266 冷たい校舎村7
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いつでも。 どこにいたっていいから、 僕を呼んで。手を引いて。 どこでもいいから、連れてって。 ……拓海くん。
(242) nabe 2019/06/19(Wed) 22時半頃
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……きっと、その日を待ってる。
(243) nabe 2019/06/19(Wed) 22時半頃
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[ 目を逸らされた>>194のと同じくらいに、 僕も目を伏せて、静かに小さく笑った。
誰にも嫌われたくはないから、 みんなにはきっと内緒だよ。
……って、 最後に、静かにその手を握り返した。>>194*]
(244) nabe 2019/06/19(Wed) 22時半頃
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──待合室へ>>245──
重くなかったよ。二人だったし。 高本くんが、宮古さんの人形、 ひとりで背負ったときは、大変がってたけど。
[ 細かに描写をした末に、 思いがけない質問が浮上してきたので、 僕は慌てて記憶を手繰って答える。
特に、僕も七月さんも、 手をぷるぷるさせることなく運んだはずだ。
うん。と記憶を確かめて頷く。 重くなかったですとも。ええ、もちろん。]
(267) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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[ それから。あの世界の話をして、 少しずつ白くて明るい廊下を歩いた。
その末に紡いだ質問>>130は、 彼女を驚かせるのに充分だったようで、
驚いたような顔に、僕も少し驚き、 そらされた視線>>247の先を追うように、 僕もまた、白い廊下に目線を滑らせた。
ぼそっとした呟きが、 あまり僕の知る彼女っぽくもなくて、 聞きこぼさないように耳をそばだてる。]
(268) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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戻れないなんて当たり前のことなのにね。 時間は巻き戻らないし、死んだらおしまいだし、 見たり聞いたりしたものは刻まれるから、 人生というのは成り立っているんでしょうに。
(269) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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どうしてそれを望んでしまうのでしょうか。
(270) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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[ あの場所に閉じこもっていたって、 何も叶わない。>>250と灰谷彩華は言う。
たぶん、それは正しくて、 ごくごくと勢いよくミルクティーを飲み下す喉が、 それを言うのは、僕にはすごく自然に見えて、
……だって、灰谷彩華は僕と違うから。 とか言って、受け流すところだった。いつもなら。
でも、それを言う口ぶり>>250が、 その前に吐露された思考>>248が、
……ちょっとだけ、覚えがあるなあって。 結局この世に生きるしかないのだ。 そう唱え続けているときの、自分に。]
(271) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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……あの世界にお邪魔して、帰って、 ひとつ、よくわかったことがあるんだけど、 友達が死んじゃうのは、とても悲しい。
(272) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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[ だから、思ってるんでしょ。>>251って、 投げかけられた問いにはおかしな答えを返す。]
友達が死んじゃうのは悲しいから、 この世界に帰ってきてくれて、嬉しい。
[ これも彼女の望んだ肯定>>251に入るだろうか。
僕は、白い廊下の先に視線を移して、 前を見て、慎重に言葉を紡いでいく。]
でも、本当にそれでよかったのかなって。 僕は、友達に苦痛を強いたくはないし、 かといって、自分にできることも思いつかなくて。
[ でも、それでも生きててほしかったんだけどさ。 ……段々、本筋が迷子になりかけている。戻そう。 話の筋くらいなら、僕にだって戻せるからね。]
(273) nabe 2019/06/19(Wed) 23時半頃
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……だから、ええと。つまり。 僕には、灰谷さんのことは分からないけど、
灰谷さんが死んじゃったり、苦しいのは、 僕にとっても不本意だと思うので、 僕でも役に立てることがあれば、 教えてほしいという話。……なんだけど。
(274) nabe 2019/06/20(Thu) 00時頃
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[ 根掘り葉掘り聞き出すというのも、 聞き出した末に共感をしたり、提案をしたり、 そういうのは、きっと僕には難しい。
いつだって、灰谷彩華と僕の感覚は遠いから。
でも、何が必要かを教えてくれたら、 きっと喜んで力になる。というのを、 一度、きちんと伝えておきたくて。]
……昔、灰谷さん、 猫を抱えて、うちに飛び込んできたよね。 あれは、わかりやすくて、よかった。
[ 一晩だけの不思議な出来事。 あの猫はどこにいったんだろう。知らないけど。]
(275) nabe 2019/06/20(Thu) 00時頃
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小学生の時の話だ。 ずぶ濡れの猫を抱えた灰谷彩華が、 僕の家の前に立っていて、ひどく慌てた。 姉がいるから、子供部屋は無理だよって、 思案した末に、正直に親に話してリビングにいるか、 物置になってる部屋に潜みなよって僕は言う。
忽然と消えた猫はどうしたんだろう。 励ましは下手でも、一緒に探すくらいはできる。
(276) nabe 2019/06/20(Thu) 00時頃
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たぶん、僕にできるのって、 昔も今もそのくらいのことなんだけど。
(277) nabe 2019/06/20(Thu) 00時頃
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[ そう。僕にできることはあまり多くない。 それでも、少しくらいはあるかもしれない。 そしてそれは、話してもらえなきゃわからない。
って、そういうお話でした。それだけのこと。
白い廊下はどこまでも続くわけじゃなくて、 視線の先に、待合室が見えてきたから、 このお話もきっとそのあたりまで。]
嫌でも、閉じこもらないで、 立ち向かうことに決めたなら、 使えるものは、存分に使えばいいと思う。
[ 僕は、のんびりと笑って、でも大真面目に言う。 待合室までは、あともうほんの少し。*]
(278) nabe 2019/06/20(Thu) 00時頃
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社会が滞りなく運営されゆくために、 必要があって設定された、ひとつの仕組み。
(314) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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……としての、僕ら。
(315) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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──病室>>288──
[ 連れていく。>>288と言ってくれたときと、 おんなじように、本当は僕は笑っていたよ。
目を逸らしていた君>>290の知らない話。 僕は微笑んで、小指をそっと絡めかえして、 内緒。と言われて、そのときばかりは、 ほんの小さく喉を鳴らして笑って。 それを幸せそうにって形容してもいいよ。
ねえ、僕らはいつまで、 こういうふうでいられるのかな。
静かに目を閉じる君>>291に、 ほんの一言囁いて、僕はそこを後にした。]
(316) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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果たして、仕組まれた通りに、 君は、僕は、機能できているのでしょうか。 いつまでこの世に仕組まれていられるでしょうか。
……ううん、なんでもなくて。
(317) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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わかってる。わかってるよ。 永遠なんてない。地球が滅ばなくても。
来年も再来年も、それより先も、 きっと夏は来てひまわりが咲いて、 そのとき僕らが変わらずに、 こうしている確証なんて、どこにもない。
確かめようのない未来で、 僕らがどんな形をしているのかなんて、 誰にもわからないってことくらい、
わかってる。わかってる。わかってた。 だから、またね。なんて言って、 また小さな結び目をつくる。 次へとつながるか細い糸を吐く。
……わかってる。
(318) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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…………嘘。 今だけでも、永遠だって信じさせて。**
(319) nabe 2019/06/20(Thu) 01時半頃
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──待合室>>327──
その宇井野くんを運ぶのが、 1番大変そうだよね。 ……灰谷さんのほうでよかった。
[ 大真面目な口ぶりで言ったそれは本心。 マネキンの重さが君の重さじゃないといいね。
というかそのほうが、 宮古さんと高本君が報われると思います。以上。]
(351) nabe 2019/06/20(Thu) 10時半頃
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[ それから。うん。にたまにえ? を混ぜて、 灰谷彩華が相槌を打つ>>329横で、 僕は話し続ける。一区切りするまでは。
話が本筋からズレても、同意がなくても、 前置きに始まり結論に至るまでは。
戸惑ったような目をする灰谷彩華。 に、笑っている僕。やや珍しい。
いつだって、ほとんどの場合、 道案内を頼むのは僕のほうだったから。]
(352) nabe 2019/06/20(Thu) 10時半頃
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[ けれど、戸惑いの末に投げられた問い>>333には、 僕もやや戸惑ったように首をかしげて、
それから、納得のいく言葉を見つけたように一言。]
……友達だから?
[ うん。たぶん、そういうこと。]
友達が、悲しい思いをするのは悲しいし、 力になれることがあればいいなって、思わない?
[ 恐らくこれは、同じ話の再放送ですね。 でも、僕も話をするのが下手で、 特に自分の気持ちは言葉にできないものだから、 そうやって、確かめるようにつぶやいて、それで。]
(353) nabe 2019/06/20(Thu) 10時半頃
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いいよ。鍵はあけておくね。
[ えへへ。と僕は笑った。たとえ話だよ。 いつでもいいよ。ってことだった。僕風に言えば。
きっとあのときもさ、僕の親は気付いていたし、 僕が公園を案内できたのは、その前の時間軸に、 僕を案内してくれる誰かがいたからだった。 つまり、僕はちっとも万能ではないし。
今のご近所さんを物置に押し込めようとすれば、 さすがに、やや問題があるだろうし、 相変わらず子供部屋は相部屋のままだし、 まあつまり、問題は残っているわけだけど。
決意表明じみた言葉>>336がそこにあったから、 僕は、それを静かに笑ったまま聞き遂げて、]
(354) nabe 2019/06/20(Thu) 10時半頃
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[ きっと、結局それが僕らの距離で、 ほら、僕にできるのってそれだけだから。 なんてね。逃げ場くらいは用意をしておくよ。
そんな囁きを返したころには、 待合室にたどり着いてしまって、 僕は廊下を蹴って走り出してしまうので、
明日以降なら、いつだって駆け込んできていいよ。**]
(355) nabe 2019/06/20(Thu) 10時半頃
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[ 学校に行き、予備校に行き、お見舞いに行き、 登校する回数が減って、友人を覆う白が減って、 クリスマスツリーもしめ縄飾りも見なくなり、 つまり、日々は同じ速度で通り過ぎていく。
鶴が何羽いるのか数えるのを買って出て、 寄せ書きの隅っこに、小さな文字で、 「 卒業式でまた写真を撮ろうね 」と。 そう記したくせ、その後のお見舞いで、 卒業式には出られるよね? と尋ねた。 無茶なことを言っていないか不安だったのだ。
毎晩、姉の爪がぎちぎちという傍らで、 僕は自宅にいる時間を受験勉強に費やす、 健全でありふれた受験生として過ごす。
…………冬だった。]
(403) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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[ 冬の終わりが見えてきたころの話だ。 僕は進学先と、春から住む家を決めた。]
(404) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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あのね。高本くん。 家を出ることになったんだ。
(405) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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──数か月後──
[ 晴れやかとは言えないが、 淡々とした語調と表情で僕は言った。
僕はタイミングをうかがって、 ひとりでいる高本悟に声をかけた。 あまり脈略のない切り口だった。
僕の中でそれは、 冷たい校舎に閉じ込められるより前、 あの本当の文化祭の日と地続きの話。
……だったけれど、 話をする順序を少し間違えてしまったので、 たぶん、ずいぶん唐突に聞こえたことだろう。]
(406) nabe 2019/06/20(Thu) 20時半頃
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