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…… ん 、内緒 …や けどっ ぁ
[言うてもうた。聞かせてと言われたから。
つい、とばかり笑って爪立てた背を引き寄せる。そうしてちょんっと唇で鼻に触れれば、おずおずとだけど確かに擦り寄って。きゅんきゅんと鳴る腹の事、此処の音も聞こえるって問いかけた。]
……俺 ん なか 。京介でいっぱいにしてや
――いっぱい聞いて。
[恥ずかしいて途中、顔を隠してしまうかも。
やけど、あかんって、やって、何もかんも嫌やないから、くちゅっと音を立てる結合部に顔を真っ赤して、今んなしと喘ぐのは言ってからの自覚のせい*]
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ ……足りひんもん。 (47) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 19時頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ
(48) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 19時頃 |
[ 甘ったるく先輩と呼ぶ声
広い背中には彼のつけた爪痕が
さくらの花びらのように散らされていく。
引っ張られる髪の痛みすらも
眩く思えた理由を知らないまま。
俺たちはきっとずるいのだと思う
その癖して彼の中にいない俺に
苛立って八つ当たりしたなどと
夜桜の名残が見せた幻と言い聞かせた ]
うそ、……つき。
俺のこと、好きなんて、……嘘や。
[ だからきっと気の迷いで気紛れで
臆病者は彼の気持ちすらも曲解する。
桜が散るあの一瞬
優しくて愛おしむように触れた指を。
眠る横顔に触れたやさしい温かさが
彼であればいいのだと、
そんな事を思うのはきっと此方だけ ]
ほんまやったら、泣くもん。
あっ……ほんまっぽい。あかんって。
泣くって、言うたのにぃ……。
[ 好きが本当だったらどうしようか
引き寄せる手は最早熱かった。
噛み締めた唇の上、鼻に寄せるくちびるに
恋している。恋している筈だが、誰に?
この眸に映るのは蓮、一人だけ ]
いっぱいにするもん。
お前の兄ちゃんにもやらへん。
[ 音が聞こえるかという問いには
流石に赤面してしまったけども
芽生えた対抗意識を発揮した ]
赤ちゃん、出来ちゃうくらいまで
今日は離さへんから覚悟して。
[ するりと撫でたのは彼の下腹部。
少し押してしまえば白濁液が垂れてしまうか。
そんな事すらも気にならないと腰を低く。
泡立つ粘液を卑猥に奏でながら
また硬くそそり立つ怒張で彼の腸壁を擦った。
先ほど彼が甲高い声で鳴いていた前立腺を
何度も掠めるように浅く突き立てて
顔を隠すものならその指に舌を這わす。
こちらを見てくれたら
腫れた突起の片方だけをゆるく引っ張って ]
[ 肛門性交の知識も浅く手筈も甘い。
もっと専用の器具や潤滑油の揃った環境で
彼を抱くのが一番良いのだろうけれども、
腰を揺らめかして甘える彼に
年齢相応の大人としての余裕が易々と砕かれる
熱っぽい瞳と視線を絡めて向き合い、
熱源同士を重ねてスキンシップをする間も
性感の刺激だけではなくて、
もっと別の快楽を求めているようにすら覗え。
朧に揺れる双眸――。
露で化粧を施した睫毛ごと瞼に接吻を落とし ]
良かった、気持ちよくなってくれていて。
心配だったんだ。
痛くて辛いだけじゃ無いか、って。
[ 逸物で確かめるのは――
彼の興奮を司る場所が萎えていないか。
男根の重量を受け止める硬度を保っている事を
元は異性愛者であるだけに、安堵する。
それに、性欲だけではなくて
彼の意思まで確かめる事が出来ると
未知なる同性とのセックスへの不安が
いくらか薄れ、繋がりたい欲求が強くなる ]
……俺も。
[ 彼を――求めている。
蜜を乞う声は甘く鼓膜を焚き
脳髄まで痺れそうになる。
この世のどんな花よりも
可憐な色に染まった頬と汗で艶引く乱れ髪。
唇を震わせて強請る彼に目を細めさせた。
心臓を掴まれているようだ。
愛されたいと、奪われたいと。
愛しい彼に求められて、自然と喉が鳴る。 ]
かず――…っん。
[ 覚悟を確かめるまでも無い。
不意に唇を奪われ、彼を呼ぶ声は吐息に溶ける
舌を絡め、唾液を絡めて粘膜を睦み合わせ ]
……っふ……、ん。
ぅ … っ
[ 深く深く、上顎を舌腹で撫でては
ぬるついた感触を楽しむ余裕なく貪り、
そうするうちに、性器同士の重なりを解き
性器と呼ぶにはまだ若い花蕾へ亀頭を密着させる ]
ッは……―― ……一輝。
ゆっくり、挿れるからね。
呼吸を止めずに、
どうしても辛かったら背に爪を立てたって良い
[ 彼に腕を回すようにと上体を重ね、
じりじりと先端から肉孔へと潜らせていく。
狭さに汗が額を伝い、自然と眉間に皺が寄る。
あまりにも窮屈な腸壁を少しずつ解すように。 ]
[ 唇を塞げば呼吸がしづらくなるだろう。
代わりに、頬に顎にと接吻の雨を降らす。
辛くないかと気遣わしげに彼を見つめては
次第に深くなってくる結合に酔いしれて ]
……、っは ――っく …
大 …丈夫?
[ 根元まで沈めようと試みるも、これ以上は
今すぐに捩じ込むのは難しいと判断。
それに、本来繋がる場所ではない部分を
無理やりこじ開けられる痛苦を思えば
少しでも快感で慰めてやりたい気持ちが強い。
相手が彼でなければ、目先の快楽に溺れ
間違いなく貫く事しか考えられなかっただろう。
最奥よりも手前にある性腺を狙い、
腰を前後させて摩擦を生じさせる。
何度か角度を変えながら、擦って、確かめ―― ]
[ 甘く可憐な花。
肉壺に潜む硬い実を――、潰す。 ]
……ここ、 …っ
[ 指で確かめた、弾力感。
それを思わせる硬い感触を先端で抉る。 ]
一輝――、…
[ どうだ、と問うよりも、
彼の反応を確かめるのが早かろう *]
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ ―それから― (66) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 22時頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ ほわっ!? なんや!? (67) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 22時半頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ
(68) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 22時半頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ
(69) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 22時半頃 |
[桜の花を彼に刻みつけていく。
失くした名、
一番大切な事を、口にした。
――うそつきという言葉に唇は一度息を吐く。
たくさんの思いを込めて、触れた指で咲いた背をなで]
…うそやないよ 、……やって、堪忍。
俺の方が泣いてばっかやもん。少しぐらい。
――泣いてや。
[眠る横顔が、幼い頃から慕い続けた彼であると同時。
大人になって知った
けど、そうしたら彼から見えへん、伝えられへん
それが嫌だった。涙眼に映るのが俺だけな事に満足して]
……………あほ、やな
ほんま 、すき。
[自分、あほや。でも、その言葉は真っ赤な顔で綴られる。
兄ちゃんにも―――やなんて、素敵な独占慾だろうか。
こういうところがずっこいなあって。思う]
ひゃ ぁ ……ん
赤ちゃん…出来たら、 …ええのに
[だから、漏れてしまった。
叶わないのに、彼の手が下腹を優しく撫でるから、押したせいで白濁が零れるから。喘ぐ媚肉は心の寂しさに反応して、腰を低くする彼を強く抱きしめた。泡立つ粘液によって、卑猥に奏でる音楽と
とも、彼のもので弾かれ、声をあげて]
京 …介 っ んぁ
[顔を隠しても彼に暴かれる。
彼に愛してもらえる、引っ張られたぶん赤く染まって。彼に縋りつく、助けてというように快感の海で必死に喘ぎ。彼の猛る剛直を受け止め、腰をゆらめかせ、初めての夜を超えていく]
[ 一生残らない傷になればいい。
不毛で馬鹿な願いばかり積もっていく。
この五指を痛むまで広げたとしても
この両手で彼を隠してしまえない。
桜に攫われるなんて言葉を信じていない。
だが今はそんな迷信すらも恐ろしかった ]
いやや、泣かへん。
だって、だめになる。
[ 意固地に嫌がるも涙腺は既に緩んでいる。
兎みたいに赤い雌じりを見たせいで
ぐしゃぐしゃと掻き立てられてしまう感情に
息を詰まらせ、短く細く吐いた ]
[ ちいさくかぶりを振る
そういったところが大人気なくて狡い。
自覚を連れているもの余裕などなかった ]
…………っ、
[ 何か形になるもの。
男性同士の非生産的とも称される事がある
そんな営みの中で育まれる命はない。
思うまま呟いた言葉でまた彼を
傷つけた可能性に息が震える。
腹に力を込めればそのまま伝い溢れる儚さ
…………れ、ん。全部、受け止めて。
[ 出来もしないことを望む。
彼の耳を塞いでいた手は彼の両頬へ。
髪を掻き抱きながらも
壊れ物を扱うかのような存外優しい手付きで
彼の頬に頬を合わせ擦り付け、
啄むだけのキスを送る。
きゅう、っと絞り取られる快感に視界は歪み
打ち震える竿は膨張を繰り返した。
脊髄から痺れ上がるような快感は重い。
彼にも快感を与えようと反応の良い部分を
抉りながらも奥へと向かい、
耳まで真っ赤にしながら快楽を耐えていた ]
[ まだ達したくなかった。
まだ終わりたくなかった。
まだ覚めたくなかった。
まだ、そばにいたかったから。
仰け反るその背に手のひらをあてがい
支えながらも彼を映すその眸は
何処までも泣きそうな顔だったから ]
一層、忘れられたらええねん。
[ 悔し紛れに忘れたくないのだと言葉にし、
それでも彼の視界に映り込む ]
れんだけ覚えてずっと、
俺のこと好きでいてくれたら、いい。
[ 何とも不器用で自分勝手な呪いを口にした。
それが叶うなんてその時は思っておらず、
肩甲骨、翼の名残に爪を立てる。
上がる口角に反して眸だけはいつだって、]
……ずっと。
[ 泣こうとはしない意気地なしだった ]*
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ[ 目はおかしくない>>70 (80) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 23時半頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ
(81) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 23時半頃 |
![]() | 【人】 ニビル星 キョウスケ (82) 24kisouth 2019/04/02(Tue) 23時半頃 |
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