの顔をした男。山羊頭のように丸め込まれたものでなく、常と何一つ変わらない平穏な光景]
[扉が鳴る──男は、振り返りたいのを堪えている]
[まだ己の“目”はあそこにないし、繋ぐのは人通りが無くなってからでないと難しい。でも知りたいのだと気が逸る。
悪意を向けられた彼女は、どんな姿を見せているのだろう──]*
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[シャツのボタンをはずし、脱いでいく。 脱いだシャツは、そのまま洗濯機に。 その後に脱いだスカートは、 ネットに入れてから洗濯機に放り込む。
薄ピンクのブラジャーは、Bカップ。 上下でお揃いのショーツと一緒に、 ネットに入れて。 これもまた、洗濯機にイン。
今朝に一度、洗濯はしたし、 これは明日の服と一緒に洗濯しちゃおう。 もったいない精神だ]
…… ふう。
[はやく髪と身体を洗って、湯船に浸かろう。 そんな様子まで見られてるだなんて、 あたしは、全く気付けないまま]
(308) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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[
少しでも振り返れば見れただろう。
――けど。まだ無理だったかもしれない。
不安げな彼女の姿を。
ただ、私にはそれは見えないもので*]
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[透明なボトルに入った、 シャンプーとトリートメント。 少しだけ中身が減っている、ような。
―― 気のせい、気のせい。
自分に言い聞かせて、髪を洗う。 ボトルが透明でなかったぶん、 ボディソープや洗顔料の減りにまでは、 気付くことは無かったのだけど]
お風呂とか、向こうでは入れるのかなぁ。
[ボディソープをスポンジで泡立ててから、 右腕、そして左腕って洗い始めて。 洗う部分は上から下へとさがっていく。
毎日やってることだから気付かないけど、 よくよく考えてみれば、いつもこの洗い方。 この日常も崩れちゃうのかなって、苦笑した]
(311) 2018/12/04(Tue) 00時頃
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[化粧を落としたり洗顔をしたり、 一連の流れを終えてから。
あたしはゆっくり、湯船につかる。 髪の毛は、頭の上の方でまとめとく。 そうしないと、お湯についちゃうし]
明日が、はやくこないかな。
[外に出る日は近くなるけれど、 そーさんが一緒に居てくれるなら、 大丈夫だろうって安心できるから。 ひとりじゃ、なくなるから。
それから30分くらい、 あたしはぼーっと、湯船につかってた。
絵が素敵だったとか、花が綺麗だとか、 ご飯が美味しかったとか……、 兎に角、『異変』のことを、考えないように*]
(314) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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― 夜、ベッドの上で ―
[お風呂を出てほかほかになったあたしは、 ちゃんと髪を乾かしてから、布団に潜り込む。
パジャマなんて可愛いものはなくて、 冬用のトレーナーとジャージのズボン。 いつでも外に出られるスタイルは、 意外と便利な時がある。
今日洗ったばかりの下着からは、洗剤の香り。 清潔感のあるこの香りが、結構好きだ]
母さん。あたし、大丈夫だよね。 頑張れるよね。我慢、できるよね。 ………… 怖くない、よ。大丈夫。
[ベッドの上で絵本を広げて、呟く。 母さんに向けて言っているようで――、 それは、自分に向けた言葉なのだけど]
(316) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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[雑貨屋で買った盗聴器とカメラ。
特にカメラは高性能で端末で見る事が出来る。
ボールペンの形をしたカメラ。
それをどこかに差し込めばいい。
カメラだけじゃ足りない。
何を喋っているのか知りたいから。
だから盗聴器も用意した。
これもまた端末と連動して聞く事が出来る。
これを仕掛けるチャンスは寝て起きてから。
ピスティオが仕事に行っている間。]
[侵入者を容易く見つけてくれる軋む床。
寝てる横でそっと忍び込んでなんて無理だろう。
大体こういうものは隠れてやるからいけない。
堂々と正面から入って出てこれば案外バレない。
きっとそうに違いない。
男の部屋に女が出入りすれば変な噂が立ちそうだけど。
所詮イルマとピスティオだ。
そんな色気のある関係などと思う人はいない。
どうせ飯でも持ってきたんだろう。
なんて思われるだけだ。
今はそれで嬉しいけど、少しだけ複雑だ。
遊ぶと約束した。
その遊びが何かわからないけど。
何時もよりお洒落していこうと心に決めた**]
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[暫くすれば、眠気がやってくる。
ふわあ、っておおきな欠伸をしながらも、 あたしはちょっと、安心した。 ちゃんと眠くなってくれた、自分の身体に。
この眠気を逃したらいけないって思ったから、 絵本をベッド脇の引き出しに仕舞って、電気を消す。 改めて布団に潜り込んだら、寝る体制は万全。
なんだか、身体がぽかぽかする。 久しぶりに、湯船に浸かったからかなあ……*]
(318) 2018/12/04(Tue) 00時半頃
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― ―
[夢を見た。
男の人の手が、あたしの身体に触れている。 胸を、秘部を、指先が触れている。
けれどそれは本当に触るだけで、 夢の中のあたしは、 そのもどかしさに熱の籠った息を漏らすだけ]
ん、 …… ぁ、
[目が覚める程ではないくらいの、 僅かな熱を、発散させるように。
眠っているあたしの口からは、吐息が洩れる**]
(336) 2018/12/04(Tue) 01時頃
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