278 冷たい校舎村8
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— 昇降口前 —
[黒いインクは全て綺麗さっぱり消えている。 ここを開ければ、元の世界へ出れるだろう。
……と、その脇に、 たくさんのマネキンのような、柔らかい人形が積み重なっている。>>3:879 これは消すことができないから、しょうがない。
そこから引っ張り出されたマネキンには、 既に毛布が被せられていた。]
まなちゃん、ごめんね。
[エンドロールの終わる映画館には、観客はいられない。 最後まで楽しんでくれたかなぁ。 くだらない話で、申し訳ないけれど。
昇降口前をそのまま通り過ぎて、ひたひたと歩く。*]
(19) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[外は静かに雪が降っている。
ごめんなさいを言えるほどに殊勝じゃない俺は 未練がましくもまだ校舎の中にいた。]*
(20) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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――チャイムが鳴る――
[福住との話を終えて、教室に戻った辰美は 昨日と同じように寝る支度を整え、眠りについた。
連城や礼一郎がそこにいたなら、 話すこともあったかもしれないが、 そこまで口数は多くなく、 何をするかといえば黒板の文字をカメラに写すだけ。
そうして、夜は更けていく。]
(21) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[──午前8時50分。 目を覚ました辰美幸俊は、 教室の前に血だまりを見つけた。
それから気づいてしまう。 阿東礼一郎の姿が教室にない。]
……れーがいない。
[そのつぶやきは、 教室にいたなら連城にも聞こえただろう。 辰美はそのまま足跡を追って二階を行く。 追って、追って、追った二階の廊下の端。
果てだったはずの所に それ、が転がっていた。]
(22) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[顔に大きな印がある。>>4:625 少し小柄な背丈の、髪の短い男のマネキン。 上履きが赤く血にまみれているが、外傷はない。
ただ、何か罪を示すように、大きな印が刻まれている。]
(23) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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「あーあ。ダメだったね。 彼もまたこの夢の中から追い出されたようだ」 「結局さあお前はここに残るんだよ」 「見てろってさあ。どの口がいうわけ」 「だって死にたいもんな」 「むしろ死ねよ、お前がいるから俺が、」
(24) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[耳鳴りがする。 やかましく囀る兄の声がある。 目の前を顔の崩れた紳士が歩いていく。 息が、できなくなっていく。]
(25) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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……うるさい。
(26) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[うつむいた辰美は、それだけを呟いた。 どこから落ちてきたのか、 血の足跡に一つ二つと透明な雫が落ちて、 …………それで、おしまい。
目元を強引に腕で擦って、 辰美は無理に大きく息を吸って、吐き出した。]
(27) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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[犯した罪は消えない。 だけれど、これまで重ねた良い事だって、帳消しにはならない。
恥ある人間の真似をして、ようやく、辰美は息をする。]
(28) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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大丈夫。大丈夫。……だいじょーぶ。
[ここに残された。残って、しまった。
だからきっと、辰美は最後まで、 この世界に向き合う必要がある。
遺書の送り主は未だわからず、 絆創膏が貼られたままの左手を強く握って 一旦、くるりと教室に踵を返した。*]
(29) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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― 2階:廊下 ―
[廊下の端。本来そこは行き止まりだけど、 その先には増設された歪んだ部室棟がある。
……その手前に、マネキンが転がっている。>>4:625 邪魔だなぁ、って思って蹴ったりはしないよ。別に。]
何を踏んだの?
[汚れた靴底が気になるけど、わたしはそれを察することもない。 帰って聞けば教えてくれるのかもしれないけど。 その約束は、果たせないね。 まあ、しょうがない。
委員長が他のみんなにしてあげたみたいに、 布をそっと被せてあげるべきなのかもしれないけど。
>>22誰かが来そうな気配がしたので、 気付かれる前にふらり、そこを立ち去る。*]
(30) 2020/06/22(Mon) 00時半頃
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―― 昨晩 / 音楽室 ――
[その日の晩も、眠れなかった。
真っ暗な電気の消えた音楽室でひとりきり。 辰美の用意したシーツで 寝返りを打っていた]
(31) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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……寒い。
[窓の外では、相変わらずしんしんと 雪は降り続けている。
毛布を頭まで被って スマホの画面に明かりを灯す。 映すのは、擦り切れるほどに見た 文化祭の劇の映像だ]
(32) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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楽しかったな。
[毛布の中で、ぽつりと呟いた]
(33) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[巻き戻す。繰り返す。 何度見たって飽きることはない。 映像は、決して止めない。止めてはならない。
――自分が、ひとりきりだと自覚してしまうから。
冷えきった音楽室の中。 画面の中で役を演じるクラスメイト達と共に 俺は眠りの世界へと旅立った]
(34) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[そうして、朝が来れば また不気味なチャイムが鳴り響く]>>#0
(35) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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―― 8:50 ――
[購買で腹ごなしをするために 廊下を歩いている最中、俺はその音を聞いた。
もう何度目になるだろう。 その不気味なチャイムが誰かが消える合図であることに、 薄々俺は気付き始めていた。
胸騒ぎがした。 弾かれたように俺は廊下を駆けだす]
(36) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[そして、その教室を見つけた。>>650
すりガラス越しに見えるのは、 天井までうずたかく積まれた“白い何か”だ。 胸がばくばくと五月蠅い。痛いほどに。
俺は意を決して、ドアに手を掛けた]
(37) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[――どさ、どさどさどさっ!]
(38) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[ドアを開けた途端、 雪崩のように廊下に崩れてきたのは、 大量の白紙の原稿用紙。
予感が、確信に変わった]
……誠香っ!
[叫んだ。原稿用紙を掻き分けて、 教室の中へ分け入ろうとする]
(39) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[爪の隙間に、指の腹に、 原稿用紙の端がざくりと切り込みを入れる。
湿気てない新しい紙って、 けっこう手が切れるんだよな。 だけどそんなこと、今は気にしてはいられない]
どこだよ、誠香……っ!
[泣きそうな声を出して、 手をいくつもの切り傷で真っ赤にさせながら 原稿の山を掘ってゆく。掘ってゆく。掘ってゆく]
(40) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[そして、原稿用紙の隙間から覗く 肌色の指先を、ようやく見つけた。 掘って。白い原稿用紙を血で赤く染めて。掘って。 ようやくその冷たい手を握って、引っ張り出した。
俺の腕の中にあったのは、 誠香によく似た、ひしゃげたマネキン人形だ。 物言わぬ冷たいそれを、思い切り抱きしめた]
(41) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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俺、まだおまえに言いたいこと なにも伝えられてない。
俺を、置いて行くなよ……っ!
[ぽろぽろと涙を零した]
(42) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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いやだ。いやだいやだいやだ。 おまえに嫌われたままお別れだなんて嫌だ。 無事に、帰っただけだよな。 ほんとに死んだわけじゃないよな。 ……誠香。
[自分に言い聞かせるように、 答えの返ることのない問いを宙に投げる]
(43) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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そんなに、原稿いやだったら 逃げちまえよ……ばか。
[誠香の苦悩を何も知らない俺は、 絞り出すようにそう呟いて――
あの約束を、思い出した]
(44) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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(毛布はいらないから氷室のマフラーがほしいな。 あれ、暖かかったよ)>>4:253
(45) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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取りに、行かなきゃ。
[そっと廊下に誠香によく似た人形を横たえ、 涙を拭く。そのまま教室へと歩き出した]
(46) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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[すると教室の入り口で、 見知った顔と出くわすだろう>>29]
……辰美。
[泣き腫らした目を見られるのが気まずくて、 思わず目線を逸らした]*
(47) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 01時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/06/22(Mon) 01時頃
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— 1F:空き教室 —
[……見つけるのが大変だった。
>>4:650磨りガラスが白くなっていることになかなか気付かなくて、 少しの間、校舎を無駄に往復してしまった。
扉を開けようと手を掛けて、あ、これはやめたほうがいいな……と離れる。 マネキンを確認したかったけど、なんとなくわかる。 この中に誠香ちゃんがいることが。]
(48) 2020/06/22(Mon) 01時頃
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