193 ―星崩祭の手紙―
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[ 空いている片手で。 代わりに口で遊ぶのは、煙草一本。 男の、いつも。]
"大丈夫だろ" "きっと待ちきれなくて、もう来てる"
[ 星を口に入れた少女の瞳が、瞬く。 男の手はもう離れてしまって、 少女には触れていないから、念こそ飛ばないが、
「なんでそんなことわかるの?」 とか、 言いたがってそうな、そんな 顔。 その答えを、つまらない男は、 少女に教えてなんてやらない。 ]
(26) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[ふたつめ。 それは、はじめて見る形状の宇宙カプセルだった。 丁寧に刻まれたその文字は、 相手の性格を思わせるようだ。
羊皮紙が一枚、それと]
袋と、チップ? ええと、わくせい いくせい ?
……星が、創れるの?
[信じられない、そんな風に驚きで目を丸くした。 彼が横からチップを手に取れば、 映像が浮き上がってきた。 説明を見るのは彼に任せて、 わたしは同封されていたふたつの袋と 水らしきものが一滴だけ入っている小ぶりな瓶をみつめた]
(27) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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すいそう?そんなのここにあったっけ、 透明な容れ物……それなら。
[部屋に花を飾っている透明の大きな花瓶を指さすと 花を別の容れ物に移して準備完了。 その後は説明通りに(彼が)工程をこなしていく。
指で軽く混ぜると、小さく息を吸った]
あなたは、どんな星になるのかな。 わたしの、わたしたちだけの小さなお星さま。
[衛星用小型カメラを星の近くに置けば、 小さな星の未来を願った]
(28) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[みっつめ。 それは見覚えのある宇宙カプセルだった。 あなたはそれを覚えていたのか、 慣れた手つきで表面を軽く数回たたけば映像が浮かび上がった]
……もしかして、 わたしに内緒でこの前届いたの何度か見てた?
[こちらを覗き込む褐色肌の彼は、 見間違えようもなく、いつかの彼で。 思わず頬がゆるむ。
途中で映し出された水槽の中のものが、 どうしてか見覚えのある気がして。 先に気付いたのはあなただった]
(29) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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そう、どこかで見覚えあるなって思ってたの。 さっき創ったお星さま創るやつだわ!
世界も、宇宙も。 思ったよりもずぅっと、狭いのかな。
[感慨深く呟けば、 あなたが同意の言葉を零したのを聞いた。 あなたが素直にそんなことを言うなんて、 明日は何か降るのかしら。 軽く茶化せば、星だろ、と真面目に返された]
(30) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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「すごいなぁ。 ずっと夜ってどんな感じなんだろう。 どれくらいたくさんの星があるんだろう。 藍色の宙って、どんな色なんだろう。 あかいろ、あおいろ、きいろって、どんな……」
[ステラは、どこでもないところを見つめていた。 彼女は手紙を読み終え、そんなステラを眺めている。 ステラの手元には、手紙と共に入れられていた、硝石に閉じ込められた見知らぬ植物がある。 ステラには、その輝きが分からない。 ステラの手には、それが滑らかな円柱状であることしか伝わらない。]
ねえ、ステラ。 もし……もしもだけど。
そこに行けるのなら、行ってみたい?
[ステラは、満面の笑顔で答えた。]
「うん!」
(31) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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そっか。
そうだよね。
(32) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[ 準備、とはいえ。 そんな大きな荷物があるわけでもなし。 今日もまた、男はペンを取る。
少女か、彼女に伝えるためか。 あるいは、男自身が、楽しいからか。 もしくは、両方 か。
理由は、うまく表現が出来ない。 それでも男は、文字で遠くへ意思を繋げる。 ]
(33) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[この星に、遠い宇宙を旅できる技術はない。 その夢に最も近付けるものは、今彼女が抱えている光籠であった。 隙間なく、細かく編まれたその籠の材料は、この星に存在し人々の生活を支える植物のひとつである。 その植物の葉は、内に包まれたものの状態を維持するという、変わった特性があった。 つまり、籠の内に入れば、宇宙空間でも生命を維持できると考えられる。 しかし、それは万能ではない。 ある程度の大きさを超えると、その籠は自壊を始めてしまう。 光籠は、壊れないギリギリのサイズで編まれていた。
人は、到底入れない。 けれど、あの子なら? あの子だけなら、この揺籠に守られながら、遠い宙のどこかまで、旅をできるのではないか? この、拙い姉の元を離れて、より相応しい居場所へと、あの子は辿り着けるのではないだろうか。]
(34) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[みっつの宇宙カプセルを、 今日も、昨日と、一昨日と同じように見送った。 明日は星崩祭。 わたしは星の光を浴びて輝く、 機械仕掛けの歌姫]
あなたのために、コエを ココロを ウタを綴りましょう。
[あなたの手にわたしのそれを重ねれば、 祝詞のように小さく、コエを紡いだ]
(35) 2016/07/20(Wed) 00時半頃
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[ 暗闇の元、装飾された街から。 カプセルを、何処かの星へと飛ばす。
"語る"言葉が少ない、不器用な男は、 少女とともに、彼女とともに。 暗闇の向こう、 外に焦がれた彼女が、 何時か願った星の波を、見るのだろう。 ]
(36) 2016/07/20(Wed) 00時半頃
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[
“ 星崩祭 ”
その名は、いったいどこの誰がつけたのだろう。 宇宙プランクトンの大移動の様から そう名付けられたとは聞いているが いまのこの星にとっては なんとも皮肉の効いた名に聞こえてしまう。
星が、崩れる。 それはいったい どれほど美しい夜なのか。
期待よりも重く胸に広がる この気持ちに名前をつけるなら、それは
────恐怖、だろうか。]
(37) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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「 パパ、あのね! 」
[俺を呼ぶシンの声に、ハッとする。 いけない。ぼうっとしていた。
いまは明日のためにシンと二人でおつかいに来ている。 星崩祭の準備ではなく、 誕生パーティーのごちそうのため。 食べ物のたくさん入った袋と、 先日贈られてきた鶴たちを飾る、 鳥籠型のドームを脇に抱え 左手には小さな彼の手を握る。]
(38) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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んー?どうした?
[ゆっくり、並んで歩きながら彼の話に耳を傾ける。 イースターという子に送った手紙は届いたのか、だとか 菓子屋のおばさんがおまけをくれたのは クリスマスという子から貰ったコインのおかげだとか、 彼の口から紡がれるのは ここ数日、手紙のやり取りをした 外の世界の話のことばかり。 時折、なにかの曲を口ずさんでいたが きっと、あのカプセルから響いた歌声を真似ているのだろう。]
(39) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[そんな家路を辿りながら シンがぎゅっと俺の手を握る。 「あのね、」 先ほどよりも少し小さな声で切り出されたのは、]
うちゅう…ひこうし?
[「おおきくなったら、うちゅうひこうしになる」 シンはたしかに、そう言った。 俺は一瞬だけ、言葉に詰まる。]
(40) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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……おー、すごいな。 そんな言葉どこで覚えてきたんだ?
宇宙飛行士かー。 いいなあ。 いろんな星に行けたら すごく楽しいんだろうなあ。
[できるだけ、自然に見えるように笑顔を作る。 シンはそれを見て嬉しそうに笑い、 また機嫌が良さそうに鼻歌をうたった。 どうやら、文流しをして外の世界に興味を持ったらしい。 “ おおきくなったら ” その言葉が 胸をきつく締め付ける。
彼の夢が叶うことは、果たし────]
(41) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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………ッて!?!?
[コンッ。 俯く俺の後頭部に、何かが直撃した。 地に転がるのは、 掌サイズの淡赤色をした、僅かに光を放つガラス玉]
(42) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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これは、やっぱり…… あの子から、だよな。
[家に帰ってきた俺は、 頭に直撃した手紙を何度も読み返す。 開いたカプセルは今日は歌わなかったけれど 「世界が終わるとき」 その文面には、見覚えがあって。 送るはずのなかったあれを、 なにかの間違いで送ってしまった ということだろうか。]
(43) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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なにを願う、か。
[ごろりとソファに寝転がり、 何度も何度も、読み返す。 部屋の隅では、鳥籠型のドーム中で 折り鶴たちがふよふよと飛んでいる。
シンは、昨日生まれた“星”に 今日あった出来事や、明日の祭のこと、 誕生日のこと、それから…将来の夢を話していた。 ちいさな“星”は相槌でも打つかのように ゆらゆら、光のカーテンを揺らしながら 虹色に揺れていた。]
(44) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[何かが、頭上の触角に触れた。 そのまま、くいくいっと引かれるような気配]
――――んぅ。
[触角で、触れてきたその『何か』探りながら、唇の端から零れた涎を手の甲で拭う。 ああ、これは]
おはよう、鳥。
[昨日宇宙の何処かから贈られた機械仕掛けの鳥の頭を、涎を拭っていない方の手で撫でてやる。 単にスイッチ《頭のセンサー》を押したからだと分かっていても、まるで返事をするように『ぴちち』と囀る姿は愛らしい]
……あー。 久し振りに誰かに「おはよう」って言ったなぁ。
(45) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[昨日届いた透明な花弁を持つ花が、 白い箱の上で、光を受けてきらりと光る。
君は、目を覚ましてから再び、 白い箱に手を伸ばしていた。 すると、浮かび上がる映像の中で、 外部からの異物反応が幾つか見られていた。]
わ、わぁ。 わあぁ。
[君の瞳は、まんまると縁を大きくさせ。 異物の存在に胸を踊らせる。 はしゃぐ君は、白衣の袖を揺らして、 私に何も告げずに駆け出すのだ。]
(46) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[その背中はまるで、私の側からいなくなる。 そんな様を映すように見えたから、 私に ココロ があったのならば、 かなしみを抱いていたに違いない。]
ほし、ほしぃ〜〜!
[昨日の如く、両腕にカプセルを抱え。 (昨日より数は多いみたいで、必死な様子) 跳ねるように、私の目の前にやってくる。 そうしてまた、ひとつひとつ開いてゆく。]
(47) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[先日は、自分の送った文の返事だけだった。 でも、今日は違うらしい。 それが君の好奇心を掻き立てているのだろう。]
んと、えっと。 まずはぁ、これから!
[自分の送った文の、返送用のカプセル。 開いて中身を取り出して、返事に目を走らせる。 頬杖をつき、一文字一文字丁寧に。 真剣な君の表情に、私は魅入る。]
(48) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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………家族、かぁ。 いいお父さんなんだろうな。
[そういえば、私は君の家族の話を聞いたことがない。 君は、私に教えてくれなかった。 家族の存在について、家族の役割について。]
僕も、パパンとママンと 家族で一緒に暮らしたかったな。
[けれどもそれは、叶わぬ夢なのだろう。 家族とは、共に過ごすものなのだろうか? 家族について話す君の瞳は、 ちょっとだけ俯いていたから。 なにか、かなしい思い出でもあったのかもしれない。]
(49) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[そして、君は私に視線を映す。]
でも、僕は君の親だものね。
[にこり。目元を弛めて、 目元を細めて、私を見る君。 そう、君は、私の親なのだから。]
(50) 2016/07/20(Wed) 01時頃
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[そうして、次なる文を開く。 白い便箋。封を開けると落ちる何か。 拾い上げると、それは写真というものらしい。 写っているのは、男女の姿。 恋人にしては年が離れすぎていて、 友人にしても少し可笑しなものだ。 これもまた、 親子 だろうか?]
クス。 ひとは誰しも、 星を持っているっていうのかい?
[ふと、目に入った写真の裏に刻まれた言葉。 君は、口許から思わず笑みが零れた。 細められた瞳はまた、何を映しているのだろう。 丁寧に便箋を取り出して、並ぶ文字を追いかける。]
(51) 2016/07/20(Wed) 01時半頃
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[やっぱりだ。とでもいうかのような君の表情。 三人親子だろうと、紐解く内容。 家庭を持てば、子を大切にするのが定石なのは どの星も同じなのかと、君は呟いていた。]
(52) 2016/07/20(Wed) 01時半頃
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── xing ──
[パパがおへんじをかきにいったとき ぼくはちっちゃなこえでおほしさまにはなしかける]
あのね、おほしさま ぼく こっそりおてがみかいたんだ パパにもママにも ナイショだよ
かみさまに おねがいごとするの
[いひひってわらって ぼくはまどから かぷせるをとばした。 だれにもヒミツ。 ぼくと、おほしさまと、 おそらのどこかの かみさまだけがしってるおてがみ。]
(53) 2016/07/20(Wed) 01時半頃
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[そうして最期の一つ。 金色が眩しくて、赤い色がアクセント。 開いて次々現れるものに、君の興味は有頂天。 丁寧に取り出した、歪な模様のコインを摘み。 白の天井に翳して見つめ、鼻を掠める良い香りに 君は穴が開くほどその液体を眺めていた。 どれも、この星ではもう見ないもの。 物々交換もしくは配給が主流、 食事は、基本的には睡眠中に 白い箱が勝手に何かしているらしいとのこと。 見慣れぬ二つ、君のココロは踊る。]
(54) 2016/07/20(Wed) 01時半頃
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ねぇ、星。 見たことないよ、なんだろう? これは、何に使うんだろう!
[興奮した様子で、 ケースの下に置かれた羊皮紙を手に取るのだ。 そう、君の使う紙と、同じもの。]
(55) 2016/07/20(Wed) 01時半頃
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