266 冷たい校舎村7
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[忘れたわ。とあっけなくほうり捨てて 俺は笑って肉まんを高本にねだった。>>36
そうすればほら、やさしい高本委員長は ペッタペタの靴で歩く野良犬に肉まんを恵んでくださる。 俺は知っているので、「ありがとー」と手をあわせて ぬるい肉まんを咀嚼する。
真っ白い雪にKOをくらいそうになりながら 聞こえた言葉が、「いつもどおり」と違うので 俺は眼を丸くして高本を見た。>>37
口の中のものを咀嚼しきってから 首をかしげる様子は、野良犬っぽく見えるか?]
(48) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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進路。 えー。まあ。俺は落ちこぼれだからなあ。 実技で何とかしろと先生にいわれっけど。
[実際、偏差値の高い大学にも、 美術課程というものはいくつかあって そこを目指すことに、表向きはなっている。 ……が]
(49) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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そういう悟は、どうすんの?
[高本の成績なら、国立だって平気だろう。 あるいは、国外だって視野なのかもしれない。 「出来るやつ」の成績を思い出してそう思うが 俺は、ただ「どうすんの」とだけ問いかけた。
おまえはどうすんの。どうしたいの。と。 誰かに役にも立たないノートを盗まれた時みたいに、 あっけなく*]
(50) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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乗り換え刻をね、間違えたの。
(51) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ 雪が降るから、随分と早く家を出ました。 だって、遅れたら嫌だから。
早く着いても、自習すれば時間は来るのだし そこに何の不自由も無いんですから。
家族に「はやい、はやい」と囃し立てられながら 軽い足で、我が家を出ました。 ええ、かなり前のこと。
いつもと違う電車に乗ったのだから、 いつもと違う時間に乗り換えるのに、 私ってば、実はうっかりさんだったみたい。
参考書から顔を上げた、……時には既に遅し。 見知らぬ駅名に目を瞬いた。少し前のこと。 ]
(52) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ 余裕に余裕をもって家を出たんですから 遅刻する。なんてことは在り得ませんけれど、 自習の時間は、沢山削れてしまいました。残念。
もういっそ、今日は動く日にしましょう。 と決めたのが、慌てて乗り換えを調べ終わってから。
窓の奥に走る景色が、随分と透き通っていて 私もその恩恵を授かりたかったのでしょう。
だって、息が詰まるのも本当だもの。
受験前の、この、ひりつく雰囲気は 嫌いでは無い。と三年前から感じてはいるけれど。
たまには思い切り伸びをしたいもの。 ]
(53) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「将来なりたいものは何ですか?」
様々な質問が並ぶ真っ白い紙、その一番下に書いてあった問い。 コドモだったあたしは迷わず空欄を埋めていた。 「きれいでかっこいいおんなのひとになりたい」――と。
あたしの憧れは本の中でもなくテレビの向こうでもなく、 手を伸ばせば届くところに存在していた]
(54) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ 見知らぬ駅の、見知らぬ駅前。 嘘です。名前くらいは聞いたことあります。
でも見たことは無かったから、 あながち嘘でもない。とも言えるのかな?
クラスメイトも多く利用している筈の駅。 けれど、同じ制服は見当たりませんでした。
そういう時間に来ちゃったのかしら。 それとも皆、自主休校かしら。
雪の積もった地面を歩きはじめる。 私の足裏はいつもよりも、ちょっとだけ 地球から距離をとられたみたい。
ほんの少しだけ、浮いてしまうわ。 ]
(55) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「進路希望調査票」
そんな文字が一番上に並ぶ真っ白い紙を見ながら、 高校生のあたしは昔のことをふと、思い出していた。
将来なりたいものは何ですか。そう訊かれてもねぇ、よくわかんないや。 正直、今のあたし以外になれるのだったら何だっていいかな、……やっぱだめだ。
絶対になりたくないものならば。 ひとつだけある。それは―――]
(56) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ たたたっ と少し前を猫が横切ります。 私に気付いて、足を止めて此方を見ます。
雪に消えそうな真っ白い毛皮が、 僅かに沈んで、肉球の足跡をつける。 ]
にゃ〜
[ 目を見開いて、凍り付いたみたいな猫に 吐息のような囁き声で、私は鳴いた。 猫は、「にゃ」。短く鳴くと去っていく。
ちっちゃい足跡だけが、其処に残る。* ]
(57) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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――12月下旬のある朝――
[その日、少女はいつもと少しだけ違うことをした。 リビングに着くや否やテレビをつけたのだ。ニュースを見るために。 例年にない大雪が到来したと淡々と告げるアナウンサーに向けるでもなく、 少女は呟いた。やっぱ異常気象じゃん、と。 自室の窓の外から見た銀世界を思い出しながらの声は、少しだけ弾んでいるようだった。
それから、ようやく、いつもと同じことをする。 リビングのテーブルに置かれている手紙を無造作に手に持って読む]
(58) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[手紙は母からのものだ。 『彩華へ』から始まる数行程度の手紙には、その日の連絡事項が綺麗な字で記されている。 いつも通りのことをしている、その癖に、 少女――彩華(イロハ)は手紙を読みつつ思案げに片眉を歪めていた。
母はマメ――というより心配性がすぎるのだ。過保護といってもいい。 自分だって仕事で朝早く家を出る癖に、 朝食と学校で食べるお弁当はたいてい作り置いてくれるし(夕食は時と場合による)、 仮にこの大雪の中を薄着で外に出て、ちょっと風邪でもひこうものなら、 飛んで帰って看病してくれるだろう。 そう、手紙の二行目に「今日は遅くなる」と記してあったとしても!]
(59) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[イロハとしてはもちろん、母に余計な心配をかける気はさらさらない――というか、 それ以前にわざわざ風邪をひくような真似などする気はないので、 朝食を済ませればつつがなく歯を磨き、髪を整え、制服に身を包む。 この時点でもまだ休校の連絡は来ない]
……めんどくさ。
[束の間、イロハは大雪の中登校するめんどくささと、 サボった後のめんどくささとを天秤にかけた。 よりめんどくさいと判断されたのは後者だった。
よって登校の準備を途中で放り出すことなく家を出た。 コートとブーツこそ校則にそぐう派手過ぎない色をしているが。 灰白色の空に掲げた傘だけは、大きめサイズながらも華やかな色合いを見せている]
(60) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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エリ、エリ、レマ、サバクタニ、だ。 なんだその美味そうな食い物の羅列は。
[呆れ顔で拓海の発言>>47を訂正して、 肉まんの最後のひとかけらを口に放り込む。
ぴゅうぴゅうと吹く北風の音は寂しげで、 俺は寒さに耐え切れずに 両手を制服のポケットへと突っ込んだ。 かじかんだ手は、 麻痺したように何の感触も俺に伝えてはこない]
(61) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[きっと俺の心も、 とっくに麻痺してしまってるんだろう]
(62) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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お前は手に職持ってるってカンジだもんな。 さすが美術部。
[拓海の落ちこぼれという言葉>>49は 否定もしなければ、フォローもしない。 一芸に秀でているのは強いよな、とひとつ頷いて]
ああ、俺の進路?
[一瞬だけ、間が開いた。 何気ない拓海の質問>>50に俺は内心で眉を顰め しかして、表情は朗らかまま]
(63) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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……ひみつだ。
[それだけを、短く返した]
ま、行こうと思えば どんな大学だって行けるし。俺。
[わざと嫌味ったらしく言ってやる。
それは、成績のあまりよろしくない 拓海をからかうような、 そんな冗談めかした物言いに聞こえたはずだ]
(64) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[けれど、きっと俺の瞳は笑っていない]*
(65) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ ラ ン キ ン グ …の外側に目を移した。]
(66) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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――SNSと二つの名前――
[とあるサイトによれば日本全国で数十人。 養を指して珍しい苗字だね、とは 最早聞き飽きた言葉ではある。
養、と書いてヤン。 拓海、と書いてトーハイ。
と、実は読むらしい、と母親から聞いても 生まれてこの方大陸の地を踏んだ事もなければ 意識の始まりからおやすみまでヨウタクミだ。
だから与えられているらしい二つ目の名前を かっこよく生かす事も思いつかずに ただ、SNSで「ヤン」と名乗るのに使っている。 趣味の写真や、美術の一部をあげるようなアカウントで それはある意味ペンネームじみていた。]
(67) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「ヤン」が撮った写真は、 ごく稀に数百と閲覧されることもあるけれど 基本的にはランキングの外側のものらしく、つつましく 誰かの一日を少しだけ彩っている。
そういえば、そんなSNSで ちらりと見かけた誰かの指先が、>>23 どこかの誰かの指に、似ていた気がした。
ネイル自体は綺麗だったので、思わず評価して 誰だったかなと思いを馳せた。 思い出してみようとしたことがあったけれど 誰かさんと誰かさんの密やかな戯れにまで至るかは*]
(68) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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あ、それそれ。
[と、正しい呪文を教えてもらうが 多分明日には忘れているだろう。>>61
両手を制服のポケットに突っ込んだ高本は ずいぶんと寒そうに見えた。 手に職、といわれれば、まーな、と俺は笑う。>>63 文化祭ではそれなりに頑張りましたから。]
そうそう。お前の。
[一瞬間が空くから、 俺は寒いなあと思いながらその間を待っている。]
(69) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[話振っといて答えに詰まるって それで悩んでますのサインだと 授業で習わなかったのかこの秀才……と、 俺はそんな事を思ったが、
つついてやるにも、皮肉を吐くにも、 目が笑っていないのが見え一旦言葉を引っ込める。
銀世界に、高本の黒い瞳。 冷たいな、と思い、 俺はそれにも切れないシャッターを切ってから]
(70) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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な〜んだそれ、自慢か!自慢! それとも恥ずかしがりやか! このこのっ。
[俺の目の前で両手をポケットに突っ込むとは雑魚め! といわんばかりに、俺は高本の脇をくすぐっておいた。 冬服の上からだから、入念に。]
(71) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「つまんなそうだな」と、 見なかったことにするのがへたくそな俺は その感想を白い息ごと飲み込んだ。
だって今は、いつもどおりの朝。 そうだろう?*]
(72) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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すっごぉい、……足跡が30秒もたたずに消えてる。
[数歩歩けば背後へ振り返る。 イロハが履いているブーツでつけた足跡は、 雪とともに吹く風に形を変えさせられて見えなくなっていく。 しばらくしげしげと眺めていた。焦ることもなく。 なにせちょっとコンビニで寄り道したって始業の時間に間に合う、 そんな時間に家を出ている。
はは、と小さく笑い声すらあげるのは、 イロハが歩く道に人通りが絶えているから。 いつもならもうちょっとだけこの道は賑やかだから、 足跡がどのくらいで消えるか観察にふけっていれば、 不思議そうな目を向けられたに違いない]
(73) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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[足跡が完全に埋もれた頃、イロハの足はつつがなく進むべき方向に向く。 今度は何秒後雪の中歩く人影を見つけられるだろうか。 考え始めて間もなくイロハは見つけていた。 吹雪の中レインコートを着込んで歩く人影を。>>25]
あははっ、まるで台風の中を歩いてるみたい!
[相変わらず人影がろくにないのをいいことに笑い声を隠さないイロハである。 笑っている対象がクラスメイト――というより先に、 比較的ご近所さんのところに位置する蛭野であったとわかっても、 悪びれる様子は見せない。 むしろ「相変わらずだねぇ」と言いながら口の端を吊り上げもしただろう]
(74) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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えーと、……そうだ、おはよう。 ……やっぱり休校の連絡とか来てないかな? あたしんとこにも来てないからとりあえず来てみてるけど、……人、いないよねぇ。
[遅まきながら朝の挨拶をした後、イロハはふと気になったことを声に出してみた。 眼前の彼を思いっきり笑えたぶんにはいいものの……だ。 いっそ自分たち以外のみんなが冬眠してるんじゃないかってくらい、 通学路が静かなのには違いないので**]
(75) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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