158 Anotherday for "wolves"
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[聞こえる少女の声に意識を向ける。]
聞こえているよ。
――…ああ、名乗っていなかったっけ。
残念ながら悪魔じゃないなぁ。
ほら、聞き覚えがないかい?
僕は本屋のベネットだよ。
[柔らかな口調のまま、名乗り]
辛い時は、誰かに頼れと言っただろう?
だから。それでいいんだよ。マーゴット。
[繰り返される「ごめんなさい」を
宥めるように]
……待ってなさい。
[それだけ告げた*]
せんせ、 …ありがとう………。
[ わたしの声を聞いてくれて。 ここまで来てくれて。
彼を連れて、きてくれて。]
ベネット……?
本屋のベネット…。
[聞いたままに繰り返して]
うそ…――。
じゃあもしかして、お姉さんの村に住んでる人…?
じゃあ本当に村の人を殺しちゃうの…?
どうして…。
[どうして。
理由はずっと話していた。
なんとなく話が理解できるようになってきた。
思い出せ、思い出せ。
彼らはなんと言っていたか。]
[少女の反応から
正体に気付いていなかったのだと確信する。]
――…お姉さんに名を訊いてみるといい。
きっとキミも知ってるひとだ。
全部、村での話だよ。
[屠ろうとするのが誰なのか。
それを導き出すとすれば彼女自身。
どうして、の答えは綴らず、
村の人を、という言葉を肯定する応えを。]
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―現在― [―――…ぐらり。何かが傾いた音がする。] [水平を保っていたはずの天秤は片方に傾きはじめた。 …いや、もうはじまっていたのだ、集会所に集められたあの時から。] [変わらぬ日常をと望んで出歩いていた集会所への途中の道。 紙の山に埋れていたせいか、男の耳に入るのは歪んだ情報と異端へと向けられる視線。] [実際、集会所で話を聞いた時には他人ごとだったのだ。 この村が隣村のような事になる筈は無いと、胸の片隅で広がる不安を見えないふりをしながら過ごしていた。それを崩したのは、人々の噂話。]
『人の姿をした狼達が、ついには仲間同士で喰い合いを始めたんだ』 『やっぱり、人と狼が共存しようだなんて無理な話だったのよ』 『人間も狼も食い殺されて、皆居なくなっちまうんだ…!』
[…何時もなら、落ち着いてくれと事態を収集するために走る己だが。 果たして自分の話を聞いてくれる者がどれ程いるものか。 信頼関係というものは、築くのは難しく壊すのは容易い。 そう、何処か諦めにもにた感情を抱いていた。]
(522) 2015/05/14(Thu) 23時半頃
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あーら、奇遇なこと。
いつも守られているお姫様。
自分から食べられに来てくれたのかしら?
[くすくす、くすくす。
高く澄んだ声は、目の前の二人へと落ちました。
偽りの涙で腫らした瞼を抉じ開けて。
奥に光る真紅は、瞳孔を細めて獲物を見つめます。]
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[やれやれ、と視線を下げながら溜息をつく。 黒銀の言葉を頭の中で再生しながら、集会所へと向けていた足を自宅へと戻した。
そうしたならば、丁度己の家へと訪ねてくれていた彼等には会えただろう。 サイラスから>>515噂話よりも詳細な話を聞けば、目を伏せる。 宿へと向かうという彼らを見送りながら、己がどうしたいのかを考える、考える。
まだ、同胞の仕業ではないのではと信じるのは、些か苦しい気がした。**]
(531) 2015/05/14(Thu) 23時半頃
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誰…――?
[あなたは誰?]
誰…――?
[殺されちゃうのは…誰?]
そうだな。
…ああ、メアリーはかくれんぼの名人だ。
きちんとそのまま隠れておいで。
なあに、心配することはない。
ここに居るのは、みんな味方なのだから。
[弾むような娘の声に返るは、父の声。
優しい声色で安堵させるように告げる言葉は、
ひょっとしたら己のためでもあっただろうか]
[ベネットの軽口が響く。
聡い青年だと、内心苦笑した。
確かに、先の言葉に男は自分を入れてはいない。
入れずとも良いと思っていた。
彼ら──族長に従う者らは、犯人を捜すだろう。
犯人を見つけずにはいられぬだろう。
ならば自分が。その時には彼らの盾になろうと]
おやおや。
[けれど口に出す音は別のこと]
私がそう簡単に死ぬように見えるかい?
これでも、伊達に年を重ねてきたわけじゃない。
……そら。
誤魔化すのだって、充分お手のものさ。
だから、大丈夫だよ。
[そんな言葉で、彼の気遣いをはぐらかす]
────…
[やがて聞こえて来た、彼女の声
急がなければと、それには応えず、男は黙って空を見上げた*]
──見捨てられた、可哀想なあなた。
[それが誰と知らないから、容易く見捨てられ
得るものの為か、失うものの為か
犠牲に払われるであろう命の灯火
投げやりに放たれた、見捨てる言葉]
ああ、そうそう。
私もこの村の一人。
誰かわかるかしら?
[それでも少女に名前を告げなかったのは
ただの意地悪のつもりです。
隠す気など毛頭ありません。
誰かが口にすれば、それはそれとばかり。]
誰か、わかるかしら?
[そう、私は一体誰なのか。
私が、誰を殺すのか。
『知らない』と見捨てたのだから。
あなたに教えるつもりなんてないけれど。]
[楽しそうに 歌を歌っているように
頭に響くのは意地悪な言葉。]
……わからないわ。
わたし、あなたみたいな意地悪な人
会ったことないもの……。
きっと家を締め切って
厚いカーテンの奥で暮らしてる人ね。
[それにしてもやたらと
“見捨てられた”という言い回しを使う。
よほどわたしを 悪者にしたいのか。
自分はもっと酷いことを言ってるのに。]
わたしは…わたしは違う。
わたしあなたたちみたいに意地悪じゃないもの。
意地悪?
ふふっ、そうね、その通り。
[それは歪んだ私には、褒め言葉にもなるものでした。]
そう、たった一人の部屋の中で
カーテンも開けず、暮らしているの。
[よくわかったわね、偉いわと。
それもまた高圧的な態度なのでしょう。
くすくすと微笑めば、先ほどまでの『味方』の会話を
なぞるように話し始めました。
独り言のようなものです。
つらつら、つらつらと。]
[あの時の老いた男の口振りには気付いていましたが
私はその言葉にだけ、わざと何も返しませんでした。]
人を食らう人狼を見抜く術、
かくれんぼ、ねぇ。
いいんじゃない?
[何がいいのかまで口にしないのは
これが独り言のようなものだからでしょう。]
素敵な『楽園』の為にも
見つけたら食べてしまわなくちゃいけないわ。
[まるで何も考えていないような言葉を落とします。
軽い調子には、軽い調子で。
耳につくのはころころと鈴の鳴るような笑み。]
あなたが持ってるの、それ。
[ちんけな銀の薔薇細工。
悪避けのつもりかしら、銀なんて。
古い伝承よね、狼人間には銀が効くなんて『逸話』。
まるで死を呼ぶ花のよう。
これを下げられた『人』は、次々に死んでいくの。
そんな物語があっても面白いわ。
私は首元を見つめながら、くすくすと嗤っていました。]
いいえ、なんでもないの。
気にしないでお姫様。
ああ、私たちのことなんて『視え』ないのだったかしら?
[くすくす、くすくすと。]
[だって可笑しくて仕方がないのです。
涙が浮かんでしまうほどに、愉快で仕方がないのです。
死んだと判れば
すぐにでも過去として処理してしまう、彼女(マーゴット)が。
すぐにでも過去として処理されてしまう、彼女(オーレリア)が。
可哀想ねと呟くのは、小さく。
『味方』にも届かぬ音で、唇だけを動かしました。
今宵、私に食べられるあなた(マーゴット)。
彼方が死ねば、みんなあなたを過去にするでしょうね。
それって、ああ、なんて。]
滑稽なのかしら。
[幼い彼女とすれ違うことができたなら。
私は醜い唇を、ニタリと歪ませて見せたでしょう。]
ごきげんよう?
[別れ際にそんな挨拶を落としたのは
意地悪な私が、また意地悪に。
声の正体を教えるためでありました。]
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