122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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[>>1:322「世界の永遠の存続」が彼らの目的である。
世界の存続のためであれば「罪」を躊躇わず、 「法」を犯すことを厭わず、 「正義」を滅するも迷いなかった。 一人ひとりの異能こそ《機関》に及ばねど、 彼らが胸に抱く世界存続の意志は、決して劣るものではない。
ああ、然り。然り。
彼らが対立するは、自明の理である!]
(206) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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『 世界の存続のためになら、無辜の民を殺害しても良いのか? 否!!!否である!!!! 犠牲を容認する組織に正義などない!!! 』
『 犠牲失くして世界を失えだと!? 馬鹿を言え、世界が世界として存続せねば 全て失う事を分かっていない!!! 』
(207) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[《機関》が掲げる「正義」とは、勝者の理論だ。 批判の声は多く、しかし「正義」の名のもとに敵は排される。
自然、L.I.F.Eには人が集っていった。 L.I.F.Eの主眼は「究極のエゴ」であり、エゴは人を惹きつけてやまない。
その組織の一部に、>>177異端とされる宗教の者達が加わったのも、全く不思議ではない流れだろう。
そうして因果は集い、 世界の存続を願う組織の内側に、 世界を滅びへ向かわせる因子たる少女が生まれてしまったのは、なんとも皮肉な結果である。**]
(208) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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── L.I.F.Eについて、もう少し語ろう ──
[吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》。 L.I.F.Eが求めた、力の象徴《シンボル》。 その誕生には、多くの犠牲が必要であるとされ、死天使の壊誕《デス・エンジェル・バースデイ》の引き金となってしまった存在だ。
少し話は巻き戻るが、讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》と呼ばれた男がいる。 彼はセカイを愛する虹の女神を愛しながら、この大災厄を止めることはなかった。
>>1:342 生命の書《アカシックレコード》の記述。 セカイの選択。
彼は理由をそんな風に語ったというが、それだけで納得できる話だろうか?]
(210) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[もちろん、ここまで世界の記述を読み解いた君たちには、 「否」という答えがでるものだろう。 そう。 ここに、「可能性」があるのだ。
吸血天使は、 世界の存続に必要な、 不可欠な能力を保持しているという、可能性。
愛する虹の女神が愛した世界のために、 その「犠牲」が必要だと彼が判断した、可能性。]
(211) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[わたしはこう考えているのだ。
現在世界を危機に陥らせている、 世界終焉の因子たる、宿命の少女《ヒロイック・エターナル》。 これは一度や二度排したところで、時間をあけてまた生まれてしまう、 永遠の滅びの連鎖である。
もしも。 もしも、だ。
────この連鎖を、終わらせる力が、あるとすれば?]
(212) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[>>2:439>>2:440幸せを求めた一組の夫婦が引き寄せてしまった、 破滅の連鎖≪ハルマゲドン・チェインズ≫。
幾つもの世界を、訪れる世界を、新たなる世界を、 次々と破滅に追いやってしまう、呪われた宿命。 イタチごっことなってしまうだろう、宿命の少女殺害と誕生。
その連鎖を──── 断ち切る事ができれば。 それこそは悲願。 L.I.F.Eが望んだ、完全なる世界の永遠《エターナル・ワールド》の完成だ。]
(213) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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[まだそうと決まったわけではないが、わたしは夢見ているのだ。
多くの犠牲のもと誕生した天使……
血塗れのその産声が、
この世界の悲劇を全て喰らい尽くしてくれる、未来を。**]
(214) 2014/05/20(Tue) 21時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 21時頃
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── 少女(女神)の現在 ──
ゲームで遊んでいる場合では、ないのよ? ヨーラったら、もう……
[>>200正義や正義人形の二人には、空中に話しかけているように見えただろうか。 大変めずらしい──そもそも女神に会うことのほうが希少なのだが、それはさておく──女神の困り顔は、残念ながら妹との触れ合いでは解消されなかった。]
ライトも、そのつもりなのかしら。
[だとするならば。 この世界の不安定の原因は、そこにもあるのだろう。]
(221) 2014/05/20(Tue) 21時半頃
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[3女神は、3柱。
そのうち2柱の意識が世界から離れてしまえば、 世界の存続など、安定など、望むべくもない。]
ただでさえ、修復には泉に力を集めないといけないのに……
[これほどの危機。 おそらく、3女神全てが泉へと溶けてやっと足りるか、 それでもたりないかもしれないほどの不安定。]
(222) 2014/05/20(Tue) 21時半頃
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判ったわ。黒《ノワール》お姉さまこそ、ご無事?
[聴こえる黒《ノワール》お姉さまの声に現実を取り戻して、
安堵の息と共にアレイーオンの手綱を取った]
[もし──にんげんを許すとすれば。
次の書き手である J と呼ぶ男だろう。
答えを聞けば静かに頷いて]
お前はお前の正義を貫け。
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世界が、悪を……あの虹も、そのせい、なの。
[>>229男の呼びかけに、少女の周りの虹色も、胸元の桃白色も揺れる。 見上げた空には7つのライン。
紫、青が灯っているその色は。]
──── 耽溺の藍《インドルジェンス・インディゴ》 は、すぐそこ。
[二つが染まれば次も、だ。 その名がするりと口から出たのは、 ”A”として世界を学んだ結果であった。]
(238) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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…… え?
[>>233見上げている横から、声がする。 声だけでない、機械音。]
正義、 さん……?
[考えてもみなかった、という、驚きの顔。 己の首を締めたばかりの相手をしかし、容れてしまった愚かな女神。]
(239) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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なにを ……
[何かを決めたなら、手伝おう。 この世界のためと言うのだから。
そんな愚かな想いから灯した虹色は場に広がり、
少女の胸元の桃白色は、明滅の間隔を短くしていった。]
(240) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/05/20(Tue) 22時頃
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[ああ。 これぞ、まさにその場面。
知らないだろう。 誰もしらないだろう。
少女は誰にも言わなかったのだから。]
(244) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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[少女が見続けた悪夢。
少女が見続けた終焉。
少女が見続けた真紅。
争いの、一幕。]
(245) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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[ 少女は、己の死を見続けていた。 ]
(246) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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[ ──────── 少女が恐れ続けた場面が、
この、 今 である。 ]
(247) 2014/05/20(Tue) 22時頃
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/*
業務連絡。
アイリスにはちょっかいかけるだけのつもりでしたが
割と死にに来ている……?と不安なJです。
ここを今日落とすのはどうなんだろうと思いつつ
ご意見等聞かせていただければ幸いです。
/*
多分吊りはヤンファになると思うので
襲撃さえ何とかすれば、とは思います、が……!
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[ パパッ パララッ ッッ パララララララッ ――!!! ]
(254) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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っ ──────── ……
[少女の形をした光を、非情なる弾丸が貫いていく。
少女(女神)は、抵抗をしなかった。
少女の夢の通り、少女は弾丸に全身を貫かれ、光を散らした。]
(255) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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[ ──── だが、 少女はこの瞬間に消滅したわけでは、なかった。 ]
(256) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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/*
が強すぎてどうしようとか思いつつ
ちょっと色々考えてきます。(土下座
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[ぐらりと揺れた影。 影は倒れるかと思われたが、]
──────── だ め、 ……
[小さな声が、挟まった。
影はいつの間にか、虹色の刀を手に、刀を支えに、倒れず留まっていた。]
(257) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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[ これは、奇跡だ。 夢の通りであるならば、この時点で少女は、倒れ伏していた。
倒れて命を落とし、終わっていた、そのはずだった。 けれど今、少女は未だ倒れずに在る。 それが残りほんの、ほんの僅かなひとときであろうとも…… 誰も知ることのない、奇跡。
ああ、少女が理屈を知ることはないだろう。 けれど関係はない。 問題は、理由ではなく、結果なのだから。]
(258) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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”J” …… あなた、おかしい、わ。
その、目…… その、決定……
そんな風に あなた、人の言葉をきかないひとだった?
ねえ。 …… あなたの闇…… そんなに、濁ってた……?
(259) 2014/05/20(Tue) 22時半頃
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