266 冷たい校舎村7
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
──現在:通学路──
[ 掌に暖を取りながら歩いていて、
てるてる坊主みたく不格好な僕と、 華やかな傘を咲かせる彼女の、 奇妙な取り合わせが見れたんじゃないか。 ……たぶん、だけれど。
ともかく僕は、飛んできた陽気な声>>521に、 すうっと視線を移して、言葉を返した。]
(553) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
高本くんは、残念じゃないと思うけど……、 おはよう。すごく、雪だね。
[ 目を凝らせば、白色の景色の奥に、 残念と称された委員長の姿も見えただろうか。
休校じゃないらしい。と、 ニュース速報みたく飛び込んでくる姿に、 僕はもう一度灰谷さんのほうを見て、 学校はあるらしいので、来てよかったね。 という旨のことを、言おうとして、やめた。] ……でも、全然人がいないけど、 みんな、欠席扱いになっちゃうのかな。
[ もう学校は近いはずなのに、 あまりにも、仲冬高校の制服を見かけないためだ。]
(554) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
[ 天気のせいで学校に来れない場合も、 警報が出ていなければ欠席になるのだろうか。 だとすると、少し可哀そうだな。と思いながら、 僕はやっぱり淡々と足を進めていく。
高本悟が追い付いてきたら、おはようと言おう。 屋根も壁もある校舎までは、もう間もなく。*]
(555) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
──回想:役割分担の後に>>523──
[ とっつきにくい。と認識されていることを、 僕が察することは、きっとなかったはずだ。
そういうことができるのであれば、 とっつきにくくなんかなかっただろうから。
それはさておき。 小学校から同じだったえらい子。七月葉子。 僕の両親はあまり口うるさいほうでなく、 成績のことも、交友関係のことも、 根掘り葉掘り聞いてくることはなかったけど、
「誰が一番いい点を取ったの?」 「誰が先生に褒められたの?」と聞かれたら、 きっと、しぶしぶか、憧れを滲ませて、 親の前に差し出すことになる名前。葉子ちゃん。]
(556) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
[ だから、七月葉子は正しい。]
(557) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
[ ──というのが、長らく僕の認識である。
学校という社会において正しい。 大人の物差しでえらい。だから正しい。
そんな彼女が、僕に言葉を投げる>>523。 僕は立ち止まり、はにかんで答える。]
……できるものだね。やってみたら。
[ 謙遜というのを、適切に差し込むのが苦手だ。
僕は、僕がメイクをできた。 と実感していたので、そう言って頷き、 それから、続けられた言葉>>525に、 微笑んだ表情のまま、何もかも動かすのをやめた。]
(558) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
────……、
[ 少し遅れて、やや眉が下がるのが分かった。
意図した動きではなかったけれど、 姉は作業中に僕が表情を変えるのを嫌がるので、 僕もいつしかそのことに敏感になっていた。 無意識に動いてしまったな。というのは分かった。
口角は、相変わらず持ち上がっていた。
僕の大きく裂けたみたいな口は、 もう少し小さければ品が良く見えるのに。と、 唯一姉が否定するパーツだったけれど、 大げさなくらい、笑みを貼り付けているようで、 僕は自分の口許の造形が、嫌いじゃない。]
(559) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
[ そうなんだ。と言えばよかったのだろうか。 でも、そうじゃなかったので、僕は言えず、 たぶん、やや困ったように笑っていた。
それで困るのは、おそらく七月葉子のほうで、 僕はそこで適当に何かうまいこと言うべきだった。
彼女の意味するところが、 僕の想定と違った。というのは、 僕には知る由もないことだ。
ただ曖昧に口を噤んでしまった僕を、 彼女がどう思ったかは分からないけれど、 僕は、七月葉子が次の言葉を吐くか、 会話を切り上げて立ち去るまで、 うまい言葉が思いつかず、そうしていたと思う。**]
(560) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
|
|
──回想:文化祭準備中──
( たりぃー…… )
[ 机の上に足を乗せる、なんて典型的な不良の図。 成績上位者の集うクラスの水準を下げているのは 間違いなく自分であろうことも自覚している。
誰が、彼自身のテストの成績が 上位常連者だったと思うことがあるだろうか?
勿論、かつての彼を知る者ならば 知っていることもあるかもしれないが。 ]
(561) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
[ そして、お行儀悪く話し合いに耳を攲てていた。 着々と進む話し合いの主題は、文化祭。 高校生活に於いて最も面倒くさい行事のひとつ。
俺には到底向いてなどいないものだった為、 各々、得意分野を活かす為の配役を割り振られ スムーズな進行によって決定していくのを ぼんやりと遠くに聞いていただけだった。 俺は口出しなんて一つもしていない。
───そうだ、口出しなんてしていない、 ]
(562) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
[ なのにだ。 なにかがおかしい。 俺の前に立つ、にこにこ魔人は いつもみたく笑っていた。>>327 ]
……あ? 気色悪ぃ顔してんなよ
[ 空を飛ぶ鳥を追いかけるよう外を眺めていた俺は ダメかと尋ねる言葉に漸く彼を視界に捉えた。
ぶっちゃけ、話の半分以上聞いてなかった。 専門的な話は、わからん。難しい。 ただ、自分が言えることはひとつ。 ]
(563) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
……、好きにすれば? お前のカンバスにでもなってやらァ
[ 愛想が悪く、眼光は鋭い、凶悪で不良なこの顔を 化粧でもしたら隠しきることができるんだろうか。 どうやって化け物じみたものにするのかと思う。
颯太自身には馴染みのない呪文たち。 コントローラーだかシャドウボーダーだか まったくもって区別もつかぬ言葉の羅列を どうしたって聞いていないゆえの感想だった。 ]
(564) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
[ 全く以って乗り気ではない文化祭。 だというのに、こうも引き受けてしまったのは 恐らく蛭野京輔という男の頼みだったからか。
コイツは普段からにこにこと笑いかけてくる。 委員長とは違った笑顔には薄気味悪さすら覚えたが。
真っ直ぐさとは異なるものの、 素直と形容できる男だったから、 嫌いきることはできなかったのだった。 ]
でだ、京輔。 お前の頼みを聞いてやる代わりに 俺の頼みも聞いてくれんだろ?
[ そして俺は、帰りかけるのをやめていた。 ]
(565) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
[ さて、頼みごとを引き受けてくれたかどうか。 どちらにせよ颯太は言葉を重ねて。 ]
で、舞台は病院なんだろ? この化け物のモチーフは何、
[ 座椅子の背を引きながら、 机との空間を作りあいだに収まりながら、 俺は京輔に目指す化け物についてを問うた。
創作物を生み出す彼の感性など、 こねくり回した塊のことなど知らぬ故に。 ]*
(566) 2019/06/06(Thu) 19時頃
|
|
──回想:文化祭準備>>561──
…………、 何かついてる?
[ つっけどんな言葉>>563を受けて、 僕は自分の頬を指でなぞった。
自分が気色の悪い顔をしていると、 思ってもみなかったので、異変を探して。
かくして、僕は気色悪ぃ顔魔人のまま、 にこやかに彼の前に立っており、 まっすぐに、鋭い眼光を見つめたまんま、 ”好きにすれば”>>564という言質を取った。]
(567) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
|
|
──助かるよ。ありがとう。
[ 延々と唱えた姉仕込みの呪文には、 どうやら判断力を鈍らせるのか、 眠気を誘うのか、マヒ状態にするのか、 とにかく、なんらかの効果があったらしい。
まさか、そんなことにも気付かず、 僕は素直に微笑み、お礼を述べた。 彼の認識>>565に違わず、ごく素直に。]
(568) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
|
|
[ さて、轟木颯太が続けた問いかけ>>565に、 僕が一も二もなく、にこやかに頷き、]
いいよ。何かな。
[ と答えたのは、彼の言う交換条件というのが、 フェアであると思ったから。というのが半分。
残り半分は、恐らくそれが、 轟木颯太という男の言い分だったからだろう。
さて、道具は用意してある。 今でもいいし、日を改めてもいい。
思いついたことを試して、 級友をカンバスに想像を形にして、 納得のいく出来だったら、灰谷彩華に見せよう。]
(569) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
|
|
[ 考えながら、僕はさらなる問い>>566に顔を上げ、 すうっと目を細めて、嬉し気に答える。]
……口裂けゾンビ。
[ 病院になら相応しいでしょう。というのは、 後付けもいいところで、それさえ無意識で、
あの有名な都市伝説の女だって、 きっかけは病院でも、出現場所は道端で、
でも、たぶん。僕は単にそれを作りたかった。 というより、そういう化け物になら、自信があった。*]
(570) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
|
|
――独白――
[英語が苦手だ。歴史が苦手だ。 古文がそもそも嫌いだ。 覚えるページの数が多いのにやる気がないから 混ざり混ざってわからなくなってしまう。
中学校の頃までは得意だったんだけれども うっかり進学校なんて入ってしまったものだから。 問題集の丸写しの問題なんかは 答えを覚えているから楽勝なんだけれども 応用問題なんかが出た日には
ほら、今日も183ページ目のセポイの乱が 65ページ目のmayやmightと踊って、 けだしあはれなものを、 五月生まれの本居宣長が古事記伝を著しTripして、
結局テストの空白に何を書く。]
(571) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
[その点、 数学は楽だ。美術は楽だ。
何って、見たままを解けばいい。 デッサンなら見たままを描けばいい。
正解は目が覚えている。 解答そのものを覚えている。
それくらいが、生きるのに丁度いい。 言葉に持たされたいくつもの意味も、 歴史の上で何が起こって何につながったかの流れも、
俺が映像として覚えるには重過ぎる。
4H3H2H、HとHBをはさんで2B3B4B。 カッターを手にとって命を削り取るように なじんだ鉛筆の先を削り上げて 真っ白な紙にイロの失せた物体を閉じ込める。]
(572) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
[なんにもない木から仏像を彫り上げるように 覚えたものを鮮明に描き出して
見えている関数から 覚えている解答を当てはめて
それくらいで丁度いい。
けれど世間様は暗記ができる子を賢いというので。 やる気のない俺は、落ちこぼれるばかりでありました。]*
(573) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
──回想:盗難──
どの口が言ってんだ
[ 一つ一つの仕草さえ演技がかっていて>>329 余計に眉間の皺は深く刻まれていく。 ]
────……、
[ 沈黙は肯定と取られるのか、 果たして否定と取られるのか、
主観に基づく受け止め方が存在する中で 俺はただ睨みをきかせるだけだった。 ]
(574) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
分かってて言ってんならタチが悪い 自覚がねえならもっと悪い
[ 暫くして、深いため息と共に答える。 ]
俺が犯人じゃないなら、 ………犯人は誰だ?
暴いてみせてくれよ、委員長
[ 披露される筈もない推理を思い、 強者の顔をいつまで経っても辞めない 鼻に付く笑顔から視線を逸らした。 ]
(575) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
[ いつまで経っても変わらない。 あの頃も高みの見物≠続けるコイツ。
コイツの前じゃ、 強者になりきれはしないのだ。 逃れきれないのだ、過去からは。 弱者として在った自分とは 切ってもきれない糸が繋がっている。 ]
だまれよ、 その口を二度と開けないようにするぞ
[ しかし、口を閉ざしてしまうのは俺の方だった。 ]*
(576) 2019/06/06(Thu) 20時頃
|
|
──回想:盗難について>>532──
[ ええと。どうやらクラスで喧嘩がはじまりまして。
僕はそのときぼんやりしていて──、 ……僕はいつも大体ぼんやりしているんだけど、
そのときも、気づいたら割と近くで、 養拓海と轟木颯太が拳を交わしていたようで、 物騒な物音がして、僕は面食らって顔を上げた。
思いのほか現場が近い。と思い、 僕はいそいそと自分の席を立つ。
それから、ぐるりと教室を見回して、 帰ってきた様子の宇井野堅治>>532の席へ。]
(577) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
|
……あまりいいタイミングじゃなかったね。
[ 僕はそう言って、隣の席に座る。 もちろん、現場から見て、 宇井野堅治を挟んで奥側に。
ちょうど、その席の生徒は席を外していた。
止めるでもなく、僕は席につき、 自席から持ってきた参考書を開く。
仲裁とかそういうのは僕の役割ではないし、 かといって、僕は今教室で過ごしたい。 なので、安全地帯へ避難したまで。]
(578) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
|
[ 様子を見ているらしい宇井野堅治>>533を、 僕はちらりと見上げて、穏やかに笑う。]
僕が陰に隠れられる相手って、 このクラスに、あまりたくさんいないから、 僕にとってはいいタイミングだったけど。
[ 僕には姉しかきょうだいがいないし、 殴り合いの喧嘩をするような友人もいなかった。
荒事は得意じゃないし、僕の役割ではないと、 さっさと決め込んで、陰に隠れる。僕のやり方。
宇井野堅治の大きな体越しに覗き見た友人は、 ずいぶんと楽しそうで、僕は不思議に思う。]
(579) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
|
楽しそうだね。痛いだろうに。 それとも、慣れるのかな。痛いのも。
[ 他人事のように僕は言った。 事実、他人事だった。止める予定すらない。
たぶん、こういう場面で僕を頼る人はいないし、 まだ田所さんの方が支持されるとすら思う。
けれど、それが僕であるのだし、 ……それが、なんだというのだろう。
荒事において、役割を得る隣の彼と、 得ない僕の、とりとめのない会話として、 僕はゆるりと首を傾げ、視線を持ち上げた。*]
(580) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
|
──── 回想:買出しについて ────
[ 茹るような暑い日だった。 コンクリート・ジャングルが揺れて見えるのは、 気のせいじゃなくて、暑さのせい。 落ちた汗滴さえもすぐに干上がる日で、 ついでに一限目が体育だった。
そんな日は、 クールダウンして、汗を拭く。 一度体操服を脱ぐから、トイレの個室で。
丁度、それが終わったときのことだ。 ]
(581) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
|
噂?
[ 養、よりも。おはよ、よりも。 腑抜けた三音が、朝の光に溶けていく。 自分が目立つという自覚はあって。 噂の一つ二つがあっても不思議ではなかったが>>550
ランニングのことまで、とは。 思いもしなかったからこその、三音で。
でも、そんなことは、 わりかしどうでも良いことだった。 だから、改めるようにして。 おはよ、の、三音に切り替えた。 よう、って。呼びかけるみたいな名前を添えて。 ]
(582) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る