219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[あくまで、僕の望みはね 観ること、ですから。 再び、風に酸素を攫わせ 後方にて、傍観の構え。
まぁ、あの雑音が倒されて 気が向けば、
少しくらいは、良いのかもしれませんが。]*
(@101) 2017/06/20(Tue) 13時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 13時半頃
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何や、おかしいことでも?
[彼方と此方 合わせた角を動かしたような 小さな認識のずれが、あるのでしょう、と 気付いていながら、そう、首を傾けるのは 意地が悪いと、言われるのでしょうか。]
――――、
[間、>>166]
(@102) 2017/06/20(Tue) 17時頃
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さて 何を以て、普通やないと言いはるんか 僕にゃあ、さぁっぱり、わかりませんが。
[か、か、と、地を打つ音。 降りて、そうして離れたところにも 氷槍めいた視線の突き刺さること>>166 地に伏せようと、恐らくは、日常においては想像もしないような痛みに襲われていようと>>168
飛びのいたカンガルーの脚に突き刺さった 氷柱と呼ぶには暴力的な塊よりも、鋭く。]
(@103) 2017/06/20(Tue) 17時頃
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呵々、 なんや、さっきから あいつに、あいつにって。
[「俺よりも、」なんて。]
自分のために、は あらへんの?
[自分のために、生き残りたい、とか。 生き返りたいから戦う、とか。]
なんで生きてほしい、とか もっと詳しいとこ、聞きたかったんやけどなぁ。
(@104) 2017/06/20(Tue) 17時半頃
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[片足で跳んだカンガルーは 胴の真ん中に、槍先を受け入れ 一つ、大きな早贄が立ちます。>>170 槍を飾るはずの赤を落とさずに、跡形もなく、消えて。]
ほんま
ざんねん、 やわぁ。
[開いた扇子、右へ左へ。 ゆるく扇げば、虎落笛。 小窓の隙間より、ぴゅうと鳴ります風の声は 次第に大きくなりまして。
それを起こす程度には速い、空気の流れを感じられることでしょう。]
(@105) 2017/06/20(Tue) 17時半頃
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[それから
その風に乗り、舞い踊る橙染の翅が 真っ二つに裂かれ、死んでいく様も見えましょうか。
彼の真正面より、不自然な大気の歪み。 圧縮を重ねた気体は、刃には成り得ませんが 小さな一つの弾丸として 彼の、傷ついていない方の脚へ、襲い掛かりましょう。]*
(@106) 2017/06/20(Tue) 17時半頃
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そっか ほな、試してみます? 逃げ切れるか、どうか。>>187
(@109) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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[そうして、笑うだけの元気があれば>>188 不可能なことでもないのでしょう? 生に縋りつく人というのも そら、面白いものですから。]
前の自分は、お嫌い?
[一歩、足を踏み出して。]
ま、ええわ。
[二歩、三歩、]
(@110) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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ほな その、惚れてまうくらいええオトコ見るためにも 残り時間、 がんばって 生き延びてください。
[上っ面と言いますが、>>189 その言葉も>>190 嘘ではないと。そう、思いたいものですから。]
そしたら、このゲームの終わりまで 援助、したりましょ。
[少しずつ、酸素を奪っていきながら 表の通りに、黒い蛙がいるのを見ながら。
手の中に、バッジを二つ。 生への一本道を、作って見せましょう。]
(@111) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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[ 目の前の青年が 一体、何を抱いて、何を失ってここに来たのやら。 災厄の女でもありませんから、 持ちもしない箱の中まで、覗くことはできませんで。
きっと、この僕が 青年の生前を知ったならば>>188 今でも、生前の僕でも、笑ってしまうことでしょうが。
ええ、だって 誰かの描く理想の中に、納まるような そんな、“良い子”ではありませんから、ね。 ]
(@112) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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せや 今回、ちと例外があるみたいでね。
自分は、どっちなんやろうね。
[例外か、否か。 世間話のような、穏やかな声。]*
(@113) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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[例え、弁舌優れた大人であろうが 僕の表情から読み取れますのは 愉悦、愉楽、そればかりでしょう。 笑顔の仮面をつけたようなそれではなく、 心の底から。]
最初っから、そうしてりゃあ 楽やったんやろうにねぇ。
[演じることも、生業の一つでありましたが それは、己を偽るということにあらず。 溢した声の、存外、柔らかいことに 微かな驚嘆を、飲み込んで。]
(@119) 2017/06/20(Tue) 21時半頃
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関係、ありますのや。 生き残れれば上々。それが、出来ずとも 二度目の死を迎えても尚、 生き返る権利を手に出来てしまうような。
死神にとっての、理不尽がね。
[参加者さんには、希望、でしょうか。>>201 蛙を潰しながら、弱りながら>>202 生への道へ縋りつくのを、 死神の双眸が、見下ろして。]
どっちなんやろうねぇ。
[繰り返す、好奇心。]
(@120) 2017/06/20(Tue) 21時半頃
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どっちでも、ええかな。 生き残れれば、関係ないことですからね?
さえ そろそろ、どなたさんかが、 ミッションクリアする頃やありませんかね。 結構緩いしな、今日のやつ。
[再び、黒い蛙が近づいてくるようならば 今度は、潰して差し上げましょう。 邪魔しなや、 そんな目は、表通りの方へ。]
(@121) 2017/06/20(Tue) 21時半頃
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[最後まで、ギリギリまで 縋ってほしいところですから。
呼吸をしたところで、息苦しさは収まらないでしょう。 きっと、あちらこちらの痛むことでしょう。 それでも、希望を示したのですから 最後まで、最後まで。]
[そう、望みながらも 緩く握りこんだ手の中に、 空気が集まって行くのを、感じます。 生への道を塞いでやれば 最後の最後に、終わりを差し出してやれば
それから、この子は例外なのか。 そんな、興味が。]*
(@122) 2017/06/20(Tue) 22時頃
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[手の中に、完成した一つの球。 からり、響かせます一本歯の音色。 路地から抜けるまで、もう少し。 進むほどに、何の手も加えていない外気が 這いずる身を、優しく迎えてくれることでしょう。]
ええ、最初から。
胸張っていきるってのは 楽しい事なんですよ。
[誰かの目を気にする時間よりも>>200 ずっと、ね。]
(@128) 2017/06/20(Tue) 22時半頃
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[もう少し、あと少しというところで 伸ばした指先へと、作り上げた球が、近づいて。]
頑張って 最後まで、消えんと おってくださいね。
[どうか、君が例外でありますよう。 そうしたら、僕は もっと、楽しいものが見られるでしょう、から。]
(@129) 2017/06/20(Tue) 22時半頃
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[球が、空を貫く音がしました。]
(@130) 2017/06/20(Tue) 22時半頃
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[指先より放った弾丸は 真っすぐ、まっすぐに、黒髪の後頭部へと。
人の頭をも、貫いてしまう 小さな空気の塊。]
[もう一人、見覚えのある参加者さんが 彼へと駆け寄る足音を、ききながら>>217 そして、また違う誰かの声を聴きながら>>222]
(@131) 2017/06/20(Tue) 22時半頃
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おや
お仲間さん、かねぇ?
[なんて 穏やかに笑ったまんま ゆるり 首を、傾けました。]*
(@132) 2017/06/20(Tue) 22時半頃
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[から、 から どの遊戯でも、一度や二度は 彼のように、時間をかけて ながぁく、“楽しんで”いることは 同じ死神ならば、ご存知でしょう。
高い席より、眺めていらっしゃる方も、例にもれず>>229]
(@137) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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[遠目にも、魔術師の姿は目立つものです。 ちら、と 見上げて 口角を、より一層吊り上げたのまで 彼方に見えたかは、さて。
死神になってからの三年間。 あらゆる手段を以て あらゆるサブミッションを以て
死神としてのいのちを得ると同時、 娯楽を求めてきたものです。
僕自身の“たのしみ”が 誰かの“ ”になると、 知りもせず。]
(@138) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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[伏した身体は、消滅まで さほど、時間はかからないでしょう。 ま、個人差という物はありますが。
黄色い観客までは、まだ少し、遠い位置。 観客の目を覚ますには もう少し、近づかなければいけない、距離。>>231
駆ける参加者さんを横目に>>241 死神のまぁっくろな瞳は 自然、相方と思われる、もう一人へ>>222]*
(@139) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 23時半頃
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―― Side:Twins ――
「けほ、 」
[ 胸が、くるしい。 それでも、走らなくちゃいけないの。 私は、わたしの手を引いて わたしは、私の後ろにいて
鼻緒よりも、まっかになった足 混凝土の上、小さな石ころたちが いくつも、あしのうらに突き刺さって もう、どこがいたいのかも、わかりません。 ]
(@140) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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[ 黒い狼を、見た気がしました。
(黒い羽根までは、見えなかったけども>>@133)
だれかと、すれ違った気がしました。
(振り返ったところで、 私たちには、決して、見えないなんて そんなこと、わからないけども。) ]
(@141) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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[ 捕まったら、 逃げきれなかったら 私たち、おしまいよ。
そう思えば ぞわり、這い上がる寒気がありました。 首元に、刃を添えられた時と同じ 死の恐怖を、突きつけられたとき、と。 ]
(@142) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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[ ここが、どこかも、わからないの。 こわくて、こわくって 震える足が、何かにひっかかって 転がる身体、二人分。 裸足の少女、見向きもせずに 生きている人たちは、過ぎていく。
はやく、今日がおわりますように。
そう、祈りながら
(どうしたって、 私たちに、明日はないって、知らずに。)
逃走劇は、まだ、終わらない。 ]*
(@143) 2017/06/20(Tue) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2017/06/20(Tue) 23時半頃
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おや、
[九想屋の、表よりは、少し離れた場所。 そこにも、愛らしい豚の声は聞こえてきます>>288 そらもう嬉しそうに、ぴぎぴぎ、ぴぎぴぎと>>290 もう一つ、ぴぎーと>>294 他にも、何やら かたぁいもんが落ちるようなものもありましたが>>289
今しがた、終わりを差し出した青年と もう一人、を、じぃと見ていたものですから
何が起こっているか、までは はて、わかりやしませんが。]*
(@147) 2017/06/21(Wed) 00時半頃
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[さて 死神の遊戯において 一番、面白い光景とは、何でしょうか。
手を取り合い、助け合うお二人さんか 最初、パートナーを見つけるべく奔走する御一人様か
僕はね、大抵何でも面白いとは思うのですが 人の心が、ありのままに吐き出される瞬間というものは 一等、気に入っているもので御座いまして。
例えば、そうやね。 眼前の、彼のような>>324]
(@151) 2017/06/21(Wed) 02時頃
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[ 片割れを喪い、怒り狂う人 それが好きで、観るのが楽しくて
――同時に、忘れ去った情の一つが ふつり、湧き出るような そんな、錯覚も覚えるものです。]
(@152) 2017/06/21(Wed) 02時頃
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